トヨタ ランドクルーザー60の性能まとめ [FJ62G型|4.0L/155PS|PT4WD/4AT|1988年] Wagon-VX


画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2011/11/29|更新:2019/09/26

トヨタ自動車の5ドア・8人乗りSUV、FJ62G型の初代ランドクルーザー60は1980から生産が開始され、1989/10に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量3955cc(155PS/29.5kgm)の3F-E型エンジンを搭載する[Wagon-VX|1988/08モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4750mm×全幅1880mm×全高1945mm、排気量は3955ccであることから、大雑把に分類すると4.0リットルクラス(4000cc、自動車税は4.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4750mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーTOYOTA
車名&
グレード
ランドクルーザー60
Wagon-VX
その他ワゴンVX ハイルーフ
お値段3420000円
車両型式E-FJ62G
駆動方式
変速機
パートタイム4WD・四輪駆動(AWD)
4AT(4段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
8人
車体寸法長4750×幅1880×高1945mm
室内寸法長2540×幅1515×高1235mm
軸距&
輪距
2730mm
前1515mm/後1500mm
最小半径6.2m
タイヤ前輪:0/0R0
後輪:0/0R0
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量2160kg
エンジン諸元
原動機型式3F-E
気筒配列直列6気筒
排気量3955cc
圧縮比8.1
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力155PS[114kW]/4200rpm
最大トルク29.5kgm[289Nm]/2600rpm
使用燃料レギュラーガソリン
10・15燃費4.3km/L(10.1mpg)
100km燃費23.3L/100km
3F-E型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
※直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(76400円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(31500円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額7500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1988/08モデルのランドクルーザー60を31年落ちの中古で37.6万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    ランドクルーザー60の1988/08モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である34.2万円に諸経費として3.4万円を足した37.6万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1988年式を31年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)4000cc以下13年経過で増税76400
自動車重量税(1年分)2.5トン以下18年経過で増税31500
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷3.7km/L×150円/L405410円
オイル交換(5000km毎)1回6500円×2回13000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本4000円×4本÷3年5330円
任意保険料(月額7500円)月額7500円×12ヶ月90000円
ローン完済後の年間維持費635560円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額31350円×12ヶ月376200円
ローン返済中の年間維持費1011760円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度93840円
名目金額
自動車税(1年分)76400
自動車重量税(1年分)31500
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)405410円
オイル交換(5000km毎)13000円
タイヤ交換(3年3万km毎)5330円
任意保険料(月額7500円)90000円
ローン完済後の年間維持費635560円
名目金額
車のローン額(1年分)376200円
ローン返済中の年間維持費1011760円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
93840円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「4000cc以下の13年経過で増税」で税額は76400円、重量税の区分は「2.5トン以下の18年経過で増税」で税額は31500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本4000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額93,840円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

天に見放された生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。月換算するだけで52,963円(完済前は84,313円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られた貴族の如きお金持ちでもなければ、お給金の大半を車に奪われて泣くハメになりそうです。ということは、この車のステータス性は抜群であると言えます。

ランドクルーザー60の中古車をGoo-netで検索!


●ランドクルーザー60の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、ランドクルーザー60の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)77570円
ガソリン税(暫定)67840円
石油税7570円
消費税(10%)36860円
合計納税額189840円

例として年間走行距離を10000km、燃費を3.7km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は2702.7Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計77570円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで67840円、石油税が2.8円/Lで7570円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては36860円となり、これらを合計した税額は189840円、1年間に燃料代として支払う405410円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で76400円、自動車重量税が年換算で31500円ですから、合計297740円がランドクルーザー60に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)76400
自動車重量税(1年分)31500
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)121620円
オイル交換(年1回)6500円
タイヤ交換(3万km/6年)1600円
任意保険料(月額6000円)72000円
合計
[差額]
323540円
[-312020円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)76400
自動車重量税(1年分)31500
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)202710円
オイル交換(年1回)6500円
タイヤ交換(3万km/6年)2670円
任意保険料(月額6380円)76560円
合計
[差額]
410260円
[-225300円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)76400
自動車重量税(1年分)31500
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)283790円
オイル交換(年1回)9100円
タイヤ交換(3万km/4.3年)3730円
任意保険料(月額6750円)81000円
合計
[差額]
499440円
[-136120円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料90000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて312020円安い323540円に、5000km走行では225300円安い410260円に、7000km走行では136120円安い499440円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km350円7700円9.1万円
20km700円15400円18.2万円
30km1050円23100円27.3万円
50km1740円38300円45.2万円
100km3490円76800円90.7万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を4.3km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは34.88円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は350円/日となり、20km走行なら700円/日、30km走行なら1050円/日、50km走行なら1740円/日、100km走行なら3490円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は23100円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は27.3万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

3F-E型エンジン簡易性能曲線図
3F-E型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2600回転時の馬力107PS
4200回転時の馬力155PS
各回転域でのトルク
2600回転時のトルク29.5kgm
4200回転時のトルク26.4kgm
3F-E型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している3F型3955cc、直列6気筒の自然吸気エンジンは4200回転時に最高出力155馬力を、2600回転時に最大トルク29.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2600rpmから最高出力が発生する4200rpmまで」の1600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は38.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ13.94kg/PS(2160kg/155PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ13.94kg/PS
車体+1人14.29kg/PS
車体+8人16.77kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg14.32kg/PS
車体+70kg14.39kg/PS
車体+80kg14.45kg/PS
車体+90kg14.52kg/PS
車体+100kg14.58kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは14.29kg/PS(2215kg/155PS)となり、数値としては0.35kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの8人が搭乗した場合、車両重量に440kgがプラスされてパワーウェイトレシオは16.77kg/PS(2600kg/155PS)となり、2.83kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ランドクルーザー60のライバル候補車たち

14.34kg/PS
カローラ セダン
1.8L/98PS|FF/CVT
14.30kg/PS
N-WGN
0.7L/64PS|FF/CVT
14.30kg/PS
eKクロス
0.7L/64PS|FF/CVT
14.30kg/PS
デイズ ハイウェイスター
0.7L/64PS|FF/CVT
14.30kg/PS
N-ONE
0.7L/64PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ14.29kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

14.15kg/PSから14.43kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、トヨタの5人乗りセダン「ZWE211型 カローラ セダン」、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JH3型 N-WGN」、三菱の4人乗り軽SUV「B35W型 eKクロス」、日産の4人乗り軽ミニバン「B45W型 デイズ ハイウェイスター」、ホンダの4人乗り軽ハッチバック「JG1型 N-ONE」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

FJ62G型 ランドクルーザー60 [Wagon-VX]とパワーウェイトレシオが近い車種|14.29kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.81
平均ピストンスピード13.3m/s
トルクウェイトレシオ73.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段22065円
排気量1Lあたり馬力39.2PS/L
排気量1Lあたりトルク7.46kgm/L
1気筒あたりの馬力25.8PS
1気筒あたりのトルク4.9kgm
パワーバンド比率38.1%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
3.5~4.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは73.2kg/kgm(2160kg/29.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3420000円、最高出力が155馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は22065円、逆に1万円あたりでは0.45馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は115932円、1万円あたりでは0.09kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は39.2PS/L、トルクは7.46kgm/L、1気筒あたりの馬力は25.8馬力、トルクは4.9kgmとなり、このエンジンが155馬力を4200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは13.3m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が95.0mmである3F型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6320回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.81になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高4.8m³
1人あたりのスペース約0.6m³
室内長/全長53.5%
室内幅/全幅80.6%
室内高/全高63.5%
室内容積/車両体積27.6%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は4.8m³です。この車の乗車定員は8人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.6m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は53.5%、同じく室内幅と全幅の比率は80.6%、同じく室内高と全高の比率は63.5%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は27.6%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.66m
期待される荷室の幅1.42m
対角線の長さ2.18m
期待される荷室の面積2.36m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.66m(対角線では2.18m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費4.3km/L
燃料タンク容量90L
航続距離(カタログ燃費)387.0km
航続距離(80%燃費)306.0km
満タンプライス13500円
1万円でどこまで行ける?286.7km
車両価格/航続距離8837円/km

10・15モード燃費が4.3km/Lですので、燃料タンクの容量が90リットルですと航続可能距離は387.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(3.9km/L)とすると351.0km、80%(3.4km/L)だと306.0km、70%(3.0km/L)では270.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン90リットルの給油で13500円、上で計算した航続距離を踏まえると387.0km(80%燃費時306.0km)を走行するのに13500円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば286.7km(往復なら片道143.3km)、カタログ値の80%なら229.3km(片道114.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で387.0kmの距離を移動できるFJ62G型 ランドクルーザー60 [Wagon-VX]という乗り物を、342.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「8837円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


FJ62G型ランドクルーザー60[4.0L-NA PT4WD/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト13.94kg/ps37.40
1速ギヤ加速性能39.24
1L換算馬力39.2ps/L22.26
1L換算トルク7.46kgm/L24.05
WB/TR比1.8146.04
ワイド&ロー指数1.03538.96
前面の面積3.657m²21.06
最低地上高44.91
スポーツ性能部門の得点273.92

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費4.3km/L31.05
年間維持費635560円20.62
100kmh回転数42.83
航続距離387.0km30.08
車の大きさ17.369m³75.58
室内の広さ4.752m³64.81
最小回転半径6.2m28.09
馬力単価22065円48.14
ユーティリティ部門の得点341.20

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した FJ62G型ランドクルーザー60[4.0L-NA PT4WD/4AT] の総合得点は 615.12 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したFJ62G型ランドクルーザー60(PT4WD/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「4000ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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