ボルボ XC90の性能まとめ [CB6294AW型|3.0L/272PS|4WD/4AT|2005年] T-6


画像はボルボより引用
http://www.volvocars.com/
投稿:2013/01/01|更新:2019/09/26

ボルボの5ドア・7人乗りSUV、CB6294AW型の初代XC90は2003/05から生産が開始され、2015/05に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量2921cc(272PS/38.7kgm)のB6294型エンジンを搭載する[T-6|2005/08モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4800mm×全幅1900mm×全高1780mm、排気量は2921ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4800mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

CB6294AW型 XC90 [2921cc/272PS 4WD/4AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代XC90の類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.5L-TB
4WD/5AT
665.0万円
CB5254AW型
[2.5T]
(2005/08)
209PS
32.6kgm
7.6km/L
3.2L-NA
4WD/6AT
659.0万円
CB6324AW型
[3.2 AWD]
(2012/08)
243PS
32.6kgm
8.0km/L
4.4L-NA
4WD/6AT
739.0万円
CB8444AW型
[V8 R-Design]
(2010/07)
315PS
44.9kgm
6.8km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーVOLVO
車名&
グレード
XC90
T-6
その他5人乗りあり
お値段7560000円
車両型式LA-CB6294AW
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
4AT(4段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
7人
車体寸法長4800×幅1900×高1780mm
軸距&
輪距
2855mm
前1635mm/後1625mm
最小半径6.3m
タイヤ前輪:235/65R17
後輪:235/65R17
ブレーキ前:ディスク
後:ディスク
車両重量2160kg
エンジン諸元
原動機型式B6294
気筒配列直列6気筒
排気量2921cc
圧縮比8.5
吸気方式ターボ
最高出力272PS[200kW]/5200rpm
最大トルク38.7kgm[380Nm]/1800-5000rpm
使用燃料ハイオクガソリン
10・15燃費6.4km/L(15.1mpg)
100km燃費15.6L/100km
B6294型の過給エンジン諸元と性能
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
※直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(58600円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(28500円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2005/08モデルのXC90を14年落ちの中古で83.2万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    XC90の2005/08モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である75.6万円に諸経費として7.6万円を足した83.2万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2005年式を14年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)3000cc以下13年経過で増税58600
自動車重量税(1年分)2.5トン以下13年-17年経過で増税28500円
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷5.4km/L×160円/L296300円
オイル交換(5000km毎)1回6500円×2回13000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本15000円×4本÷3年20000円
任意保険料(月額6500円)月額6500円×12ヶ月78000円
ローン完済後の年間維持費508320円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額34650円×12ヶ月415800円
ローン返済中の年間維持費924120円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度87840円
名目金額
自動車税(1年分)58600
自動車重量税(1年分)28500円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)296300円
オイル交換(5000km毎)13000円
タイヤ交換(3年3万km毎)20000円
任意保険料(月額6500円)78000円
ローン完済後の年間維持費508320円
名目金額
車のローン額(1年分)415800円
ローン返済中の年間維持費924120円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
87840円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「3000cc以下の13年経過で増税」で税額は58600円、重量税の区分は「2.5トン以下の13年-17年経過で増税」で税額は28500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額87,840円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

ここまで来ると月単位に換算しても42,360円(完済前は77,010円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。ほとんど乗らずに盆栽としてガレージに飾っておくなら、まあ…

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●XC90の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、XC90の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)53150円
ガソリン税(暫定)46480円
石油税5190円
消費税(10%)26940円
合計納税額131760円

例として年間走行距離を10000km、燃費を5.4km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1851.9Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計53150円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで46480円、石油税が2.8円/Lで5190円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては26940円となり、これらを合計した税額は131760円、1年間に燃料代として支払う296300円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で58600円、自動車重量税が年換算で28500円ですから、合計218860円がXC90に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)58600
自動車重量税(1年分)28500円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)88890円
オイル交換(年1回)6500円
タイヤ交換(3万km/6年)6000円
任意保険料(月額5200円)62400円
合計
[差額]
264810円
[-243510円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)58600
自動車重量税(1年分)28500円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)148150円
オイル交換(年1回)6500円
タイヤ交換(3万km/6年)10000円
任意保険料(月額5530円)66360円
合計
[差額]
332030円
[-176290円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)58600
自動車重量税(1年分)28500円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)207410円
オイル交換(年1回)9100円
タイヤ交換(3万km/4.3年)14000円
任意保険料(月額5850円)70200円
合計
[差額]
401730円
[-106590円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて243510円安い264810円に、5000km走行では176290円安い332030円に、7000km走行では106590円安い401730円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km250円5500円6.5万円
20km500円11000円13.0万円
30km750円16500円19.5万円
50km1250円27500円32.5万円
100km2500円55000円65.0万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を6.4km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは25.00円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は250円/日となり、20km走行なら500円/日、30km走行なら750円/日、50km走行なら1250円/日、100km走行なら2500円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は16500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は19.5万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

B6294型エンジン簡易性能曲線図
B6294型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1800回転時の馬力97PS
5000回転時の馬力270PS
5200回転時の馬力272PS
各回転域でのトルク
1800回転時のトルク38.7kgm
5000回転時のトルク38.7kgm
5200回転時のトルク37.5kgm
B6294型の過給エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているB6294型2921cc、直列6気筒のターボエンジンは5200回転時に最高出力272馬力を、1800-5000回転時に最大トルク38.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1800rpmから最高出力が発生する5200rpmまで」の3400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は65.4%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.94kg/PS(2160kg/272PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.94kg/PS
車体+1人8.14kg/PS
車体+7人9.36kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg8.16kg/PS
車体+70kg8.20kg/PS
車体+80kg8.24kg/PS
車体+90kg8.27kg/PS
車体+100kg8.31kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.14kg/PS(2215kg/272PS)となり、数値としては0.20kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは9.36kg/PS(2545kg/272PS)となり、1.42kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

XC90のライバル候補車たち

8.18kg/PS
ヴェゼル
1.5L/173PS|FF/CVT
8.29kg/PS
CR-V
1.5L/190PS|FF/CVT
8.22kg/PS
ジュリア
2.0L/200PS|FR/8AT
8.14kg/PS
レンジローバー ヴェラール
2.0L/250PS|4WD/8AT
8.20kg/PS
7シリーズ
2.0L/258PS|FR/8AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.14kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

7.98kg/PSから8.30kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りSUV「RU1型 ヴェゼル」、ホンダの5人乗りSUV「RW1型 CR-V」、アルファロメオの5人乗りセダン「95220型 ジュリア」、ランドローバーの5人乗りSUV「LY2XCB型 レンジローバー ヴェラール」、BMWの5人乗りセダン「7D20型 7シリーズ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

CB6294AW型 XC90 [T-6]とパワーウェイトレシオが近い車種|8.14kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.75
平均ピストンスピード15.6m/s
トルクウェイトレシオ55.8kg/kgm
1馬力あたりのお値段27794円
排気量1Lあたり馬力93.1PS/L
排気量1Lあたりトルク13.25kgm/L
1気筒あたりの馬力45.3PS
1気筒あたりのトルク6.5kgm
パワーバンド比率65.4%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
2.5~3.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは55.8kg/kgm(2160kg/38.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が7560000円、最高出力が272馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は27794円、逆に1万円あたりでは0.36馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は195349円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は93.1PS/L、トルクは13.25kgm/L、1気筒あたりの馬力は45.3馬力、トルクは6.5kgmとなり、このエンジンが272馬力を5200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.6m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が90.0mmであるB6294型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6670回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.75になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.68m
期待される荷室の幅1.50m
対角線の長さ2.25m
期待される荷室の面積2.52m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.68m(対角線では2.25m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費6.4km/L
燃料タンク容量80L
航続距離(カタログ燃費)512.0km
航続距離(80%燃費)408.0km
満タンプライス12800円
1万円でどこまで行ける?400.0km
車両価格/航続距離14766円/km

10・15モード燃費が6.4km/Lですので、燃料タンクの容量が80リットルですと航続可能距離は512.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.8km/L)とすると464.0km、80%(5.1km/L)だと408.0km、70%(4.5km/L)では360.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン80リットルの給油で12800円、上で計算した航続距離を踏まえると512.0km(80%燃費時408.0km)を走行するのに12800円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば400.0km(往復なら片道200.0km)、カタログ値の80%なら320.0km(片道160.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で512.0kmの距離を移動できるCB6294AW型 XC90 [T-6]という乗り物を、756.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「14766円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5200rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5700回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5700rpm|タイヤサイズ 235/65R17|タイヤ直径 73.7cm|円周長 231.5cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
5700rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速2.92110.7973km/h7770rpm1132.9kgm
2速1.5685.7910.5371-2/3060rpm137km/h4170rpm608.1kgm
3速1.0003.6930.6382-3/3640rpm214km/h2660rpm387.8kgm
4速0.7052.6040.7053-4/4020rpm304km/h1870rpm273.4kgm
Final3.693レシオカバレッジ(変速比幅)4.143

ギヤの繋がりイメージ
CB6294AW型XC904AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1800-5000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.693)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(38.7kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.693)÷タイヤの有効半径(0.3685m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの304km(5200rpmでは277.4km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5200rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5200rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ67km/h
2速ギヤ125km/h2790rpm
3速ギヤ196km/h3320rpm
4速ギヤ277km/h3670rpm

CB6294AW型XC90に搭載されたB6294型2921ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5200rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5200rpmまで引っ張ると67km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5200rpmから2790rpmまで落ち、そこから5200rpmまで加速を続けると速度は125km/h(+58km/h)になります。

3速ギヤでは3320rpmまで落ちて5200rpmで196km/h(+71km/h)に、4速ギヤでは3670rpmまで落ちて5200rpmで277km/h(+81km/h)に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1800-5000回転で最大トルク38.7kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば55.8kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(7.94kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1132.9kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2160kg)を1速ギヤの最大駆動力(1132.9kgm)で割ってみると1.91kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5200回転でのトルク(37.5kgm)からTWRを算出すると1.97kg/kgmとなり、1800-5200回転の回転域では1.91-1.97kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速311046606210777093201087013980
2速1670250033404170500058407500
3速1060160021302660319037204790
4速750112015001870225026203370
※赤い数字は暫定レブリミット(5700rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.705)を選択して時速100kmにて走行すると1870回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1120回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1310回転、一般的な高速道路の80km/hでは1500回転、100km/hでは1870回転、制限速度が120km/hになると2250回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3370回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速13263952647790103
2速24487296120144168192
3速3875113150188226263301
4速53107160213267320373427

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5700回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/65R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/65R17 | 直径 737mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
60
扁平
215/60R17
37.4km/h
直径690mm
径差-47mm
225/60R17
38.1km/h
直径702mm
径差-35mm
235/60R17
38.8km/h
直径714mm
径差-23mm
245/60R17
39.4km/h
直径726mm
径差-11mm
255/60R17
40.1km/h
直径738mm
径差+1mm
0%
65
扁平
215/65R17
38.6km/h
直径712mm
径差-25mm
225/65R17
39.3km/h
直径725mm
径差-12mm
235/65R17
40.0km/h
737mm
0mm
245/65R17
40.8km/h
直径751mm
径差+14mm
255/65R17
41.5km/h
直径764mm
径差+27mm
+5%
70
扁平
215/70R17
39.8km/h
直径733mm
径差-4mm
225/70R17
40.5km/h
直径747mm
径差+10mm
235/70R17
41.3km/h
直径761mm
径差+24mm
245/70R17
42.1km/h
直径775mm
径差+38mm
255/70R17
42.8km/h
直径789mm
径差+52mm
+10%
75
扁平
215/75R17
41.0km/h
直径755mm
径差+18mm
225/75R17
41.8km/h
直径770mm
径差+33mm
235/75R17
42.6km/h
直径785mm
径差+48mm
245/75R17
43.4km/h
直径800mm
径差+63mm
255/75R17
44.2km/h
直径815mm
径差+78mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/65R17、215/70R17 、225/60R17、225/65R17 、235/60R17 、245/60R17 あたりのタイヤがおすすめです。

235/65R17のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/65R17の適応サイズと性能の変化 [CB6294AW型XC90編]のページをご覧ください。

235/65R17のタイヤ銘柄と通販価格


CB6294AW型XC90[3.0Lターボ 4WD/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.94kg/ps54.55
1速ギヤ加速性能1.91kg/kgm42.64
1L換算馬力93.1ps/L47.13
1L換算トルク13.25kgm/L42.75
WB/TR比1.7552.29
ワイド&ロー指数0.93745.91
前面の面積3.382m²28.65
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点357.30

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費6.4km/L35.65
年間維持費508320円32.64
100kmh回転数1870rpm59.24
航続距離512.0km37.88
車の大きさ16.234m³70.79
室内の広さ(仮) 2.944m³45.65
最小回転半径6.3m25.96
馬力単価27794円40.42
ユーティリティ部門の得点348.23

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した CB6294AW型XC90[3.0Lターボ 4WD/4AT] の総合得点は 705.53 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したCB6294AW型XC90(4WD/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「3000ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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