トヨタ プリウスの性能まとめ [NHW20型|1.5L/77PS|FF/CVT|2008年] S Touring-Selection


画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2011/08/26|更新:2019/09/26

トヨタ自動車の5ドア・5人乗りセダン、NHW20型の2代目プリウスは2003/09から生産が開始され、2009/05に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量1496cc(77PS/11.7kgm)の1NZ-FXE型エンジンを搭載する[S Touring-Selection|2008/09モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4445mm×全幅1725mm×全高1490mm、排気量は1496ccであることから、大雑把に分類すると1.5リットルクラス(1500cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4445mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

NHW20型 プリウス [1496cc/77PS FF/CVT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

2代目プリウスの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.5L-NA
FF/CVT
238.3万円
NHW20型
[S]
(2008/09)
77PS
11.7kgm
29.6km/L
1.5L-NA
FF/CVT
270.9万円
NHW20型
[G]
(2008/09)
77PS
11.7kgm
33.0km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーTOYOTA
車名&
グレード
プリウス
S Touring-Selection
その他S. Gツーリングセレクション プレミアム. レザーパッケージ
お値段2541000円
車両型式DAA-NHW20
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
CVT(無段変速機・連続可変T/M)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法長4445×幅1725×高1490mm
室内寸法長1890×幅1440×高1225mm
軸距&
輪距
2700mm
前1505mm/後1480mm
最小半径5.1m
最低高145mm
タイヤ前輪:195/55R16
後輪:195/55R16
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量1280kg
エンジン諸元
原動機型式1NZ-FXE
気筒配列直列4気筒+モーター
排気量1496cc
圧縮比13.0
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力77PS[57kW]/5000rpm
最大トルク11.7kgm[115Nm]/4200rpm
使用燃料レギュラーガソリン
10・15燃費30.0km/L(70.6mpg)
100km燃費3.3L/100km
1NZ-FXE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(34500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2008/09モデルのプリウスを11年落ちの中古で55.9万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    プリウスの2008/09モデルの場合、2019年現在では11年が経過しているため、新車価格の20%である50.8万円に諸経費として5.1万円を足した55.9万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2008年式を11年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)1500cc以下13年未満34500円
自動車重量税(1年分)1.5トン以下13年未満12300
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷25.5km/L×150円/L58820円
オイル交換(5000km毎)1回4000円×2回8000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本12000円×4本÷3年16000円
任意保険料(月額5000円)月額5000円×12ヶ月60000円
ローン完済後の年間維持費203540円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額46570円×12ヶ月558840円
ローン返済中の年間維持費762380円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度55440円
名目金額
自動車税(1年分)34500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)58820円
オイル交換(5000km毎)8000円
タイヤ交換(3年3万km毎)16000円
任意保険料(月額5000円)60000円
ローン完済後の年間維持費203540円
名目金額
車のローン額(1年分)558840円
ローン返済中の年間維持費762380円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から11年経過車の場合、自動車税の区分は「1500cc以下の13年未満」で税額は34500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して16,962円(完済前は63,532円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。

プリウスの中古車をGoo-netで検索!


●プリウスの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、プリウスの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)11260円
ガソリン税(暫定)9840円
石油税1100円
消費税(10%)5350円
合計納税額27550円

例として年間走行距離を10000km、燃費を25.5km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は392.2Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計11260円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで9840円、石油税が2.8円/Lで1100円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては5350円となり、これらを合計した税額は27550円、1年間に燃料代として支払う58820円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で34500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計74350円がプリウスに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)34500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)17650円
オイル交換(年1回)4000円
タイヤ交換(3万km/6年)4800円
任意保険料(月額4000円)48000円
合計
[差額]
135170円
[-68370円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)34500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)29410円
オイル交換(年1回)4000円
タイヤ交換(3万km/6年)8000円
任意保険料(月額4250円)51000円
合計
[差額]
153130円
[-50410円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)34500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)41170円
オイル交換(年1回)5600円
タイヤ交換(3万km/4.3年)11200円
任意保険料(月額4500円)54000円
合計
[差額]
172690円
[-30850円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて68370円安い135170円に、5000km走行では50410円安い153130円に、7000km走行では30850円安い172690円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km50円1100円1.3万円
20km100円2200円2.6万円
30km150円3300円3.9万円
50km250円5500円6.5万円
100km500円11000円13.0万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を30.0km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは5.00円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は50円/日となり、20km走行なら100円/日、30km走行なら150円/日、50km走行なら250円/日、100km走行なら500円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は3300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は3.9万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

1NZ-FXE型エンジン簡易性能曲線図
1NZ-FXE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4200回転時の馬力69PS
5000回転時の馬力77PS
各回転域でのトルク
4200回転時のトルク11.7kgm
5000回転時のトルク11.0kgm
1NZ-FXE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している1NZ型1496cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは5000回転時に最高出力77馬力を、4200回転時に最大トルク11.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4200rpmから最高出力が発生する5000rpmまで」の800rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は16.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ16.62kg/PS(1280kg/77PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ16.62kg/PS
車体+1人17.34kg/PS
車体+5人20.19kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg17.40kg/PS
車体+70kg17.53kg/PS
車体+80kg17.66kg/PS
車体+90kg17.79kg/PS
車体+100kg17.92kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは17.34kg/PS(1335kg/77PS)となり、数値としては0.72kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは20.19kg/PS(1555kg/77PS)となり、3.57kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

プリウスのライバル候補車たち

17.21kg/PS
eKクロス
0.7L/52PS|FF/CVT
17.21kg/PS
デイズ ハイウェイスター
0.7L/52PS|FF/CVT
17.17kg/PS
ジャスティ
1.0L/69PS|4WD/CVT
17.40kg/PS
フレアワゴン
0.7L/52PS|FF/CVT
17.40kg/PS
スペーシア
0.7L/52PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ17.34kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

17.17kg/PSから17.51kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、三菱の4人乗り軽SUV「B34W型 eKクロス」、日産の4人乗り軽ミニバン「B44W型 デイズ ハイウェイスター」、スバルの5人乗りミニバン「M910F型 ジャスティ」、マツダの4人乗り軽ミニバン「MM53S型 フレアワゴン」、スズキの4人乗り軽ミニバン「MK53S型 スペーシア」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

NHW20型 プリウス [S Touring-Selection]とパワーウェイトレシオが近い車種|17.34kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.81
平均ピストンスピード14.1m/s
トルクウェイトレシオ109.4kg/kgm
1馬力あたりのお値段33000円
排気量1Lあたり馬力51.5PS/L
排気量1Lあたりトルク7.82kgm/L
1気筒あたりの馬力19.2PS
1気筒あたりのトルク2.9kgm
パワーバンド比率16.0%
各種ランキング
セダンのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは109.4kg/kgm(1280kg/11.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2541000円、最高出力が77馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は33000円、逆に1万円あたりでは0.30馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は217179円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は51.5PS/L、トルクは7.82kgm/L、1気筒あたりの馬力は19.2馬力、トルクは2.9kgmとなり、このエンジンが77馬力を5000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.1m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が84.7mmである1NZ型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7080回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.81になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高3.3m³
1人あたりのスペース約0.7m³
室内長/全長42.5%
室内幅/全幅83.5%
室内高/全高82.2%
室内容積/車両体積28.9%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.3m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.7m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は42.5%、同じく室内幅と全幅の比率は83.5%、同じく室内高と全高の比率は82.2%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は28.9%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.56m
期待される荷室の幅1.34m
対角線の長さ2.06m
期待される荷室の面積2.09m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.56m(対角線では2.06m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費30.0km/L
燃料タンク容量45L
航続距離(カタログ燃費)1350.0km
航続距離(80%燃費)1080.0km
満タンプライス6750円
1万円でどこまで行ける?2000.0km
車両価格/航続距離1882円/km

10・15モード燃費が30.0km/Lですので、燃料タンクの容量が45リットルですと航続可能距離は1350.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(27.0km/L)とすると1215.0km、80%(24.0km/L)だと1080.0km、70%(21.0km/L)では945.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン45リットルの給油で6750円、上で計算した航続距離を踏まえると1350.0km(80%燃費時1080.0km)を走行するのに6750円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば2000.0km(往復なら片道1000.0km)、カタログ値の80%なら1600.0km(片道800.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で1350.0kmの距離を移動できるNHW20型 プリウス [S Touring-Selection]という乗り物を、254.1万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「1882円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


純正装着タイヤの195/55R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 195/55R16 | 直径 621mm

-20mm
幅175mm
-10mm
幅185mm
変更なし
幅195mm
+10mm
幅205mm
+20mm
幅215mm
-5%
50
扁平
175/50R16
37.4km/h
直径581mm
径差-40mm
185/50R16
38.1km/h
直径591mm
径差-30mm
195/50R16
38.7km/h
直径601mm
径差-20mm
205/50R16
39.4km/h
直径611mm
径差-10mm
215/50R16
40.0km/h
直径621mm
径差0mm
0%
55
扁平
175/55R16
38.6km/h
直径599mm
径差-22mm
185/55R16
39.3km/h
直径610mm
径差-11mm
195/55R16
40.0km/h
621mm
0mm
205/55R16
40.7km/h
直径632mm
径差+11mm
215/55R16
41.4km/h
直径643mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
175/60R16
39.7km/h
直径616mm
径差-5mm
185/60R16
40.5km/h
直径628mm
径差+7mm
195/60R16
41.2km/h
直径640mm
径差+19mm
205/60R16
42.0km/h
直径652mm
径差+31mm
215/60R16
42.8km/h
直径664mm
径差+43mm
+10%
65
扁平
175/65R16
40.8km/h
直径634mm
径差+13mm
185/65R16
41.7km/h
直径647mm
径差+26mm
195/65R16
42.5km/h
直径660mm
径差+39mm
205/65R16
43.3km/h
直径673mm
径差+52mm
215/65R16
44.2km/h
直径686mm
径差+65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/55R16、175/60R16 、185/50R16、185/55R16 、195/50R16 、205/50R16 、215/50R16あたりのタイヤがおすすめです。

195/55R16のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを16インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが195/55R16のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


NHW20型プリウス[1.5L-NA FF/CVT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト16.62kg/ps29.73
1速ギヤ加速性能39.24
1L換算馬力51.5ps/L32.26
1L換算トルク7.82kgm/L28.61
WB/TR比1.8146.04
ワイド&ロー指数0.86451.09
前面の面積2.570m²50.31
最低地上高145mm52.76
スポーツ性能部門の得点330.04

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費30.0km/L87.29
年間維持費203540円61.47
100kmh回転数42.83
航続距離1350.0km89.96
車の大きさ11.425m³50.53
室内の広さ3.334m³49.79
最小回転半径5.1m51.49
馬力単価33000円33.20
ユーティリティ部門の得点466.56

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した NHW20型プリウス[1.5L-NA FF/CVT] の総合得点は 796.60 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したNHW20型プリウス(FF/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「1500ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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