トヨタ アルファードの性能まとめ [GGH30W型|3.5L/300PS|FF/8AT|2020年] GF 7人乗り WLTC


画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2021/06/18|更新:2021/07/01

トヨタ自動車の5ドア・7人乗りミニバン、3BA-GGH30W型の3代目アルファードは2015/01から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量3456cc(300PS/36.8kgm)の2GR-FKS型エンジンを搭載する[GF 7人乗り WLTC|2020/01モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4945mm×全幅1850mm×全高1935mm、排気量は3456ccであることから、大雑把に分類すると3.5リットルクラス(3500cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4945mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

GGH30W型 アルファード [3456cc/300PS FF/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

3代目アルファードの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.5L-NA
FF/CVT
319.8万円
AGH30W型
[2.5X]
2015/01モデル
182PS
24.0kgm
11.6km/L
2.5L-NA
4WD/CVT
411.4万円
AYH30W型
[Hybrid-X 8人乗り]
2015/01モデル
152PS
21.0kgm
19.4km/L
3.5L-NA
FF/8AT
494.7万円
GGH30W型
[3.5SC]
2018/01モデル
300PS
36.8kgm
10.8km/L
3.5L-NA
4WD/6AT
671.7万円
GGH35W型
[3.5 Executive-Lounge]
2015/01モデル
280PS
35.1kgm
9.1km/L
2.5L-NA
4WD/CVT
703.7万円
AYH30W型
[Executive Lounge]
2015/01モデル
152PS
21.0kgm
18.4km/L
3代目アルファードの車両型式・グレード一覧【全13車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー TOYOTA
車名&
グレード
アルファード
GF 7人乗り WLTC
その他 3BA-GGH30W-PFZQK | SC 235/50R18 | Executive Lounge
お値段 5185000円
車両型式 3BA-GGH30W
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
8AT(8段変速・自動)
ドア/定員 5ドア/7人
車体寸法 長4945×幅1850×高1935mm
室内寸法 長3210×幅1590×高1400mm
軸距&
輪距
3000mm
前1600mm/後1605mm
最小半径 5.8m
最低高 160mm
タイヤ 前輪:225/60R17
後輪:225/60R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2110kg
エンジン諸元
原動機型式 2GR-FKS
気筒配列 V型6気筒
排気量3456cc
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 300PS[221kW]/6600rpm
最大トルク 36.8kgm[361Nm]/4600-4700rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 10.2km/L(24.0mpg)
100km燃費 9.8L/100km
2GR-FKS型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(57000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(20500円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、アルファードの新車を596.3万円(諸費用として77.8万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3500cc以下 13年未満 57000円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年未満 20500円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷10.2km/L×34円/L 33330円
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本15000円×4本÷4年 15000円
任意保険料(月額7000円) 月額7000円×12ヶ月 84000円
ローン完済後の年間維持費 234750円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額99380円×12ヶ月 1192560円
ローン返済中の年間維持費 1427310円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 69840円
名目 金額
自動車税(1年分) 57000円円
自動車重量税(1年分) 20500円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 33330円
オイル交換(5000km毎) 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 15000円
任意保険料(月額7000円) 84000円
ローン完済後の年間維持費 234750円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1192560円
ローン返済中の年間維持費 1427310円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
69840円
  • 初度登録から1年経過車の場合、自動車税の区分は「3500cc以下の13年未満」で税額は57000円、重量税の区分は「2.5トン以下の13年未満」で税額は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額69,840円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して19,563円(完済前は118,943円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。


●アルファードの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、アルファードの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 28140円
ガソリン税(暫定) 24610円
石油税 2750円
消費税(10%) 3030円
合計納税額 58530円

例として年間走行距離を10000km、燃費を10.2km/L、ガソリンを1リットルあたり34円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は980.4Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計28140円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで24610円、石油税が2.8円/Lで2750円になります。

ガソリン車の場合は本体価格-25.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては3030円となり、これらを合計した税額は58530円、1年間に燃料代として支払う33330円のうち175.6%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で57000円、自動車重量税が年換算で20500円ですから、合計136030円がアルファードに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 57000円 31%
自動車重量税 1年分 20500円 11%
自賠責保険料 1年分 12920円 7%
燃料代 3000km分 10000円 5%
オイル交換 年1回 6000円 3%
タイヤ交換 6年毎 10000円 5%
任意保険料 80% 67200円 38%
合計
[1万kmとの差額]
183620円
-51130円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 57000円 29%
自動車重量税 1年分 20500円 11%
自賠責保険料 1年分 12920円 7%
燃料代 5000km分 16670円 9%
オイル交換 年1回 6000円 3%
タイヤ交換 6年毎 10000円 5%
任意保険料 85% 71400円 36%
合計
[1万kmとの差額]
194490円
-40260円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 57000円 27%
自動車重量税 1年分 20500円 10%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 7000km分 23330円 11%
オイル交換 年1回 8400円 4%
タイヤ交換 6年毎 10000円 5%
任意保険料 90% 75600円 37%
合計
[1万kmとの差額]
207750円
-27000円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて51130円安い183620円に、5000km走行では40260円安い194490円に、7000km走行では27000円安い207750円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 57000円 20%
自動車重量税 1年分 20500円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 15000km分 50000円 18%
オイル交換 年3回 36000円 13%
タイヤ交換 2.7年毎 22500円 8%
任意保険料 100% 84000円 29%
合計
[1万kmとの差額]
282920円
+48170円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 57000円 18%
自動車重量税 1年分 20500円 6%
自賠責保険料 1年分 12920円 4%
燃料代 20000km分 66660円 21%
オイル交換 年4回 48000円 15%
タイヤ交換 2年毎 30000円 9%
任意保険料 100% 84000円 27%
合計
[1万kmとの差額]
319080円
+84330円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(7.3km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(10.3km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(12.1km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(10.2km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代33330円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル34円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地7.3km/L → 7.5km/L
郊外10.3km/L → 10.6km/L
高速道路12.1km/L → 12.5km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km41920円
[40800円]
郊外500km1650円
[1600円]
高速道路500km1400円
[1360円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
44970円
+11640円
7.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
43760円
-1210円
7.8km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が7.3km/Lでは1232.9Lを消費して、燃料代は41920円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が10.3km/Lでは48.5Lを消費して、燃料代は1650円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が12.1km/Lでは41.3Lを消費して、燃料代は1400円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1322.7L、かかった燃料代が44970円となり、平均燃費は7.6km/L(-2.6km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+11640円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は43760円となり、1210円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で4840円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km23290円
[22670円]
郊外5000km16500円
[16040円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
39790円
+6460円
8.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
38710円
-1080円
8.8km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が7.3km/Lでは684.9Lを消費して、燃料代は23290円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が10.3km/Lでは485.4Lを消費して、燃料代は16500円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1170.3L、かかった燃料代が39790円となり、平均燃費は8.5km/L(-1.7km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+6460円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が38710円となり、1年間で1080円、4年間で4320円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km15510円
[15100円]
郊外3340km11030円
[10710円]
高速道路3330km9360円
[9060円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
35900円
+2570円
9.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
34870円
-1030円
9.8km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が7.3km/Lでは456.2Lを消費して、燃料代は15510円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が10.3km/Lでは324.3Lを消費して、燃料代は11030円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が12.1km/Lでは275.2Lを消費して、燃料代は9360円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1055.7L、かかった燃料代が35900円となり、平均燃費は9.5km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+2570円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が34870円となり、1年間で1030円、4年間で4120円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km2330円
[2270円]
郊外9000km29710円
[28870円]
高速道路500km1400円
[1360円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
33440円
+110円
10.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
32500円
-940円
10.5km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が7.3km/Lでは68.5Lを消費して、燃料代は2330円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が10.3km/Lでは873.8Lを消費して、燃料代は29710円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が12.1km/Lでは41.3Lを消費して、燃料代は1400円になります。

このパターンでは使用した燃料量が983.6L、かかった燃料代が33440円となり、平均燃費は10.2km/L(0.0km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+110円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が32500円となり、1年間で940円、4年間で3760円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(7.6km/L・8.5km/L・9.5km/L・10.2km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(44970円・39790円・35900円・33440円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km30円700円0.8万円
20km70円1500円1.8万円
30km100円2200円2.6万円
50km170円3700円4.4万円
100km330円7300円8.6万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を34円、燃費を10.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは3.33円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は30円/日となり、20km走行なら70円/日、30km走行なら100円/日、50km走行なら170円/日、100km走行なら330円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は2200円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は2.6万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

2GR-FKS型エンジン簡易性能曲線図
2GR-FKS型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4600回転時の馬力 236PS
4700回転時の馬力 242PS
6600回転時の馬力 300PS
各回転域でのトルク
4600回転時のトルク 36.8kgm
4700回転時のトルク 36.8kgm
6600回転時のトルク 32.6kgm
2GR-FKS型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している2GR型3456cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは6600回転時に最高出力300馬力を、4600-4700回転時に最大トルク36.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4600rpmから最高出力が発生する6600rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は30.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.033kg/PS(2110kg/300PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.033kg/PS
車体+1人7.217kg/PS
車体+7人8.317kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.233kg/PS
車体+70kg7.267kg/PS
車体+80kg7.300kg/PS
車体+90kg7.333kg/PS
車体+100kg7.367kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.217kg/PS(2165kg/300PS)となり、数値としては0.184kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは8.317kg/PS(2495kg/300PS)となり、1.284kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

アルファードのライバル候補車たち

2020/01

-
アルファード
7.217kg/PS
2165kg/300PS|3.5L-NA
[車体のみPWR:7.033]
2017/09

車種詳細
スイフト スポーツ
7.321kg/PS
1025kg/140PS|1.4L-TB
[車体のみPWR:6.929]
2010/12

車種詳細
FJクルーザー
7.228kg/PS
1995kg/276PS|4.0L-NA
[車体のみPWR:7.029]
2012/08

車種詳細
ラングラー アンリミテッド
7.377kg/PS
2095kg/284PS|3.7L-NA
[車体のみPWR:7.183]
2015/08

車種詳細
LX
7.361kg/PS
2775kg/377PS|5.7L-NA
[車体のみPWR:7.215]
2010/06

車種詳細
コルト
7.147kg/PS
1165kg/163PS|1.5L-TB
[車体のみPWR:6.810]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.217kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

7.000kg/PSから7.434kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの5人乗りハッチバック「ZC33S型 スイフト スポーツ」、トヨタの5人乗りSUV「GSJ15W型 FJクルーザー」、JEEPの5人乗りSUV「JK36L型 ラングラー アンリミテッド」、レクサスの8人乗りSUV「URJ201W型 LX」、三菱の5人乗りハッチバック「Z27AG型 コルト」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

GGH30W型 アルファード [GF 7人乗り WLTC]とパワーウェイトレシオが近い車種|7.217kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は142.2PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.871
平均ピストンスピード 18.26m/s
トルクウェイトレシオ 57.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段 17283円
排気量1Lあたり馬力 86.80PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.65kgm/L
1気筒あたりの馬力 50.0PS
1気筒あたりのトルク 6.1kgm
パワーバンド比率 30.3%
燃費×馬力 3060.0pt
各種ランキング
ミニバン・1BOXのPWR
3.0~3.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは57.3kg/kgm(2110kg/36.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5185000円、最高出力が300馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は17283円、逆に1万円あたりでは0.58馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は140897円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
3500cc以下の車編
7人乗りミニバン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は86.80PS/L、トルクは10.65kgm/L、1気筒あたりの馬力は50.0馬力、トルクは6.1kgmとなり、このエンジンが300馬力を6600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.26m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が83.0mmである2GR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7230回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.871になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が10.2km/L、最高出力が300PSであるこの車の獲得ポイントは3060.0ptになります。
戯れに車両重量2110kgを100kg単位にした21.1で割ってみたところ、その数値は145.02ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)

人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 7.15m³
1人あたりのスペース 約1.02m³
室内長/全長 64.9%
室内幅/全幅 85.9%
室内高/全高 72.4%
室内容積/車両体積 40.4%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は7.15m³です。この車の乗車定員は7人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約1.02m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は64.9%、同じく室内幅と全幅の比率は85.9%、同じく室内高と全高の比率は72.4%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は40.4%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.73m
期待される荷室の幅 1.49m
対角線の長さ 2.28m
期待される荷室の面積 2.58m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.73m(対角線では2.28m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

多くのミニバンや1BOXは室内長の寸法が大きいことから車中泊への期待が高まりますが、2列目、3列目シートの収納がイマイチの場合は車中泊の難易度がセダンよりも跳ね上がりかねません。その場合はシートを前ではなく後に倒してのフルフラットの可否が鍵を握ります。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 10.2km/L
燃料タンク容量 75L
航続距離(カタログ燃費) 765.0km
航続距離(80%燃費) 615.0km
満タンプライス 2550円
1万円でどこまで行ける? 3000.0km
車両価格/航続距離 6778円/km

WLTCモード燃費が10.2km/Lですので、燃料タンクの容量が75リットルですと航続可能距離は765.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.2km/L)とすると690.0km、80%(8.2km/L)だと615.0km、70%(7.1km/L)では532.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン75リットルの給油で2550円、上で計算した航続距離を踏まえると765.0km(80%燃費時615.0km)を走行するのに2550円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば3000.0km(往復なら片道1500.0km)、カタログ値の80%なら2400.0km(片道1200.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で765.0kmの距離を移動できるGGH30W型 アルファード [GF 7人乗り WLTC]という乗り物を、518.5万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「6778円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
10.2km/L
765.0km
市街地燃費
7.3km/L
547.5km
[-217.5km]
郊外燃費
10.3km/L
772.5km
[+7.5km]
高速道路燃費
12.1km/L
907.5km
[+142.5km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を75Lとしたとき、市街地モード燃費7.3km/Lでの航続距離は547.5km(-217.5km)、郊外モード燃費10.3km/Lでの航続距離は772.5km(+7.5km)、高速道路モード燃費12.1km/Lでの航続距離は907.5km(+142.5km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6600rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7100回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7100rpm|タイヤサイズ 225/60R17|タイヤ直径 70.2cm|円周長 220.5cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
7100rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.519 16.57 -
-
57km/h 12530rpm 1737.6kgm
2速 3.184 9.56 0.577 1-2/
4100rpm
98km/h 7230rpm 1002.5kgm
3速 2.050 6.16 0.644 2-3/
4570rpm
153km/h 4650rpm 645.4kgm
4速 1.491 4.48 0.727 3-4/
5160rpm
210km/h 3380rpm 469.4kgm
5速 1.234 3.71 0.828 4-5/
5880rpm
253km/h 2800rpm 388.5kgm
6速 1.000 3.00 0.810 5-6/
5750rpm
313km/h 2270rpm 314.8kgm
7速 0.800 2.40 0.800 6-7/
5680rpm
391km/h 1820rpm 251.9kgm
8速 0.673 2.02 0.841 7-8/
5970rpm
465km/h 1530rpm 211.9kgm
Final 3.003 レシオカバレッジ(変速比幅)8.201

ギヤの繋がりイメージ
GGH30W型アルファード8AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4600-4700rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.003)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(36.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.003)÷タイヤの有効半径(0.351m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの465km(6600rpmでは432.0km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6600rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6600rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ53km/h-
2速ギヤ91km/h3810rpm
3速ギヤ142km/h4250rpm
4速ギヤ195km/h4800rpm
5速ギヤ236km/h5460rpm
6速ギヤ291km/h5350rpm
7速ギヤ363km/h5280rpm
8速ギヤ432km/h5550rpm

GGH30W型アルファードに搭載された2GR型3456ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6600rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6600rpmまで引っ張ると53km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6600rpmから3810rpmまで落ち、そこから6600rpmまで加速を続けると速度は91km/h(+38km/h)になります。

3速ギヤでは4250rpmまで落ちて6600rpmで142km/h(+51km/h)に、4速ギヤでは4800rpmまで落ちて6600rpmで195km/h(+53km/h)に、5速ギヤでは5460rpmまで落ちて6600rpmで236km/h(+41km/h)になります。

続いて6速ギヤでは5350rpmまで落ちて6600rpmで291km/h(+55km/h)に、7速ギヤでは5280rpmまで落ちて6600rpmで363km/h(+72km/h)に、8速ギヤでは5550rpmまで落ちて6600rpmで432km/h(+69km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4600-4700回転で最大トルク36.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば57.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(7.033kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1737.6kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2110kg)を1速ギヤの最大駆動力(1737.6kgm)で割ってみると1.214kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6600回転でのトルク(32.6kgm)からTWRを算出すると1.37kg/kgmとなり、4600-6600回転の回転域では1.214-1.37kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5010 7520 10020 12530 15030 17540 22550
2速 2890 4340 5780 7230 8670 10120 13010
3速 1860 2790 3720 4650 5580 6510 8380
4速 1350 2030 2710 3380 4060 4740 6090
5速 1120 1680 2240 2800 3360 3920 5040
6速 910 1360 1820 2270 2720 3180 4090
7速 730 1090 1450 1820 2180 2540 3270
8速 610 920 1220 1530 1830 2140 2750
※赤い数字は暫定レブリミット(7100rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.673)を選択して時速100kmにて走行すると1530回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは920回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1070回転、一般的な高速道路の80km/hでは1220回転、100km/hでは1530回転、制限速度が120km/hになると1830回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2750回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 32 40 48 56 64
2速 14 28 42 55 69 83 97 111
3速 21 43 64 86 107 129 150 172
4速 30 59 89 118 148 177 207 236
5速 36 71 107 143 179 214 250 286
6速 44 88 132 176 220 264 308 352
7速 55 110 165 220 275 330 385 441
8速 65 131 196 262 327 393 458 524

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7100回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの225/60R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/60R17 | 直径 702mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
55
扁平
205/55R17
37.5km/h
直径658mm
径差-44mm
215/55R17
38.1km/h
直径669mm
径差-33mm
225/55R17
38.7km/h
直径680mm
径差-22mm
235/55R17
39.4km/h
直径691mm
径差-11mm
245/55R17
40.0km/h
直径702mm
径差0mm
0%
60
扁平
205/60R17
38.6km/h
直径678mm
径差-24mm
215/60R17
39.3km/h
直径690mm
径差-12mm
225/60R17
40.0km/h
702mm
0mm
235/60R17
40.7km/h
直径714mm
径差+12mm
245/60R17
41.4km/h
直径726mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
205/65R17
39.8km/h
直径699mm
径差-3mm
215/65R17
40.6km/h
直径712mm
径差+10mm
225/65R17
41.3km/h
直径725mm
径差+23mm
235/65R17
42.1km/h
直径738mm
径差+36mm
245/65R17
42.8km/h
直径751mm
径差+49mm
+10%
70
扁平
205/70R17
41.0km/h
直径719mm
径差+17mm
215/70R17
41.8km/h
直径733mm
径差+31mm
225/70R17
42.6km/h
直径747mm
径差+45mm
235/70R17
43.4km/h
直径761mm
径差+59mm
245/70R17
44.2km/h
直径775mm
径差+73mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/60R17、205/65R17 、215/55R17、215/60R17 、225/55R17 、235/55R17 、245/55R17あたりのタイヤがおすすめです。

225/60R17のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、225/60R17の適応サイズと性能の変化 [GGH30W型アルファード編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


GGH30W型アルファード[3.5L-NA FF/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.033kg/ps57.12
1速ギヤ加速性能1.214kg/kgm57.95
1L換算馬力86.80ps/L60.54
1L換算トルク10.65kgm/L64.13
WB/TR比1.87139.47
ワイド&ロー指数1.04638.09
前面の面積3.580m²23.25
最低地上高160mm47.16
スポーツ性能部門の得点387.71

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費10.2km/L36.90
年間維持費234750円44.56
100kmh回転数1530rpm63.59
航続距離765.0km53.25
車の大きさ17.702m³76.60
室内の広さ7.146m³89.89
最小回転半径5.8m36.81
馬力単価17283円55.00
ユーティリティ部門の得点456.60

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した GGH30W型アルファード[3.5L-NA FF/8AT] の総合得点は 844.31 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したGGH30W型アルファード(FF/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのミニバン」、「3500ccのミニバン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

10.2

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