トヨタ C-HRの性能まとめ [ZYX10型|1.8L/98PS|FF/CVT|2016年] G


画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2017/03/01|更新:2019/09/26

トヨタ自動車の5ドア・5人乗りSUV、ZYX10型の初代C-HRは2016/12から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1797cc(98PS/14.5kgm)の2ZR-FXE型エンジンを搭載する[G|2016/12モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4360mm×全幅1795mm×全高1550mm、排気量は1797ccであることから、大雑把に分類すると1.8リットルクラス(1800cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4360mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ZYX10型 C-HR [1797cc/98PS FF/CVT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代C-HRの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.2L-TB
4WD/CVT
251.6万円
NGX50型
[S-T]
(2016/12)
116PS
18.9kgm
15.4km/L
1.2L-TB
FF/CVT
229.0万円
NGX10型
[S-T]
(2018/05)
116PS
18.9kgm
16.4km/L
1.2L-TB
FF/6MT
273.2万円
NGX10型
[S-T GR-Sport]
(2019/10)
116PS
18.9kgm
15.4km/L
1.8L-NA
FF/CVT
309.5万円
ZYX11型
[S GR-Sport]
(2019/10)
98PS
14.5kgm
25.0km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー TOYOTA
車名&
グレード
C-HR
G
その他 S モータ型式1NM(53kW/163Nm)
お値段 2905200円
車両型式 DAA-ZYX10
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
CVT(無段変速機・連続可変T/M)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4360×幅1795×高1550mm
室内寸法 長1800×幅1455×高1210mm
軸距&
輪距
2640mm
前1540mm/後1540mm
最小半径 5.2m
最低高 140mm
タイヤ 前輪:225/50R18
後輪:225/50R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1440kg
エンジン諸元
原動機型式 2ZR-FXE
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1797cc
圧縮比13.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 98PS[72kW]/5200rpm
最大トルク 14.5kgm[142Nm]/3600rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
JC08燃費 30.2km/L(71.0mpg)
100km燃費 3.3L/100km
2ZR-FXE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(39500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、C-HRの新車を334.1万円(諸費用として43.6万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 39500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷28.1×150円/L 53380円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本18000円×4本÷3年 24000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 218100円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額55680円×12ヶ月 668160円
ローン返済中の年間維持費 886260円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 53380円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 24000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 218100円
名目 金額
車のローン額(1年分) 668160円
ローン返済中の年間維持費 886260円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から4年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年未満」で税額は39500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して18,175円(完済前は73,855円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。

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●C-HRの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、C-HRの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 10210円
ガソリン税(暫定) 8930円
石油税 1000円
消費税(10%) 4850円
合計納税額 24990円

例として年間走行距離を10000km、燃費を28.1km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は355.9Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計10210円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで8930円、石油税が2.8円/Lで1000円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては4850円となり、これらを合計した税額は24990円、1年間に燃料代として支払う53380円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で39500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計76790円がC-HRに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 16010円
オイル交換(年1回) 4500円
タイヤ交換(3万km/6年) 7200円
任意保険料(月額4400円) 52800円
合計
[差額]
146230円
[-71870円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 26690円
オイル交換(年1回) 4500円
タイヤ交換(3万km/6年) 12000円
任意保険料(月額4680円) 56160円
合計
[差額]
165070円
[-53030円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 37370円
オイル交換(年1回) 6300円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 16800円
任意保険料(月額4950円) 59400円
合計
[差額]
185590円
[-32510円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて71870円安い146230円に、5000km走行では53030円安い165070円に、7000km走行では32510円安い185590円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km50円1100円1.3万円
20km100円2200円2.6万円
30km150円3300円3.9万円
50km250円5500円6.5万円
100km500円11000円13.0万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を30.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは4.97円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は50円/日となり、20km走行なら100円/日、30km走行なら150円/日、50km走行なら250円/日、100km走行なら500円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は3300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は3.9万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

2ZR-FXE型エンジン簡易性能曲線図
2ZR-FXE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3600回転時の馬力 73PS
5200回転時の馬力 98PS
各回転域でのトルク
3600回転時のトルク 14.5kgm
5200回転時のトルク 13.5kgm
2ZR-FXE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している2ZR型1797cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは5200回転時に最高出力98馬力を、3600回転時に最大トルク14.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3600rpmから最高出力が発生する5200rpmまで」の1600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は30.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ14.690kg/PS(1440kg/98PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ14.690kg/PS
車体+1人15.26kg/PS
車体+5人17.50kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg15.31kg/PS
車体+70kg15.41kg/PS
車体+80kg15.51kg/PS
車体+90kg15.61kg/PS
車体+100kg15.71kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは15.26kg/PS(1495kg/98PS)となり、数値としては0.57kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは17.50kg/PS(1715kg/98PS)となり、2.81kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

C-HRのライバル候補車たち

15.153kg/PS
カローラ ツーリング
1.8L/98PS|4WD/CVT
15.391kg/PS
N-WGN Custom
0.7L/64PS|4WD/CVT
15.234kg/PS
N-WGN
0.7L/64PS|4WD/CVT
15.234kg/PS
タント カスタム
0.7L/64PS|FF/CVT
15.234kg/PS
eKクロス
0.7L/64PS|4WD/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ15.255kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

15.10kg/PSから15.41kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、トヨタの5人乗りワゴン「ZWE214W型 カローラ ツーリング」、ダイハツの4人乗り軽ミニバン「LA650S型 タント カスタム」、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JH4型 N-WGN」、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JH4型 N-WGN Custom」、三菱の4人乗り軽SUV「B38W型 eKクロス」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

ZYX10型 C-HR [G]とパワーウェイトレシオが近い車種|15.255kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.71
平均ピストンスピード 15.3m/s
トルクウェイトレシオ 99.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段 29645円
排気量1Lあたり馬力 54.5PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.07kgm/L
1気筒あたりの馬力 24.5PS
1気筒あたりのトルク 3.6kgm
パワーバンド比率 30.8%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.6~1.8L以下のPWR

トルクウェイトレシオは99.3kg/kgm(1440kg/14.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2905200円、最高出力が98馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は29645円、逆に1万円あたりでは0.34馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は200359円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は54.5PS/L、トルクは8.07kgm/L、1気筒あたりの馬力は24.5馬力、トルクは3.6kgmとなり、このエンジンが98馬力を5200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.3m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.3mmである2ZR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6800回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.71になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.2m³
1人あたりのスペース 約0.6m³
室内長/全長 41.3%
室内幅/全幅 81.1%
室内高/全高 78.1%
室内容積/車両体積 26.4%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.2m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.6m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は41.3%、同じく室内幅と全幅の比率は81.1%、同じく室内高と全高の比率は78.1%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は26.4%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.53m
期待される荷室の幅 1.35m
対角線の長さ 2.04m
期待される荷室の面積 2.07m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.53m(対角線では2.04m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 30.2km/L
燃料タンク容量 43L
航続距離(カタログ燃費) 1298.6km
航続距離(80%燃費) 1040.6km
満タンプライス 6450円
1万円でどこまで行ける? 2013.3km
車両価格/航続距離 2237円/km

JC08モード燃費が30.2km/Lですので、燃料タンクの容量が43リットルですと航続可能距離は1298.6kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(27.2km/L)とすると1169.6km、80%(24.2km/L)だと1040.6km、70%(21.1km/L)では907.3kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン43リットルの給油で6450円、上で計算した航続距離を踏まえると1298.6km(80%燃費時1040.6km)を走行するのに6450円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば2013.3km(往復なら片道1006.7km)、カタログ値の80%なら1610.7km(片道805.3km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で1298.6kmの距離を移動できるZYX10型 C-HR [G]という乗り物を、290.5万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「2237円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


純正装着タイヤの225/50R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/50R18 | 直径 682mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
45
扁平
205/45R18
37.7km/h
直径642mm
径差-40mm
215/45R18
38.2km/h
直径651mm
径差-31mm
225/45R18
38.7km/h
直径660mm
径差-22mm
235/45R18
39.2km/h
直径669mm
径差-13mm
245/45R18
39.8km/h
直径678mm
径差-4mm
0%
50
扁平
205/50R18
38.8km/h
直径662mm
径差-20mm
215/50R18
39.4km/h
直径672mm
径差-10mm
225/50R18
40.0km/h
682mm
0mm
235/50R18
40.6km/h
直径692mm
径差+10mm
245/50R18
41.2km/h
直径702mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
205/55R18
40.1km/h
直径683mm
径差+1mm
215/55R18
40.7km/h
直径694mm
径差+12mm
225/55R18
41.3km/h
直径705mm
径差+23mm
235/55R18
42.0km/h
直径716mm
径差+34mm
245/55R18
42.6km/h
直径727mm
径差+45mm
+10%
60
扁平
205/60R18
41.2km/h
直径703mm
径差+21mm
215/60R18
41.9km/h
直径715mm
径差+33mm
225/60R18
42.6km/h
直径727mm
径差+45mm
235/60R18
43.3km/h
直径739mm
径差+57mm
245/60R18
44.0km/h
直径751mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/50R18 、215/45R18、215/50R18 、225/45R18 、235/45R18 、245/45R18あたりのタイヤがおすすめです。

225/50R18のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを18インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが225/50R18のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

225/50R18のタイヤ銘柄と通販価格


ZYX10型C-HR[1.8L-NA FF/CVT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト14.690kg/ps35.25
1速ギヤ加速性能-39.27
1L換算馬力54.5ps/L34.72
1L換算トルク8.07kgm/L31.77
WB/TR比1.7156.46
ワイド&ロー指数0.86451.05
前面の面積2.782m²44.64
最低地上高140mm55.58
スポーツ性能部門の得点348.74

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費30.2km/L70.67
年間維持費218100円60.05
100kmh回転数-42.85
航続距離1298.6km86.60
車の大きさ12.131m³53.49
室内の広さ3.169m³48.03
最小回転半径5.2m49.36
馬力単価29645円37.90
ユーティリティ部門の得点448.95

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した ZYX10型C-HR[1.8L-NA FF/CVT] の総合得点は 797.69 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したZYX10型C-HR(FF/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「2000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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