トヨタ スプリンターの性能まとめ [CE116型|2.2L/79PS|4WD/5MT|1998年] LX


画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2011/08/29|更新:2019/06/05

トヨタ自動車の4ドア・5人乗りセダン、CE116型の8代目スプリンターは1995/05から生産が開始され、2000/08に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量2184cc(79PS/15.0kgm)の3C-E型エンジンを搭載する[LX|1998/04モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4315mm×全幅1690mm×全高1400mm、排気量は2184ccであることから、大雑把に分類すると2.2リットルクラス(2200cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。ディーゼル燃料を使用する車両は排気量に関係なく、車体の大きさのみで判断される点がガソリン車とは異なるポイントとなっています。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4315mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

CE116型 スプリンター [2184cc/79PS 4WD/5MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

8代目スプリンターの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.6L-NA
FF/6MT
171.0万円
AE111型
[GT]
(1998/04)
165PS
16.5kgm
12.6km/L
1.6L-NA
FF/6MT
189.9万円
AE111型
[BZ-R]
(1998/04)
165PS
16.5kgm
12.6km/L
1.6L-NA
FF/4AT
194.1万円
AE111型
[BZ-R]
(1998/04)
165PS
16.5kgm
11.0km/L
1.6L-NA
FF/6MT
194.1万円
AE111G型
[BZ-Touring]
(1999/04)
165PS
16.5kgm
12.6km/L
1.5L-NA
FF/5MT
145.9万円
AE110型
[FZ]
(1998/04)
100PS
14.0kgm
18.8km/L
8代目スプリンターの車両型式・グレード一覧【全27車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーTOYOTA
車名&
グレード
スプリンター
LX
その他LX ビジネスパッケージ, XE ヴィンテージ リミテッド, SE ヴィンテージ リビエール
お値段1492000円
車両型式KE-CE116
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
5MT(5段変速・手動)
ドア数&
定員
4ドア
5人
車体寸法長4315×幅1690×高1400mm
室内寸法長1830×幅1415×高1165mm
軸距&
輪距
2465mm
前1470mm/後1460mm
最小半径4.8m
タイヤ前輪:165/80R13
後輪:165/80R13
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量1220kg
エンジン諸元
原動機型式3C-E
気筒配列直列4気筒
排気量2184cc
圧縮比23.4
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力79PS[58kW]/4400rpm
最大トルク15.0kgm[147Nm]/2400rpm
使用燃料軽油(ディーゼル燃料)
3C-E型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(51700円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(18900円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1998/04モデルのスプリンターを21年落ちの中古で16.4万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    スプリンターの1998/04モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である14.9万円に諸経費として1.5万円を足した16.4万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

1998年式を21年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)2500cc以下11年経過で増税51700
自動車重量税(1年分)1.5トン以下18年経過で増税18900
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷10.0km/L×130円/L130000円
オイル交換(5000km毎)1回5000円×2回10000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本6000円×4本÷3年8000円
任意保険料(月額6000円)月額6000円×12ヶ月72000円
ローン完済後の年間維持費304520円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額13660円×12ヶ月163920円
ローン返済中の年間維持費468440円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度68640円
名目金額
自動車税(1年分)51700
自動車重量税(1年分)18900
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)130000円
オイル交換(5000km毎)10000円
タイヤ交換(3年3万km毎)8000円
任意保険料(月額6000円)72000円
ローン完済後の年間維持費304520円
名目金額
車のローン額(1年分)163920円
ローン返済中の年間維持費468440円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
68640円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「2500cc以下の11年経過で増税」で税額は51700円、重量税の区分は「1.5トン以下の18年経過で増税」で税額は18900円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本6000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額68,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると25,377円(完済前は39,037円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)51700
自動車重量税(1年分)18900
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)39000円
オイル交換(年1回)5000円
タイヤ交換(3万km/6年)2400円
任意保険料(月額4800円)57600円
合計
[差額]
188520円
[-116000円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)51700
自動車重量税(1年分)18900
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)65000円
オイル交換(年1回)5000円
タイヤ交換(3万km/6年)4000円
任意保険料(月額5100円)61200円
合計
[差額]
219720円
[-84800円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)51700
自動車重量税(1年分)18900
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)91000円
オイル交換(年1回)7000円
タイヤ交換(3万km/4.3年)5600円
任意保険料(月額5400円)64800円
合計
[差額]
252920円
[-51600円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて116000円安い188520円に、5000km走行では84800円安い219720円に、7000km走行では51600円安い252920円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km130円2900円3.4万円
20km260円5700円6.8万円
30km390円8600円10.1万円
50km650円14300円16.9万円
100km1300円28600円33.8万円

さて、軽油(ディーゼル燃料)1リットルの燃料価格を130円、燃費を10.0km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは13.00円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は130円/日となり、20km走行なら260円/日、30km走行なら390円/日、50km走行なら650円/日、100km走行なら1300円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は8600円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は10.1万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

3C-E型エンジン簡易性能曲線図
3C-E型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2400回転時の馬力50PS
4400回転時の馬力79PS
各回転域でのトルク
2400回転時のトルク15.0kgm
4400回転時のトルク12.9kgm
3C-E型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している3C型2184cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは4400回転時に最高出力79馬力を、2400回転時に最大トルク15.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2400rpmから最高出力が発生する4400rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は45.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ15.44kg/PS(1220kg/79PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ15.44kg/PS
車体+1人16.14kg/PS
車体+5人18.92kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg16.20kg/PS
車体+70kg16.33kg/PS
車体+80kg16.46kg/PS
車体+90kg16.58kg/PS
車体+100kg16.71kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは16.14kg/PS(1275kg/79PS)となり、数値としては0.70kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは18.92kg/PS(1495kg/79PS)となり、3.48kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

スプリンターのライバル候補車たち

16.17kg/PS
N-BOXカスタム
0.7L/64PS|FF/CVT
16.17kg/PS
エブリイワゴン
0.7L/64PS|4WD/4AT
16.15kg/PS
カローラ アクシオ
1.5L/74PS|FF/CVT
16.30kg/PS
トール
1.0L/69PS|FF/CVT
16.17kg/PS
エブリイワゴン
0.7L/64PS|4WD/4AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ16.14kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

15.98kg/PSから16.30kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JF1型 N-BOXカスタム」、スズキの4人乗り軽1BOX「DA62W型 エブリイワゴン」、トヨタの5人乗りセダン「NKE165型 カローラ アクシオ」、ダイハツの5人乗りミニバン「M900S型 トール」、スズキの4人乗り軽1BOX「DA17W型 エブリイワゴン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

CE116型 スプリンター [LX]とパワーウェイトレシオが近い車種|16.14kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.68
平均ピストンスピード13.8m/s
トルクウェイトレシオ81.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段18886円
排気量1Lあたり馬力36.2PS/L
排気量1Lあたりトルク6.87kgm/L
1気筒あたりの馬力19.8PS
1気筒あたりのトルク3.8kgm
パワーバンド比率45.5%
各種ランキング
セダンのP/Wレシオ
2.0~2.5L以下のP/Wレシオ(NA)

トルクウェイトレシオは81.3kg/kgm(1220kg/15.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が1492000円、最高出力が79馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は18886円、逆に1万円あたりでは0.53馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は99467円、1万円あたりでは0.10kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は36.2PS/L、トルクは6.87kgm/L、1気筒あたりの馬力は19.8馬力、トルクは3.8kgmとなり、このエンジンが79馬力を4400回転で発生させているときの平均ピストンスピードは13.8m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.68になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高3.0m³
1人あたりのスペース約0.6m³
室内長/全長42.4%
室内幅/全幅83.7%
室内高/全高83.2%
室内容積/車両体積29.4%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.0m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.6m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は42.4%、同じく室内幅と全幅の比率は83.7%、同じく室内高と全高の比率は83.2%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は29.4%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.51m
期待される荷室の幅1.31m
対角線の長さ2.00m
期待される荷室の面積1.98m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.51m(対角線では2.00m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費10.0km/L
燃料タンク容量50L
航続距離(カタログ燃費)500.0km
航続距離(80%燃費)400.0km
満タンプライス6500円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので10.0km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が50リットルですと航続可能距離は500.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.0km/L)とすると450.0km、80%(8.0km/L)だと400.0km、70%(7.0km/L)では350.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)50リットルの給油で6500円、上で計算した航続距離を踏まえると500.0km(80%燃費時400.0km)を走行するのに6500円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4400rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4900回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4900rpm|タイヤサイズ 165/80R13|タイヤ直径 59.4cm|円周長 186.6cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
4900rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速3.53813.9539km/h12460rpm704.7kgm
2速2.0458.0650.5781-2/2830rpm68km/h7200rpm407.3kgm
3速1.3335.2570.6522-3/3190rpm104km/h4700rpm265.5kgm
4速0.9723.8340.7293-4/3570rpm143km/h3420rpm193.6kgm
5速0.7753.0570.7974-5/3910rpm179km/h2730rpm154.4kgm
Final3.944レシオカバレッジ(変速比幅)4.565

ギヤの繋がりイメージ
CE116型スプリンター5MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2400rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.944)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(15.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.944)÷タイヤの有効半径(0.297m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの179km(4400rpmでは161.2km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4400rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4400rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ35km/h
2速ギヤ61km/h2540rpm
3速ギヤ94km/h2870rpm
4速ギヤ129km/h3210rpm
5速ギヤ161km/h3510rpm

CE116型スプリンターに搭載された3C型2184ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4400rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4400rpmまで引っ張ると35km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4400rpmから2540rpmまで落ち、そこから4400rpmまで加速を続けると速度は61km/h(+26km/h)になります。

3速ギヤでは2870rpmまで落ちて4400rpmで94km/h(+33km/h)に、4速ギヤでは3210rpmまで落ちて4400rpmで129km/h(+35km/h)に、5速ギヤでは3510rpmまで落ちて4400rpmで161km/h(+32km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2400回転で最大トルク15.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば81.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(15.44kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと704.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1220kg)を1速ギヤの最大駆動力(704.7kgm)で割ってみると1.73kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4400回転でのトルク(12.9kgm)からTWRを算出すると2.01kg/kgmとなり、2400-4400回転の回転域では1.73-2.01kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速49907480997012460149601745022430
2速288043205760720086401009012970
3速1880282037604700563065708450
4速1370205027403420411047906160
5速1090164021802730328038204910
※赤い数字は暫定レブリミット(4900rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.775)を選択して時速100kmにて走行すると2730回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1640回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1910回転、一般的な高速道路の80km/hでは2180回転、100km/hでは2730回転、制限速度が120km/hになると3280回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4910回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干高めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも静粛性や燃費よりも加速に重きを置いた設定なので、高速道路やバイパスを走行するとき、ふと「もう1段上のギヤがあったらなあ‥」と呟くことがあるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速816243240485664
2速14284256698397111
3速21436485106128149170
4速295888117146175204234
5速3773110147183220256293

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4900回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの165/80R13と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 165/80R13 | 直径 594mm

-20mm
幅145mm
-10mm
幅155mm
変更なし
幅165mm
+10mm
幅175mm
+20mm
幅185mm
-5%
75
扁平
145/75R13
36.9km/h
直径548mm
径差-46mm
155/75R13
37.9km/h
直径563mm
径差-31mm
165/75R13
38.9km/h
直径578mm
径差-16mm
175/75R13
39.9km/h
直径593mm
径差-1mm
185/75R13
40.9km/h
直径608mm
径差+14mm
0%
80
扁平
145/80R13
37.8km/h
直径562mm
径差-32mm
155/80R13
38.9km/h
直径578mm
径差-16mm
165/80R13
40.0km/h
594mm
0mm
175/80R13
41.1km/h
直径610mm
径差+16mm
185/80R13
42.2km/h
直径626mm
径差+32mm
+5%
85
扁平
145/85R13
38.9km/h
直径577mm
径差-17mm
155/85R13
40.0km/h
直径594mm
径差0mm
165/85R13
41.1km/h
直径611mm
径差+17mm
175/85R13
42.3km/h
直径628mm
径差+34mm
185/85R13
43.4km/h
直径645mm
径差+51mm
+10%
90
扁平
145/90R13
39.8km/h
直径591mm
径差-3mm
155/90R13
41.0km/h
直径609mm
径差+15mm
165/90R13
42.2km/h
直径627mm
径差+33mm
175/90R13
43.4km/h
直径645mm
径差+51mm
185/90R13
44.6km/h
直径663mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、145/85R13 、155/80R13、155/85R13 、165/75R13 、175/75R13 あたりのタイヤがおすすめです。

165/80R13のタイヤ幅を145mmから195mmまで、扁平率を65%から95%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、165/80R13の適応サイズと性能の変化 [CE116型スプリンター編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


CE116型スプリンター[2.2L-NA 4WD/5MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト15.44kg/ps33.10
1速ギヤ加速性能1.73kg/kgm46.80
1L換算馬力36.2ps/L19.85
1L換算トルク6.87kgm/L16.58
WB/TR比1.6859.58
ワイド&ロー指数0.82854.18
前面の面積2.366m²56.65
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点330.12

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費304520円52.13
100kmh回転数2730rpm47.15
航続距離24.65
車の大きさ10.209m³45.43
室内の広さ3.017m³46.46
最小回転半径4.8m57.87
馬力単価18886円52.46
ユーティリティ部門の得点367.70

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した CE116型スプリンター[2.2L-NA 4WD/5MT] の総合得点は 697.82 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したCE116型スプリンター(4WD/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「2500ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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