VW ゴルフVの性能まとめ [1KBUBF型|3.2L/250PS|4WD/6MT|2008年] R32


画像はフォルクスワーゲンより引用
http://www.volkswagen.co.jp/
投稿:2011/07/31|更新:2019/09/26

フォルクスワーゲンの5ドア・5人乗りハッチバック、1KBUBF型の5代目ゴルフVは2004/06から生産が開始され、2009/10に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量3188cc(250PS/32.6kgm)のBUB型エンジンを搭載する[R32|2008/01モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4250mm×全幅1760mm×全高1505mm、排気量は3188ccであることから、大雑把に分類すると3.2リットルクラス(3200cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4250mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

1KBUBF型 ゴルフV [3188cc/250PS 4WD/6MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

5代目ゴルフVの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-TB
FF/6MT
344.0万円
1KAXX型
[GTI]
(2009/01)
200PS
28.6kgm
12.8km/L
1.4L-TS
FF/6AT
318.0万円
1KBLG型
[GT-TSI]
(2009/01)
170PS
24.5kgm
14.0km/L
2.0L-NA
FF/6AT
302.0万円
1KBLX型
[GT]
(2007/01)
150PS
20.4kgm
12.0km/L
2.0L-TB
FF/6AT
359.0万円
1KAXX型
[GTI]
(2009/01)
200PS
28.6kgm
12.6km/L
1.6L-NA
FF/6AT
245.0万円
1KBLP型
[E]
(2008/01)
116PS
15.8kgm
12.8km/L
1K型 5代目ゴルフまとめ (ゴルフV ゴルフプラス クロスゴルフ)【全12件】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーVOLKSWAGEN
車名&
グレード
ゴルフV
R32
その他1K
お値段4320000円
車両型式ABA-1KBUBF
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
6MT(6段変速・手動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法長4250×幅1760×高1505mm
軸距&
輪距
2575mm
前1535mm/後1510mm
最小半径5.0m
タイヤ前輪:225/40R18
後輪:225/40R18
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量1540kg
エンジン諸元
原動機型式BUB
気筒配列V型6気筒
排気量3188cc
圧縮比10.8
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力250PS[184kW]/6300rpm
最大トルク32.6kgm[320Nm]/2500-3000rpm
使用燃料ハイオクガソリン
10・15燃費10.8km/L(25.4mpg)
100km燃費9.3L/100km
BUB型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(58000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2008/01モデルのゴルフVを11年落ちの中古で95万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    ゴルフVの2008/01モデルの場合、2019年現在では11年が経過しているため、新車価格の20%である86.4万円に諸経費として8.6万円を足した95万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2008年式を11年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)3500cc以下13年未満58000円
自動車重量税(1年分)2.0トン以下13年未満16400
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷9.2km/L×160円/L173910円
オイル交換(5000km毎)1回6000円×2回12000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本18000円×4本÷3年24000円
任意保険料(月額7000円)月額7000円×12ヶ月84000円
ローン完済後の年間維持費382230円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額39600円×12ヶ月475200円
ローン返済中の年間維持費857430円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度63640円
名目金額
自動車税(1年分)58000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)173910円
オイル交換(5000km毎)12000円
タイヤ交換(3年3万km毎)24000円
任意保険料(月額7000円)84000円
ローン完済後の年間維持費382230円
名目金額
車のローン額(1年分)475200円
ローン返済中の年間維持費857430円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
63640円
  • 初度登録から11年経過車の場合、自動車税の区分は「3500cc以下の13年未満」で税額は58000円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額63,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると31,853円(完済前は71,453円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●ゴルフVの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、ゴルフVの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)31200円
ガソリン税(暫定)27280円
石油税3040円
消費税(10%)15810円
合計納税額77330円

例として年間走行距離を10000km、燃費を9.2km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1087.0Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計31200円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで27280円、石油税が2.8円/Lで3040円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては15810円となり、これらを合計した税額は77330円、1年間に燃料代として支払う173910円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で58000円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計151730円がゴルフVに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)58000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)52170円
オイル交換(年1回)6000円
タイヤ交換(3万km/6年)7200円
任意保険料(月額5600円)67200円
合計
[差額]
220890円
[-161340円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)58000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)86960円
オイル交換(年1回)6000円
タイヤ交換(3万km/6年)12000円
任意保険料(月額5950円)71400円
合計
[差額]
264680円
[-117550円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)58000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)121740円
オイル交換(年1回)8400円
タイヤ交換(3万km/4.3年)16800円
任意保険料(月額6300円)75600円
合計
[差額]
310860円
[-71370円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて161340円安い220890円に、5000km走行では117550円安い264680円に、7000km走行では71370円安い310860円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km150円3300円3.9万円
20km300円6600円7.8万円
30km440円9700円11.4万円
50km740円16300円19.2万円
100km1480円32600円38.5万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を10.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは14.81円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は150円/日となり、20km走行なら300円/日、30km走行なら440円/日、50km走行なら740円/日、100km走行なら1480円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は9700円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は11.4万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

BUB型エンジン簡易性能曲線図
BUB型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2500回転時の馬力114PS
3000回転時の馬力137PS
6300回転時の馬力250PS
各回転域でのトルク
2500回転時のトルク32.6kgm
3000回転時のトルク32.6kgm
6300回転時のトルク28.4kgm
BUB型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているBUB型3188cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは6300回転時に最高出力250馬力を、2500-3000回転時に最大トルク32.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2500rpmから最高出力が発生する6300rpmまで」の3800rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は60.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.16kg/PS(1540kg/250PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.16kg/PS
車体+1人6.38kg/PS
車体+5人7.26kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.40kg/PS
車体+70kg6.44kg/PS
車体+80kg6.48kg/PS
車体+90kg6.52kg/PS
車体+100kg6.56kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.38kg/PS(1595kg/250PS)となり、数値としては0.22kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは7.26kg/PS(1815kg/250PS)となり、1.10kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ゴルフVのライバル候補車たち

6.46kg/PS
Q8
3.0L/340PS|4WD/8AT
6.28kg/PS
ロードスターRF
2.0L/184PS|FR/6MT
6.36kg/PS
センチュリー
5.0L/381PS|FR/CVT
6.40kg/PS
クラウン
3.5L/299PS|FR/CVT
6.24kg/PS
ゴルフ
2.0L/230PS|FF/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.38kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.19kg/PSから6.57kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、アウディの5人乗りSUV「F1DCBS型 Q8」、マツダの2人乗りオープンカー「NDERC型 ロードスターRF」、トヨタの5人乗りセダン「GWS224型 クラウン」、トヨタの5人乗りセダン「UWG60型 センチュリー」、フォルクスワーゲンの5人乗りハッチバック「AUCHH型 ゴルフ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

1KBUBF型 ゴルフV [R32]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.38kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.69
平均ピストンスピード20.1m/s
トルクウェイトレシオ47.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段17280円
排気量1Lあたり馬力78.4PS/L
排気量1Lあたりトルク10.23kgm/L
1気筒あたりの馬力41.7PS
1気筒あたりのトルク5.4kgm
パワーバンド比率60.3%
各種ランキング
ハッチバックのPWR
3.0~3.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは47.2kg/kgm(1540kg/32.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4320000円、最高出力が250馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は17280円、逆に1万円あたりでは0.58馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は132515円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は78.4PS/L、トルクは10.23kgm/L、1気筒あたりの馬力は41.7馬力、トルクは5.4kgmとなり、このエンジンが250馬力を6300回転で発生させているときの平均ピストンスピードは20.1m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が95.9mmであるBUB型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6260回転です。最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.69になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.49m
期待される荷室の幅1.36m
対角線の長さ2.02m
期待される荷室の面積2.03m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.49m(対角線では2.02m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費10.8km/L
燃料タンク容量60L
航続距離(カタログ燃費)648.0km
航続距離(80%燃費)516.0km
満タンプライス9600円
1万円でどこまで行ける?675.0km
車両価格/航続距離6667円/km

10・15モード燃費が10.8km/Lですので、燃料タンクの容量が60リットルですと航続可能距離は648.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.7km/L)とすると582.0km、80%(8.6km/L)だと516.0km、70%(7.6km/L)では456.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン60リットルの給油で9600円、上で計算した航続距離を踏まえると648.0km(80%燃費時516.0km)を走行するのに9600円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば675.0km(往復なら片道337.5km)、カタログ値の80%なら540.0km(片道270.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で648.0kmの距離を移動できる1KBUBF型 ゴルフV [R32]という乗り物を、432.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「6667円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6300rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6800回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6800rpm|タイヤサイズ 225/40R18|タイヤ直径 63.7cm|円周長 200.1cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
6800rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速3.35714.2257km/h11840rpm1455.2kgm
2速2.0868.8340.6211-2/4220rpm92km/h7360rpm904.2kgm
3速1.4686.2170.7042-3/4790rpm131km/h5180rpm636.3kgm
4速1.0884.6080.7413-4/5040rpm177km/h3840rpm471.6kgm
5速0.8563.6250.7874-5/5350rpm225km/h3020rpm371.1kgm
6速0.7042.9810.8225-6/5590rpm274km/h2480rpm305.2kgm
Final4.235レシオカバレッジ(変速比幅)4.768

ギヤの繋がりイメージ
1KBUBF型ゴルフV6MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2500-3000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.235)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(32.6kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.235)÷タイヤの有効半径(0.3185m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの274km(6300rpmでは253.7km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6300rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6300rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ53km/h
2速ギヤ86km/h3910rpm
3速ギヤ122km/h4440rpm
4速ギヤ164km/h4670rpm
5速ギヤ209km/h4960rpm
6速ギヤ254km/h5180rpm

1KBUBF型ゴルフVに搭載されたBUB型3188ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6300rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6300rpmまで引っ張ると53km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6300rpmから3910rpmまで落ち、そこから6300rpmまで加速を続けると速度は86km/h(+33km/h)になります。

3速ギヤでは4440rpmまで落ちて6300rpmで122km/h(+36km/h)に、4速ギヤでは4670rpmまで落ちて6300rpmで164km/h(+42km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4960rpmまで落ちて6300rpmで209km/h(+45km/h)に、6速ギヤでは5180rpmまで落ちて6300rpmで254km/h(+45km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2500-3000回転で最大トルク32.6kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば47.2kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(6.16kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1455.2kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1540kg)を1速ギヤの最大駆動力(1455.2kgm)で割ってみると1.06kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6300回転でのトルク(28.4kgm)からTWRを算出すると1.21kg/kgmとなり、2500-6300回転の回転域では1.06-1.21kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速47407100947011840142101658021310
2速294044105890736088301030013240
3速2070311041405180621072509320
4速1540230030703840461053706910
5速1210181024203020362042305440
6速990149019902480298034804470
※赤い数字は暫定レブリミット(6800rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.704)を選択して時速100kmにて走行すると2480回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1490回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1740回転、一般的な高速道路の80km/hでは1990回転、100km/hでは2480回転、制限速度が120km/hになると2980回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4470回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速817253442515968
2速14274154688295109
3速1939587797116135154
4速265278104130156182208
5速336699132166199232265
6速4081121161201242282322

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6800回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの225/40R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/40R18 | 直径 637mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
35
扁平
205/35R18
37.7km/h
直径601mm
径差-36mm
215/35R18
38.2km/h
直径608mm
径差-29mm
225/35R18
38.6km/h
直径615mm
径差-22mm
235/35R18
39.1km/h
直径622mm
径差-15mm
245/35R18
39.5km/h
直径629mm
径差-8mm
0%
40
扁平
205/40R18
39.0km/h
直径621mm
径差-16mm
215/40R18
39.5km/h
直径629mm
径差-8mm
225/40R18
40.0km/h
637mm
0mm
235/40R18
40.5km/h
直径645mm
径差+8mm
245/40R18
41.0km/h
直径653mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
205/45R18
40.3km/h
直径642mm
径差+5mm
215/45R18
40.9km/h
直径651mm
径差+14mm
225/45R18
41.4km/h
直径660mm
径差+23mm
235/45R18
42.0km/h
直径669mm
径差+32mm
245/45R18
42.6km/h
直径678mm
径差+41mm
+10%
50
扁平
205/50R18
41.6km/h
直径662mm
径差+25mm
215/50R18
42.2km/h
直径672mm
径差+35mm
225/50R18
42.8km/h
直径682mm
径差+45mm
235/50R18
43.5km/h
直径692mm
径差+55mm
245/50R18
44.1km/h
直径702mm
径差+65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/40R18 、215/35R18、215/40R18 、225/35R18 、235/35R18 、245/35R18あたりのタイヤがおすすめです。

225/40R18のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、225/40R18の適応サイズと性能の変化 [1KBUBF型ゴルフV編]のページをご覧ください。

225/40R18のタイヤ銘柄と通販価格


1KBUBF型ゴルフV[3.2L-NA 4WD/6MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.16kg/ps59.64
1速ギヤ加速性能1.06kg/kgm61.83
1L換算馬力78.4ps/L54.10
1L換算トルク10.23kgm/L59.11
WB/TR比1.6958.54
ワイド&ロー指数0.85551.68
前面の面積2.649m²48.18
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点436.46

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費10.8km/L45.27
年間維持費382230円44.55
100kmh回転数2480rpm50.58
航続距離648.0km46.30
車の大きさ11.257m³49.81
室内の広さ(仮) 2.041m³36.11
最小回転半径5.0m53.62
馬力単価17280円54.73
ユーティリティ部門の得点380.97

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 1KBUBF型ゴルフV[3.2L-NA 4WD/6MT] の総合得点は 817.43 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した1KBUBF型ゴルフV(4WD/6MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「3500ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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