VW ゴルフ ヴァリアントの性能まとめ [AUDFG型|2.0L/150PS|FF/7AT|2019年] TDI Comfortline


画像はフォルクスワーゲンより引用
http://www.volkswagen.co.jp/
投稿:2019/11/25|更新:2021/02/05

フォルクスワーゲンの5ドア・5人乗りワゴン、3DA-AUDFG型の7代目ゴルフ ヴァリアントは2014/01から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1968cc(150PS/34.7kgm)のDFG型エンジンを搭載する[TDI Comfortline|2019/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4575mm×全幅1800mm×全高1485mm、排気量は1968ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4575mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

AUDFG型 ゴルフ ヴァリアント [1968cc/150PS FF/7AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

7代目ゴルフ ヴァリアントの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-TB
FF/6AT
369.0万円
AUCHH型
[BaseGrade]
(2013/09)
220PS
35.7kgm
15.9km/L
2.0L-TB
4WD/6AT
510.0万円
AUCJXF型
[BaseGrade]
(2014/02)
280PS
38.7kgm
14.4km/L
1.2L-TB
FF/7AT
269.5万円
AUCJZ型
[TSI ComfortLine]
(2014/01)
105PS
17.8kgm
21.0km/L
1.4L-TB
FF/7AT
322.5万円
AUCHP型
[TSI HighLine]
(2014/01)
140PS
25.5kgm
19.5km/L
1.8L-TB
4WD/6AT
347.0万円
AUCJSF型
[TSI 4Motion]
(2015/07)
180PS
28.6kgm
14.7km/L
7代目ゴルフ ヴァリアントの車両型式・グレード一覧【全23車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー VOLKSWAGEN
車名&
グレード
ゴルフ ヴァリアント
TDI Comfortline
その他 コンフォートライン|ハイライン|マイスター|4.166(1-4-5-B)/3.125(2-3-6-7)
お値段 3370000円
車両型式 3DA-AUDFG
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
7AT(7段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4575×幅1800×高1485mm
軸距&
輪距
2635mm
前1545mm/後1515mm
最小半径 5.2m
タイヤ 前輪:205/55R16
後輪:205/55R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1490kg
エンジン諸元
原動機型式 DFG
気筒配列 直列4気筒
排気量1968cc
圧縮比16.2
吸気方式 ターボ
最高出力 150PS[110kW]/3500-4000rpm
最大トルク 34.7kgm[340Nm]/1750-3000rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WLTC燃費 17.7km/L(41.6mpg)
100km燃費 5.6L/100km
DFG型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(39500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、ゴルフ ヴァリアントの新車を387.6万円(諸費用として50.6万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 11年未満 39500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷17.7km/L×125円/L 70620円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本12000円×4本÷4年 12000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 225340円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額64590円×12ヶ月 775080円
ローン返済中の年間維持費 1000420円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 70620円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 12000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 225340円
名目 金額
車のローン額(1年分) 775080円
ローン返済中の年間維持費 1000420円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から2年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の11年未満」で税額は39500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して18,778円(完済前は83,368円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。


●ゴルフ ヴァリアントの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、ゴルフ ヴァリアントの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
軽油引取税(本則) 8480円
軽油引取税(暫定) 9660円
石油税 1580円
消費税(10%) 4770円
合計納税額 24490円

例として年間走行距離を10000km、燃費を17.7km/L、軽油を1リットルあたり125円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用する軽油の量は565.0Lですから、軽油引取税(本則)が15円/Lで合計8480円、軽油引取税(暫定)が17.1円/Lで9660円、石油税が2.8円/Lで1580円になります。

ディーゼル車の場合は軽油引取税に消費税が掛かりません(石油税には課税)ので、消費税額としては4770円となり、これらを合計した税額は24490円、1年間に燃料代として支払う70620円のうち34.7%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で39500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計76290円がゴルフ ヴァリアントに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 21190円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 3600円
任意保険料(月額4400円) 52800円
合計
[差額]
148810円
[-76530円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 35310円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 6000円
任意保険料(月額4680円) 56160円
合計
[差額]
168690円
[-56650円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 49430円
オイル交換(年1回) 7700円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 8400円
任意保険料(月額4950円) 59400円
合計
[差額]
190650円
[-34690円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて76530円安い148810円に、5000km走行では56650円安い168690円に、7000km走行では34690円安い190650円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(13.4km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(17.8km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(20.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(17.7km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代70620円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル125円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地13.4km/L → 13.8km/L
郊外17.8km/L → 18.3km/L
高速道路20.5km/L → 21.1km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km83950円
[81530円]
郊外500km3510円
[3410円]
高速道路500km3050円
[2960円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
90510円
+19890円
13.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
87900円
-2610円
14.2km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が13.4km/Lでは671.6Lを消費して、燃料代は83950円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が17.8km/Lでは28.1Lを消費して、燃料代は3510円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が20.5km/Lでは24.4Lを消費して、燃料代は3050円になります。

このパターンでは使用した燃料量が724.1L、かかった燃料代が90510円となり、平均燃費は13.8km/L(-3.9km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+19890円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は87900円となり、2610円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で10440円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km46640円
[45290円]
郊外5000km35110円
[34150円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
81750円
+11130円
15.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
79440円
-2310円
15.7km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が13.4km/Lでは373.1Lを消費して、燃料代は46640円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が17.8km/Lでは280.9Lを消費して、燃料代は35110円になります。

このパターンでは使用した燃料量が654.0L、かかった燃料代が81750円となり、平均燃費は15.3km/L(-2.4km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+11130円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が79440円となり、1年間で2310円、4年間で9240円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km31060円
[30160円]
郊外3340km23450円
[22810円]
高速道路3330km20300円
[19730円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
74810円
+4190円
16.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
72700円
-2110円
17.2km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が13.4km/Lでは248.5Lを消費して、燃料代は31060円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が17.8km/Lでは187.6Lを消費して、燃料代は23450円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が20.5km/Lでは162.4Lを消費して、燃料代は20300円になります。

このパターンでは使用した燃料量が598.5L、かかった燃料代が74810円となり、平均燃費は16.7km/L(-1.0km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+4190円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が72700円となり、1年間で2110円、4年間で8440円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km4660円
[4530円]
郊外9000km63200円
[61480円]
高速道路500km3050円
[2960円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
70910円
+290円
17.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
68970円
-1940円
18.1km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が13.4km/Lでは37.3Lを消費して、燃料代は4660円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が17.8km/Lでは505.6Lを消費して、燃料代は63200円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が20.5km/Lでは24.4Lを消費して、燃料代は3050円になります。

このパターンでは使用した燃料量が567.3L、かかった燃料代が70910円となり、平均燃費は17.6km/L(-0.1km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+290円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が68970円となり、1年間で1940円、4年間で7760円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(13.8km/L・15.3km/L・16.7km/L・17.6km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(90510円・81750円・74810円・70910円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km70円1500円1.8万円
20km140円3100円3.6万円
30km210円4600円5.5万円
50km350円7700円9.1万円
100km710円15600円18.5万円

さて、軽油(ディーゼル燃料)1リットルの燃料価格を125円、燃費を17.7km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは7.06円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は70円/日となり、20km走行なら140円/日、30km走行なら210円/日、50km走行なら350円/日、100km走行なら710円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は4600円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は5.5万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

DFG型エンジン簡易性能曲線図
DFG型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1750回転時の馬力 85PS
3000回転時の馬力 145PS
3500回転時の馬力 150PS
4000回転時の馬力 150PS
各回転域でのトルク
1750回転時のトルク 34.7kgm
3000回転時のトルク 34.7kgm
3500回転時のトルク 30.7kgm
4000回転時のトルク 26.9kgm
DFG型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているDFG型1968cc、直列4気筒のターボエンジンは3500-4000回転時に最高出力150馬力を、1750-3000回転時に最大トルク34.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1750rpmから最高出力が発生する4000rpmまで」の2250rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は56.2%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.930kg/PS(1490kg/150PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.930kg/PS
車体+1人10.300kg/PS
車体+5人11.767kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.333kg/PS
車体+70kg10.400kg/PS
車体+80kg10.467kg/PS
車体+90kg10.533kg/PS
車体+100kg10.600kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.300kg/PS(1545kg/150PS)となり、数値としては0.370kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.767kg/PS(1765kg/150PS)となり、1.837kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ゴルフ ヴァリアントのライバル候補車たち

2019/10

-
ゴルフ ヴァリアント
10.300kg/PS
1545kg/150PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:9.930]
2013/09

車種詳細
フィット ハイブリッド
10.318kg/PS
1135kg/110PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:9.818]
2013/01

車種詳細
プレマシー
10.232kg/PS
1545kg/151PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:9.868]
2015/05

車種詳細
2シリーズ アクティブツアラー
10.367kg/PS
1555kg/150PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:10.000]
2017/12

車種詳細
クロスビー
10.253kg/PS
1015kg/99PS|1.0L-TB
[車体のみPWR:9.700]
2012/09

車種詳細
X3
10.299kg/PS
1895kg/184PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:10.000]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.300kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.197kg/PSから10.403kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りハッチバック「GP5型 フィット ハイブリッド」、マツダの7人乗りミニバン「CWFFW型 プレマシー」、BMWの5人乗りハッチバック「2C20型 2シリーズ アクティブツアラー」、スズキの5人乗りSUV「MN71S型 クロスビー」、BMWの5人乗りSUV「WY20型 X3」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

AUDFG型 ゴルフ ヴァリアント [TDI Comfortline]とパワーウェイトレシオが近い車種|10.300kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は100.7PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.722
平均ピストンスピード 12.73m/s
トルクウェイトレシオ 42.9kg/kgm
1馬力あたりのお値段 22467円
排気量1Lあたり馬力 76.22PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.63kgm/L
1気筒あたりの馬力 37.5PS
1気筒あたりのトルク 8.7kgm
パワーバンド比率 56.2%
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは42.9kg/kgm(1490kg/34.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3370000円、最高出力が150馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は22467円、逆に1万円あたりでは0.45馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は97118円、1万円あたりでは0.10kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
ステーションワゴン編

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は76.22PS/L、トルクは17.63kgm/L、1気筒あたりの馬力は37.5馬力、トルクは8.7kgmとなり、このエンジンが150馬力を4000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.73m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.722になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.60m
期待される荷室の幅 1.40m
対角線の長さ 2.13m
期待される荷室の面積 2.24m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.60m(対角線では2.13m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 17.7km/L
燃料タンク容量 50L
航続距離(カタログ燃費) 885.0km
航続距離(80%燃費) 710.0km
満タンプライス 6250円
1万円でどこまで行ける? 1416.0km
車両価格/航続距離 3808円/km

WLTCモード燃費が17.7km/Lですので、燃料タンクの容量が50リットルですと航続可能距離は885.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(15.9km/L)とすると795.0km、80%(14.2km/L)だと710.0km、70%(12.4km/L)では620.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)50リットルの給油で6250円、上で計算した航続距離を踏まえると885.0km(80%燃費時710.0km)を走行するのに6250円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1416.0km(往復なら片道708.0km)、カタログ値の80%なら1132.8km(片道566.4km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で885.0kmの距離を移動できるAUDFG型 ゴルフ ヴァリアント [TDI Comfortline]という乗り物を、337.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3808円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
17.7km/L
885.0km
市街地燃費
13.4km/L
670.0km
[-215.0km]
郊外燃費
17.8km/L
890.0km
[+5.0km]
高速道路燃費
20.5km/L
1025.0km
[+140.0km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を50Lとしたとき、市街地モード燃費13.4km/Lでの航続距離は670.0km(-215.0km)、郊外モード燃費17.8km/Lでの航続距離は890.0km(+5.0km)、高速道路モード燃費20.5km/Lでの航続距離は1025.0km(+140.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合3500-4000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4500rpm|タイヤサイズ 205/55R16|タイヤ直径 63.2cm|円周長 198.5cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
4500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.578 14.91 -
-
36km/h 12520rpm 1636.8kgm
2速 2.063 8.594 0.577 1-2/
2600rpm
62km/h 7220rpm 943.8kgm
3速 1.258 5.241 0.610 2-3/
2750rpm
102km/h 4400rpm 575.5kgm
4速 0.888 3.699 0.706 3-4/
3180rpm
145km/h 3110rpm 406.2kgm
5速 0.677 2.820 0.762 4-5/
3430rpm
190km/h 2370rpm 309.7kgm
6速 0.542 2.258 0.801 5-6/
3600rpm
237km/h 1900rpm 247.9kgm
7速 0.420 1.750 0.775 6-7/
3490rpm
306km/h 1470rpm 192.1kgm
Final 4.166 レシオカバレッジ(変速比幅)8.519

ギヤの繋がりイメージ
AUDFG型ゴルフ ヴァリアント7AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1750-3000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.166)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(34.7kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.166)÷タイヤの有効半径(0.316m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は7速ギヤの306km(4000rpmでは272.3km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ32km/h-
2速ギヤ55km/h2310rpm
3速ギヤ91km/h2440rpm
4速ギヤ129km/h2820rpm
5速ギヤ169km/h3050rpm
6速ギヤ211km/h3200rpm
7速ギヤ272km/h3100rpm

AUDFG型ゴルフ ヴァリアントに搭載されたDFG型1968ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4000rpmまで引っ張ると32km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4000rpmから2310rpmまで落ち、そこから4000rpmまで加速を続けると速度は55km/h(+23km/h)になります。

3速ギヤでは2440rpmまで落ちて4000rpmで91km/h(+36km/h)に、4速ギヤでは2820rpmまで落ちて4000rpmで129km/h(+38km/h)に、5速ギヤでは3050rpmまで落ちて4000rpmで169km/h(+40km/h)になります。

続いて6速ギヤでは3200rpmまで落ちて4000rpmで211km/h(+42km/h)に、7速ギヤでは3100rpmまで落ちて4000rpmで272km/h(+61km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1750-3000回転で最大トルク34.7kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば42.9kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.930kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1636.8kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1490kg)を1速ギヤの最大駆動力(1636.8kgm)で割ってみると0.910kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4000回転でのトルク(26.9kgm)からTWRを算出すると1.17kg/kgmとなり、1750-4000回転の回転域では0.910-1.17kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5010 7510 10010 12520 15020 17520 22530
2速 2890 4330 5770 7220 8660 10100 12990
3速 1760 2640 3520 4400 5280 6160 7920
4速 1240 1860 2480 3110 3730 4350 5590
5速 950 1420 1890 2370 2840 3320 4260
6速 760 1140 1520 1900 2280 2650 3410
7速 590 880 1180 1470 1760 2060 2640
※赤い数字は暫定レブリミット(4500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.420)を選択して時速100kmにて走行すると1470回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは880回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1030回転、一般的な高速道路の80km/hでは1180回転、100km/hでは1470回転、制限速度が120km/hになると1760回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2640回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 32 40 48 56 64
2速 14 28 42 55 69 83 97 111
3速 23 45 68 91 114 136 159 182
4速 32 64 97 129 161 193 225 258
5速 42 84 127 169 211 253 296 338
6速 53 105 158 211 264 316 369 422
7速 68 136 204 272 340 408 476 545

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの205/55R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/55R16 | 直径 632mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
50
扁平
185/50R16
37.4km/h
直径591mm
径差-41mm
195/50R16
38.0km/h
直径601mm
径差-31mm
205/50R16
38.7km/h
直径611mm
径差-21mm
215/50R16
39.3km/h
直径621mm
径差-11mm
225/50R16
39.9km/h
直径631mm
径差-1mm
0%
55
扁平
185/55R16
38.6km/h
直径610mm
径差-22mm
195/55R16
39.3km/h
直径621mm
径差-11mm
205/55R16
40.0km/h
632mm
0mm
215/55R16
40.7km/h
直径643mm
径差+11mm
225/55R16
41.4km/h
直径654mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
185/60R16
39.7km/h
直径628mm
径差-4mm
195/60R16
40.5km/h
直径640mm
径差+8mm
205/60R16
41.3km/h
直径652mm
径差+20mm
215/60R16
42.0km/h
直径664mm
径差+32mm
225/60R16
42.8km/h
直径676mm
径差+44mm
+10%
65
扁平
185/65R16
40.9km/h
直径647mm
径差+15mm
195/65R16
41.8km/h
直径660mm
径差+28mm
205/65R16
42.6km/h
直径673mm
径差+41mm
215/65R16
43.4km/h
直径686mm
径差+54mm
225/65R16
44.2km/h
直径699mm
径差+67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/55R16、185/60R16 、195/50R16、195/55R16 、205/50R16 、215/50R16 、225/50R16あたりのタイヤがおすすめです。

205/55R16のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、205/55R16の適応サイズと性能の変化 [AUDFG型ゴルフ ヴァリアント編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


AUDFG型ゴルフ ヴァリアント[2.0Lターボ FF/7AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.930kg/ps48.91
1速ギヤ加速性能0.910kg/kgm64.98
1L換算馬力76.22ps/L40.40
1L換算トルク17.63kgm/L57.20
WB/TR比1.72255.16
ワイド&ロー指数0.82554.02
前面の面積2.673m²47.67
最低地上高-43.48
スポーツ性能部門の得点411.82

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費17.7km/L51.56
年間維持費225340円58.03
100kmh回転数1470rpm64.67
航続距離885.0km60.75
車の大きさ12.229m³53.83
室内の広さ(仮) 2.217m³37.86
最小回転半径5.2m49.36
馬力単価22467円47.85
ユーティリティ部門の得点423.91

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した AUDFG型ゴルフ ヴァリアント[2.0Lターボ FF/7AT] の総合得点は 835.73 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したAUDFG型ゴルフ ヴァリアント(FF/7AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「2000ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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