トヨタ ランドクルーザーの性能まとめ [URJ202W型|4.7L/318PS|4WD/6AT|2020年] AX WLTC


画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿日:2021/07/08

トヨタ自動車の5ドア・8人乗りSUV、3BA-URJ202W型の初代ランドクルーザーは2007/09から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量4608cc(318PS/46.9kgm)の1UR-FE型エンジンを搭載する[AX WLTC|2020/06モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4950mm×全幅1980mm×全高1880mm、排気量は4608ccであることから、大雑把に分類すると4.7リットルクラス(4700cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4950mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

URJ202W型 ランドクルーザー [4608cc/318PS 4WD/6AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代ランドクルーザーの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
4.7L-NA
4WD/5AT
470.0万円
UZJ200W型
[AX 8人乗り]
2007/09モデル
288PS
45.7kgm
6.6km/L
4.6L-NA
4WD/6AT
692.0万円
URJ202W型
[ZX-60th 8人乗り]
2010/08モデル
318PS
46.9kgm
6.9km/L
4.6L-NA
4WD/6AT
435.0万円
URJ202W型
[GX 5人乗り]
2010/08モデル
318PS
46.9kgm
7.1km/L
初代ランドクルーザーの車両型式・グレード一覧【全6車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー TOYOTA
車名&
グレード
ランドクルーザー
AX WLTC
その他 3BA-URJ202W-GNTAK | 副変速機 High:1.000/Low:2.618 | GXは2列シートの5人乗り 275/65R17
お値段 5247000円
車両型式 3BA-URJ202W
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
6AT(6段変速・自動)
ドア/定員 5ドア/8人
車体寸法 長4950×幅1980×高1880mm
室内寸法 長2690×幅1640×高1200mm
軸距&
輪距
2850mm
前1650mm/後1645mm
最小半径 5.9m
最低高 225mm
タイヤ 前輪:285/60R18
後輪:285/60R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2490kg
エンジン諸元
原動機型式 1UR-FE
気筒配列 V型8気筒
排気量4608cc
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 318PS[234kW]/5600rpm
最大トルク 46.9kgm[460Nm]/3400rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 6.9km/L(16.2mpg)
100km燃費 14.5L/100km
1UR-FE型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(87000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(20500円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額8500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、ランドクルーザーの新車を603.4万円(諸費用として78.7万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc以下 13年未満 87000円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年未満 20500円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷6.9km/L×160円/L 231880円
オイル交換(5000km毎) 1回7500円×2回 15000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本18000円×4本÷4年 18000円
任意保険料(月額8500円) 月額8500円×12ヶ月 102000円
ローン完済後の年間維持費 487300円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額100570円×12ヶ月 1206840円
ローン返済中の年間維持費 1694140円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 69840円
名目 金額
自動車税(1年分) 87000円円
自動車重量税(1年分) 20500円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 231880円
オイル交換(5000km毎) 15000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 18000円
任意保険料(月額8500円) 102000円
ローン完済後の年間維持費 487300円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1206840円
ローン返済中の年間維持費 1694140円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
69840円
  • 初度登録から1年経過車の場合、自動車税の区分は「6000cc以下の13年未満」で税額は87000円、重量税の区分は「2.5トン以下の13年未満」で税額は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに7500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額69,840円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

ここまで来ると月単位に換算しても40,608円(完済前は141,178円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。ほとんど乗らずに盆栽としてガレージに飾っておくなら、まあ…


●ランドクルーザーの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、ランドクルーザーの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 41590円
ガソリン税(暫定) 36380円
石油税 4060円
消費税(10%) 21080円
合計納税額 103110円

例として年間走行距離を10000km、燃費を6.9km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1449.3Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計41590円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで36380円、石油税が2.8円/Lで4060円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては21080円となり、これらを合計した税額は103110円、1年間に燃料代として支払う231880円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で87000円、自動車重量税が年換算で20500円ですから、合計210610円がランドクルーザーに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87000円 30%
自動車重量税 1年分 20500円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 4%
燃料代 3000km分 69560円 24%
オイル交換 年1回 7500円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 4%
任意保険料 80% 81600円 28%
合計
[1万kmとの差額]
291080円
-196220円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87000円 25%
自動車重量税 1年分 20500円 6%
自賠責保険料 1年分 12920円 4%
燃料代 5000km分 115940円 34%
オイル交換 年1回 7500円 2%
タイヤ交換 6年毎 12000円 4%
任意保険料 85% 86760円 25%
合計
[1万kmとの差額]
342620円
-144680円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87000円 22%
自動車重量税 1年分 20500円 5%
自賠責保険料 1年分 12920円 3%
燃料代 7000km分 162320円 41%
オイル交換 年1回 10500円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 3%
任意保険料 90% 91800円 23%
合計
[1万kmとの差額]
397040円
-90260円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料102000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて196220円安い291080円に、5000km走行では144680円安い342620円に、7000km走行では90260円安い397040円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87000円 14%
自動車重量税 1年分 20500円 3%
自賠責保険料 1年分 12920円 2%
燃料代 15000km分 347820円 54%
オイル交換 年3回 45000円 7%
タイヤ交換 2.7年毎 27000円 4%
任意保険料 100% 102000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
642240円
+154940円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87000円 11%
自動車重量税 1年分 20500円 3%
自賠責保険料 1年分 12920円 2%
燃料代 20000km分 463760円 59%
オイル交換 年4回 60000円 8%
タイヤ交換 2年毎 36000円 5%
任意保険料 100% 102000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
782180円
+294880円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(4.7km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(7.2km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(8.3km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(6.9km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代231880円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル160円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地4.7km/L → 4.8km/L
郊外7.2km/L → 7.4km/L
高速道路8.3km/L → 8.5km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km306380円
[300000円]
郊外500km11100円
[10820円]
高速道路500km9630円
[9410円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
327110円
+95230円
4.9km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
320230円
-6880円
5.0km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が4.7km/Lでは1914.9Lを消費して、燃料代は306380円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が7.2km/Lでは69.4Lを消費して、燃料代は11100円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が8.3km/Lでは60.2Lを消費して、燃料代は9630円になります。

このパターンでは使用した燃料量が2044.5L、かかった燃料代が327110円となり、平均燃費は4.9km/L(-2.0km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+95230円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は320230円となり、6880円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で27520円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km170210円
[166670円]
郊外5000km111100円
[108110円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
281310円
+49430円
5.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
274780円
-6530円
5.8km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が4.7km/Lでは1063.8Lを消費して、燃料代は170210円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が7.2km/Lでは694.4Lを消費して、燃料代は111100円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1758.2L、かかった燃料代が281310円となり、平均燃費は5.7km/L(-1.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+49430円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が274780円となり、1年間で6530円、4年間で26120円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km113360円
[111010円]
郊外3340km74220円
[72220円]
高速道路3330km64190円
[62690円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
251770円
+19890円
6.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
245920円
-5850円
6.5km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が4.7km/Lでは708.5Lを消費して、燃料代は113360円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が7.2km/Lでは463.9Lを消費して、燃料代は74220円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が8.3km/Lでは401.2Lを消費して、燃料代は64190円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1573.6L、かかった燃料代が251770円となり、平均燃費は6.4km/L(-0.5km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+19890円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が245920円となり、1年間で5850円、4年間で23400円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km17020円
[16670円]
郊外9000km200000円
[194590円]
高速道路500km9630円
[9410円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
226650円
-5230円
7.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
220670円
-5980円
7.3km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が4.7km/Lでは106.4Lを消費して、燃料代は17020円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が7.2km/Lでは1250.0Lを消費して、燃料代は200000円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が8.3km/Lでは60.2Lを消費して、燃料代は9630円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1416.6L、かかった燃料代が226650円となり、平均燃費は7.1km/L(+0.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は-5230円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が220670円となり、1年間で5980円、4年間で23920円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(4.9km/L・5.7km/L・6.4km/L・7.1km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(327110円・281310円・251770円・226650円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km230円5100円6.0万円
20km460円10100円12.0万円
30km700円15400円18.2万円
50km1160円25500円30.2万円
100km2320円51000円60.3万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を6.9km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは23.19円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は230円/日となり、20km走行なら460円/日、30km走行なら700円/日、50km走行なら1160円/日、100km走行なら2320円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は15400円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は18.2万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

1UR-FE型エンジン簡易性能曲線図
1UR-FE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3400回転時の馬力 223PS
5600回転時の馬力 318PS
各回転域でのトルク
3400回転時のトルク 46.9kgm
5600回転時のトルク 40.7kgm
1UR-FE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している1UR型4608cc、V型8気筒の自然吸気エンジンは5600回転時に最高出力318馬力を、3400回転時に最大トルク46.9kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3400rpmから最高出力が発生する5600rpmまで」の2200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は39.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.830kg/PS(2490kg/318PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.830kg/PS
車体+1人8.003kg/PS
車体+8人9.214kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg8.019kg/PS
車体+70kg8.050kg/PS
車体+80kg8.082kg/PS
車体+90kg8.113kg/PS
車体+100kg8.145kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.003kg/PS(2545kg/318PS)となり、数値としては0.173kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの8人が搭乗した場合、車両重量に440kgがプラスされてパワーウェイトレシオは9.214kg/PS(2930kg/318PS)となり、1.384kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ランドクルーザーのライバル候補車たち

2020/06

-
ランドクルーザー
8.003kg/PS
2545kg/318PS|4.7L-NA
[車体のみPWR:7.830]
2014/10

車種詳細
ノート
8.107kg/PS
1135kg/140PS|1.6L-NA
[車体のみPWR:7.714]
2011/12

車種詳細
スイフト スポーツ
8.125kg/PS
1105kg/136PS|1.6L-NA
[車体のみPWR:7.721]
2013/01

車種詳細
グランドチェロキー
7.885kg/PS
2255kg/286PS|3.7L-NA
[車体のみPWR:7.692]
2011/09

車種詳細
DS3
7.981kg/PS
1245kg/156PS|1.6L-TB
[車体のみPWR:7.628]
2005/08

車種詳細
ハイラックスサーフ
7.972kg/PS
1985kg/249PS|4.0L-NA
[車体のみPWR:7.751]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.003kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

7.843kg/PSから8.163kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、日産の5人乗りハッチバック「E12改型 ノート」、スズキの5人乗りハッチバック「ZC32S型 スイフト スポーツ」、JEEPの5人乗りSUV「WK36A型 グランドチェロキー」、シトロエンの5人乗りハッチバック「A5C5F04型 DS3」、トヨタの5人乗りSUV「GRN215W型 ハイラックスサーフ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

URJ202W型 ランドクルーザー [AX WLTC]とパワーウェイトレシオが近い車種|8.003kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は127.7PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.729
平均ピストンスピード 15.49m/s
トルクウェイトレシオ 53.1kg/kgm
1馬力あたりのお値段 16500円
排気量1Lあたり馬力 69.00PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.18kgm/L
1気筒あたりの馬力 39.8PS
1気筒あたりのトルク 5.9kgm
パワーバンド比率 39.3%
燃費×馬力 2194.2pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
4.5~5.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは53.1kg/kgm(2490kg/46.9kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5247000円、最高出力が318馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は16500円、逆に1万円あたりでは0.61馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は111876円、1万円あたりでは0.09kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
5000cc以下の車編
7人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は69.00PS/L、トルクは10.18kgm/L、1気筒あたりの馬力は39.8馬力、トルクは5.9kgmとなり、このエンジンが318馬力を5600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.49m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が83.0mmである1UR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7230回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.729になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が6.9km/L、最高出力が318PSであるこの車の獲得ポイントは2194.2ptになります。
戯れに車両重量2490kgを100kg単位にした24.9で割ってみたところ、その数値は88.12ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)

人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 5.29m³
1人あたりのスペース 約0.66m³
室内長/全長 54.3%
室内幅/全幅 82.8%
室内高/全高 63.8%
室内容積/車両体積 28.7%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は5.29m³です。この車の乗車定員は8人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.66m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は54.3%、同じく室内幅と全幅の比率は82.8%、同じく室内高と全高の比率は63.8%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は28.7%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.73m
期待される荷室の幅 1.54m
対角線の長さ 2.32m
期待される荷室の面積 2.66m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.73m(対角線では2.32m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 6.9km/L
燃料タンク容量 93L
航続距離(カタログ燃費) 641.7km
航続距離(80%燃費) 511.5km
満タンプライス 14880円
1万円でどこまで行ける? 431.2km
車両価格/航続距離 8177円/km

WLTCモード燃費が6.9km/Lですので、燃料タンクの容量が93リットルですと航続可能距離は641.7kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.2km/L)とすると576.6km、80%(5.5km/L)だと511.5km、70%(4.8km/L)では446.4kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン93リットルの給油で14880円、上で計算した航続距離を踏まえると641.7km(80%燃費時511.5km)を走行するのに14880円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば431.2km(往復なら片道215.6km)、カタログ値の80%なら345.0km(片道172.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で641.7kmの距離を移動できるURJ202W型 ランドクルーザー [AX WLTC]という乗り物を、524.7万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「8177円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
6.9km/L
641.7km
市街地燃費
4.7km/L
437.1km
[-204.6km]
郊外燃費
7.2km/L
669.6km
[+27.9km]
高速道路燃費
8.3km/L
771.9km
[+130.2km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を93Lとしたとき、市街地モード燃費4.7km/Lでの航続距離は437.1km(-204.6km)、郊外モード燃費7.2km/Lでの航続距離は669.6km(+27.9km)、高速道路モード燃費8.3km/Lでの航続距離は771.9km(+130.2km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5600rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6100回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6100rpm|タイヤサイズ 285/60R18|タイヤ直径 79.9cm|円周長 251.0cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6100rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.333 14.33 -
-
64km/h 9520rpm 1682.5kgm
2速 1.960 8.43 0.588 1-2/
3590rpm
109km/h 5600rpm 989.4kgm
3速 1.353 5.82 0.690 2-3/
4210rpm
158km/h 3860rpm 683.0kgm
4速 1.000 4.30 0.739 3-4/
4510rpm
214km/h 2860rpm 504.8kgm
5速 0.728 3.13 0.728 4-5/
4440rpm
293km/h 2080rpm 367.5kgm
6速 0.588 2.53 0.808 5-6/
4930rpm
363km/h 1680rpm 296.8kgm
Final 4.300 レシオカバレッジ(変速比幅)5.668

ギヤの繋がりイメージ
URJ202W型ランドクルーザー6AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3400rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.300)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(46.9kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.300)÷タイヤの有効半径(0.3995m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの363km(5600rpmでは333.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5600rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5600rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ59km/h-
2速ギヤ100km/h3290rpm
3速ギヤ145km/h3860rpm
4速ギヤ196km/h4140rpm
5速ギヤ269km/h4080rpm
6速ギヤ334km/h4520rpm

URJ202W型ランドクルーザーに搭載された1UR型4608ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5600rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5600rpmまで引っ張ると59km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5600rpmから3290rpmまで落ち、そこから5600rpmまで加速を続けると速度は100km/h(+41km/h)になります。

3速ギヤでは3860rpmまで落ちて5600rpmで145km/h(+45km/h)に、4速ギヤでは4140rpmまで落ちて5600rpmで196km/h(+51km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4080rpmまで落ちて5600rpmで269km/h(+73km/h)に、6速ギヤでは4520rpmまで落ちて5600rpmで334km/h(+65km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3400回転で最大トルク46.9kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば53.1kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(7.830kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1682.5kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2490kg)を1速ギヤの最大駆動力(1682.5kgm)で割ってみると1.480kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5600回転でのトルク(40.7kgm)からTWRを算出すると1.71kg/kgmとなり、3400-5600回転の回転域では1.480-1.71kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3810 5710 7610 9520 11420 13320 17130
2速 2240 3360 4480 5600 6720 7830 10070
3速 1550 2320 3090 3860 4640 5410 6950
4速 1140 1710 2280 2860 3430 4000 5140
5速 830 1250 1660 2080 2490 2910 3740
6速 670 1010 1340 1680 2010 2350 3020
※赤い数字は暫定レブリミット(6100rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.588)を選択して時速100kmにて走行すると1680回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1010回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1180回転、一般的な高速道路の80km/hでは1340回転、100km/hでは1680回転、制限速度が120km/hになると2010回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3020回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 11 21 32 42 53 63 74 84
2速 18 36 54 71 89 107 125 143
3速 26 52 78 104 129 155 181 207
4速 35 70 105 140 175 210 245 280
5速 48 96 144 192 241 289 337 385
6速 60 119 179 238 298 357 417 477

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6100回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの285/60R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 285/60R18 | 直径 799mm

-20mm
幅265mm
-10mm
幅275mm
変更なし
幅285mm
+10mm
幅295mm
+20mm
幅305mm
-5%
55
扁平
265/55R18
37.5km/h
直径749mm
径差-50mm
275/55R18
38.0km/h
直径760mm
径差-39mm
285/55R18
38.6km/h
直径771mm
径差-28mm
295/55R18
39.1km/h
直径782mm
径差-17mm
305/55R18
39.7km/h
直径793mm
径差-6mm
0%
60
扁平
265/60R18
38.8km/h
直径775mm
径差-24mm
275/60R18
39.4km/h
直径787mm
径差-12mm
285/60R18
40.0km/h
799mm
0mm
295/60R18
40.6km/h
直径811mm
径差+12mm
305/60R18
41.2km/h
直径823mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
265/65R18
40.2km/h
直径802mm
径差+3mm
275/65R18
40.8km/h
直径815mm
径差+16mm
285/65R18
41.5km/h
直径828mm
径差+29mm
295/65R18
42.1km/h
直径841mm
径差+42mm
305/65R18
42.8km/h
直径854mm
径差+55mm
+10%
70
扁平
265/70R18
41.5km/h
直径828mm
径差+29mm
275/70R18
42.2km/h
直径842mm
径差+43mm
285/70R18
42.9km/h
直径856mm
径差+57mm
295/70R18
43.6km/h
直径870mm
径差+71mm
305/70R18
44.3km/h
直径884mm
径差+85mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、265/60R18 、275/55R18、275/60R18 、285/55R18 、295/55R18 、305/55R18あたりのタイヤがおすすめです。

285/60R18のタイヤ幅を265mmから315mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、285/60R18の適応サイズと性能の変化 [URJ202W型ランドクルーザー編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


URJ202W型ランドクルーザー[4.7L-NA 4WD/6AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.830kg/ps54.85
1速ギヤ加速性能1.480kg/kgm52.09
1L換算馬力69.00ps/L46.47
1L換算トルク10.18kgm/L58.25
WB/TR比1.72954.42
ワイド&ロー指数0.94945.03
前面の面積3.722m²19.41
最低地上高225mm19.62
スポーツ性能部門の得点350.14

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費6.9km/L30.20
年間維持費487300円6.35
100kmh回転数1680rpm61.47
航続距離641.7km45.80
車の大きさ18.426m³79.63
室内の広さ5.294m³70.34
最小回転半径5.9m34.68
馬力単価16500円56.06
ユーティリティ部門の得点384.53

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した URJ202W型ランドクルーザー[4.7L-NA 4WD/6AT] の総合得点は 734.67 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したURJ202W型ランドクルーザー(4WD/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「5000ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

6.9

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