VW アルテオン シューティングブレークの性能まとめ [3HDNUF型|2.0L/272PS|4WD/7AT|2021年] TSI 4motion R-Line


画像はフォルクスワーゲンより引用
http://www.volkswagen.co.jp/
投稿日:2021/09/18

フォルクスワーゲンの5ドア・5人乗りワゴン、3BA-3HDNUF型の初代アルテオン シューティングブレークは2017/10から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1984cc(272PS/35.7kgm)のDNU型エンジンを搭載する[TSI 4motion R-Line|2021/07モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4870mm×全幅1875mm×全高1445mm、排気量は1984ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4870mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

3HDNUF型 アルテオン シューティングブレーク [1984cc/272PS 4WD/7AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代アルテオン シューティングブレークの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-TB
4WD/7AT
549.0万円
3HDJHF型
[R-Line 4motion]
2017/10モデル
280PS
35.7kgm
13.3km/L
2.0L-TB
4WD/7AT
567.9万円
3HDNUF型
[TSI 4motion R-Line]
2021/07モデル
272PS
35.7kgm
11.8km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー VOLKSWAGEN
車名&
グレード
アルテオン シューティングブレーク
TSI 4motion R-Line
その他 Advance Elegance 245/35R20 | 4.812(1-4-5-B)/3.666(2-3-6-7)
お値段 6446000円
車両型式 3BA-3HDNUF
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
7AT(7段変速・自動)
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長4870×幅1875×高1445mm
軸距&
輪距
2835mm
前1585mm/後1575mm
最小半径 5.5m
タイヤ 前輪:245/40R19
後輪:245/40R19
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1720kg
エンジン諸元
原動機型式 DNU
気筒配列 直列4気筒
排気量1984cc
圧縮比11.6
吸気方式 ターボ
最高出力 272PS[200kW]/5500-6500rpm
最大トルク 35.7kgm[350Nm]/2000-5400rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 11.5km/L(27.1mpg)
100km燃費 8.7L/100km
DNU型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(36000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、アルテオン シューティングブレークの新車を741.3万円(諸費用として96.7万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷11.5km/L×165円/L 143480円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本21000円×4本÷4年 21000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 306800円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額123550円×12ヶ月 1482600円
ローン返済中の年間維持費 1789400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61640円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 143480円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 21000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 306800円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1482600円
ローン返済中の年間維持費 1789400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
61640円
  • 初度登録から0年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年未満」で税額は36000円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額61,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると25,567円(完済前は149,117円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


●アルテオン シューティングブレークの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、アルテオン シューティングブレークの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 24960円
ガソリン税(暫定) 21830円
石油税 2430円
消費税(10%) 13040円
合計納税額 62260円

例として年間走行距離を10000km、燃費を11.5km/L、ガソリンを1リットルあたり165円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は869.6Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計24960円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで21830円、石油税が2.8円/Lで2430円になります。

ガソリン車の場合は本体価格93.4円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては13040円となり、これらを合計した税額は62260円、1年間に燃料代として支払う143480円のうち43.4%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で36000円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計114660円がアルテオン シューティングブレークに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 20%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 12920円 7%
燃料代 3000km分 43040円 24%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 14000円 8%
任意保険料 80% 52800円 29%
合計
[1万kmとの差額]
180660円
-126140円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 17%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 5000km分 71740円 34%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 14000円 7%
任意保険料 85% 56160円 25%
合計
[1万kmとの差額]
212720円
-94080円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 15%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 7000km分 100440円 41%
オイル交換 年1回 7700円 3%
タイヤ交換 6年毎 14000円 6%
任意保険料 90% 59400円 23%
合計
[1万kmとの差額]
246860円
-59940円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて126140円安い180660円に、5000km走行では94080円安い212720円に、7000km走行では59940円安い246860円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 9%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 12920円 3%
燃料代 15000km分 215220円 52%
オイル交換 年3回 33000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 31500円 8%
任意保険料 100% 66000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
411040円
+104240円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 7%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 12920円 3%
燃料代 20000km分 286960円 57%
オイル交換 年4回 44000円 9%
タイヤ交換 2年毎 42000円 8%
任意保険料 100% 66000円 13%
合計
[1万kmとの差額]
504280円
+197480円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(8.6km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(11.6km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(13.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(11.5km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代143480円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル165円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地8.6km/L → 8.9km/L
郊外11.6km/L → 11.9km/L
高速道路13.5km/L → 13.9km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km172670円
[166850円]
郊外500km7110円
[6930円]
高速道路500km6110円
[5940円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
185890円
+42410円
8.9km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
179720円
-6170円
9.2km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が8.6km/Lでは1046.5Lを消費して、燃料代は172670円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が11.6km/Lでは43.1Lを消費して、燃料代は7110円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.5km/Lでは37.0Lを消費して、燃料代は6110円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1126.6L、かかった燃料代が185890円となり、平均燃費は8.9km/L(-2.6km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+42410円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は179720円となり、6170円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で24680円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km95930円
[92700円]
郊外5000km71120円
[69330円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
167050円
+23570円
9.9km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
162030円
-5020円
10.2km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が8.6km/Lでは581.4Lを消費して、燃料代は95930円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が11.6km/Lでは431.0Lを消費して、燃料代は71120円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1012.4L、かかった燃料代が167050円となり、平均燃費は9.9km/L(-1.6km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+23570円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が162030円となり、1年間で5020円、4年間で20080円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km63890円
[61740円]
郊外3340km47500円
[46320円]
高速道路3330km40710円
[39530円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
152100円
+8620円
10.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
147590円
-4510円
11.2km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が8.6km/Lでは387.2Lを消費して、燃料代は63890円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が11.6km/Lでは287.9Lを消費して、燃料代は47500円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が13.5km/Lでは246.7Lを消費して、燃料代は40710円になります。

このパターンでは使用した燃料量が921.8L、かかった燃料代が152100円となり、平均燃費は10.8km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+8620円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が147590円となり、1年間で4510円、4年間で18040円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km9590円
[9270円]
郊外9000km128020円
[124790円]
高速道路500km6110円
[5940円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
143720円
+240円
11.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
140000円
-3720円
11.8km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が8.6km/Lでは58.1Lを消費して、燃料代は9590円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が11.6km/Lでは775.9Lを消費して、燃料代は128020円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.5km/Lでは37.0Lを消費して、燃料代は6110円になります。

このパターンでは使用した燃料量が871.0L、かかった燃料代が143720円となり、平均燃費は11.5km/L(0.0km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+240円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が140000円となり、1年間で3720円、4年間で14880円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(8.9km/L・9.9km/L・10.8km/L・11.5km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(185890円・167050円・152100円・143720円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km140円3100円3.6万円
20km290円6400円7.5万円
30km430円9500円11.2万円
50km720円15800円18.7万円
100km1440円31700円37.4万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を165円、燃費を11.5km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは14.35円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は140円/日となり、20km走行なら290円/日、30km走行なら430円/日、50km走行なら720円/日、100km走行なら1440円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は9500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は11.2万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

DNU型エンジン簡易性能曲線図
DNU型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2000回転時の馬力 100PS
5400回転時の馬力 269PS
5500回転時の馬力 272PS
6500回転時の馬力 272PS
各回転域でのトルク
2000回転時のトルク 35.7kgm
5400回転時のトルク 35.7kgm
5500回転時のトルク 35.4kgm
6500回転時のトルク 30.0kgm
DNU型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているDNU型1984cc、直列4気筒のターボエンジンは5500-6500回転時に最高出力272馬力を、2000-5400回転時に最大トルク35.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2000rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の4500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は69.2%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.324kg/PS(1720kg/272PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.324kg/PS
車体+1人6.526kg/PS
車体+5人7.335kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.544kg/PS
車体+70kg6.581kg/PS
車体+80kg6.618kg/PS
車体+90kg6.654kg/PS
車体+100kg6.691kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.526kg/PS(1775kg/272PS)となり、数値としては0.202kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは7.335kg/PS(1995kg/272PS)となり、1.011kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

アルテオン シューティングブレークのライバル候補車たち

2021/07

-
アルテオン シューティングブレーク
6.526kg/PS
1775kg/272PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:6.324]
2006/10

車種詳細
アコード
6.568kg/PS
1445kg/220PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:6.318]
2010/02

車種詳細
クラウン ハイブリッド
6.368kg/PS
1885kg/296PS|3.5L-NA
[車体のみPWR:6.182]
2004/04

車種詳細
アルテッツァ
6.690kg/PS
1405kg/210PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:6.429]
2015/01

車種詳細
レジェンド
6.481kg/PS
2035kg/314PS|3.5L-NA
[車体のみPWR:6.306]
2009/08

車種詳細
SC
6.411kg/PS
1795kg/280PS|4.3L-NA
[車体のみPWR:6.214]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.526kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.330kg/PSから6.722kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りセダン「CL7型 アコード」、トヨタの5人乗りセダン「GWS204型 クラウン ハイブリッド」、トヨタの5人乗りセダン「SXE10型 アルテッツァ」、ホンダの5人乗りセダン「KC2型 レジェンド」、レクサスの4人乗りオープンカー「UZZ40型 SC」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

3HDNUF型 アルテオン シューティングブレーク [TSI 4motion R-Line]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.526kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は158.1PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.794
平均ピストンスピード 20.11m/s
トルクウェイトレシオ 48.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段 23699円
排気量1Lあたり馬力 137.10PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.99kgm/L
1気筒あたりの馬力 68.0PS
1気筒あたりのトルク 8.9kgm
パワーバンド比率 69.2%
燃費×馬力 3128.0pt
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは48.2kg/kgm(1720kg/35.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6446000円、最高出力が272馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は23699円、逆に1万円あたりでは0.42馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は180560円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
ステーションワゴン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は137.10PS/L、トルクは17.99kgm/L、1気筒あたりの馬力は68.0馬力、トルクは8.9kgmとなり、このエンジンが272馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは20.11m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.8mmであるDNU型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6470回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.794になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が11.5km/L、最高出力が272PSであるこの車の獲得ポイントは3128.0ptになります。
戯れに車両重量1720kgを100kg単位にした17.2で割ってみたところ、その数値は181.86ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.70m
期待される荷室の幅 1.48m
対角線の長さ 2.25m
期待される荷室の面積 2.52m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.70m(対角線では2.25m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 11.5km/L
燃料タンク容量 66L
航続距離(カタログ燃費) 759.0km
航続距離(80%燃費) 607.2km
満タンプライス 10890円
1万円でどこまで行ける? 697.0km
車両価格/航続距離 8493円/km

WLTCモード燃費が11.5km/Lですので、燃料タンクの容量が66リットルですと航続可能距離は759.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.3km/L)とすると679.8km、80%(9.2km/L)だと607.2km、70%(8.0km/L)では528.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン66リットルの給油で10890円、上で計算した航続距離を踏まえると759.0km(80%燃費時607.2km)を走行するのに10890円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば697.0km(往復なら片道348.5km)、カタログ値の80%なら557.6km(片道278.8km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で759.0kmの距離を移動できる3HDNUF型 アルテオン シューティングブレーク [TSI 4motion R-Line]という乗り物を、644.6万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「8493円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
11.5km/L
759.0km
市街地燃費
8.6km/L
567.6km
[-191.4km]
郊外燃費
11.6km/L
765.6km
[+6.6km]
高速道路燃費
13.5km/L
891.0km
[+132.0km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を66Lとしたとき、市街地モード燃費8.6km/Lでの航続距離は567.6km(-191.4km)、郊外モード燃費11.6km/Lでの航続距離は765.6km(+6.6km)、高速道路モード燃費13.5km/Lでの航続距離は891.0km(+132.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5500-6500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7000rpm|タイヤサイズ 245/40R19|タイヤ直径 67.9cm|円周長 213.3cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
7000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.400 16.36 -
-
55km/h 12780rpm 1720.4kgm
2速 2.095 10.08 0.616 1-2/
4310rpm
89km/h 7880rpm 1060.1kgm
3速 1.345 6.47 0.642 2-3/
4490rpm
138km/h 5060rpm 680.6kgm
4速 0.924 4.45 0.687 3-4/
4810rpm
201km/h 3470rpm 467.5kgm
5速 0.704 3.39 0.762 4-5/
5330rpm
264km/h 2650rpm 356.2kgm
6速 0.574 2.76 0.815 5-6/
5710rpm
324km/h 2160rpm 290.4kgm
7速 0.483 2.32 0.841 6-7/
5890rpm
385km/h 1820rpm 244.4kgm
Final 4.812 レシオカバレッジ(変速比幅)7.039

ギヤの繋がりイメージ
3HDNUF型アルテオン シューティングブレーク7AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2000-5400rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.812)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(35.7kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.812)÷タイヤの有効半径(0.3395m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は7速ギヤの385km(6500rpmでは357.9km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6500rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ51km/h-
2速ギヤ83km/h4000rpm
3速ギヤ129km/h4170rpm
4速ギヤ187km/h4470rpm
5速ギヤ246km/h4950rpm
6速ギヤ301km/h5300rpm
7速ギヤ358km/h5470rpm

3HDNUF型アルテオン シューティングブレークに搭載されたDNU型1984ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6500rpmまで引っ張ると51km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6500rpmから4000rpmまで落ち、そこから6500rpmまで加速を続けると速度は83km/h(+32km/h)になります。

3速ギヤでは4170rpmまで落ちて6500rpmで129km/h(+46km/h)に、4速ギヤでは4470rpmまで落ちて6500rpmで187km/h(+58km/h)に、5速ギヤでは4950rpmまで落ちて6500rpmで246km/h(+59km/h)になります。

続いて6速ギヤでは5300rpmまで落ちて6500rpmで301km/h(+55km/h)に、7速ギヤでは5470rpmまで落ちて6500rpmで358km/h(+57km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2000-5400回転で最大トルク35.7kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば48.2kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(6.324kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1720.4kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1720kg)を1速ギヤの最大駆動力(1720.4kgm)で割ってみると1.000kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6500回転でのトルク(30.0kgm)からTWRを算出すると1.19kg/kgmとなり、2000-6500回転の回転域では1.000-1.19kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5110 7670 10230 12780 15340 17900 23010
2速 3150 4730 6300 7880 9450 11030 14180
3速 2020 3030 4050 5060 6070 7080 9100
4速 1390 2080 2780 3470 4170 4860 6250
5速 1060 1590 2120 2650 3180 3710 4760
6速 860 1290 1730 2160 2590 3020 3880
7速 730 1090 1450 1820 2180 2540 3270
※赤い数字は暫定レブリミット(7000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.483)を選択して時速100kmにて走行すると1820回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1090回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1270回転、一般的な高速道路の80km/hでは1450回転、100km/hでは1820回転、制限速度が120km/hになると2180回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3270回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 23 31 39 47 55 63
2速 13 25 38 51 63 76 89 102
3速 20 40 59 79 99 119 138 158
4速 29 58 86 115 144 173 201 230
5速 38 76 113 151 189 227 264 302
6速 46 93 139 185 232 278 324 371
7速 55 110 165 220 275 330 385 441

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの245/40R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/40R19 | 直径 679mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
35
扁平
225/35R19
37.8km/h
直径641mm
径差-38mm
235/35R19
38.2km/h
直径648mm
径差-31mm
245/35R19
38.6km/h
直径655mm
径差-24mm
255/35R19
39.0km/h
直径662mm
径差-17mm
265/35R19
39.4km/h
直径669mm
径差-10mm
0%
40
扁平
225/40R19
39.1km/h
直径663mm
径差-16mm
235/40R19
39.5km/h
直径671mm
径差-8mm
245/40R19
40.0km/h
679mm
0mm
255/40R19
40.5km/h
直径687mm
径差+8mm
265/40R19
40.9km/h
直径695mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
225/45R19
40.4km/h
直径686mm
径差+7mm
235/45R19
40.9km/h
直径695mm
径差+16mm
245/45R19
41.5km/h
直径704mm
径差+25mm
255/45R19
42.0km/h
直径713mm
径差+34mm
265/45R19
42.5km/h
直径722mm
径差+43mm
+10%
50
扁平
225/50R19
41.7km/h
直径708mm
径差+29mm
235/50R19
42.3km/h
直径718mm
径差+39mm
245/50R19
42.9km/h
直径728mm
径差+49mm
255/50R19
43.5km/h
直径738mm
径差+59mm
265/50R19
44.1km/h
直径748mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/40R19 、235/35R19、235/40R19 、245/35R19 、255/35R19 、265/35R19あたりのタイヤがおすすめです。

245/40R19のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、245/40R19の適応サイズと性能の変化 [3HDNUF型アルテオン シューティングブレーク編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


3HDNUF型アルテオン シューティングブレーク[2.0Lターボ 4WD/7AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.324kg/ps59.15
1速ギヤ加速性能1.000kg/kgm62.67
1L換算馬力137.10ps/L63.73
1L換算トルク17.99kgm/L57.87
WB/TR比1.79447.58
ワイド&ロー指数0.77157.77
前面の面積2.709m²46.82
最低地上高-43.50
スポーツ性能部門の得点439.09

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費11.5km/L39.53
年間維持費306800円33.66
100kmh回転数1820rpm59.50
航続距離759.0km52.88
車の大きさ13.195m³57.72
室内の広さ(仮) 2.393m³39.71
最小回転半径5.5m43.19
馬力単価23699円46.34
ユーティリティ部門の得点372.53

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 3HDNUF型アルテオン シューティングブレーク[2.0Lターボ 4WD/7AT] の総合得点は 811.62 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した3HDNUF型アルテオン シューティングブレーク(4WD/7AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「2000ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

11.5

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