トヨタ センチュリーの性能まとめ [VG40型|4.0L/165PS|FR/4AT|1994年] E-type


画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2011/08/26|更新:2019/09/26

トヨタ自動車の4ドア・5人乗りセダン、VG40型の初代センチュリーは1967/11から生産が開始され、1997/04に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量3994cc(165PS/29.5kgm)の5V-EU型エンジンを搭載する[E-type|1994/12モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長5120mm×全幅1890mm×全高1430mm、排気量は3994ccであることから、大雑把に分類すると4.0リットルクラス(4000cc、自動車税は4.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5120mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

VG40型 センチュリー [3994cc/165PS FR/4AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代センチュリーの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
4.0L-NA
FR/4AT
807.0万円
VG45型
[L-type]
(1994/12)
165PS
29.5kgm
6.4km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーTOYOTA
車名&
グレード
センチュリー
E-type
その他Dタイプ, Eタイプ
お値段6230000円
車両型式E-VG40
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
4AT(4段変速・自動)
ドア数&
定員
4ドア
5人
車体寸法長5120×幅1890×高1430mm
室内寸法長1960×幅1545×高1110mm
軸距&
輪距
2860mm
前1575mm/後1550mm
最小半径5.7m
タイヤ前輪:215/65R15
後輪:215/65R15
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量1910kg
エンジン諸元
原動機型式5V-EU
気筒配列V型8気筒
排気量3994cc
圧縮比8.6
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力165PS[121kW]/4400rpm
最大トルク29.5kgm[289Nm]/3600rpm
使用燃料レギュラーガソリン
10・15燃費6.4km/L(15.1mpg)
100km燃費15.6L/100km
5V-EU型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(76400円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(25200円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額7500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1994/12モデルのセンチュリーを25年落ちの中古で68.5万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    センチュリーの1994/12モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である62.3万円に諸経費として6.2万円を足した68.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1994年式を25年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)4000cc以下13年経過で増税76400
自動車重量税(1年分)2.0トン以下18年経過で増税25200
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷5.4km/L×150円/L277780円
オイル交換(5000km毎)1回6500円×2回13000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本10000円×4本÷3年13330円
任意保険料(月額7500円)月額7500円×12ヶ月90000円
ローン完済後の年間維持費509630円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額28550円×12ヶ月342600円
ローン返済中の年間維持費852230円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度81240円
名目金額
自動車税(1年分)76400
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)277780円
オイル交換(5000km毎)13000円
タイヤ交換(3年3万km毎)13330円
任意保険料(月額7500円)90000円
ローン完済後の年間維持費509630円
名目金額
車のローン額(1年分)342600円
ローン返済中の年間維持費852230円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
81240円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「4000cc以下の13年経過で増税」で税額は76400円、重量税の区分は「2.0トン以下の18年経過で増税」で税額は25200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額81,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

ここまで来ると月単位に換算しても42,469円(完済前は71,019円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。ほとんど乗らずに盆栽としてガレージに飾っておくなら、まあ…

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●センチュリーの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、センチュリーの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)53150円
ガソリン税(暫定)46480円
石油税5190円
消費税(10%)25250円
合計納税額130070円

例として年間走行距離を10000km、燃費を5.4km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1851.9Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計53150円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで46480円、石油税が2.8円/Lで5190円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては25250円となり、これらを合計した税額は130070円、1年間に燃料代として支払う277780円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で76400円、自動車重量税が年換算で25200円ですから、合計231670円がセンチュリーに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)76400
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)83330円
オイル交換(年1回)6500円
タイヤ交換(3万km/6年)4000円
任意保険料(月額6000円)72000円
合計
[差額]
281350円
[-228280円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)76400
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)138890円
オイル交換(年1回)6500円
タイヤ交換(3万km/6年)6670円
任意保険料(月額6380円)76560円
合計
[差額]
344140円
[-165490円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)76400
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)194450円
オイル交換(年1回)9100円
タイヤ交換(3万km/4.3年)9330円
任意保険料(月額6750円)81000円
合計
[差額]
409400円
[-100230円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料90000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて228280円安い281350円に、5000km走行では165490円安い344140円に、7000km走行では100230円安い409400円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km230円5100円6.0万円
20km470円10300円12.2万円
30km700円15400円18.2万円
50km1170円25700円30.4万円
100km2340円51500円60.8万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を6.4km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは23.44円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は230円/日となり、20km走行なら470円/日、30km走行なら700円/日、50km走行なら1170円/日、100km走行なら2340円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は15400円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は18.2万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

5V-EU型エンジン簡易性能曲線図
5V-EU型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3600回転時の馬力148PS
4400回転時の馬力165PS
各回転域でのトルク
3600回転時のトルク29.5kgm
4400回転時のトルク26.9kgm
5V-EU型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している5V型3994cc、V型8気筒の自然吸気エンジンは4400回転時に最高出力165馬力を、3600回転時に最大トルク29.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3600rpmから最高出力が発生する4400rpmまで」の800rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は18.2%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ11.58kg/PS(1910kg/165PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ11.58kg/PS
車体+1人11.91kg/PS
車体+5人13.24kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.94kg/PS
車体+70kg12.00kg/PS
車体+80kg12.06kg/PS
車体+90kg12.12kg/PS
車体+100kg12.18kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.91kg/PS(1965kg/165PS)となり、数値としては0.33kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは13.24kg/PS(2185kg/165PS)となり、1.66kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

センチュリーのライバル候補車たち

11.85kg/PS
カローラ ツーリング
1.2L/116PS|FF/6MT
11.83kg/PS
エクリプス クロス
2.3L/145PS|4WD/8AT
11.90kg/PS
ティグアン
2.0L/150PS|4WD/7AT
11.83kg/PS
CR-V ハイブリッド
2.0L/145PS|4WD/CVT
12.03kg/PS
カローラ スポーツ
1.2L/116PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.91kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

11.79kg/PSから12.03kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、トヨタの5人乗りワゴン「NRE210W型 カローラ ツーリング」、三菱の5人乗りSUV「GK9W型 エクリプス クロス」、ホンダの5人乗りSUV「RT6型 CR-V ハイブリッド」、フォルクスワーゲンの5人乗りSUV「5NDFGF型 ティグアン」、トヨタの5人乗りハッチバック「NRE210H型 カローラ スポーツ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

VG40型 センチュリー [E-type]とパワーウェイトレシオが近い車種|11.91kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.83
平均ピストンスピード12.3m/s
トルクウェイトレシオ64.7kg/kgm
1馬力あたりのお値段37758円
排気量1Lあたり馬力41.3PS/L
排気量1Lあたりトルク7.39kgm/L
1気筒あたりの馬力20.6PS
1気筒あたりのトルク3.7kgm
パワーバンド比率18.2%
各種ランキング
セダンのPWR
3.5~4.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは64.7kg/kgm(1910kg/29.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6230000円、最高出力が165馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は37758円、逆に1万円あたりでは0.26馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は211186円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は41.3PS/L、トルクは7.39kgm/L、1気筒あたりの馬力は20.6馬力、トルクは3.7kgmとなり、このエンジンが165馬力を4400回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.3m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が84.0mmである5V型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7140回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.83になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高3.4m³
1人あたりのスペース約0.7m³
室内長/全長38.3%
室内幅/全幅81.7%
室内高/全高77.6%
室内容積/車両体積24.6%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.4m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.7m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は38.3%、同じく室内幅と全幅の比率は81.7%、同じく室内高と全高の比率は77.6%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は24.6%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.79m
期待される荷室の幅1.45m
対角線の長さ2.30m
期待される荷室の面積2.60m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.79m(対角線では2.30m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費6.4km/L
燃料タンク容量95L
航続距離(カタログ燃費)608.0km
航続距離(80%燃費)484.5km
満タンプライス14250円
1万円でどこまで行ける?426.7km
車両価格/航続距離10247円/km

10・15モード燃費が6.4km/Lですので、燃料タンクの容量が95リットルですと航続可能距離は608.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.8km/L)とすると551.0km、80%(5.1km/L)だと484.5km、70%(4.5km/L)では427.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン95リットルの給油で14250円、上で計算した航続距離を踏まえると608.0km(80%燃費時484.5km)を走行するのに14250円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば426.7km(往復なら片道213.3km)、カタログ値の80%なら341.3km(片道170.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で608.0kmの距離を移動できるVG40型 センチュリー [E-type]という乗り物を、623.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「10247円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4400rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4900回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4900rpm|タイヤサイズ 215/65R15|タイヤ直径 66.1cm|円周長 207.7cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
4900rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速2.80411.4553km/h9190rpm1021.9kgm
2速1.5316.2510.5461-2/2680rpm98km/h5020rpm558.0kgm
3速1.0004.0830.6532-3/3200rpm150km/h3280rpm364.4kgm
4速0.7052.8790.7053-4/3450rpm212km/h2310rpm256.9kgm
Final4.083レシオカバレッジ(変速比幅)3.977

ギヤの繋がりイメージ
VG40型センチュリー4AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3600rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.083)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(29.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.083)÷タイヤの有効半径(0.3305m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの212km(4400rpmでは190.5km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4400rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4400rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ48km/h
2速ギヤ88km/h2400rpm
3速ギヤ134km/h2870rpm
4速ギヤ190km/h3100rpm

VG40型センチュリーに搭載された5V型3994ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4400rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4400rpmまで引っ張ると48km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4400rpmから2400rpmまで落ち、そこから4400rpmまで加速を続けると速度は88km/h(+40km/h)になります。

3速ギヤでは2870rpmまで落ちて4400rpmで134km/h(+46km/h)に、4速ギヤでは3100rpmまで落ちて4400rpmで190km/h(+56km/h)に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3600回転で最大トルク29.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば64.7kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(11.58kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1021.9kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1910kg)を1速ギヤの最大駆動力(1021.9kgm)で割ってみると1.87kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4400回転でのトルク(26.9kgm)からTWRを算出すると2.05kg/kgmとなり、3600-4400回転の回転域では1.87-2.05kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速3670551073509190110201286016540
2速2010301040105020602070209030
3速1310197026203280393045905900
4速920139018502310277032304160
※赤い数字は暫定レブリミット(4900rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.705)を選択して時速100kmにて走行すると2310回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1390回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1620回転、一般的な高速道路の80km/hでは1850回転、100km/hでは2310回転、制限速度が120km/hになると2770回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4160回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速1122334454657687
2速20406080100120140159
3速316192122153183214244
4速4387130173216260303346

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4900回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの215/65R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/65R15 | 直径 661mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
60
扁平
195/60R15
37.2km/h
直径615mm
径差-46mm
205/60R15
37.9km/h
直径627mm
径差-34mm
215/60R15
38.7km/h
直径639mm
径差-22mm
225/60R15
39.4km/h
直径651mm
径差-10mm
235/60R15
40.1km/h
直径663mm
径差+2mm
0%
65
扁平
195/65R15
38.4km/h
直径635mm
径差-26mm
205/65R15
39.2km/h
直径648mm
径差-13mm
215/65R15
40.0km/h
661mm
0mm
225/65R15
40.8km/h
直径674mm
径差+13mm
235/65R15
41.6km/h
直径687mm
径差+26mm
+5%
70
扁平
195/70R15
39.6km/h
直径654mm
径差-7mm
205/70R15
40.4km/h
直径668mm
径差+7mm
215/70R15
41.3km/h
直径682mm
径差+21mm
225/70R15
42.1km/h
直径696mm
径差+35mm
235/70R15
43.0km/h
直径710mm
径差+49mm
+10%
75
扁平
195/75R15
40.8km/h
直径674mm
径差+13mm
205/75R15
41.7km/h
直径689mm
径差+28mm
215/75R15
42.6km/h
直径704mm
径差+43mm
225/75R15
43.5km/h
直径719mm
径差+58mm
235/75R15
44.4km/h
直径734mm
径差+73mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/65R15、195/70R15 、205/65R15 、215/60R15 、225/60R15 あたりのタイヤがおすすめです。

215/65R15のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/65R15の適応サイズと性能の変化 [VG40型センチュリー編]のページをご覧ください。

215/65R15のタイヤ銘柄と通販価格


VG40型センチュリー[4.0L-NA FR/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト11.58kg/ps44.14
1速ギヤ加速性能1.87kg/kgm43.54
1L換算馬力41.3ps/L24.01
1L換算トルク7.39kgm/L23.16
WB/TR比1.8343.96
ワイド&ロー指数0.75758.57
前面の面積2.703m²46.74
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点327.50

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費6.4km/L35.65
年間維持費509630円32.52
100kmh回転数2310rpm52.99
航続距離608.0km43.83
車の大きさ13.838m³60.69
室内の広さ3.361m³50.07
最小回転半径5.7m38.72
馬力単価37758円26.86
ユーティリティ部門の得点341.33

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した VG40型センチュリー[4.0L-NA FR/4AT] の総合得点は 668.83 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したVG40型センチュリー(FR/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「4000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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