TVR サーブラウの性能まとめ [4.2L/360PS|FR/5MT|2004年] 4.2


画像はTVRより引用
http://tvr.co.uk/
投稿:2012/05/17|更新:2019/09/26

TVRの2ドア・4人乗りクーペ、謎型の初代サーブラウは1997/02から生産が開始され、2005/06に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量4185cc(360PS/44.3kgm)のエンジンを搭載する[4.2|2004/04モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4280mm×全幅1865mm×全高1220mm、排気量は4185ccであることから、大雑把に分類すると4.2リットルクラス(4200cc、自動車税は4.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4280mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

サーブラウ [4185cc/360PS FR/5MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代サーブラウの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
4.5L-NA
FR/5MT
1134.0万円
型式不明
[4.5]
(2004/04)
420PS
52.5kgm
4.0L-NA
FR/5MT
882.0万円
型式不明
[Speed-Six]
(2004/04)
350PS
45.6kgm

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー TVR
車名&
グレード
サーブラウ
4.2
その他
お値段 9030000円
車両型式
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
5MT(5段変速・手動)
ドア数&
定員
2ドア
4人
車体寸法 長4280×幅1865×高1220mm
軸距&
輪距
2566mm
前1464mm/後1470mm
タイヤ 前輪:225/45R16
後輪:245/45R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1100kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型8気筒
排気量4185cc
圧縮比10.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 360PS[265kW]/6500rpm
最大トルク 44.3kgm[434Nm]/4500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン

V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(87900円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(17100円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額8000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2004/04モデルのサーブラウを16年落ちの中古で99.3万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    サーブラウの2004/04モデルの場合、2020年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である90.3万円に諸経費として9万円を足した99.3万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2004年式を16年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 4500cc以下 13年経過で増税 87900
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年-17年経過で増税 17100円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷7.7km/L×140円/L 181820円
オイル交換(5000km毎) 1回7000円×2回 14000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本12000円×4本÷3年 16000円
任意保険料(月額8000円) 月額8000円×12ヶ月 96000円
ローン完済後の年間維持費 426740円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額41390円×12ヶ月 496680円
ローン返済中の年間維持費 923420円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 65040円
名目 金額
自動車税(1年分) 87900
自動車重量税(1年分) 17100円
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 181820円
オイル交換(5000km毎) 14000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 16000円
任意保険料(月額8000円) 96000円
ローン完済後の年間維持費 426740円
名目 金額
車のローン額(1年分) 496680円
ローン返済中の年間維持費 923420円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
65040円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「4500cc以下の13年経過で増税」で税額は87900円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年-17年経過で増税」で税額は17100円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに7000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額65,040円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると35,562円(完済前は76,952円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●サーブラウの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、サーブラウの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 37270円
ガソリン税(暫定) 32600円
石油税 3640円
消費税(10%) 16530円
合計納税額 90040円

例として年間走行距離を10000km、燃費を7.7km/L、ガソリンを1リットルあたり140円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1298.7Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計37270円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで32600円、石油税が2.8円/Lで3640円になります。

ガソリン車の場合は本体価格70.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては16530円となり、これらを合計した税額は90040円、1年間に燃料代として支払う181820円のうち49.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で87900円、自動車重量税が年換算で17100円ですから、合計195040円がサーブラウに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 87900
自動車重量税(1年分) 17100円
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 54550円
オイル交換(年1回) 7000円
タイヤ交換(3万km/6年) 4800円
任意保険料(月額6400円) 76800円
合計
[差額]
262070円
[-164670円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 87900
自動車重量税(1年分) 17100円
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 90910円
オイル交換(年1回) 7000円
タイヤ交換(3万km/6年) 8000円
任意保険料(月額6800円) 81600円
合計
[差額]
306430円
[-120310円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 87900
自動車重量税(1年分) 17100円
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 127270円
オイル交換(年1回) 9800円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 11200円
任意保険料(月額7200円) 86400円
合計
[差額]
353590円
[-73150円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料96000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて164670円安い262070円に、5000km走行では120310円安い306430円に、7000km走行では73150円安い353590円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km180円4000円4.7万円
20km360円7900円9.4万円
30km550円12100円14.3万円
50km910円20000円23.7万円
100km1820円40000円47.3万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を140円、燃費を7.7km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは18.18円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は180円/日となり、20km走行なら360円/日、30km走行なら550円/日、50km走行なら910円/日、100km走行なら1820円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は12100円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は14.3万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4500回転時の馬力 278PS
6500回転時の馬力 360PS
各回転域でのトルク
4500回転時のトルク 44.3kgm
6500回転時のトルク 39.7kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型8気筒、4185ccの自然吸気エンジンは6500回転時に最高出力360馬力を、4500回転時に最大トルク44.3kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4500rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は30.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ3.060kg/PS(1100kg/360PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ3.060kg/PS
車体+1人3.21kg/PS
車体+4人3.67kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg3.22kg/PS
車体+70kg3.25kg/PS
車体+80kg3.28kg/PS
車体+90kg3.31kg/PS
車体+100kg3.33kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは3.21kg/PS(1155kg/360PS)となり、数値としては0.15kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは3.67kg/PS(1320kg/360PS)となり、0.61kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

サーブラウのライバル候補車たち

2.927kg/PS
R8 スパイダー
5.3L/620PS|4WD/7AT
3.231kg/PS
R8 クーペ
5.3L/540PS|4WD/7AT
3.380kg/PS
R8 スパイダー
5.3L/540PS|4WD/7AT
3.461kg/PS
ジュリア
2.9L/510PS|FR/8AT
3.472kg/PS
Eクラス セダン
4.0L/612PS|4WD/9AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ3.208kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

2.89kg/PSから3.53kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、アウディの2人乗りオープンカー「4SDMWF型 R8 スパイダー」、アウディの2人乗りクーペ「4SDKAF型 R8 クーペ」、アウディの2人乗りオープンカー「4SDKAF型 R8 スパイダー」、アルファロメオの4人乗りセダン「95229型 ジュリア」、ロータスの2人乗りクーペ「謎型 エヴォーラ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

サーブラウ [4.2]とパワーウェイトレシオが近い車種|3.208kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は327.3PS/tとなっています。


いろいろな数値
WB/TR比 1.749
平均ピストンスピード 18.6m/s
トルクウェイトレシオ 24.8kg/kgm
1馬力あたりのお値段 25083円
排気量1Lあたり馬力 86.0PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.59kgm/L
1気筒あたりの馬力 45.0PS
1気筒あたりのトルク 5.5kgm
パワーバンド比率 30.8%
各種ランキング
クーペのPWR
4.0~4.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは24.8kg/kgm(1100kg/44.3kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が9030000円、最高出力が360馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は25083円、逆に1万円あたりでは0.40馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は203837円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は86.0PS/L、トルクは10.59kgm/L、1気筒あたりの馬力は45.0馬力、トルクは5.5kgmとなり、このエンジンが360馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.6m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が86.0mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6980回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.749になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.50m
期待される荷室の幅 1.47m
対角線の長さ 2.10m
期待される荷室の面積 2.21m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.50m(対角線では2.10m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 7.7km/L
燃料タンク容量 65L
航続距離(カタログ燃費) 500.5km
航続距離(80%燃費) 403.0km
満タンプライス 9100円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので7.7km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が65リットルですと航続可能距離は500.5kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.9km/L)とすると448.5km、80%(6.2km/L)だと403.0km、70%(5.4km/L)では351.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン65リットルの給油で9100円、上で計算した航続距離を踏まえると500.5km(80%燃費時403.0km)を走行するのに9100円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7000rpm|タイヤサイズ 245/45R16|タイヤ直径 62.7cm|円周長 197.0cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
7000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 2.950 10.18 81km/h 8610rpm 1438.2kgm
2速 1.950 6.728 0.661 1-2/4630rpm 123km/h 5690rpm 950.6kgm
3速 1.340 4.623 0.687 2-3/4810rpm 179km/h 3910rpm 653.3kgm
4速 1.000 3.450 0.746 3-4/5220rpm 240km/h 2920rpm 487.5kgm
5速 0.800 2.760 0.800 4-5/5600rpm 300km/h 2340rpm 390.0kgm
Final 3.450 レシオカバレッジ(変速比幅)3.688

ギヤの繋がりイメージ
謎型サーブラウ5MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.450)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(44.3kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.450)÷タイヤの有効半径(0.3135m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの300km(6500rpmでは278.4km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6500rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ75km/h
2速ギヤ114km/h4300rpm
3速ギヤ166km/h4470rpm
4速ギヤ223km/h4850rpm
5速ギヤ278km/h5200rpm

謎型サーブラウに搭載された4185ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6500rpmまで引っ張ると75km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6500rpmから4300rpmまで落ち、そこから6500rpmまで加速を続けると速度は114km/h(+39km/h)になります。

3速ギヤでは4470rpmまで落ちて6500rpmで166km/h(+52km/h)に、4速ギヤでは4850rpmまで落ちて6500rpmで223km/h(+57km/h)に、5速ギヤでは5200rpmまで落ちて6500rpmで278km/h(+55km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4500回転で最大トルク44.3kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば24.8kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(3.060kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1438.2kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1100kg)を1速ギヤの最大駆動力(1438.2kgm)で割ってみると0.76kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6500回転でのトルク(39.7kgm)からTWRを算出すると0.85kg/kgmとなり、4500-6500回転の回転域では0.76-0.85kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3440 5170 6890 8610 10330 12050 15500
2速 2280 3410 4550 5690 6830 7970 10240
3速 1560 2350 3130 3910 4690 5480 7040
4速 1170 1750 2340 2920 3500 4090 5250
5速 930 1400 1870 2340 2800 3270 4200
※赤い数字は暫定レブリミット(7000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.800)を選択して時速100kmにて走行すると2340回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1400回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1630回転、一般的な高速道路の80km/hでは1870回転、100km/hでは2340回転、制限速度が120km/hになると2800回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4200回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 12 23 35 46 58 70 81 93
2速 18 35 53 70 88 105 123 141
3速 26 51 77 102 128 153 179 205
4速 34 69 103 137 171 206 240 274
5速 43 86 128 171 214 257 300 343

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの245/45R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/45R16 | 直径 627mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
40
扁平
225/40R16
37.4km/h
直径586mm
径差-41mm
235/40R16
37.9km/h
直径594mm
径差-33mm
245/40R16
38.4km/h
直径602mm
径差-25mm
255/40R16
38.9km/h
直径610mm
径差-17mm
265/40R16
39.4km/h
直径618mm
径差-9mm
0%
45
扁平
225/45R16
38.9km/h
直径609mm
径差-18mm
235/45R16
39.4km/h
直径618mm
径差-9mm
245/45R16
40.0km/h
627mm
0mm
255/45R16
40.6km/h
直径636mm
径差+9mm
265/45R16
41.1km/h
直径645mm
径差+18mm
+5%
50
扁平
225/50R16
40.3km/h
直径631mm
径差+4mm
235/50R16
40.9km/h
直径641mm
径差+14mm
245/50R16
41.5km/h
直径651mm
径差+24mm
255/50R16
42.2km/h
直径661mm
径差+34mm
265/50R16
42.8km/h
直径671mm
径差+44mm
+10%
55
扁平
225/55R16
41.7km/h
直径654mm
径差+27mm
235/55R16
42.4km/h
直径665mm
径差+38mm
245/55R16
43.1km/h
直径676mm
径差+49mm
255/55R16
43.8km/h
直径687mm
径差+60mm
265/55R16
44.5km/h
直径698mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/45R16 、235/45R16 、245/40R16 、255/40R16 、265/40R16あたりのタイヤがおすすめです。

245/45R16のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、245/45R16の適応サイズと性能の変化 [サーブラウ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


サーブラウ[4.2L-NA FR/5MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト3.060kg/ps68.47
1速ギヤ加速性能0.76kg/kgm68.37
1L換算馬力86.0ps/L59.89
1L換算トルク10.59kgm/L63.54
WB/TR比1.74952.42
ワイド&ロー指数0.65465.51
前面の面積2.275m²57.98
最低地上高43.43
スポーツ性能部門の得点479.61

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費426740円37.58
100kmh回転数2340rpm52.46
航続距離24.91
車の大きさ9.738m³43.40
室内の広さ(仮) 1.766m³33.13
最小回転半径39.00
馬力単価25083円44.25
ユーティリティ部門の得点316.28

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計したサーブラウ[4.2L-NA FR/5MT] の総合得点は 795.89 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したサーブラウ [4.2] (FR/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのクーペ」、「4500ccのクーペ」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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