トヨタ クルーガーハイブリッドの性能まとめ [MHU28W型|3.4L/211PS|4WD/CVT|2006年]


画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2011/08/01|更新:2021/07/01

トヨタ自動車の5ドア・7人乗りSUV、DAA-MHU28W型の初代クルーガーハイブリッドは2005/03から生産が開始され、2007/05に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量3310cc(211PS/29.4kgm)の3MZ-FE型エンジンを搭載する[BaseGrade|2006/06モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4710mm×全幅1825mm×全高1700mm、排気量は3310ccであることから、大雑把に分類すると3.4リットルクラス(3400cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4710mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

MHU28W型 クルーガーハイブリッド [3310cc/211PS 4WD/CVT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー TOYOTA
車名&
グレード
クルーガーハイブリッド
BaseGrade
その他 G-Package
お値段 3990000円
車両型式 DAA-MHU28W
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
CVT(無段変速機・連続可変T/M)
ドア/定員 5ドア/7人
車体寸法 長4710×幅1825×高1700mm
室内寸法 長2645×幅1500×高1210mm
軸距&
輪距
2715mm
前1575mm/後1550mm
最小半径 5.7m
最低高 175mm
タイヤ 前輪:225/60R17
後輪:225/60R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1890kg
エンジン諸元
原動機型式 3MZ-FE
気筒配列 V型6気筒+モーター
排気量3310cc
圧縮比10.8
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 211PS[155kW]/5600rpm
最大トルク 29.4kgm[288Nm]/4400rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費 17.8km/L(41.9mpg)
100km燃費 5.6L/100km
3MZ-FE型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(66700円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(22800円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2006/06モデルのクルーガーハイブリッドを15年落ちの中古で43.9万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    クルーガーハイブリッドの2006/06モデルの場合、2021年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である39.9万円に諸経費として4万円を足した43.9万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2006年式を15年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3500cc以下 13年経過で増税 66700円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年-17年経過で増税 22800円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷15.1km/L×165円/L 109270円
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本15000円×4本÷4年 15000円
任意保険料(月額7000円) 月額7000円×12ヶ月 84000円
ローン完済後の年間維持費 322690円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額36580円×12ヶ月 438960円
ローン返済中の年間維持費 761650円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 74440円
名目 金額
自動車税(1年分) 66700円
自動車重量税(1年分) 22800円円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 109270円
オイル交換(5000km毎) 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 15000円
任意保険料(月額7000円) 84000円
ローン完済後の年間維持費 322690円
名目 金額
車のローン額(1年分) 438960円
ローン返済中の年間維持費 761650円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
74440円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「3500cc以下の13年経過で増税」で税額は66700円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年-17年経過で増税」で税額は22800円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額74,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると26,891円(完済前は63,471円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


●クルーガーハイブリッドの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、クルーガーハイブリッドの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 19010円
ガソリン税(暫定) 16620円
石油税 1850円
消費税(10%) 9930円
合計納税額 47410円

例として年間走行距離を10000km、燃費を15.1km/L、ガソリンを1リットルあたり165円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は662.3Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計19010円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで16620円、石油税が2.8円/Lで1850円になります。

ガソリン車の場合は本体価格93.4円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては9930円となり、これらを合計した税額は47410円、1年間に燃料代として支払う109270円のうち43.4%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で66700円、自動車重量税が年換算で22800円ですから、合計136910円がクルーガーハイブリッドに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 31%
自動車重量税 1年分 22800円 10%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 3000km分 32780円 15%
オイル交換 年1回 6000円 3%
タイヤ交換 6年毎 10000円 5%
任意保険料 80% 67200円 30%
合計
[1万kmとの差額]
218400円
-104290円
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 27%
自動車重量税 1年分 22800円 9%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 5000km分 54640円 22%
オイル交換 年1回 6000円 2%
タイヤ交換 6年毎 10000円 4%
任意保険料 85% 71400円 31%
合計
[1万kmとの差額]
244460円
-78230円
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 24%
自動車重量税 1年分 22800円 8%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 7000km分 76490円 28%
オイル交換 年1回 8400円 3%
タイヤ交換 6年毎 10000円 4%
任意保険料 90% 75600円 28%
合計
[1万kmとの差額]
272910円
-49780円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて104290円安い218400円に、5000km走行では78230円安い244460円に、7000km走行では49780円安い272910円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 16%
自動車重量税 1年分 22800円 6%
自賠責保険料 1年分 12920円 3%
燃料代 15000km分 163910円 40%
オイル交換 年3回 36000円 9%
タイヤ交換 2.7年毎 22500円 6%
任意保険料 100% 84000円 20%
合計
[1万kmとの差額]
408830円
+86140円
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 14%
自動車重量税 1年分 22800円 5%
自賠責保険料 1年分 12920円 3%
燃料代 20000km分 218540円 45%
オイル交換 年4回 48000円 10%
タイヤ交換 2年毎 30000円 6%
任意保険料 100% 84000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
482960円
+160270円

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km90円2000円2.3万円
20km190円4200円4.9万円
30km280円6200円7.3万円
50km460円10100円12.0万円
100km930円20500円24.2万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を165円、燃費を17.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは9.27円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は90円/日となり、20km走行なら190円/日、30km走行なら280円/日、50km走行なら460円/日、100km走行なら930円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は6200円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は7.3万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

3MZ-FE型エンジン簡易性能曲線図
3MZ-FE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4400回転時の馬力 181PS
5600回転時の馬力 211PS
各回転域でのトルク
4400回転時のトルク 29.4kgm
5600回転時のトルク 27.0kgm
3MZ-FE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している3MZ型3310cc、V型6気筒+モーターの自然吸気エンジンは5600回転時に最高出力211馬力を、4400回転時に最大トルク29.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4400rpmから最高出力が発生する5600rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は21.4%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.957kg/PS(1890kg/211PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.957kg/PS
車体+1人9.218kg/PS
車体+7人10.782kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.242kg/PS
車体+70kg9.289kg/PS
車体+80kg9.336kg/PS
車体+90kg9.384kg/PS
車体+100kg9.431kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.218kg/PS(1945kg/211PS)となり、数値としては0.261kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.782kg/PS(2275kg/211PS)となり、1.825kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

クルーガーハイブリッドのライバル候補車たち

2006/06

クルーガーハイブリッド
9.218kg/PS
1945kg/211PS|3.4L-NA
[車体のみPWR:8.957]
2013/06

車種詳細
マーチ
9.181kg/PS
1065kg/116PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:8.707]
2014/06

車種詳細
レヴォーグ
9.265kg/PS
1575kg/170PS|1.6L-TB
[車体のみPWR:8.941]
2016/03

車種詳細
バレーノ
9.054kg/PS
1005kg/111PS|1.0L-TB
[車体のみPWR:8.559]
2015/10

車種詳細
レガシィ アウトバック
9.286kg/PS
1625kg/175PS|2.5L-NA
[車体のみPWR:8.971]
2011/12

車種詳細
インプレッサ スポーツ
9.300kg/PS
1395kg/150PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:8.933]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.218kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.034kg/PSから9.402kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、日産の5人乗りハッチバック「K13型 マーチ」、スバルの5人乗りワゴン「VM4型 レヴォーグ」、スズキの5人乗りハッチバック「WB42S型 バレーノ」、スバルの5人乗りSUV「BS9型 レガシィ アウトバック」、スバルの5人乗りハッチバック「GP7型 インプレッサ スポーツ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

MHU28W型 クルーガーハイブリッド [BaseGrade]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.218kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は111.6PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.737
平均ピストンスピード 15.49m/s
トルクウェイトレシオ 64.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段 18910円
排気量1Lあたり馬力 63.75PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.88kgm/L
1気筒あたりの馬力 35.2PS
1気筒あたりのトルク 4.9kgm
パワーバンド比率 21.4%
燃費×馬力 3192.4pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
3.0~3.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは64.3kg/kgm(1890kg/29.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3990000円、最高出力が211馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は18910円、逆に1万円あたりでは0.53馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は135714円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
3500cc以下の車編
7人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は63.75PS/L、トルクは8.88kgm/L、1気筒あたりの馬力は35.2馬力、トルクは4.9kgmとなり、このエンジンが211馬力を5600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.49m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が83.0mmである3MZ型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7230回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.737になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が15.13km/L、最高出力が211PSであるこの車の獲得ポイントは3192.4ptになります。
戯れに車両重量1890kgを100kg単位にした18.9で割ってみたところ、その数値は168.91ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)

人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 4.80m³
1人あたりのスペース 約0.69m³
室内長/全長 56.2%
室内幅/全幅 82.2%
室内高/全高 71.2%
室内容積/車両体積 32.9%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は4.80m³です。この車の乗車定員は7人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.69m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は56.2%、同じく室内幅と全幅の比率は82.2%、同じく室内高と全高の比率は71.2%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は32.9%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.65m
期待される荷室の幅 1.40m
対角線の長さ 2.16m
期待される荷室の面積 2.31m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.65m(対角線では2.16m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 17.8km/L
燃料タンク容量 65L
航続距離(カタログ燃費) 1157.0km
航続距離(80%燃費) 923.0km
満タンプライス 10725円
1万円でどこまで行ける? 1078.8km
車両価格/航続距離 3449円/km

10・15モード燃費が17.8km/Lですので、燃料タンクの容量が65リットルですと航続可能距離は1157.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(16.0km/L)とすると1040.0km、80%(14.2km/L)だと923.0km、70%(12.5km/L)では812.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン65リットルの給油で10725円、上で計算した航続距離を踏まえると1157.0km(80%燃費時923.0km)を走行するのに10725円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1078.8km(往復なら片道539.4km)、カタログ値の80%なら863.0km(片道431.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で1157.0kmの距離を移動できるMHU28W型 クルーガーハイブリッド [BaseGrade]という乗り物を、399.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3449円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


純正装着タイヤの225/60R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/60R17 | 直径 702mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
55
扁平
205/55R17
37.5km/h
直径658mm
径差-44mm
215/55R17
38.1km/h
直径669mm
径差-33mm
225/55R17
38.7km/h
直径680mm
径差-22mm
235/55R17
39.4km/h
直径691mm
径差-11mm
245/55R17
40.0km/h
直径702mm
径差0mm
0%
60
扁平
205/60R17
38.6km/h
直径678mm
径差-24mm
215/60R17
39.3km/h
直径690mm
径差-12mm
225/60R17
40.0km/h
702mm
0mm
235/60R17
40.7km/h
直径714mm
径差+12mm
245/60R17
41.4km/h
直径726mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
205/65R17
39.8km/h
直径699mm
径差-3mm
215/65R17
40.6km/h
直径712mm
径差+10mm
225/65R17
41.3km/h
直径725mm
径差+23mm
235/65R17
42.1km/h
直径738mm
径差+36mm
245/65R17
42.8km/h
直径751mm
径差+49mm
+10%
70
扁平
205/70R17
41.0km/h
直径719mm
径差+17mm
215/70R17
41.8km/h
直径733mm
径差+31mm
225/70R17
42.6km/h
直径747mm
径差+45mm
235/70R17
43.4km/h
直径761mm
径差+59mm
245/70R17
44.2km/h
直径775mm
径差+73mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/60R17、205/65R17 、215/55R17、215/60R17 、225/55R17 、235/55R17 、245/55R17あたりのタイヤがおすすめです。

225/60R17のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを17インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが225/60R17のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


MHU28W型クルーガーハイブリッド[3.4L-NA 4WD/CVT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト8.957kg/ps51.63
1速ギヤ加速性能39.59
1L換算馬力63.75ps/L42.32
1L換算トルク8.88kgm/L42.00
WB/TR比1.73753.58
ワイド&ロー指数0.93246.25
前面の面積3.103m²36.16
最低地上高175mm40.81
スポーツ性能部門の得点352.34

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費17.8km/L60.59
年間維持費322690円31.26
100kmh回転数42.97
航続距離1157.0km76.93
車の大きさ14.613m³63.66
室内の広さ4.801m³65.14
最小回転半径5.7m38.94
馬力単価18910円52.81
ユーティリティ部門の得点432.30

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した MHU28W型クルーガーハイブリッド[3.4L-NA 4WD/CVT] の総合得点は 784.64 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したクルーガーハイブリッド(4WD/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「3500ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

17.8

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