トヨタ クラウンの性能まとめ [AZSH21型|2.5L/184PS|4WD/CVT|2018年] Hybrid S-Four


画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2018/07/18|更新:2019/09/26

トヨタ自動車の4ドア・5人乗りセダン、AZSH21型の15代目クラウンは2018/06から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量2487cc(184PS/22.5kgm)のA25A-FXS型エンジンを搭載する[Hybrid S-Four|2018/06モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4910mm×全幅1800mm×全高1465mm、排気量は2487ccであることから、大雑把に分類すると2.5リットルクラス(2500cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4910mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

AZSH21型 クラウン [2487cc/184PS 4WD/CVT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

15代目クラウンの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-TB
FR/8AT
460.6万円
ARS220型
[B]
(2018/06)
245PS
35.7kgm
12.4km/L
3.5L-NA
FR/CVT
623.7万円
GWS224型
[Hybrid-S]
(2018/06)
299PS
36.3kgm
16.0km/L
2.5L-NA
FR/CVT
497.9万円
AZSH20型
[Hybrid-S]
(2018/06)
184PS
22.5kgm
20.0km/L
15代目クラウンの車両型式・グレード一覧【全6車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーTOYOTA
車名&
グレード
クラウン
Hybrid S-Four
その他RS-Advance|RS|G-Executive|G|C-package|モータ型式1KM型(105kW/300Nm)
お値段5194800円
車両型式6AA-AZSH21
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
CVT(無段変速機・連続可変T/M)
ドア数&
定員
4ドア
5人
車体寸法長4910×幅1800×高1465mm
室内寸法長1980×幅1500×高1185mm
軸距&
輪距
2920mm
前1560mm/後1560mm
最小半径5.7m
最低高130mm
タイヤ前輪:215/55R17
後輪:215/55R17
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量1820kg
エンジン諸元
原動機型式A25A-FXS
気筒配列直列4気筒+モーター
排気量2487cc
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力184PS[135kW]/6000rpm
最大トルク22.5kgm[221Nm]/3800-5400rpm
使用燃料レギュラーガソリン
WLTC燃費18.2km/L(42.8mpg)
JC08燃費21.0km/L(49.4mpg)
100km燃費5.5L/100km
A25A-FXS型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(45000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、クラウンの新車を597.4万円(諸費用として77.9万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)2500cc以下13年未満45000円
自動車重量税(1年分)2.0トン以下13年未満16400
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷18.2km/L×150円/L82420円
オイル交換(5000km毎)1回5000円×2回10000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本15000円×4本÷3年20000円
任意保険料(月額6000円)月額6000円×12ヶ月72000円
ローン完済後の年間維持費259740円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額99570円×12ヶ月1194840円
ローン返済中の年間維持費1454580円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度63640円
名目金額
自動車税(1年分)45000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)82420円
オイル交換(5000km毎)10000円
タイヤ交換(3年3万km毎)20000円
任意保険料(月額6000円)72000円
ローン完済後の年間維持費259740円
名目金額
車のローン額(1年分)1194840円
ローン返済中の年間維持費1454580円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
63640円
  • 初度登録から1年経過車の場合、自動車税の区分は「2500cc以下の13年未満」で税額は45000円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額63,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると21,645円(完済前は121,215円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

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●クラウンの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、クラウンの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)15770円
ガソリン税(暫定)13790円
石油税1540円
消費税(10%)7490円
合計納税額38590円

例として年間走行距離を10000km、燃費を18.2km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は549.5Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計15770円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで13790円、石油税が2.8円/Lで1540円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては7490円となり、これらを合計した税額は38590円、1年間に燃料代として支払う82420円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で45000円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計99990円がクラウンに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)45000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)24730円
オイル交換(年1回)5000円
タイヤ交換(3万km/6年)6000円
任意保険料(月額4800円)57600円
合計
[差額]
168650円
[-91090円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)45000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)41210円
オイル交換(年1回)5000円
タイヤ交換(3万km/6年)10000円
任意保険料(月額5100円)61200円
合計
[差額]
192730円
[-67010円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)45000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)57690円
オイル交換(年1回)7000円
タイヤ交換(3万km/4.3年)14000円
任意保険料(月額5400円)64800円
合計
[差額]
218810円
[-40930円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて91090円安い168650円に、5000km走行では67010円安い192730円に、7000km走行では40930円安い218810円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


市街地・郊外・高速道路の比率を変えて燃料代を計算してみる

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(14.9km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(19.2km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(19.4km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(18.2km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとしたときの市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、燃料代がどのように変化するかを見ていきたいと思います。※1リットル150円として計算

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km90600円
郊外500km3900円
高速道路500km3870円
合計
[差額]
98370円
[+15950円]
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が14.9km/Lでは604.0Lを消費して、燃料代は90600円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が19.2km/Lでは26.0Lを消費して、燃料代は3900円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が19.4km/Lでは25.8Lを消費して、燃料代は3870円になります。

このパターンでは使用した燃料量が655.8L、かかった燃料代が98370円となり、平均燃費は15.2km/L、WLTCモード燃費との燃料代の差は+15950円という結果になりました。

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km50340円
郊外5000km39060円
高速道路0km0円
合計
[差額]
89400円
[+6980円]
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が14.9km/Lでは335.6Lを消費して、燃料代は50340円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が19.2km/Lでは260.4Lを消費して、燃料代は39060円になります。

このパターンでは使用した燃料量が596.0L、かかった燃料代が89400円となり、平均燃費は16.8km/L、WLTCモード燃費との燃料代の差は+6980円という結果になりました。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km33530円
郊外3340km26100円
高速道路3330km25740円
合計
[差額]
85370円
[+2950円]
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が14.9km/Lでは223.5Lを消費して、燃料代は33530円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が19.2km/Lでは174.0Lを消費して、燃料代は26100円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が19.4km/Lでは171.6Lを消費して、燃料代は25740円になります。

このパターンでは使用した燃料量が569.1L、かかった燃料代が85370円となり、平均燃費は17.6km/L、WLTCモード燃費との燃料代の差は+2950円という結果になりました。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km5040円
郊外9000km70320円
高速道路500km3870円
合計
[差額]
79230円
[-3190円]
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が14.9km/Lでは33.6Lを消費して、燃料代は5040円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が19.2km/Lでは468.8Lを消費して、燃料代は70320円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が19.4km/Lでは25.8Lを消費して、燃料代は3870円になります。

このパターンでは使用した燃料量が528.2L、かかった燃料代が79230円となり、平均燃費は18.9km/L、WLTCモード燃費との燃料代の差は-3190円という結果になりました。

極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(15.2km/L・16.8km/L・17.6km/L・18.9km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(98370円・89400円・85370円・79230円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km80円1800円2.1万円
20km160円3500円4.2万円
30km250円5500円6.5万円
50km410円9000円10.7万円
100km820円18000円21.3万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を18.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは8.24円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は80円/日となり、20km走行なら160円/日、30km走行なら250円/日、50km走行なら410円/日、100km走行なら820円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は5500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は6.5万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

A25A-FXS型エンジン簡易性能曲線図
A25A-FXS型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3800回転時の馬力119PS
5400回転時の馬力170PS
6000回転時の馬力184PS
各回転域でのトルク
3800回転時のトルク22.5kgm
5400回転時のトルク22.5kgm
6000回転時のトルク22.0kgm
A25A-FXS型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているA25A型2487cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力184馬力を、3800-5400回転時に最大トルク22.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3800rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の2200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は36.7%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.89kg/PS(1820kg/184PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.89kg/PS
車体+1人10.19kg/PS
車体+5人11.39kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.22kg/PS
車体+70kg10.27kg/PS
車体+80kg10.33kg/PS
車体+90kg10.38kg/PS
車体+100kg10.43kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.19kg/PS(1875kg/184PS)となり、数値としては0.30kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.39kg/PS(2095kg/184PS)となり、1.50kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

クラウンのライバル候補車たち

10.16kg/PS
MAZDA6 ワゴン
2.0L/156PS|FF/6AT
10.11kg/PS
DS3 クロスバック
1.2L/131PS|FF/8AT
10.17kg/PS
Aクラス
2.0L/150PS|FF/8AT
10.13kg/PS
V90 Cross-Country
2.0L/190PS|4WD/8AT
10.16kg/PS
アテンザ ワゴン
2.0L/156PS|FF/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.19kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.09kg/PSから10.29kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りワゴン「GJEFW型 MAZDA6 ワゴン」、シトロエンの5人乗りSUV「D34HN05型 DS3 クロスバック」、メルセデスベンツの5人乗りハッチバック「177012型 Aクラス」、ボルボの5人乗りSUV「PD4204T型 V90 Cross-Country」、マツダの5人乗りワゴン「GJEFW型 アテンザ ワゴン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

AZSH21型 クラウン [Hybrid S-Four]とパワーウェイトレシオが近い車種|10.19kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.87
平均ピストンスピード20.7m/s
トルクウェイトレシオ80.9kg/kgm
1馬力あたりのお値段28233円
排気量1Lあたり馬力74.0PS/L
排気量1Lあたりトルク9.05kgm/L
1気筒あたりの馬力46.0PS
1気筒あたりのトルク5.6kgm
パワーバンド比率36.7%
各種ランキング
セダンのPWR
2.0~2.5LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは80.9kg/kgm(1820kg/22.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5194800円、最高出力が184馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は28233円、逆に1万円あたりでは0.35馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は230880円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は74.0PS/L、トルクは9.05kgm/L、1気筒あたりの馬力は46.0馬力、トルクは5.6kgmとなり、このエンジンが184馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは20.7m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が103.4mmであるA25A型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は5800回転です。最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.87になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高3.5m³
1人あたりのスペース約0.7m³
室内長/全長40.3%
室内幅/全幅83.3%
室内高/全高80.9%
室内容積/車両体積27.1%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.5m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.7m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は40.3%、同じく室内幅と全幅の比率は83.3%、同じく室内高と全高の比率は80.9%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は27.1%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.72m
期待される荷室の幅1.40m
対角線の長さ2.22m
期待される荷室の面積2.41m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.72m(対角線では2.22m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費18.2km/L
燃料タンク容量66L
航続距離(カタログ燃費)1201.2km
航続距離(80%燃費)963.6km
満タンプライス9900円
1万円でどこまで行ける?1213.3km
車両価格/航続距離4325円/km

WLTCモード燃費が18.2km/Lですので、燃料タンクの容量が66リットルですと航続可能距離は1201.2kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(16.4km/L)とすると1082.4km、80%(14.6km/L)だと963.6km、70%(12.7km/L)では838.2kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン66リットルの給油で9900円、上で計算した航続距離を踏まえると1201.2km(80%燃費時963.6km)を走行するのに9900円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1213.3km(往復なら片道606.7km)、カタログ値の80%なら970.7km(片道485.3km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で1201.2kmの距離を移動できるAZSH21型 クラウン [Hybrid S-Four]という乗り物を、519.5万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「4325円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


純正装着タイヤの215/55R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/55R17 | 直径 668mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
50
扁平
195/50R17
37.5km/h
直径627mm
径差-41mm
205/50R17
38.1km/h
直径637mm
径差-31mm
215/50R17
38.7km/h
直径647mm
径差-21mm
225/50R17
39.3km/h
直径657mm
径差-11mm
235/50R17
39.9km/h
直径667mm
径差-1mm
0%
55
扁平
195/55R17
38.7km/h
直径647mm
径差-21mm
205/55R17
39.4km/h
直径658mm
径差-10mm
215/55R17
40.0km/h
668mm
0mm
225/55R17
40.7km/h
直径680mm
径差+12mm
235/55R17
41.4km/h
直径691mm
径差+23mm
+5%
60
扁平
195/60R17
39.9km/h
直径666mm
径差-2mm
205/60R17
40.6km/h
直径678mm
径差+10mm
215/60R17
41.3km/h
直径690mm
径差+22mm
225/60R17
42.0km/h
直径702mm
径差+34mm
235/60R17
42.8km/h
直径714mm
径差+46mm
+10%
65
扁平
195/65R17
41.1km/h
直径686mm
径差+18mm
205/65R17
41.9km/h
直径699mm
径差+31mm
215/65R17
42.6km/h
直径712mm
径差+44mm
225/65R17
43.4km/h
直径725mm
径差+57mm
235/65R17
44.2km/h
直径738mm
径差+70mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/55R17、195/60R17 、205/50R17、205/55R17 、215/50R17 、225/50R17 、235/50R17あたりのタイヤがおすすめです。

215/55R17のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを17インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが215/55R17のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


AZSH21型クラウン[2.5L-NA 4WD/CVT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.89kg/ps48.98
1速ギヤ加速性能-39.24
1L換算馬力74.0ps/L50.55
1L換算トルク9.05kgm/L44.18
WB/TR比1.8739.79
ワイド&ロー指数0.81454.63
前面の面積2.637m²48.51
最低地上高130mm57.74
スポーツ性能部門の得点383.62

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費18.2km/L52.11
年間維持費259740円56.16
100kmh回転数-42.83
航続距離1201.2km80.70
車の大きさ12.948m³56.95
室内の広さ3.519m³51.75
最小回転半径5.7m38.72
馬力単価28233円39.71
ユーティリティ部門の得点418.93

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した AZSH21型クラウン[2.5L-NA 4WD/CVT] の総合得点は 802.55 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したAZSH21型クラウン(4WD/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「2500ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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