VW ザ・ビートル カブリオレの性能まとめ [16CBZK型|1.2L/105PS|FF/7AT|2013年]


画像はフォルクスワーゲンより引用
http://www.volkswagen.co.jp/
投稿:2013/03/27|更新:2019/09/26

フォルクスワーゲンの2ドア・4人乗りオープンカー、16CBZK型の3代目ザ・ビートル カブリオレは2013/03から生産が開始され、2016/09に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量1197cc(105PS/17.8kgm)のCBZ型エンジンを搭載する[BaseGrade|2013/03モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4270mm×全幅1815mm×全高1485mm、排気量は1197ccであることから、大雑把に分類すると1.2リットルクラス(1200cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4270mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

16CBZK型 ザ・ビートル カブリオレ [1197cc/105PS FF/7AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

3代目ザ・ビートル カブリオレの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.2L-TB
FF/7AT
250.0万円
16CBZ型
[Design]
(2012/04)
105PS
17.8kgm
17.6km/L
2.0L-TB
FF/6AT
348.0万円
16CPL型
[Turbo]
(2013/10)
211PS
28.6kgm
13.4km/L
1.4L-TB
FF/7AT
294.5万円
16CZD型
[R-Line]
(2016/11)
150PS
25.5kgm
18.3km/L
1.4L-TB
FF/7AT
321.9万円
16CZDW型
[Dune]
(2016/05)
150PS
25.5kgm
18.3km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーVOLKSWAGEN
車名&
グレード
ザ・ビートル カブリオレ
BaseGrade
その他4.437(1-2-3-4)/3.227(5-6-7)/4.176(B)
お値段3750000円
車両型式DBA-16CBZK
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
7AT(7段変速・自動)
ドア数&
定員
2ドア
4人
車体寸法長4270×幅1815×高1485mm
軸距&
輪距
2535mm
前1580mm/後1545mm
最小半径5.0m
最低高130mm
タイヤ前輪:215/60R16
後輪:215/60R16
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量1380kg
エンジン諸元
原動機型式CBZ
気筒配列直列4気筒
排気量1197cc
圧縮比10.0
吸気方式ターボ
最高出力105PS[77kW]/5000rpm
最大トルク17.8kgm[175Nm]/1500-4100rpm
使用燃料ハイオクガソリン
JC08燃費17.6km/L(41.4mpg)
100km燃費5.7L/100km
CBZ型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(34500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2013/03モデルのザ・ビートル カブリオレを6年落ちの中古で288.8万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    ザ・ビートル カブリオレの2013/03モデルの場合、2019年現在では6年が経過しているため、新車価格の70%である262.5万円に諸経費として26.3万円を足した288.8万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2013年式を6年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)1500cc以下13年未満34500円
自動車重量税(1年分)1.5トン以下13年未満12300
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷16.4×160円/L97560円
オイル交換(5000km毎)1回4500円×2回9000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本12000円×4本÷3年16000円
任意保険料(月額5000円)月額5000円×12ヶ月60000円
ローン完済後の年間維持費243280円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額48130円×12ヶ月577560円
ローン返済中の年間維持費820840円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度55440円
名目金額
自動車税(1年分)34500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)97560円
オイル交換(5000km毎)9000円
タイヤ交換(3年3万km毎)16000円
任意保険料(月額5000円)60000円
ローン完済後の年間維持費243280円
名目金額
車のローン額(1年分)577560円
ローン返済中の年間維持費820840円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から6年経過車の場合、自動車税の区分は「1500cc以下の13年未満」で税額は34500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると20,273円(完済前は68,403円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

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●ザ・ビートル カブリオレの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、ザ・ビートル カブリオレの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)17500円
ガソリン税(暫定)15310円
石油税1710円
消費税(10%)8870円
合計納税額43390円

例として年間走行距離を10000km、燃費を16.4km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は609.8Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計17500円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで15310円、石油税が2.8円/Lで1710円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては8870円となり、これらを合計した税額は43390円、1年間に燃料代として支払う97560円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で34500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計90190円がザ・ビートル カブリオレに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)34500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)29270円
オイル交換(年1回)4500円
タイヤ交換(3万km/6年)4800円
任意保険料(月額4000円)48000円
合計
[差額]
147290円
[-95990円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)34500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)48780円
オイル交換(年1回)4500円
タイヤ交換(3万km/6年)8000円
任意保険料(月額4250円)51000円
合計
[差額]
173000円
[-70280円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)34500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)68290円
オイル交換(年1回)6300円
タイヤ交換(3万km/4.3年)11200円
任意保険料(月額4500円)54000円
合計
[差額]
200510円
[-42770円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて95990円安い147290円に、5000km走行では70280円安い173000円に、7000km走行では42770円安い200510円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km90円2000円2.3万円
20km180円4000円4.7万円
30km270円5900円7.0万円
50km450円9900円11.7万円
100km910円20000円23.7万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を17.6km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは9.09円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は90円/日となり、20km走行なら180円/日、30km走行なら270円/日、50km走行なら450円/日、100km走行なら910円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は5900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は7.0万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

CBZ型エンジン簡易性能曲線図
CBZ型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1500回転時の馬力37PS
4100回転時の馬力102PS
5000回転時の馬力105PS
各回転域でのトルク
1500回転時のトルク17.8kgm
4100回転時のトルク17.8kgm
5000回転時のトルク15.0kgm
CBZ型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているCBZ型1197cc、直列4気筒のターボエンジンは5000回転時に最高出力105馬力を、1500-4100回転時に最大トルク17.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1500rpmから最高出力が発生する5000rpmまで」の3500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は70.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ13.14kg/PS(1380kg/105PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ13.14kg/PS
車体+1人13.67kg/PS
車体+4人15.24kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg13.71kg/PS
車体+70kg13.81kg/PS
車体+80kg13.90kg/PS
車体+90kg14.00kg/PS
車体+100kg14.10kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは13.67kg/PS(1435kg/105PS)となり、数値としては0.53kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは15.24kg/PS(1600kg/105PS)となり、2.10kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ザ・ビートル カブリオレのライバル候補車たち

13.69kg/PS
デリカD:5
2.3L/145PS|4WD/8AT
13.77kg/PS
S660
0.7L/64PS|MR/6MT
13.72kg/PS
C4カクタス
1.2L/82PS|FF/5AT
13.56kg/PS
アルト ラパン
0.7L/52PS|FF/5AT
13.78kg/PS
ハイエースワゴン
2.7L/160PS|4WD/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ13.67kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

13.53kg/PSから13.81kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、三菱の8人乗りミニバン「CV1W型 デリカD:5」、シトロエンの5人乗りSUV「E3HM01型 C4カクタス」、ホンダの2人乗り軽オープンカー「JW5型 S660」、スズキの4人乗り軽ハッチバック「HE33S型 アルト ラパン」、トヨタの10人乗り1BOX「TRH229W型 ハイエースワゴン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

16CBZK型 ザ・ビートル カブリオレ [BaseGrade]とパワーウェイトレシオが近い車種|13.67kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.62
平均ピストンスピード12.6m/s
トルクウェイトレシオ77.5kg/kgm
1馬力あたりのお値段35714円
排気量1Lあたり馬力87.7PS/L
排気量1Lあたりトルク14.87kgm/L
1気筒あたりの馬力26.2PS
1気筒あたりのトルク4.5kgm
パワーバンド比率70.0%
各種ランキング
オープンカーのPWR
1.0~1.3L以下のPWR

トルクウェイトレシオは77.5kg/kgm(1380kg/17.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3750000円、最高出力が105馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は35714円、逆に1万円あたりでは0.28馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は210674円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は87.7PS/L、トルクは14.87kgm/L、1気筒あたりの馬力は26.2馬力、トルクは4.5kgmとなり、このエンジンが105馬力を5000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.6m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が75.6mmであるCBZ型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7940回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.62になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費17.6km/L
燃料タンク容量55L
航続距離(カタログ燃費)968.0km
航続距離(80%燃費)775.5km
満タンプライス8800円
1万円でどこまで行ける?1100.0km
車両価格/航続距離3874円/km

JC08モード燃費が17.6km/Lですので、燃料タンクの容量が55リットルですと航続可能距離は968.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(15.8km/L)とすると869.0km、80%(14.1km/L)だと775.5km、70%(12.3km/L)では676.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン55リットルの給油で8800円、上で計算した航続距離を踏まえると968.0km(80%燃費時775.5km)を走行するのに8800円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1100.0km(往復なら片道550.0km)、カタログ値の80%なら880.0km(片道440.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で968.0kmの距離を移動できる16CBZK型 ザ・ビートル カブリオレ [BaseGrade]という乗り物を、375.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3874円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5500rpm|タイヤサイズ 215/60R16|タイヤ直径 66.4cm|円周長 208.6cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
5500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速3.76416.7041km/h13340rpm895.4kgm
2速2.27210.080.6041-2/3320rpm68km/h8050rpm540.5kgm
3速1.5316.7930.6742-3/3710rpm101km/h5430rpm364.2kgm
4速1.1214.9740.7323-4/4030rpm138km/h3970rpm266.7kgm
5速0.8553.7940.7634-5/4200rpm181km/h3030rpm203.4kgm
6速0.6923.0700.8095-6/4450rpm224km/h2450rpm164.6kgm
7速0.5782.5650.8356-7/4590rpm268km/h2050rpm137.5kgm
Final4.437レシオカバレッジ(変速比幅)6.512

ギヤの繋がりイメージ
16CBZK型ザ・ビートル カブリオレ7AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1500-4100rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.437)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(17.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.437)÷タイヤの有効半径(0.332m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は7速ギヤの268km(5000rpmでは244.0km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ37km/h
2速ギヤ62km/h3020rpm
3速ギヤ92km/h3370rpm
4速ギヤ126km/h3660rpm
5速ギヤ165km/h3820rpm
6速ギヤ204km/h4050rpm
7速ギヤ244km/h4180rpm

16CBZK型ザ・ビートル カブリオレに搭載されたCBZ型1197ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5000rpmまで引っ張ると37km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5000rpmから3020rpmまで落ち、そこから5000rpmまで加速を続けると速度は62km/h(+25km/h)になります。

3速ギヤでは3370rpmまで落ちて5000rpmで92km/h(+30km/h)に、4速ギヤでは3660rpmまで落ちて5000rpmで126km/h(+34km/h)に、5速ギヤでは3820rpmまで落ちて5000rpmで165km/h(+39km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4050rpmまで落ちて5000rpmで204km/h(+39km/h)に、7速ギヤでは4180rpmまで落ちて5000rpmで244km/h(+40km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1500-4100回転で最大トルク17.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば77.5kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(13.14kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと895.4kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1380kg)を1速ギヤの最大駆動力(895.4kgm)で割ってみると1.54kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5000回転でのトルク(15.0kgm)からTWRを算出すると1.83kg/kgmとなり、1500-5000回転の回転域では1.54-1.83kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速534080101067013340160101868024020
2速322048306440805096701128014500
3速2170326043405430651076009770
4速1590238031803970477055607150
5速1210182024203030364042405460
6速980147019602450294034304420
7速820123016402050246028703690
※赤い数字は暫定レブリミット(5500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.578)を選択して時速100kmにて走行すると2050回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1230回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1430回転、一般的な高速道路の80km/hでは1640回転、100km/hでは2050回転、制限速度が120km/hになると2460回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3690回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速715223037455260
2速1225375062748799
3速1837557492111129147
4速255075101126151176201
5速336699132165198231264
6速4182122163204245285326
7速4998146195244293342390

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの215/60R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/60R16 | 直径 664mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
55
扁平
195/55R16
37.4km/h
直径621mm
径差-43mm
205/55R16
38.1km/h
直径632mm
径差-32mm
215/55R16
38.7km/h
直径643mm
径差-21mm
225/55R16
39.4km/h
直径654mm
径差-10mm
235/55R16
40.1km/h
直径665mm
径差+1mm
0%
60
扁平
195/60R16
38.6km/h
直径640mm
径差-24mm
205/60R16
39.3km/h
直径652mm
径差-12mm
215/60R16
40.0km/h
664mm
0mm
225/60R16
40.7km/h
直径676mm
径差+12mm
235/60R16
41.4km/h
直径688mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
195/65R16
39.8km/h
直径660mm
径差-4mm
205/65R16
40.5km/h
直径673mm
径差+9mm
215/65R16
41.3km/h
直径686mm
径差+22mm
225/65R16
42.1km/h
直径699mm
径差+35mm
235/65R16
42.9km/h
直径712mm
径差+48mm
+10%
70
扁平
195/70R16
40.9km/h
直径679mm
径差+15mm
205/70R16
41.7km/h
直径693mm
径差+29mm
215/70R16
42.6km/h
直径707mm
径差+43mm
225/70R16
43.4km/h
直径721mm
径差+57mm
235/70R16
44.3km/h
直径735mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/60R16、195/65R16 、205/55R16、205/60R16 、215/55R16 、225/55R16 あたりのタイヤがおすすめです。

215/60R16のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/60R16の適応サイズと性能の変化 [16CBZK型ザ・ビートル カブリオレ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


16CBZK型ザ・ビートル カブリオレ[1.2Lターボ FF/7AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト13.14kg/ps39.69
1速ギヤ加速性能1.54kg/kgm51.04
1L換算馬力87.7ps/L45.05
1L換算トルク14.87kgm/L48.38
WB/TR比1.6265.83
ワイド&ロー指数0.81854.35
前面の面積2.695m²46.95
最低地上高130mm57.74
スポーツ性能部門の得点409.03

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費17.6km/L50.95
年間維持費243280円57.72
100kmh回転数2050rpm56.73
航続距離968.0km66.20
車の大きさ11.509m³50.88
室内の広さ(仮) 2.087m³36.57
最小回転半径5.0m53.62
馬力単価35714円29.49
ユーティリティ部門の得点402.16

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 16CBZK型ザ・ビートル カブリオレ[1.2Lターボ FF/7AT] の総合得点は 811.19 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したザ・ビートル カブリオレ(FF/7AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「1500ccのオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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