日産のN17型ラティオと現行4車種(カローラアクシオ・インサイト・アクセラ)を比較してみる

日産からティーダラティオの後継となるN17型ラティオが登場したと知ったときから、「排気量的に考えて2代目ラティオにぶつけるのはトヨタのベルタしかない‥ッ!」と思っていたのに、いつの間にやら生産中止になっていたようです。2012年6月30日を以ってカタログから消滅していました。

まさに対抗馬と呼ぶに相応しい存在がいなくなってしまったので、いきなりラティオ比較記事ネタが頓挫してしまいそうなのですが、放り出しそうになるのをグッと堪えて、しかし投げやり気味に2012年10月現在で現行の4車種を集めて比較してみます。

というわけで、ここに取り出だしましたるはNRE160型&NZE161型の11代目カローラアクシオ・ZE2型の2代目インサイト・BL5FP型の2代目アクセラでございます。ハイブリッドカーのインサイトを入れるか、生産開始が2005年代で少し古いブルーバードシルフィを入れるか悩みましたが、日産にはラティオがあるのでインサイトにご登場願いました。

1.5L以下のセダンの比較
メーカー日産トヨタホンダマツダ
車名&リンクラティオカローラ アクシオカローラ アクシオインサイトアクセラ セダン
グレードX1.3X1.5-LUXELG15C
イメージ
製造開始2012/102012/052012/052009/022009/06
車両型式N17NRE160NZE161ZE2BL5FP
駆動&変速FF, CVTFF, CVTFF, CVTFF, CVTFF, CVT
新車価格147.0万円139.5万円190.0万円193.0万円166.0万円
全長(室内長)4425 (2120)4360 (1945)4360 (1945)4390 (1935)4580 (1980)
全幅(室内幅)1695 (1390)1695 (1430)1695 (1430)1695 (1430)1755 (1475)
全高(室内高)1495 (1215)1460 (1200)1460 (1200)1425 (1150)1465 (1200)
装着タイヤ175/70R14175/70R14175/65R15185/60R15195/65R15
最小回転半径5.2m4.9m4.9m5.0m5.1m
車両重量1030kg1050kg1090kg1190kg1230kg
エンジン型式HR12DE1NR-FE1NZ-FELDAZY-VE
配列形式直列3気筒直列4気筒直列4気筒直列4気筒直列4気筒
排気量1198cc1329cc1496cc1339cc1498cc
最高出力79/600095/6000109/600088/5800111/6000
最大トルク10.8/440012.3/400013.9/480012.3/450014.3/4500
リッター馬力65.9ps/L71.5ps/L72.9ps/L65.7ps/L74.1ps/L
パワーウェイト13.04kg/ps11.05kg/ps10.00kg/ps13.52kg/ps11.08kg/ps
10-15モード燃費31.0km/L18.4km/L
JC08モード燃費22.6km/L20.6km/L20.0km/L27.2km/L15.6km/L
航続距離926.6km865.2km840.0km1088.0km858.0km
100km/h回転数-11820rpm1910rpm1850rpm1950rpm1910rpm
  • 各車両の詳細は車名にあるリンクより個別記事をご覧ください。
  • 100km/h回転数-1は最も高いギヤ比で時速100kmを出したときの回転数。

さて、仕上げる前から残念な空気の漂う今回の比較記事ですが、まずパッと見で気になるのはインサイトのお値打ち価格です。今をときめくハイブリッドカーでありながら、カローラアクシオの1.5Lモデルと変わらぬプライスが付けられています。インサイトが安いのかカローラが高いのか、ラグゼールが贅沢グレードであるせいか‥はてさて‥

ボディサイズを見てみるとアクセラを除いた4車種が全幅1695mmで5ナンバーサイズに収まっていますが、カローラ&インサイトに比べてラティオはボディが一回り大きそうな感じに見えます。それでいて車両重量は1030kgと最軽量なのは泣く子も黙る3気筒エンジンの恩恵に違いありません。いやしかしそれにしてもラティオといいカローラといい、ここ最近に登場した車の軽さはすごいものです。

エンジンではラティオのみ1200cc以下の最小排気量となっているので、最高出力、最大トルクともに他車に比べて一枚落ちます。それ故に、いかに最軽量ボディと言えどパワーウェイトレシオの数値も落ち込んでいますが、それでいて燃費はカローラを凌いでインサイトに次ぐ良好なものとなっています。up!の比較記事でも似たようなことを書きましたが、効率のよいエンジン+変速機+軽量なボディ、その上で高いギヤ比を持つことが燃費を良くする鉄板要素のようです。

さてさて、真面目に書くのはこのくらいにして趣味に走りたいと思います。
今回の5車種のうち、最も残念な結果になっているのがアクセラです。唯一の3ナンバー車であるが故に室内幅こそトップですが、室内長は自身より全長の短いラティオに100mm以上の差をつけて負けています。クラストップのエンジン出力を誇っていても、ハイブリッドのインサイトよりも重い超重量級ボディのせいでパワーウェイトレシオで1.5Lカローラに負け、そのあまりの燃費の悪さには涙でモニタが見えなくなるほどです。

(1500ccの)アクセラは、マツダは倒れたままなのか‥?という不安の声がそこかしこから聞こえてきそうですが、マツダは倒れません。負けてなんかいません。マツダにはスカイアクティブがあります。超重量級の汚名を返上するのはスカイアクティブボディ&シャシー、伝達効率の高さで燃費をサポートするスカイアクティブドライブ&MT、そして満を持して登場すると思いきや未だ姿を現さない1.5L版のスカイアクティブG。

CX-5のSkyactiv-Dが猛烈トルクでありながら燃費に優れるのは分かった、デミオの13C-SkyActivが燃費マシンなのを、アクセラの20S-SkyActivがパワーと燃費を両立してるのも知ってる、だけど何か足りない、そうだ1.5Lのスカイアクティブがないんだと思い続けて早幾年。そろそろお話が聞きたいなあ、といったところで笑点お開きまた来週のお楽しみありがとうございました!!1

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