日産:VW-JN型エンジン

ここではNISSANのフォルクスワーゲンサンタナ(VW SANTANA, Gi)のデータを参考にVW-JN型エンジンを見ていきます。この他のエンジンについては日産製エンジンのまとめページをご覧ください。

VW-JN型エンジンの諸元
メーカーNISSAN
車名&グレードVW SANTANA, Gi
エンジン型式VW-JN
種類直列4気筒SOHC
排気量1780cc
ボア(内径)81.0mm
ストローク(行程)86.4mm
ボアストローク比1.07
圧縮比9.0
吸気方式NA
使用燃料レギュラー
最高出力91ps(67kW)/5600rpm
最大トルク13.8kgm(135Nm)/3200rpm
リッター馬力51.1ps/L
リッタートルク7.8kgm/L

まず基本的な成り立ちとして、VWJN型エンジンはボア(内径)81.0mm、ストローク(行程)86.4mm、ボアストローク比1.07のロングストローク型エンジンです。
(※ボアストローク比はストロークをボアで割った数値)

排気量と気筒数が同一の場合、一般的にはロングストローク型はショートストローク型に比べて低回転域でのトルク特性に優れ、扱い易いエンジンとされますが、高回転域では充填効率の悪化や摺動抵抗が増大して出力の低下が懸念されます。なおかつ回転数も同一の場合、ショートストローク型に比べて平均ピストンスピードが高くなりがちなことから、エンジンへの負荷が大きくなる傾向にあります。

圧縮比9.0、排気量1780cc、レギュラーガソリン仕様のNAエンジンは最高出力91ps(67kW)/5600rpm、最大トルク13.8kgm(135Nm)/3200rpmを発生します。 VW-JN型エンジンの最高出力と最大トルクを排気量1Lあたりで換算すると馬力は51.1ps/L、トルクは7.8kgm/Lになります。仮にリッター換算馬力が100馬力以上のエンジンを”かなりの高出力”、80馬力以上100馬力未満を”高出力”、60馬力以上80馬力未満を”標準的な出力”、60馬力未満を”控えめな出力”のエンジンとしたとき、排気量1Lあたりの馬力が51.1ps/LのVW-JN型は ”控えめな出力”のエンジンにカテゴライズされます。

回転数/分秒速時速
2000rpm5.8m/s20.9km/h
4000rpm11.5m/s41.4km/h
6000rpm17.3m/s62.3km/h
8000rpm23.0m/s82.8km/h
10000rpm28.8m/s103.7km/h

続きまして平均ピストンスピードについて見てみます。このエンジンが最高出力91馬力を5600回転で発生しているときの平均ピストンスピードは16.1m/sとなり、これは1秒間に16.1メートル(時速にすると58.0km/h)の距離を進む速さでピストンが上下運動していますよ、という意味です。

参考までにストロークが86.4mmのVWJN型エンジンを10000回転/毎分まで回したときのピストンスピードの変化を計算してみました。これを見ると回転数が2000回転高くなるごとに概ね5.75m/sずつ速度が増していくようです。 一般的なガソリンエンジンの目安が20.0m/sあたりとすると、(回るか回らないかは別として)6900回転くらいが良い感じの回転数になるのではないかと思います。

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