ボルボ V40の性能まとめ [4B4194W型|1.9L/200PS|FF/5MT|1997年] T-4


画像はボルボより引用
http://www.volvocars.com/
投稿:2013/01/02|更新:2019/09/26

ボルボの5ドア・5人乗りワゴン、4B4194W型の初代V40は1997/10から生産が開始され、2004/05に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量1855cc(200PS/30.6kgm)のB4194型エンジンを搭載する[T-4|1997/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4485mm×全幅1720mm×全高1450mm、排気量は1855ccであることから、大雑把に分類すると1.9リットルクラス(1900cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4485mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

4B4194W型 V40 [1855cc/200PS FF/5MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代V40の類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.9L-TB
FF/5AT
362.2万円
4B4204W型
[Classic]
(2004/04)
163PS
24.5kgm
9.0km/L
1.9L-TB
FF/5AT
395.0万円
4B4204W型
[T-4]
(2000/09)
200PS
30.6kgm
9.3km/L
1.8L-NA
FF/4AT
310.0万円
4B4184W型
[BaseGrade]
(1999/07)
122PS
17.3kgm
9.7km/L
初代V40の車両型式・グレード一覧【全6車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー VOLVO
車名&
グレード
V40
T-4
その他
お値段 4000000円
車両型式 E-4B4194W
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
5MT(5段変速・手動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4485×幅1720×高1450mm
軸距&
輪距
2550mm
前1455mm/後1475mm
最小半径 5.3m
タイヤ 前輪:195/55R15
後輪:195/55R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1360kg
エンジン諸元
原動機型式 B4194
気筒配列 直列4気筒
排気量1855cc
圧縮比8.5
吸気方式 ターボ
最高出力 200PS[147kW]/5200rpm
最大トルク 30.6kgm[300Nm]/2400-3900rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費 8.9km/L(20.9mpg)
100km燃費 11.2L/100km
B4194型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(45400円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(18900円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1997/10モデルのV40を23年落ちの中古で44万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    V40の1997/10モデルの場合、2020年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である40万円に諸経費として4万円を足した44万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1997年式を23年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年経過で増税 45400
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 18年経過で増税 18900
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷7.6km/L×160円/L 210530円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本10000円×4本÷3年 13330円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 379080円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額36670円×12ヶ月 440040円
ローン返済中の年間維持費 819120円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 68640円
名目 金額
自動車税(1年分) 45400
自動車重量税(1年分) 18900
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 210530円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 13330円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 379080円
名目 金額
車のローン額(1年分) 440040円
ローン返済中の年間維持費 819120円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
68640円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年経過で増税」で税額は45400円、重量税の区分は「1.5トン以下の18年経過で増税」で税額は18900円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額68,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると31,590円(完済前は68,260円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●V40の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、V40の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 37760円
ガソリン税(暫定) 33030円
石油税 3680円
消費税(10%) 19140円
合計納税額 93610円

例として年間走行距離を10000km、燃費を7.6km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1315.8Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計37760円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで33030円、石油税が2.8円/Lで3680円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては19140円となり、これらを合計した税額は93610円、1年間に燃料代として支払う210530円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で45400円、自動車重量税が年換算で18900円ですから、合計157910円がV40に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 45400
自動車重量税(1年分) 18900
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 63160円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 4000円
任意保険料(月額4400円) 52800円
合計
[差額]
203680円
[-175400円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 45400
自動車重量税(1年分) 18900
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 105270円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 6670円
任意保険料(月額4680円) 56160円
合計
[差額]
251820円
[-127260円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 45400
自動車重量税(1年分) 18900
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 147370円
オイル交換(年1回) 7700円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 9330円
任意保険料(月額4950円) 59400円
合計
[差額]
302020円
[-77060円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて175400円安い203680円に、5000km走行では127260円安い251820円に、7000km走行では77060円安い302020円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km180円4000円4.7万円
20km360円7900円9.4万円
30km540円11900円14.0万円
50km900円19800円23.4万円
100km1800円39600円46.8万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を8.9km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは17.98円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は180円/日となり、20km走行なら360円/日、30km走行なら540円/日、50km走行なら900円/日、100km走行なら1800円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は11900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は14.0万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

B4194型エンジン簡易性能曲線図
B4194型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2400回転時の馬力 103PS
3900回転時の馬力 167PS
5200回転時の馬力 200PS
各回転域でのトルク
2400回転時のトルク 30.6kgm
3900回転時のトルク 30.6kgm
5200回転時のトルク 27.6kgm
B4194型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているB4194型1855cc、直列4気筒のターボエンジンは5200回転時に最高出力200馬力を、2400-3900回転時に最大トルク30.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2400rpmから最高出力が発生する5200rpmまで」の2800rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は53.9%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.800kg/PS(1360kg/200PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.800kg/PS
車体+1人7.08kg/PS
車体+5人8.18kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.10kg/PS
車体+70kg7.15kg/PS
車体+80kg7.20kg/PS
車体+90kg7.25kg/PS
車体+100kg7.30kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.08kg/PS(1415kg/200PS)となり、数値としては0.28kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは8.18kg/PS(1635kg/200PS)となり、1.38kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

V40のライバル候補車たち

7.190kg/PS
Eクラス ステーションワゴン
2.0L/258PS|FR/9AT
7.065kg/PS
MAZDA6 セダン
2.5L/230PS|FF/6AT
7.152kg/PS
MAZDA6 ワゴン
2.5L/230PS|FF/6AT
6.880kg/PS
Eクラス セダン
2.0L/258PS|FR/9AT
7.283kg/PS
CX-5
2.5L/230PS|FF/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.075kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.86kg/PSから7.29kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、メルセデスベンツの5人乗りワゴン「213283C型 Eクラス ステーションワゴン」、マツダの5人乗りセダン「GJ5FP型 MAZDA6 セダン」、マツダの5人乗りワゴン「GJ5FW型 MAZDA6 ワゴン」、メルセデスベンツの5人乗りセダン「213083C型 Eクラス セダン」、マツダの5人乗りSUV「KF5P型 CX-5」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

4B4194W型 V40 [T-4]とパワーウェイトレシオが近い車種|7.075kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.74
平均ピストンスピード 15.6m/s
トルクウェイトレシオ 44.4kg/kgm
1馬力あたりのお値段 20000円
排気量1Lあたり馬力 107.8PS/L
排気量1Lあたりトルク 16.50kgm/L
1気筒あたりの馬力 50.0PS
1気筒あたりのトルク 7.7kgm
パワーバンド比率 53.9%
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは44.4kg/kgm(1360kg/30.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4000000円、最高出力が200馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は20000円、逆に1万円あたりでは0.50馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は130719円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は107.8PS/L、トルクは16.50kgm/L、1気筒あたりの馬力は50.0馬力、トルクは7.7kgmとなり、このエンジンが200馬力を5200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.6m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が90.0mmであるB4194型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6670回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.74になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.57m
期待される荷室の幅 1.32m
対角線の長さ 2.05m
期待される荷室の面積 2.07m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.57m(対角線では2.05m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 8.9km/L
燃料タンク容量 60L
航続距離(カタログ燃費) 534.0km
航続距離(80%燃費) 426.0km
満タンプライス 9600円
1万円でどこまで行ける? 556.2km
車両価格/航続距離 7491円/km

10・15モード燃費が8.9km/Lですので、燃料タンクの容量が60リットルですと航続可能距離は534.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(8.0km/L)とすると480.0km、80%(7.1km/L)だと426.0km、70%(6.2km/L)では372.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン60リットルの給油で9600円、上で計算した航続距離を踏まえると534.0km(80%燃費時426.0km)を走行するのに9600円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば556.2km(往復なら片道278.1km)、カタログ値の80%なら445.0km(片道222.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で534.0kmの距離を移動できる4B4194W型 V40 [T-4]という乗り物を、400.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「7491円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5200rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5700回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5700rpm|タイヤサイズ 195/55R15|タイヤ直径 59.6cm|円周長 187.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5700rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.385 14.39 45km/h 12810rpm 1477.2kgm
2速 1.905 8.096 0.563 1-2/3210rpm 79km/h 7210rpm 831.4kgm
3速 1.194 5.074 0.627 2-3/3570rpm 126km/h 4520rpm 521.1kgm
4速 0.868 3.689 0.727 3-4/4140rpm 174km/h 3280rpm 378.8kgm
5速 0.660 2.805 0.760 4-5/4330rpm 228km/h 2500rpm 288.0kgm
Final 4.250 レシオカバレッジ(変速比幅)5.129

ギヤの繋がりイメージ
4B4194W型V405MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2400-3900rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.250)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(30.6kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.250)÷タイヤの有効半径(0.298m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの228km(5200rpmでは208.2km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5200rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5200rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ41km/h
2速ギヤ72km/h2930rpm
3速ギヤ115km/h3260rpm
4速ギヤ158km/h3780rpm
5速ギヤ208km/h3950rpm

4B4194W型V40に搭載されたB4194型1855ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5200rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5200rpmまで引っ張ると41km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5200rpmから2930rpmまで落ち、そこから5200rpmまで加速を続けると速度は72km/h(+31km/h)になります。

3速ギヤでは3260rpmまで落ちて5200rpmで115km/h(+43km/h)に、4速ギヤでは3780rpmまで落ちて5200rpmで158km/h(+43km/h)に、5速ギヤでは3950rpmまで落ちて5200rpmで208km/h(+50km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2400-3900回転で最大トルク30.6kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば44.4kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(6.800kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1477.2kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1360kg)を1速ギヤの最大駆動力(1477.2kgm)で割ってみると0.92kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5200回転でのトルク(27.6kgm)からTWRを算出すると1.02kg/kgmとなり、2400-5200回転の回転域では0.92-1.02kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5120 7680 10250 12810 15370 17930 23050
2速 2880 4320 5770 7210 8650 10090 12970
3速 1810 2710 3610 4520 5420 6330 8130
4速 1310 1970 2630 3280 3940 4600 5910
5速 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4500
※赤い数字は暫定レブリミット(5700rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.660)を選択して時速100kmにて走行すると2500回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1500回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1750回転、一般的な高速道路の80km/hでは2000回転、100km/hでは2500回転、制限速度が120km/hになると3000回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4500回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 23 31 39 47 55 62
2速 14 28 42 55 69 83 97 111
3速 22 44 66 89 111 133 155 177
4速 30 61 91 122 152 183 213 244
5速 40 80 120 160 200 240 280 320

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5700回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの195/55R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 195/55R15 | 直径 596mm

-20mm
幅175mm
-10mm
幅185mm
変更なし
幅195mm
+10mm
幅205mm
+20mm
幅215mm
-5%
50
扁平
175/50R15
37.3km/h
直径556mm
径差-40mm
185/50R15
38.0km/h
直径566mm
径差-30mm
195/50R15
38.7km/h
直径576mm
径差-20mm
205/50R15
39.3km/h
直径586mm
径差-10mm
215/50R15
40.0km/h
直径596mm
径差0mm
0%
55
扁平
175/55R15
38.5km/h
直径574mm
径差-22mm
185/55R15
39.3km/h
直径585mm
径差-11mm
195/55R15
40.0km/h
596mm
0mm
205/55R15
40.7km/h
直径607mm
径差+11mm
215/55R15
41.5km/h
直径618mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
175/60R15
39.7km/h
直径591mm
径差-5mm
185/60R15
40.5km/h
直径603mm
径差+7mm
195/60R15
41.3km/h
直径615mm
径差+19mm
205/60R15
42.1km/h
直径627mm
径差+31mm
215/60R15
42.9km/h
直径639mm
径差+43mm
+10%
65
扁平
175/65R15
40.9km/h
直径609mm
径差+13mm
185/65R15
41.7km/h
直径622mm
径差+26mm
195/65R15
42.6km/h
直径635mm
径差+39mm
205/65R15
43.5km/h
直径648mm
径差+52mm
215/65R15
44.4km/h
直径661mm
径差+65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/55R15、175/60R15 、185/50R15、185/55R15 、195/50R15 、205/50R15 、215/50R15あたりのタイヤがおすすめです。

195/55R15のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、195/55R15の適応サイズと性能の変化 [4B4194W型V40編]のページをご覧ください。

195/55R15のタイヤ銘柄と通販価格


4B4194W型V40[1.9Lターボ FF/5MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.800kg/ps57.81
1速ギヤ加速性能0.92kg/kgm64.99
1L換算馬力107.8ps/L53.00
1L換算トルク16.50kgm/L53.92
WB/TR比1.7453.33
ワイド&ロー指数0.84352.52
前面の面積2.494m²52.31
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点431.26

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費8.9km/L41.12
年間維持費379080円44.85
100kmh回転数2500rpm50.30
航続距離534.0km39.24
車の大きさ11.186m³49.51
室内の広さ(仮) 2.028m³35.97
最小回転半径5.3m47.23
馬力単価20000円51.03
ユーティリティ部門の得点359.25

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 4B4194W型V40[1.9Lターボ FF/5MT] の総合得点は 790.51 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した4B4194W型V40(FF/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「2000ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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