トヨタ プリウスPHVの性能まとめ [ZVW35型|1.8L/99PS|FF/CVT|2012年] S


画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2012/04/19|更新:2019/09/26

トヨタ自動車の5ドア・5人乗りセダン、ZVW35型の3代目プリウスPHVは2012/01から生産が開始され、2016/05に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量1797cc(99PS/14.5kgm)の2ZR-FXE型エンジンを搭載する[S|2012/01モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4480mm×全幅1745mm×全高1490mm、排気量は1797ccであることから、大雑把に分類すると1.8リットルクラス(1800cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4480mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ZVW35型 プリウスPHV [1797cc/99PS FF/CVT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

3代目プリウスPHVの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.8L-NA
FF/CVT
330.5万円
ZVW40W型
[G Touring-sele 7人乗り]
(2011/05)
99PS
14.5kgm
26.2km/L
1.8L-NA
FF/CVT
300.0万円
ZVW40W型
[G 7人乗り]
(2011/05)
99PS
14.5kgm
26.2km/L
1.8L-NA
FF/CVT
349.7万円
ZVW40W型
[S-Touring G’s]
(2015/02)
99PS
14.5kgm
26.2km/L
1.8L-NA
FF/CVT
205.0万円
ZVW30型
[L]
(2009/05)
99PS
14.5kgm
32.6km/L
1.8L-NA
FF/CVT
220.0万円
ZVW30型
[S]
(2009/05)
99PS
14.5kgm
30.4km/L
3代目プリウスPHVの車両型式・グレード一覧【全10車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー TOYOTA
車名&
グレード
プリウスPHV
S
その他 G レザーパッケージ プラグインハイブリッド燃費(61.0km/Lまたは57.2km/L)
お値段 3200000円
車両型式 DLA-ZVW35
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
CVT(無段変速機・連続可変T/M)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4480×幅1745×高1490mm
室内寸法 長1905×幅1470×高1225mm
軸距&
輪距
2700mm
前1525mm/後1520mm
最小半径 5.2m
最低高 140mm
タイヤ 前輪:195/65R15
後輪:195/65R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1410kg
エンジン諸元
原動機型式 2ZR-FXE
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1797cc
圧縮比13.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 99PS[73kW]/5200rpm
最大トルク 14.5kgm[142Nm]/4000rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
JC08燃費 31.6km/L(74.3mpg)
100km燃費 3.2L/100km
2ZR-FXE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(39500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2012/01モデルのプリウスPHVを8年落ちの中古で176万円にて購入し、頭金なしで3年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    プリウスPHVの2012/01モデルの場合、2020年現在では8年が経過しているため、新車価格の50%である160万円に諸経費として16万円を足した176万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2012年式を8年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 39500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷29.4×130円/L 44220円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本10000円×4本÷3年 13330円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 198270円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額48890円×12ヶ月 586680円
ローン返済中の年間維持費 784950円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 44220円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 13330円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 198270円
名目 金額
車のローン額(1年分) 586680円
ローン返済中の年間維持費 784950円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から8年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年未満」で税額は39500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して16,523円(完済前は65,413円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。

プリウスPHVの中古車をGoo-netで検索!


●プリウスPHVの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、プリウスPHVの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 9760円
ガソリン税(暫定) 8540円
石油税 950円
消費税(10%) 4020円
合計納税額 23270円

例として年間走行距離を10000km、燃費を29.4km/L、ガソリンを1リットルあたり130円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は340.1Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計9760円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで8540円、石油税が2.8円/Lで950円になります。

ガソリン車の場合は本体価格61.6円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては4020円となり、これらを合計した税額は23270円、1年間に燃料代として支払う44220円のうち52.6%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で39500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計75070円がプリウスPHVに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 13270円
オイル交換(年1回) 4500円
タイヤ交換(3万km/6年) 4000円
任意保険料(月額4400円) 52800円
合計
[差額]
140290円
[-57980円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 22110円
オイル交換(年1回) 4500円
タイヤ交換(3万km/6年) 6670円
任意保険料(月額4680円) 56160円
合計
[差額]
155160円
[-43110円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 30950円
オイル交換(年1回) 6300円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 9330円
任意保険料(月額4950円) 59400円
合計
[差額]
171700円
[-26570円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて57980円安い140290円に、5000km走行では43110円安い155160円に、7000km走行では26570円安い171700円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km40円900円1.0万円
20km80円1800円2.1万円
30km120円2600円3.1万円
50km210円4600円5.5万円
100km410円9000円10.7万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を130円、燃費を31.6km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは4.11円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は40円/日となり、20km走行なら80円/日、30km走行なら120円/日、50km走行なら210円/日、100km走行なら410円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は2600円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は3.1万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

2ZR-FXE型エンジン簡易性能曲線図
2ZR-FXE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 81PS
5200回転時の馬力 99PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 14.5kgm
5200回転時のトルク 13.6kgm
2ZR-FXE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している2ZR型1797cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは5200回転時に最高出力99馬力を、4000回転時に最大トルク14.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する5200rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は23.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ14.240kg/PS(1410kg/99PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ14.240kg/PS
車体+1人14.80kg/PS
車体+5人17.02kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg14.85kg/PS
車体+70kg14.95kg/PS
車体+80kg15.05kg/PS
車体+90kg15.15kg/PS
車体+100kg15.25kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは14.80kg/PS(1465kg/99PS)となり、数値としては0.56kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは17.02kg/PS(1685kg/99PS)となり、2.78kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

プリウスPHVのライバル候補車たち

14.766kg/PS
タフト
0.7L/64PS|4WD/CVT
14.766kg/PS
スペーシア ギア
0.7L/64PS|FF/CVT
14.904kg/PS
ミラ トコット
0.7L/52PS|FF/CVT
14.847kg/PS
カローラ スポーツ
1.8L/98PS|FF/CVT
14.922kg/PS
フレアワゴン カスタムスタイル
0.7L/64PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ14.798kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

14.65kg/PSから14.95kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ダイハツの4人乗り軽SUV「LA910S型 タフト」、スズキの4人乗り軽SUV「MK53S型 スペーシア ギア」、トヨタの5人乗りハッチバック「ZWE211H型 カローラ スポーツ」、ダイハツの4人乗り軽ハッチバック「LA550S型 ミラ トコット」、マツダの4人乗り軽ミニバン「MM53S型 フレアワゴン カスタムスタイル」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

ZVW35型 プリウスPHV [S]とパワーウェイトレシオが近い車種|14.798kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は70.2PS/tとなっています。


いろいろな数値
WB/TR比 1.773
平均ピストンスピード 15.3m/s
トルクウェイトレシオ 97.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段 32323円
排気量1Lあたり馬力 55.1PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.07kgm/L
1気筒あたりの馬力 24.8PS
1気筒あたりのトルク 3.6kgm
パワーバンド比率 23.1%
各種ランキング
セダンのPWR
1.6~1.8L以下のPWR

トルクウェイトレシオは97.2kg/kgm(1410kg/14.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3200000円、最高出力が99馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は32323円、逆に1万円あたりでは0.31馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は220690円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は55.1PS/L、トルクは8.07kgm/L、1気筒あたりの馬力は24.8馬力、トルクは3.6kgmとなり、このエンジンが99馬力を5200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.3m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.3mmである2ZR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6800回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.773になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.4m³
1人あたりのスペース 約0.7m³
室内長/全長 42.5%
室内幅/全幅 84.2%
室内高/全高 82.2%
室内容積/車両体積 29.3%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.4m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.7m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は42.5%、同じく室内幅と全幅の比率は84.2%、同じく室内高と全高の比率は82.2%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は29.3%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.57m
期待される荷室の幅 1.37m
対角線の長さ 2.08m
期待される荷室の面積 2.15m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.57m(対角線では2.08m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 31.6km/L
燃料タンク容量 45L
航続距離(カタログ燃費) 1422.0km
航続距離(80%燃費) 1138.5km
満タンプライス 5850円
1万円でどこまで行ける? 2430.8km
車両価格/航続距離 2250円/km

JC08モード燃費が31.6km/Lですので、燃料タンクの容量が45リットルですと航続可能距離は1422.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(28.4km/L)とすると1278.0km、80%(25.3km/L)だと1138.5km、70%(22.1km/L)では994.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン45リットルの給油で5850円、上で計算した航続距離を踏まえると1422.0km(80%燃費時1138.5km)を走行するのに5850円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば2430.8km(往復なら片道1215.4km)、カタログ値の80%なら1944.6km(片道972.3km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で1422.0kmの距離を移動できるZVW35型 プリウスPHV [S]という乗り物を、320.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「2250円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


純正装着タイヤの195/65R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 195/65R15 | 直径 635mm

-20mm
幅175mm
-10mm
幅185mm
変更なし
幅195mm
+10mm
幅205mm
+20mm
幅215mm
-5%
60
扁平
175/60R15
37.2km/h
直径591mm
径差-44mm
185/60R15
38.0km/h
直径603mm
径差-32mm
195/60R15
38.7km/h
直径615mm
径差-20mm
205/60R15
39.5km/h
直径627mm
径差-8mm
215/60R15
40.3km/h
直径639mm
径差+4mm
0%
65
扁平
175/65R15
38.4km/h
直径609mm
径差-26mm
185/65R15
39.2km/h
直径622mm
径差-13mm
195/65R15
40.0km/h
635mm
0mm
205/65R15
40.8km/h
直径648mm
径差+13mm
215/65R15
41.6km/h
直径661mm
径差+26mm
+5%
70
扁平
175/70R15
39.4km/h
直径626mm
径差-9mm
185/70R15
40.3km/h
直径640mm
径差+5mm
195/70R15
41.2km/h
直径654mm
径差+19mm
205/70R15
42.1km/h
直径668mm
径差+33mm
215/70R15
43.0km/h
直径682mm
径差+47mm
+10%
75
扁平
175/75R15
40.6km/h
直径644mm
径差+9mm
185/75R15
41.5km/h
直径659mm
径差+24mm
195/75R15
42.5km/h
直径674mm
径差+39mm
205/75R15
43.4km/h
直径689mm
径差+54mm
215/75R15
44.3km/h
直径704mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/65R15、175/70R15 、185/60R15、185/65R15 、195/60R15 、205/60R15 あたりのタイヤがおすすめです。

195/65R15のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを15インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが195/65R15のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


ZVW35型プリウスPHV[1.8L-NA FF/CVT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト14.240kg/ps36.62
1速ギヤ加速性能39.40
1L換算馬力55.1ps/L35.50
1L換算トルク8.07kgm/L31.65
WB/TR比1.77349.89
ワイド&ロー指数0.85451.70
前面の面積2.600m²49.46
最低地上高140mm55.62
スポーツ性能部門の得点349.84

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費31.6km/L72.38
年間維持費198270円60.61
100kmh回転数42.88
航続距離1422.0km93.89
車の大きさ11.648m³51.43
室内の広さ3.430m³50.75
最小回転半径5.2m49.36
馬力単価32323円34.42
ユーティリティ部門の得点455.72

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した ZVW35型プリウスPHV[1.8L-NA FF/CVT] の総合得点は 805.56 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したZVW35型プリウスPHV(FF/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「2000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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