トヨタ ランドクルーザー80の性能まとめ [FJ80G型|4.0L/155PS|4WD/4AT|1991年] Wagon-VX


画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2011/11/29|更新:2019/09/26

トヨタ自動車の5ドア・8人乗りSUV、FJ80G型の初代ランドクルーザー80は1989/10から生産が開始され、1996/08に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量3955cc(155PS/29.5kgm)の3F-E型エンジンを搭載する[Wagon-VX|1991/08モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4820mm×全幅1900mm×全高1900mm、排気量は3955ccであることから、大雑把に分類すると4.0リットルクラス(4000cc、自動車税は4.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4820mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

FJ80G型 ランドクルーザー80 [3955cc/155PS 4WD/4AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代ランドクルーザー80の類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
4.5L-NA
4WD/5MT
346.8万円
FZJ80G型
[Wagon-VX]
(1995/01)
215PS
38.0kgm
6.1km/L
4.5L-NA
4WD/4AT
361.1万円
FZJ80G型
[Wagon-VX]
(1995/01)
215PS
38.0kgm
5.7km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーTOYOTA
車名&
グレード
ランドクルーザー80
Wagon-VX
その他ワゴンVX リミテッド
お値段3417000円
車両型式E-FJ80G
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
4AT(4段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
8人
車体寸法長4820×幅1900×高1900mm
室内寸法長2465×幅1510×高1150mm
軸距&
輪距
2850mm
前1575mm/後1580mm
最小半径6.0m
タイヤ前輪:275/60R18
後輪:275/60R18
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量2230kg
エンジン諸元
原動機型式3F-E
気筒配列直列6気筒
排気量3955cc
圧縮比8.1
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力155PS[114kW]/4200rpm
最大トルク29.5kgm[289Nm]/2600rpm
使用燃料レギュラーガソリン
10・15燃費4.2km/L(9.9mpg)
100km燃費23.8L/100km
3F-E型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
※直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(76400円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(31500円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額7500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1991/08モデルのランドクルーザー80を28年落ちの中古で37.6万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    ランドクルーザー80の1991/08モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である34.2万円に諸経費として3.4万円を足した37.6万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1991年式を28年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)4000cc以下13年経過で増税76400
自動車重量税(1年分)2.5トン以下18年経過で増税31500
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷3.6km/L×150円/L416670円
オイル交換(5000km毎)1回6500円×2回13000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本18000円×4本÷3年24000円
任意保険料(月額7500円)月額7500円×12ヶ月90000円
ローン完済後の年間維持費665490円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額31350円×12ヶ月376200円
ローン返済中の年間維持費1041690円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度93840円
名目金額
自動車税(1年分)76400
自動車重量税(1年分)31500
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)416670円
オイル交換(5000km毎)13000円
タイヤ交換(3年3万km毎)24000円
任意保険料(月額7500円)90000円
ローン完済後の年間維持費665490円
名目金額
車のローン額(1年分)376200円
ローン返済中の年間維持費1041690円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
93840円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「4000cc以下の13年経過で増税」で税額は76400円、重量税の区分は「2.5トン以下の18年経過で増税」で税額は31500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額93,840円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

天に見放された生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。月換算するだけで55,458円(完済前は86,808円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られた貴族の如きお金持ちでもなければ、お給金の大半を車に奪われて泣くハメになりそうです。ということは、この車のステータス性は抜群であると言えます。

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●ランドクルーザー80の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、ランドクルーザー80の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)79720円
ガソリン税(暫定)69720円
石油税7780円
消費税(10%)37880円
合計納税額195100円

例として年間走行距離を10000km、燃費を3.6km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は2777.8Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計79720円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで69720円、石油税が2.8円/Lで7780円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては37880円となり、これらを合計した税額は195100円、1年間に燃料代として支払う416670円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で76400円、自動車重量税が年換算で31500円ですから、合計303000円がランドクルーザー80に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)76400
自動車重量税(1年分)31500
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)125000円
オイル交換(年1回)6500円
タイヤ交換(3万km/6年)7200円
任意保険料(月額6000円)72000円
合計
[差額]
332520円
[-332970円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)76400
自動車重量税(1年分)31500
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)208340円
オイル交換(年1回)6500円
タイヤ交換(3万km/6年)12000円
任意保険料(月額6380円)76560円
合計
[差額]
425220円
[-240270円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)76400
自動車重量税(1年分)31500
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)291670円
オイル交換(年1回)9100円
タイヤ交換(3万km/4.3年)16800円
任意保険料(月額6750円)81000円
合計
[差額]
520390円
[-145100円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料90000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて332970円安い332520円に、5000km走行では240270円安い425220円に、7000km走行では145100円安い520390円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km360円7900円9.4万円
20km710円15600円18.5万円
30km1070円23500円27.8万円
50km1790円39400円46.5万円
100km3570円78500円92.8万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を4.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは35.71円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は360円/日となり、20km走行なら710円/日、30km走行なら1070円/日、50km走行なら1790円/日、100km走行なら3570円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は23500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は27.8万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

3F-E型エンジン簡易性能曲線図
3F-E型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2600回転時の馬力107PS
4200回転時の馬力155PS
各回転域でのトルク
2600回転時のトルク29.5kgm
4200回転時のトルク26.4kgm
3F-E型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している3F型3955cc、直列6気筒の自然吸気エンジンは4200回転時に最高出力155馬力を、2600回転時に最大トルク29.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2600rpmから最高出力が発生する4200rpmまで」の1600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は38.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ14.39kg/PS(2230kg/155PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ14.39kg/PS
車体+1人14.74kg/PS
車体+8人17.23kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg14.77kg/PS
車体+70kg14.84kg/PS
車体+80kg14.90kg/PS
車体+90kg14.97kg/PS
車体+100kg15.03kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは14.74kg/PS(2285kg/155PS)となり、数値としては0.35kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの8人が搭乗した場合、車両重量に440kgがプラスされてパワーウェイトレシオは17.23kg/PS(2670kg/155PS)となり、2.84kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ランドクルーザー80のライバル候補車たち

14.77kg/PS
スペーシア ギア
0.7L/64PS|FF/CVT
14.85kg/PS
カローラ スポーツ
1.8L/98PS|FF/CVT
14.80kg/PS
ミラ イース
0.7L/49PS|FF/CVT
14.80kg/PS
ピクシス エポック
0.7L/49PS|FF/CVT
14.80kg/PS
プレオ プラス
0.7L/49PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ14.74kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

14.59kg/PSから14.89kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、スズキの4人乗り軽SUV「MK53S型 スペーシア ギア」、トヨタの5人乗りハッチバック「ZWE211H型 カローラ スポーツ」、トヨタの4人乗り軽ハッチバック「LA350A型 ピクシス エポック」、スバルの4人乗り軽ハッチバック「LA350F型 プレオ プラス」、ダイハツの4人乗り軽ハッチバック「LA350S型 ミラ イース」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

FJ80G型 ランドクルーザー80 [Wagon-VX]とパワーウェイトレシオが近い車種|14.74kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.81
平均ピストンスピード13.3m/s
トルクウェイトレシオ75.6kg/kgm
1馬力あたりのお値段22045円
排気量1Lあたり馬力39.2PS/L
排気量1Lあたりトルク7.46kgm/L
1気筒あたりの馬力25.8PS
1気筒あたりのトルク4.9kgm
パワーバンド比率38.1%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
3.5~4.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは75.6kg/kgm(2230kg/29.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3417000円、最高出力が155馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は22045円、逆に1万円あたりでは0.45馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は115831円、1万円あたりでは0.09kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は39.2PS/L、トルクは7.46kgm/L、1気筒あたりの馬力は25.8馬力、トルクは4.9kgmとなり、このエンジンが155馬力を4200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは13.3m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が95.0mmである3F型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6320回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.81になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高4.3m³
1人あたりのスペース約0.5m³
室内長/全長51.1%
室内幅/全幅79.5%
室内高/全高60.5%
室内容積/車両体積24.7%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は4.3m³です。この車の乗車定員は8人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.5m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は51.1%、同じく室内幅と全幅の比率は79.5%、同じく室内高と全高の比率は60.5%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は24.7%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.69m
期待される荷室の幅1.41m
対角線の長さ2.20m
期待される荷室の面積2.38m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.69m(対角線では2.20m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費4.2km/L
燃料タンク容量95L
航続距離(カタログ燃費)399.0km
航続距離(80%燃費)323.0km
満タンプライス14250円
1万円でどこまで行ける?280.0km
車両価格/航続距離8564円/km

10・15モード燃費が4.2km/Lですので、燃料タンクの容量が95リットルですと航続可能距離は399.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(3.8km/L)とすると361.0km、80%(3.4km/L)だと323.0km、70%(2.9km/L)では275.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン95リットルの給油で14250円、上で計算した航続距離を踏まえると399.0km(80%燃費時323.0km)を走行するのに14250円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば280.0km(往復なら片道140.0km)、カタログ値の80%なら224.0km(片道112.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で399.0kmの距離を移動できるFJ80G型 ランドクルーザー80 [Wagon-VX]という乗り物を、341.7万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「8564円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4200rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4700回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4700rpm|タイヤサイズ 275/60R18|タイヤ直径 78.7cm|円周長 247.2cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
4700rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速2.95012.1058km/h8150rpm906.7kgm
2速1.5306.2730.5191-2/2440rpm111km/h4230rpm470.3kgm
3速1.0004.1000.6542-3/3070rpm170km/h2760rpm307.4kgm
4速0.7172.9400.7173-4/3370rpm237km/h1980rpm220.4kgm
Final4.100レシオカバレッジ(変速比幅)4.114

ギヤの繋がりイメージ
FJ80G型ランドクルーザー804AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2600rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.100)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(29.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.100)÷タイヤの有効半径(0.3935m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの237km(4200rpmでは211.9km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4200rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4200rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ52km/h
2速ギヤ99km/h2180rpm
3速ギヤ152km/h2750rpm
4速ギヤ212km/h3010rpm

FJ80G型ランドクルーザー80に搭載された3F型3955ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4200rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4200rpmまで引っ張ると52km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4200rpmから2180rpmまで落ち、そこから4200rpmまで加速を続けると速度は99km/h(+47km/h)になります。

3速ギヤでは2750rpmまで落ちて4200rpmで152km/h(+53km/h)に、4速ギヤでは3010rpmまで落ちて4200rpmで212km/h(+60km/h)に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2600回転で最大トルク29.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば75.6kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(14.39kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと906.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2230kg)を1速ギヤの最大駆動力(906.7kgm)で割ってみると2.46kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4200回転でのトルク(26.4kgm)からTWRを算出すると2.75kg/kgmとなり、2600-4200回転の回転域では2.46-2.75kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速326048906520815097901142014680
2速1690254033804230508059207610
3速1110166022102760332038704980
4速790119015901980238027703570
※赤い数字は暫定レブリミット(4700rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.717)を選択して時速100kmにて走行すると1980回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1190回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1390回転、一般的な高速道路の80km/hでは1590回転、100km/hでは1980回転、制限速度が120km/hになると2380回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3570回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速1225374961748698
2速24477195118142166189
3速3672109145181217253289
4速50101151202252303353404

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4700回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの275/60R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 275/60R18 | 直径 787mm

-20mm
幅255mm
-10mm
幅265mm
変更なし
幅275mm
+10mm
幅285mm
+20mm
幅295mm
-5%
55
扁平
255/55R18
37.5km/h
直径738mm
径差-49mm
265/55R18
38.1km/h
直径749mm
径差-38mm
275/55R18
38.6km/h
直径760mm
径差-27mm
285/55R18
39.2km/h
直径771mm
径差-16mm
295/55R18
39.7km/h
直径782mm
径差-5mm
0%
60
扁平
255/60R18
38.8km/h
直径763mm
径差-24mm
265/60R18
39.4km/h
直径775mm
径差-12mm
275/60R18
40.0km/h
787mm
0mm
285/60R18
40.6km/h
直径799mm
径差+12mm
295/60R18
41.2km/h
直径811mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
255/65R18
40.1km/h
直径789mm
径差+2mm
265/65R18
40.8km/h
直径802mm
径差+15mm
275/65R18
41.4km/h
直径815mm
径差+28mm
285/65R18
42.1km/h
直径828mm
径差+41mm
295/65R18
42.7km/h
直径841mm
径差+54mm
+10%
70
扁平
255/70R18
41.4km/h
直径814mm
径差+27mm
265/70R18
42.1km/h
直径828mm
径差+41mm
275/70R18
42.8km/h
直径842mm
径差+55mm
285/70R18
43.5km/h
直径856mm
径差+69mm
295/70R18
44.2km/h
直径870mm
径差+83mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、255/60R18 、265/55R18、265/60R18 、275/55R18 、285/55R18 、295/55R18あたりのタイヤがおすすめです。

275/60R18のタイヤ幅を255mmから305mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、275/60R18の適応サイズと性能の変化 [FJ80G型ランドクルーザー80編]のページをご覧ください。

275/60R18のタイヤ銘柄と通販価格


FJ80G型ランドクルーザー80[4.0L-NA 4WD/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト14.39kg/ps36.11
1速ギヤ加速性能2.46kg/kgm30.23
1L換算馬力39.2ps/L22.31
1L換算トルク7.46kgm/L24.05
WB/TR比1.8146.04
ワイド&ロー指数1.00041.48
前面の面積3.610m²22.58
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点266.18

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費4.2km/L30.83
年間維持費665490円17.80
100kmh回転数1980rpm57.67
航続距離399.0km30.88
車の大きさ17.400m³75.71
室内の広さ4.280m³59.79
最小回転半径6.0m32.34
馬力単価22045円48.25
ユーティリティ部門の得点353.27

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した FJ80G型ランドクルーザー80[4.0L-NA 4WD/4AT] の総合得点は 619.45 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したFJ80G型ランドクルーザー80(4WD/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「4000ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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