VW ポロの性能まとめ [6RCBZW型|1.2L/105PS|FF/7AT|2010年] Cross-Polo


画像はフォルクスワーゲンより引用
http://www.volkswagen.co.jp/
投稿:2012/01/16|更新:2019/09/26

フォルクスワーゲンの5ドア・5人乗りハッチバック、6RCBZW型の5代目ポロは2009/10から生産が開始され、2018/03に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量1197cc(105PS/17.8kgm)のCBZ型エンジンを搭載する[Cross-Polo|2010/06モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4000mm×全幅1710mm×全高1505mm、排気量は1197ccであることから、大雑把に分類すると1.2リットルクラス(1200cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4000mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

6RCBZW型 ポロ [1197cc/105PS FF/7AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

5代目ポロの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.4L-TS
FF/7AT
294.0万円
6RCAV型
[GTI]
(2010/09)
179PS
25.5kgm
16.6km/L
1.0L-TB
FF/7AT
269.9万円
6RCHZ型
[BlueMotion]
(2015/09)
95PS
16.3kgm
23.4km/L
1.2L-TB
FF/7AT
218.0万円
6RCBZ型
[TSI BlueMotion-Tech]
(2012/04)
105PS
17.8kgm
21.2km/L
1.4L-TB
FF/7AT
263.0万円
6RCPT型
[Blue-GT BlueMotion]
(2013/09)
140PS
25.5kgm
21.3km/L
1.2L-TB
FF/7AT
242.0万円
6RCBZ型
[TSI High-line]
(2010/06)
105PS
17.8kgm
20.0km/L
5代目ポロの車両型式・グレード一覧【全9車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーVOLKSWAGEN
車名&
グレード
ポロ
Cross-Polo
その他6R クロスポロ 4.105(1-2-3-4)/3.120(5-6-7)/3.900(B)
お値段2600000円
車両型式DBA-6RCBZW
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
7AT(7段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法長4000×幅1710×高1505mm
軸距&
輪距
2470mm
前1455mm/後1455mm
最小半径4.9m
最低高145mm
タイヤ前輪:215/40R17
後輪:215/40R17
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量1130kg
エンジン諸元
原動機型式CBZ
気筒配列直列4気筒
排気量1197cc
圧縮比10.0
吸気方式ターボ
最高出力105PS[77kW]/5000rpm
最大トルク17.8kgm[175Nm]/1550-4100rpm
使用燃料ハイオクガソリン
10・15燃費18.6km/L(43.8mpg)
100km燃費5.4L/100km
CBZ型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(34500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2010/06モデルのポロを9年落ちの中古で114.4万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    ポロの2010/06モデルの場合、2019年現在では9年が経過しているため、新車価格の40%である104万円に諸経費として10.4万円を足した114.4万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2010年式を9年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)1500cc以下13年未満34500円
自動車重量税(1年分)1.5トン以下13年未満12300
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷15.8km/L×160円/L101270円
オイル交換(5000km毎)1回4500円×2回9000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本15000円×4本÷3年20000円
任意保険料(月額5000円)月額5000円×12ヶ月60000円
ローン完済後の年間維持費250990円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額47670円×12ヶ月572040円
ローン返済中の年間維持費823030円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度55440円
名目金額
自動車税(1年分)34500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)101270円
オイル交換(5000km毎)9000円
タイヤ交換(3年3万km毎)20000円
任意保険料(月額5000円)60000円
ローン完済後の年間維持費250990円
名目金額
車のローン額(1年分)572040円
ローン返済中の年間維持費823030円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から9年経過車の場合、自動車税の区分は「1500cc以下の13年未満」で税額は34500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると20,916円(完済前は68,586円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

ポロの中古車をGoo-netで検索!


●ポロの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、ポロの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)18160円
ガソリン税(暫定)15890円
石油税1770円
消費税(10%)9210円
合計納税額45030円

例として年間走行距離を10000km、燃費を15.8km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は632.9Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計18160円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで15890円、石油税が2.8円/Lで1770円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては9210円となり、これらを合計した税額は45030円、1年間に燃料代として支払う101270円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で34500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計91830円がポロに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)34500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)30380円
オイル交換(年1回)4500円
タイヤ交換(3万km/6年)6000円
任意保険料(月額4000円)48000円
合計
[差額]
149600円
[-101390円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)34500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)50640円
オイル交換(年1回)4500円
タイヤ交換(3万km/6年)10000円
任意保険料(月額4250円)51000円
合計
[差額]
176860円
[-74130円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)34500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)70890円
オイル交換(年1回)6300円
タイヤ交換(3万km/4.3年)14000円
任意保険料(月額4500円)54000円
合計
[差額]
205910円
[-45080円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて101390円安い149600円に、5000km走行では74130円安い176860円に、7000km走行では45080円安い205910円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km90円2000円2.3万円
20km170円3700円4.4万円
30km260円5700円6.8万円
50km430円9500円11.2万円
100km860円18900円22.4万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を18.6km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは8.60円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は90円/日となり、20km走行なら170円/日、30km走行なら260円/日、50km走行なら430円/日、100km走行なら860円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は5700円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は6.8万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

CBZ型エンジン簡易性能曲線図
CBZ型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1550回転時の馬力39PS
4100回転時の馬力102PS
5000回転時の馬力105PS
各回転域でのトルク
1550回転時のトルク17.8kgm
4100回転時のトルク17.8kgm
5000回転時のトルク15.0kgm
CBZ型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているCBZ型1197cc、直列4気筒のターボエンジンは5000回転時に最高出力105馬力を、1550-4100回転時に最大トルク17.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1550rpmから最高出力が発生する5000rpmまで」の3450rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は69.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.76kg/PS(1130kg/105PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.76kg/PS
車体+1人11.29kg/PS
車体+5人13.38kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.33kg/PS
車体+70kg11.43kg/PS
車体+80kg11.52kg/PS
車体+90kg11.62kg/PS
車体+100kg11.71kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.29kg/PS(1185kg/105PS)となり、数値としては0.53kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは13.38kg/PS(1405kg/105PS)となり、2.62kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ポロのライバル候補車たち

11.23kg/PS
ゴルフ トゥーラン
2.0L/150PS|FF/6AT
11.23kg/PS
ジムニー シエラ
1.5L/102PS|PT4WD/4AT
11.23kg/PS
ハリアー
2.0L/151PS|4WD/CVT
11.26kg/PS
カジャー
1.2L/131PS|FF/7AT
11.30kg/PS
グランドC4ピカソ
2.0L/150PS|FF/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.29kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

11.18kg/PSから11.40kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、フォルクスワーゲンの7人乗りミニバン「1TDFG型 ゴルフ トゥーラン」、スズキの4人乗りSUV「JB74W型 ジムニー シエラ」、トヨタの5人乗りSUV「ZSU65W型 ハリアー」、ルノーの5人乗りSUV「HEH5F型 カジャー」、シトロエンの7人乗りミニバン「B787AH01型 グランドC4ピカソ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

6RCBZW型 ポロ [Cross-Polo]とパワーウェイトレシオが近い車種|11.29kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.70
平均ピストンスピード12.6m/s
トルクウェイトレシオ63.5kg/kgm
1馬力あたりのお値段24762円
排気量1Lあたり馬力87.7PS/L
排気量1Lあたりトルク14.87kgm/L
1気筒あたりの馬力26.2PS
1気筒あたりのトルク4.5kgm
パワーバンド比率69.0%
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.0~1.3L以下のPWR

トルクウェイトレシオは63.5kg/kgm(1130kg/17.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2600000円、最高出力が105馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は24762円、逆に1万円あたりでは0.40馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は146067円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は87.7PS/L、トルクは14.87kgm/L、1気筒あたりの馬力は26.2馬力、トルクは4.5kgmとなり、このエンジンが105馬力を5000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.6m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が75.6mmであるCBZ型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7940回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.70になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.40m
期待される荷室の幅1.31m
対角線の長さ1.92m
期待される荷室の面積1.83m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.40m(対角線では1.92m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費18.6km/L
燃料タンク容量45L
航続距離(カタログ燃費)837.0km
航続距離(80%燃費)670.5km
満タンプライス7200円
1万円でどこまで行ける?1162.5km
車両価格/航続距離3106円/km

10・15モード燃費が18.6km/Lですので、燃料タンクの容量が45リットルですと航続可能距離は837.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(16.7km/L)とすると751.5km、80%(14.9km/L)だと670.5km、70%(13.0km/L)では585.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン45リットルの給油で7200円、上で計算した航続距離を踏まえると837.0km(80%燃費時670.5km)を走行するのに7200円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1162.5km(往復なら片道581.2km)、カタログ値の80%なら930.0km(片道465.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で837.0kmの距離を移動できる6RCBZW型 ポロ [Cross-Polo]という乗り物を、260.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3106円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5500rpm|タイヤサイズ 215/40R17|タイヤ直径 60.4cm|円周長 189.7cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
5500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速3.76415.4541km/h13580rpm910.7kgm
2速2.3669.7120.6291-2/3460rpm64km/h8530rpm572.5kgm
3速1.5756.4650.6662-3/3660rpm97km/h5680rpm381.1kgm
4速1.1114.5610.7053-4/3880rpm137km/h4010rpm268.8kgm
5速0.8683.5630.7814-5/4300rpm176km/h3130rpm210.0kgm
6速0.7172.9430.8265-6/4540rpm213km/h2590rpm173.5kgm
7速0.5922.4300.8266-7/4540rpm258km/h2140rpm143.2kgm
Final4.105レシオカバレッジ(変速比幅)6.358

ギヤの繋がりイメージ
6RCBZW型ポロ7AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1550-4100rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.105)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(17.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.105)÷タイヤの有効半径(0.302m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は7速ギヤの258km(5000rpmでは234.2km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ37km/h
2速ギヤ59km/h3150rpm
3速ギヤ88km/h3330rpm
4速ギヤ125km/h3530rpm
5速ギヤ160km/h3910rpm
6速ギヤ193km/h4130rpm
7速ギヤ234km/h4130rpm

6RCBZW型ポロに搭載されたCBZ型1197ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5000rpmまで引っ張ると37km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5000rpmから3150rpmまで落ち、そこから5000rpmまで加速を続けると速度は59km/h(+22km/h)になります。

3速ギヤでは3330rpmまで落ちて5000rpmで88km/h(+29km/h)に、4速ギヤでは3530rpmまで落ちて5000rpmで125km/h(+37km/h)に、5速ギヤでは3910rpmまで落ちて5000rpmで160km/h(+35km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4130rpmまで落ちて5000rpmで193km/h(+33km/h)に、7速ギヤでは4130rpmまで落ちて5000rpmで234km/h(+41km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1550-4100回転で最大トルク17.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば63.5kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(10.76kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと910.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1130kg)を1速ギヤの最大駆動力(910.7kgm)で割ってみると1.24kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5000回転でのトルク(15.0kgm)からTWRを算出すると1.47kg/kgmとなり、1550-5000回転の回転域では1.24-1.47kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速543081501086013580162901901024440
2速3410512068308530102401195015360
3速22703410454056806820795010220
4速1600240032104010481056107210
5速1250188025003130376043805630
6速1030155020702590310036204650
7速850128017102140256029903840
※赤い数字は暫定レブリミット(5500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.592)を選択して時速100kmにて走行すると2130回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1280回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1490回転、一般的な高速道路の80km/hでは1710回転、100km/hでは2130回転、制限速度が120km/hになると2560回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3840回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速715222937445259
2速1223354759708294
3速1835537088106123141
4速255075100125150175200
5速326496128160192224256
6速3977116155193232271309
7速4794141187234281328375

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの215/40R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/40R17 | 直径 604mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
35
扁平
195/35R17
37.7km/h
直径569mm
径差-35mm
205/35R17
38.1km/h
直径576mm
径差-28mm
215/35R17
38.6km/h
直径583mm
径差-21mm
225/35R17
39.1km/h
直径590mm
径差-14mm
235/35R17
39.5km/h
直径597mm
径差-7mm
0%
40
扁平
195/40R17
38.9km/h
直径588mm
径差-16mm
205/40R17
39.5km/h
直径596mm
径差-8mm
215/40R17
40.0km/h
604mm
0mm
225/40R17
40.5km/h
直径612mm
径差+8mm
235/40R17
41.1km/h
直径620mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
195/45R17
40.3km/h
直径608mm
径差+4mm
205/45R17
40.9km/h
直径617mm
径差+13mm
215/45R17
41.5km/h
直径626mm
径差+22mm
225/45R17
42.1km/h
直径635mm
径差+31mm
235/45R17
42.6km/h
直径644mm
径差+40mm
+10%
50
扁平
195/50R17
41.5km/h
直径627mm
径差+23mm
205/50R17
42.2km/h
直径637mm
径差+33mm
215/50R17
42.8km/h
直径647mm
径差+43mm
225/50R17
43.5km/h
直径657mm
径差+53mm
235/50R17
44.2km/h
直径667mm
径差+63mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/40R17 、205/35R17、205/40R17 、215/35R17 、225/35R17 、235/35R17あたりのタイヤがおすすめです。

215/40R17のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/40R17の適応サイズと性能の変化 [6RCBZW型ポロ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


6RCBZW型ポロ[1.2Lターボ FF/7AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.76kg/ps46.49
1速ギヤ加速性能1.24kg/kgm57.77
1L換算馬力87.7ps/L44.98
1L換算トルク14.87kgm/L48.32
WB/TR比1.7057.50
ワイド&ロー指数0.88049.92
前面の面積2.574m²50.18
最低地上高145mm53.42
スポーツ性能部門の得点408.58

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費18.6km/L62.34
年間維持費250990円56.94
100kmh回転数2130rpm55.55
航続距離837.0km58.01
車の大きさ10.294m³45.75
室内の広さ(仮) 1.867m³34.26
最小回転半径4.9m55.74
馬力単価24762円44.55
ユーティリティ部門の得点413.14

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 6RCBZW型ポロ[1.2Lターボ FF/7AT] の総合得点は 821.72 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した6RCBZW型ポロ(FF/7AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「1500ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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