トヨタ カローラ セダンの性能まとめ [ZWE214型|1.8L/98PS|4WD/CVT|2019年] Hybrid-S E-Four


画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿日:2019/10/07

トヨタ自動車の4ドア・5人乗りセダン、ZWE214型の12代目カローラ セダンは2019/09から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1797cc(98PS/14.5kgm)の2ZR-FXE型エンジンを搭載する[Hybrid-S E-Four|2019/09モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mm、排気量は1797ccであることから、大雑把に分類すると1.8リットルクラス(1800cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4495mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ZWE214型 カローラ セダン [1797cc/98PS 4WD/CVT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

12代目カローラ セダンの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.2L-TB
FF/6MT
210.6万円
NRE210H型
[G-X]
(2018/08)
116PS
18.9kgm
15.8km/L
1.2L-TB
FF/CVT
241.9万円
NRE210H型
[G-Z]
(2018/06)
116PS
18.9kgm
16.4km/L
1.2L-TB
FF/CVT
213.8万円
NRE210H型
[G-X]
(2018/06)
116PS
18.9kgm
16.4km/L
1.8L-NA
FF/CVT
241.9万円
ZWE211H型
[Hybrid G-X]
(2018/06)
98PS
14.5kgm
30.0km/L
1.2L-TB
FF/6MT
245.8万円
NRE210W型
[WxB]
(2019/09)
116PS
18.9kgm
15.8km/L
12代目カローラ セダンの車両型式・グレード一覧【全14車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーTOYOTA
車名&
グレード
カローラ セダン
Hybrid-S E-Four
その他G-X|WxB|モータ型式1NM型(53kW/163Nm)/1MM型(5.3kW/55Nm)
お値段2772000円
車両型式6AA-ZWE214
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
CVT(無段変速機・連続可変T/M)
ドア数&
定員
4ドア
5人
車体寸法長4495×幅1745×高1435mm
室内寸法長1830×幅1510×高1160mm
軸距&
輪距
2640mm
前1510mm/後1520mm
最小半径5.3m
最低高130mm
タイヤ前輪:205/55R16
後輪:205/55R16
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量1420kg
エンジン諸元
原動機型式2ZR-FXE
気筒配列直列4気筒+モーター
排気量1797cc
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力98PS[72kW]/5200rpm
最大トルク14.5kgm[142Nm]/3600rpm
使用燃料レギュラーガソリン
WLTC燃費26.8km/L(63.0mpg)
JC08燃費31.0km/L(72.9mpg)
100km燃費3.7L/100km
2ZR-FXE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(39500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、カローラ セダンの新車を318.8万円(諸費用として41.6万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)2000cc以下13年未満39500円
自動車重量税(1年分)1.5トン以下13年未満12300
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷26.8km/L×150円/L55970円
オイル交換(5000km毎)1回4500円×2回9000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本12000円×4本÷3年16000円
任意保険料(月額5500円)月額5500円×12ヶ月66000円
ローン完済後の年間維持費212690円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額53130円×12ヶ月637560円
ローン返済中の年間維持費850250円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度55440円
名目金額
自動車税(1年分)39500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)55970円
オイル交換(5000km毎)9000円
タイヤ交換(3年3万km毎)16000円
任意保険料(月額5500円)66000円
ローン完済後の年間維持費212690円
名目金額
車のローン額(1年分)637560円
ローン返済中の年間維持費850250円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から0年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年未満」で税額は39500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して17,724円(完済前は70,854円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。

カローラ セダンの中古車をGoo-netで検索!


●カローラ セダンの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、カローラ セダンの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)10710円
ガソリン税(暫定)9360円
石油税1040円
消費税(10%)5090円
合計納税額26200円

例として年間走行距離を10000km、燃費を26.8km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は373.1Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計10710円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで9360円、石油税が2.8円/Lで1040円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては5090円となり、これらを合計した税額は26200円、1年間に燃料代として支払う55970円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で39500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計78000円がカローラ セダンに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)39500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)16790円
オイル交換(年1回)4500円
タイヤ交換(3万km/6年)4800円
任意保険料(月額4400円)52800円
合計
[差額]
144610円
[-68080円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)39500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)27990円
オイル交換(年1回)4500円
タイヤ交換(3万km/6年)8000円
任意保険料(月額4680円)56160円
合計
[差額]
162370円
[-50320円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)39500円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)39180円
オイル交換(年1回)6300円
タイヤ交換(3万km/4.3年)11200円
任意保険料(月額4950円)59400円
合計
[差額]
181800円
[-30890円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて68080円安い144610円に、5000km走行では50320円安い162370円に、7000km走行では30890円安い181800円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


市街地・郊外・高速道路の比率を変えて燃料代を計算してみる

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(25.1km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(28.1km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(26.8km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(26.8km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとしたときの市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、燃料代がどのように変化するかを見ていきたいと思います。※1リットル150円として計算

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km53790円
郊外500km2670円
高速道路500km2810円
合計
[差額]
59270円
[+3300円]
平均燃費25.3km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が25.1km/Lでは358.6Lを消費して、燃料代は53790円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が28.1km/Lでは17.8Lを消費して、燃料代は2670円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が26.8km/Lでは18.7Lを消費して、燃料代は2810円になります。

このパターンでは使用した燃料量が395.1L、かかった燃料代が59270円となり、平均燃費は25.3km/L(-1.5km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+3300円という結果になりました。

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km29880円
郊外5000km26690円
高速道路0km0円
合計
[差額]
56570円
[+600円]
平均燃費26.5km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が25.1km/Lでは199.2Lを消費して、燃料代は29880円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が28.1km/Lでは177.9Lを消費して、燃料代は26690円になります。

このパターンでは使用した燃料量が377.1L、かかった燃料代が56570円となり、平均燃費は26.5km/L(-0.3km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+600円という結果になりました。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km19910円
郊外3340km17840円
高速道路3330km18650円
合計
[差額]
56400円
[+430円]
平均燃費26.6km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が25.1km/Lでは132.7Lを消費して、燃料代は19910円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が28.1km/Lでは118.9Lを消費して、燃料代は17840円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が26.8km/Lでは124.3Lを消費して、燃料代は18650円になります。

このパターンでは使用した燃料量が375.9L、かかった燃料代が56400円となり、平均燃費は26.6km/L(-0.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+430円という結果になりました。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km2990円
郊外9000km48050円
高速道路500km2810円
合計
[差額]
53850円
[-2120円]
平均燃費27.9km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が25.1km/Lでは19.9Lを消費して、燃料代は2990円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が28.1km/Lでは320.3Lを消費して、燃料代は48050円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が26.8km/Lでは18.7Lを消費して、燃料代は2810円になります。

このパターンでは使用した燃料量が358.9L、かかった燃料代が53850円となり、平均燃費は27.9km/L(+1.1km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は-2120円という結果になりました。

極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(25.3km/L・26.5km/L・26.6km/L・27.9km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(59270円・56570円・56400円・53850円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km60円1300円1.6万円
20km110円2400円2.9万円
30km170円3700円4.4万円
50km280円6200円7.3万円
100km560円12300円14.6万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を26.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは5.60円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は60円/日となり、20km走行なら110円/日、30km走行なら170円/日、50km走行なら280円/日、100km走行なら560円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は3700円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は4.4万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

2ZR-FXE型エンジン簡易性能曲線図
2ZR-FXE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3600回転時の馬力73PS
5200回転時の馬力98PS
各回転域でのトルク
3600回転時のトルク14.5kgm
5200回転時のトルク13.5kgm
2ZR-FXE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している2ZR型1797cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは5200回転時に最高出力98馬力を、3600回転時に最大トルク14.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3600rpmから最高出力が発生する5200rpmまで」の1600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は30.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ14.49kg/PS(1420kg/98PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ14.49kg/PS
車体+1人15.05kg/PS
車体+5人17.30kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg15.10kg/PS
車体+70kg15.20kg/PS
車体+80kg15.31kg/PS
車体+90kg15.41kg/PS
車体+100kg15.51kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは15.05kg/PS(1475kg/98PS)となり、数値としては0.56kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは17.30kg/PS(1695kg/98PS)となり、2.81kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

カローラ セダンのライバル候補車たち

15.15kg/PS
カローラ ツーリング
1.8L/98PS|4WD/CVT
15.08kg/PS
タント
0.7L/64PS|FF/CVT
14.92kg/PS
フレアワゴン カスタムスタイル
0.7L/64PS|FF/CVT
14.92kg/PS
スペーシア カスタム
0.7L/64PS|FF/CVT
15.08kg/PS
N-BOX
0.7L/64PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ15.05kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

14.90kg/PSから15.20kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、トヨタの5人乗りワゴン「ZWE214W型 カローラ ツーリング」、ダイハツの4人乗り軽ミニバン「LA650S型 タント」、マツダの4人乗り軽ミニバン「MM53S型 フレアワゴン カスタムスタイル」、スズキの4人乗り軽ミニバン「MK53S型 スペーシア カスタム」、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JF3型 N-BOX」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

ZWE214型 カローラ セダン [Hybrid-S E-Four]とパワーウェイトレシオが近い車種|15.05kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.74
平均ピストンスピード15.3m/s
トルクウェイトレシオ97.9kg/kgm
1馬力あたりのお値段28286円
排気量1Lあたり馬力54.5PS/L
排気量1Lあたりトルク8.07kgm/L
1気筒あたりの馬力24.5PS
1気筒あたりのトルク3.6kgm
パワーバンド比率30.8%
各種ランキング
セダンのPWR
1.6~1.8L以下のPWR

トルクウェイトレシオは97.9kg/kgm(1420kg/14.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2772000円、最高出力が98馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は28286円、逆に1万円あたりでは0.35馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は191172円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は54.5PS/L、トルクは8.07kgm/L、1気筒あたりの馬力は24.5馬力、トルクは3.6kgmとなり、このエンジンが98馬力を5200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.3m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.3mmである2ZR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6800回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.74になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高3.2m³
1人あたりのスペース約0.6m³
室内長/全長40.7%
室内幅/全幅86.5%
室内高/全高80.8%
室内容積/車両体積28.3%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.2m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.6m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は40.7%、同じく室内幅と全幅の比率は86.5%、同じく室内高と全高の比率は80.8%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は28.3%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.57m
期待される荷室の幅1.41m
対角線の長さ2.11m
期待される荷室の面積2.21m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.57m(対角線では2.11m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費26.8km/L
燃料タンク容量43L
航続距離(カタログ燃費)1152.4km
航続距離(80%燃費)920.2km
満タンプライス6450円
1万円でどこまで行ける?1786.7km
車両価格/航続距離2405円/km

WLTCモード燃費が26.8km/Lですので、燃料タンクの容量が43リットルですと航続可能距離は1152.4kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(24.1km/L)とすると1036.3km、80%(21.4km/L)だと920.2km、70%(18.8km/L)では808.4kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン43リットルの給油で6450円、上で計算した航続距離を踏まえると1152.4km(80%燃費時920.2km)を走行するのに6450円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1786.7km(往復なら片道893.3km)、カタログ値の80%なら1429.3km(片道714.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で1152.4kmの距離を移動できるZWE214型 カローラ セダン [Hybrid-S E-Four]という乗り物を、277.2万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「2405円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


純正装着タイヤの205/55R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/55R16 | 直径 632mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
50
扁平
185/50R16
37.4km/h
直径591mm
径差-41mm
195/50R16
38.0km/h
直径601mm
径差-31mm
205/50R16
38.7km/h
直径611mm
径差-21mm
215/50R16
39.3km/h
直径621mm
径差-11mm
225/50R16
39.9km/h
直径631mm
径差-1mm
0%
55
扁平
185/55R16
38.6km/h
直径610mm
径差-22mm
195/55R16
39.3km/h
直径621mm
径差-11mm
205/55R16
40.0km/h
632mm
0mm
215/55R16
40.7km/h
直径643mm
径差+11mm
225/55R16
41.4km/h
直径654mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
185/60R16
39.7km/h
直径628mm
径差-4mm
195/60R16
40.5km/h
直径640mm
径差+8mm
205/60R16
41.3km/h
直径652mm
径差+20mm
215/60R16
42.0km/h
直径664mm
径差+32mm
225/60R16
42.8km/h
直径676mm
径差+44mm
+10%
65
扁平
185/65R16
40.9km/h
直径647mm
径差+15mm
195/65R16
41.8km/h
直径660mm
径差+28mm
205/65R16
42.6km/h
直径673mm
径差+41mm
215/65R16
43.4km/h
直径686mm
径差+54mm
225/65R16
44.2km/h
直径699mm
径差+67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/55R16、185/60R16 、195/50R16、195/55R16 、205/50R16 、215/50R16 、225/50R16あたりのタイヤがおすすめです。

205/55R16のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを16インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが205/55R16のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

205/55R16のタイヤ銘柄と通販価格


ZWE214型カローラ セダン[1.8L-NA 4WD/CVT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト14.49kg/ps35.82
1速ギヤ加速性能-39.27
1L換算馬力54.5ps/L34.72
1L換算トルク8.07kgm/L31.77
WB/TR比1.7453.33
ワイド&ロー指数0.82254.00
前面の面積2.504m²52.05
最低地上高130mm59.91
スポーツ性能部門の得点360.87

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費26.8km/L73.85
年間維持費212690円60.56
100kmh回転数-42.85
航続距離1152.4km77.54
車の大きさ11.256m³49.80
室内の広さ3.205m³48.42
最小回転半径5.3m47.23
馬力単価28286円39.75
ユーティリティ部門の得点440.00

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した ZWE214型カローラ セダン[1.8L-NA 4WD/CVT] の総合得点は 800.87 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したZWE214型カローラ セダン(4WD/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「2000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


コメントは停止中です。