ボルボ 850エステートの性能まとめ [8B5254W型|2.5L/193PS|FF/4AT|1996年] 2.5T


画像はボルボより引用
http://www.volvocars.com/
投稿:2013/01/04|更新:2019/09/26

ボルボの5ドア・5人乗りワゴン、8B5254W型の初代850エステートは1993/10から生産が開始され、1997/02に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量2434cc(193PS/27.5kgm)のB5254型エンジンを搭載する[2.5T|1996/07モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4710mm×全幅1760mm×全高1460mm、排気量は2434ccであることから、大雑把に分類すると2.5リットルクラス(2500cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4710mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

8B5254W型 850エステート [2434cc/193PS FF/4AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代850エステートの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.3L-TB
FF/5MT
600.0万円
8B5234W型
[R]
(1996/09)
250PS
35.7kgm
9.0km/L
2.4L-NA
FF/4AT
390.0万円
8B5252型
[2.5]
(1996/07)
140PS
21.0kgm
8.6km/L
2.3L-TB
FF/4AT
600.0万円
8B5234W型
[R]
(1996/09)
240PS
30.6kgm
8.2km/L
2.3L-TB
FF/5MT
580.0万円
8B5234型
[R]
(1996/03)
250PS
35.7kgm
9.0km/L
2.4L-NA
FF/4AT
410.0万円
8B5252W型
[2.5]
(1996/07)
140PS
21.0kgm
8.6km/L
初代850エステートの車両型式・グレード一覧【全10車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー VOLVO
車名&
グレード
850エステート
2.5T
その他 クラシック GLT
お値段 5300000円
車両型式 E-8B5254W
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
4AT(4段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4710×幅1760×高1460mm
軸距&
輪距
2665mm
前1520mm/後1465mm
最小半径 5.4m
タイヤ 前輪:205/50R16
後輪:205/50R16
ブレーキ 前:ディスク
後:ディスク
車両重量 1540kg
エンジン諸元
原動機型式 B5254
気筒配列 直列5気筒
排気量2434cc
圧縮比9.0
吸気方式 ターボ
最高出力 193PS[142kW]/5100rpm
最大トルク 27.5kgm[270Nm]/1800-5000rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
10・15燃費 7.6km/L(17.9mpg)
100km燃費 13.2L/100km
B5254型の過給エンジン諸元と性能
直列5気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に5個配置する方式。直4以上、直6未満の変り種。
※直列5気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列5気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(51700円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(25200円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1996/07モデルの850エステートを24年落ちの中古で58.3万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    850エステートの1996/07モデルの場合、2020年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である53万円に諸経費として5.3万円を足した58.3万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1996年式を24年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2500cc以下 13年経過で増税 51700
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 18年経過で増税 25200
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷6.5km/L×130円/L 200000円
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本12000円×4本÷3年 16000円
任意保険料(月額6000円) 月額6000円×12ヶ月 72000円
ローン完済後の年間維持費 390820円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額48580円×12ヶ月 582960円
ローン返済中の年間維持費 973780円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 81240円
名目 金額
自動車税(1年分) 51700
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 200000円
オイル交換(5000km毎) 12000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 16000円
任意保険料(月額6000円) 72000円
ローン完済後の年間維持費 390820円
名目 金額
車のローン額(1年分) 582960円
ローン返済中の年間維持費 973780円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
81240円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「2500cc以下の13年経過で増税」で税額は51700円、重量税の区分は「2.0トン以下の18年経過で増税」で税額は25200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額81,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると32,568円(完済前は81,148円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●850エステートの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、850エステートの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 44150円
ガソリン税(暫定) 38620円
石油税 4310円
消費税(10%) 18180円
合計納税額 105260円

例として年間走行距離を10000km、燃費を6.5km/L、ガソリンを1リットルあたり130円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1538.5Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計44150円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで38620円、石油税が2.8円/Lで4310円になります。

ガソリン車の場合は本体価格61.6円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては18180円となり、これらを合計した税額は105260円、1年間に燃料代として支払う200000円のうち52.6%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で51700円、自動車重量税が年換算で25200円ですから、合計182160円が850エステートに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 51700
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 60000円
オイル交換(年1回) 6000円
タイヤ交換(3万km/6年) 4800円
任意保険料(月額4800円) 57600円
合計
[差額]
219220円
[-171600円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 51700
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 100000円
オイル交換(年1回) 6000円
タイヤ交換(3万km/6年) 8000円
任意保険料(月額5100円) 61200円
合計
[差額]
266020円
[-124800円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 51700
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 140000円
オイル交換(年1回) 8400円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 11200円
任意保険料(月額5400円) 64800円
合計
[差額]
315220円
[-75600円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて171600円安い219220円に、5000km走行では124800円安い266020円に、7000km走行では75600円安い315220円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km170円3700円4.4万円
20km340円7500円8.8万円
30km510円11200円13.3万円
50km860円18900円22.4万円
100km1710円37600円44.5万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を130円、燃費を7.6km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは17.11円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は170円/日となり、20km走行なら340円/日、30km走行なら510円/日、50km走行なら860円/日、100km走行なら1710円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は11200円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は13.3万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

B5254型エンジン簡易性能曲線図
B5254型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1800回転時の馬力 69PS
5000回転時の馬力 192PS
5100回転時の馬力 193PS
各回転域でのトルク
1800回転時のトルク 27.5kgm
5000回転時のトルク 27.5kgm
5100回転時のトルク 27.1kgm
B5254型の過給エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているB5254型2434cc、直列5気筒のターボエンジンは5100回転時に最高出力193馬力を、1800-5000回転時に最大トルク27.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1800rpmから最高出力が発生する5100rpmまで」の3300rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は64.7%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.979kg/PS(1540kg/193PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.979kg/PS
車体+1人8.26kg/PS
車体+5人9.40kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg8.29kg/PS
車体+70kg8.34kg/PS
車体+80kg8.39kg/PS
車体+90kg8.45kg/PS
車体+100kg8.50kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.26kg/PS(1595kg/193PS)となり、数値としては0.28kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは9.40kg/PS(1815kg/193PS)となり、1.42kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

850エステートのライバル候補車たち

8.417kg/PS
MAZDA3 ファストバック
2.0L/180PS|4WD/6MT
8.306kg/PS
MAZDA3 セダン
2.0L/180PS|FF/6AT
8.162kg/PS
S60
2.0L/253PS|4WD/8AT
8.241kg/PS
V60
2.0L/253PS|4WD/8AT
8.395kg/PS
MAZDA6 セダン
2.5L/190PS|FF/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.264kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

8.10kg/PSから8.43kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りハッチバック「BPEP型 MAZDA3 ファストバック」、マツダの5人乗りセダン「BPEP型 MAZDA3 セダン」、ボルボの5人乗りセダン「ZB420PT6型 S60」、ボルボの5人乗りワゴン「ZB420PT6型 V60」、マツダの5人乗りセダン「GJ5FP型 MAZDA6 セダン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

8B5254W型 850エステート [2.5T]とパワーウェイトレシオが近い車種|8.264kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.79
トルクウェイトレシオ 56.0kg/kgm
1馬力あたりのお値段 27461円
排気量1Lあたり馬力 79.3PS/L
排気量1Lあたりトルク 11.30kgm/L
1気筒あたりの馬力 38.6PS
1気筒あたりのトルク 5.5kgm
パワーバンド比率 64.7%
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
2.0~2.5Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは56.0kg/kgm(1540kg/27.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5300000円、最高出力が193馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は27461円、逆に1万円あたりでは0.36馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は192727円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は79.3PS/L、トルクは11.30kgm/L、1気筒あたりの馬力は38.6馬力、トルクは5.5kgmとなります。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.79になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.65m
期待される荷室の幅 1.36m
対角線の長さ 2.14m
期待される荷室の面積 2.24m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.65m(対角線では2.14m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 7.6km/L
燃料タンク容量 73L
航続距離(カタログ燃費) 554.8km
航続距離(80%燃費) 445.3km
満タンプライス 9490円
1万円でどこまで行ける? 584.6km
車両価格/航続距離 9553円/km

10・15モード燃費が7.6km/Lですので、燃料タンクの容量が73リットルですと航続可能距離は554.8kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.8km/L)とすると496.4km、80%(6.1km/L)だと445.3km、70%(5.3km/L)では386.9kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン73リットルの給油で9490円、上で計算した航続距離を踏まえると554.8km(80%燃費時445.3km)を走行するのに9490円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば584.6km(往復なら片道292.3km)、カタログ値の80%なら467.7km(片道233.8km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で554.8kmの距離を移動できる8B5254W型 850エステート [2.5T]という乗り物を、530.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「9553円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5100rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5600回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5600rpm|タイヤサイズ 205/50R16|タイヤ直径 61.1cm|円周長 191.9cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5600rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.606 9.17 70km/h 7960rpm 825.1kgm
2速 2.060 5.237 0.571 1-2/3200rpm 123km/h 4550rpm 471.4kgm
3速 1.366 3.472 0.663 2-3/3710rpm 186km/h 3020rpm 312.6kgm
4速 0.982 2.496 0.719 3-4/4030rpm 258km/h 2170rpm 224.7kgm
Final 2.542 レシオカバレッジ(変速比幅)3.672

ギヤの繋がりイメージ
8B5254W型850エステート4AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1800-5000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.542)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(27.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.542)÷タイヤの有効半径(0.3055m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの258km(5100rpmでは235.2km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5100rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5100rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ64km/h
2速ギヤ112km/h2910rpm
3速ギヤ169km/h3380rpm
4速ギヤ235km/h3670rpm

8B5254W型850エステートに搭載されたB5254型2434ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5100rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5100rpmまで引っ張ると64km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5100rpmから2910rpmまで落ち、そこから5100rpmまで加速を続けると速度は112km/h(+48km/h)になります。

3速ギヤでは3380rpmまで落ちて5100rpmで169km/h(+57km/h)に、4速ギヤでは3670rpmまで落ちて5100rpmで235km/h(+66km/h)に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1800-5000回転で最大トルク27.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば56.0kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(7.979kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと825.1kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1540kg)を1速ギヤの最大駆動力(825.1kgm)で割ってみると1.87kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5100回転でのトルク(27.1kgm)からTWRを算出すると1.89kg/kgmとなり、1800-5100回転の回転域では1.87-1.89kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3180 4780 6370 7960 9550 11150 14330
2速 1820 2730 3640 4550 5460 6370 8190
3速 1210 1810 2410 3020 3620 4220 5430
4速 870 1300 1730 2170 2600 3040 3900
※赤い数字は暫定レブリミット(5600rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.982)を選択して時速100kmにて走行すると2170回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1300回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1520回転、一般的な高速道路の80km/hでは1730回転、100km/hでは2170回転、制限速度が120km/hになると2600回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3900回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 13 25 38 50 63 75 88 100
2速 22 44 66 88 110 132 154 176
3速 33 66 99 133 166 199 232 265
4速 46 92 138 185 231 277 323 369

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5600回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの205/50R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/50R16 | 直径 611mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
45
扁平
185/45R16
37.5km/h
直径573mm
径差-38mm
195/45R16
38.1km/h
直径582mm
径差-29mm
205/45R16
38.7km/h
直径591mm
径差-20mm
215/45R16
39.3km/h
直径600mm
径差-11mm
225/45R16
39.9km/h
直径609mm
径差-2mm
0%
50
扁平
185/50R16
38.7km/h
直径591mm
径差-20mm
195/50R16
39.3km/h
直径601mm
径差-10mm
205/50R16
40.0km/h
611mm
0mm
215/50R16
40.7km/h
直径621mm
径差+10mm
225/50R16
41.3km/h
直径631mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
185/55R16
39.9km/h
直径610mm
径差-1mm
195/55R16
40.7km/h
直径621mm
径差+10mm
205/55R16
41.4km/h
直径632mm
径差+21mm
215/55R16
42.1km/h
直径643mm
径差+32mm
225/55R16
42.8km/h
直径654mm
径差+43mm
+10%
60
扁平
185/60R16
41.1km/h
直径628mm
径差+17mm
195/60R16
41.9km/h
直径640mm
径差+29mm
205/60R16
42.7km/h
直径652mm
径差+41mm
215/60R16
43.5km/h
直径664mm
径差+53mm
225/60R16
44.3km/h
直径676mm
径差+65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/50R16、185/55R16 、195/45R16、195/50R16 、205/45R16 、215/45R16 、225/45R16あたりのタイヤがおすすめです。

205/50R16のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、205/50R16の適応サイズと性能の変化 [8B5254W型850エステート編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


8B5254W型850エステート[2.5Lターボ FF/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.979kg/ps54.44
1速ギヤ加速性能1.87kg/kgm43.54
1L換算馬力79.3ps/L41.63
1L換算トルク11.30kgm/L36.05
WB/TR比1.7948.12
ワイド&ロー指数0.83053.44
前面の面積2.570m²50.29
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点370.89

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費7.6km/L38.27
年間維持費390820円43.74
100kmh回転数2170rpm54.98
航続距離554.8km40.53
車の大きさ12.103m³53.37
室内の広さ(仮) 2.195m³37.73
最小回転半径5.4m45.11
馬力単価27461円40.88
ユーティリティ部門の得点354.61

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 8B5254W型850エステート[2.5Lターボ FF/4AT] の総合得点は 725.50 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した8B5254W型850エステート(FF/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「2500ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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