スマート フォーツー クーペの性能まとめ [451333型|1.0L/102PS|RR/5AT|2011年] BRABUS-Excrusive


画像はスマートより引用
http://www.smart-j.com/
投稿:2011/12/24|更新:2019/06/05

スマートの3ドア・2人乗りハッチバック、451333型の2代目フォーツー クーペは2007/10から生産が開始され、2015/04に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量999cc(102PS/15.0kgm)の3B21型エンジンを搭載する[BRABUS-Excrusive|2011/07モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長2750mm×全幅1580mm×全高1530mm、排気量は999ccであることから、大雑把に分類すると1.0リットルクラス(1000cc、自動車税は1.0L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が2750mmであるこの車の場合は「ミニ」(Mini:3500mm以下|Aセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを後輪の車軸より後に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるRR方式(リヤエンジン/リヤドライブ)を採用しています。ブレーキング時に抜群の安定性を見せ、トラクションの掛かりも絶大とされるものの、乗用車の駆動方式としてはあまり一般的ではないようで、有名どころとしてはポルシェ911と営農サンバーが筆頭に挙げられます。

451333型 フォーツー クーペ [999cc/102PS RR/5AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

2代目フォーツー クーペの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.0L-TB
RR/5AT
195.0万円
451332型
[Turbo]
(2012/05)
84PS
12.2kgm
18.0km/L
1.0L-NA
RR/5AT
199.0万円
451380型
[Black-edition mhd]
(2011/09)
71PS
9.4kgm
23.5km/L
1.0L-TB
RR/5AT
219.0万円
451432型
[Turbo]
(2012/05)
84PS
12.2kgm
18.0km/L
1.0L-TB
RR/5AT
290.0万円
451433型
[BRABUS-Excrusive]
(2011/07)
102PS
15.0kgm
18.2km/L
1.0L-NA
RR/5AT
188.0万円
451331型
[Edition-10]
(2008/10)
71PS
9.4kgm
18.6km/L
2代目フォーツー クーペの車両型式・グレード一覧【全8車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーSMART
車名&
グレード
フォーツー クーペ
BRABUS-Excrusive
その他ブラバス エクスクルーシブ C451
お値段2720000円
車両型式ABA-451333
駆動方式
変速機
RR・後輪駆動(RWD,2WD)
5AT(5段変速・自動)
ドア数&
定員
3ドア
2人
車体寸法長2750×幅1580×高1530mm
室内寸法長1065×幅1270×高1100mm
軸距&
輪距
1865mm
前1270mm/後1365mm
最小半径4.2m
最低高120mm
タイヤ前輪:175/50R16
後輪:225/35R17
ブレーキ前:ディスク
後:ドラム
車両重量860kg
エンジン諸元
原動機型式3B21
気筒配列直列3気筒
排気量999cc
圧縮比10.0
吸気方式ターボ
最高出力102PS[75kW]/6000rpm
最大トルク15.0kgm[147Nm]/2500-3600rpm
使用燃料ハイオクガソリン
10・15燃費18.3km/L(43.0mpg)
100km燃費5.5L/100km
3B21型の過給エンジン諸元と性能
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。
直列3気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(29500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(8200円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額4500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2011/07モデルのフォーツー クーペを8年落ちの中古で149.6万円にて購入し、頭金なしで3年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    フォーツー クーペの2011/07モデルの場合、2019年現在では8年が経過しているため、新車価格の50%である136万円に諸経費として13.6万円を足した149.6万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

2011年式を8年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)1000cc以下13年未満29500円
自動車重量税(1年分)1.0トン以下13年未満8200
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷15.6km/L×160円/L102560円
オイル交換(5000km毎)1回4000円×2回8000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本15000円×4本÷3年20000円
任意保険料(月額4500円)月額4500円×12ヶ月54000円
ローン完済後の年間維持費236180円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額41560円×12ヶ月498720円
ローン返済中の年間維持費734900円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度47240円
名目金額
自動車税(1年分)29500円
自動車重量税(1年分)8200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)102560円
オイル交換(5000km毎)8000円
タイヤ交換(3年3万km毎)20000円
任意保険料(月額4500円)54000円
ローン完済後の年間維持費236180円
名目金額
車のローン額(1年分)498720円
ローン返済中の年間維持費734900円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
47240円
  • 初度登録から8年経過車の場合、自動車税の区分は「1000cc以下の13年未満」で税額は29500円、重量税の区分は「1.0トン以下の13年未満」で税額は8200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額4500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額47,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して19,682円(完済前は61,242円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)29500円
自動車重量税(1年分)8200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)30770円
オイル交換(年1回)4000円
タイヤ交換(3万km/6年)6000円
任意保険料(月額3600円)43200円
合計
[差額]
135590円
[-100590円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)29500円
自動車重量税(1年分)8200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)51280円
オイル交換(年1回)4000円
タイヤ交換(3万km/6年)10000円
任意保険料(月額3830円)45960円
合計
[差額]
162860円
[-73320円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)29500円
自動車重量税(1年分)8200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)71790円
オイル交換(年1回)5600円
タイヤ交換(3万km/4.3年)14000円
任意保険料(月額4050円)48600円
合計
[差額]
191610円
[-44570円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料54000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて100590円安い135590円に、5000km走行では73320円安い162860円に、7000km走行では44570円安い191610円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km90円2000円2.3万円
20km170円3700円4.4万円
30km260円5700円6.8万円
50km440円9700円11.4万円
100km870円19100円22.6万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を18.3km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは8.74円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は90円/日となり、20km走行なら170円/日、30km走行なら260円/日、50km走行なら440円/日、100km走行なら870円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は5700円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は6.8万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

3B21型エンジン簡易性能曲線図
3B21型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2500回転時の馬力52PS
3600回転時の馬力75PS
6000回転時の馬力102PS
各回転域でのトルク
2500回転時のトルク15.0kgm
3600回転時のトルク15.0kgm
6000回転時のトルク12.2kgm
3B21型の過給エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している3B21型999cc、直列3気筒のターボエンジンは6000回転時に最高出力102馬力を、2500-3600回転時に最大トルク15.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2500rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の3500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は58.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.43kg/PS(860kg/102PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.43kg/PS
車体+1人8.97kg/PS
車体+2人9.51kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.02kg/PS
車体+70kg9.12kg/PS
車体+80kg9.22kg/PS
車体+90kg9.31kg/PS
車体+100kg9.41kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.97kg/PS(915kg/102PS)となり、数値としては0.54kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは9.51kg/PS(970kg/102PS)となり、1.08kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

フォーツー クーペのライバル候補車たち

9.13kg/PS
MAZDA6 ワゴン
2.2L/190PS|4WD/6MT
8.87kg/PS
MAZDA6 ワゴン
2.2L/190PS|FF/6AT
9.03kg/PS
MAZDA6 セダン
2.2L/190PS|4WD/6MT
8.81kg/PS
508 SW
1.6L/181PS|FF/8AT
9.01kg/PS
MAZDA3 セダン
2.0L/156PS|FF/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.97kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

8.79kg/PSから9.15kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りセダン「GJ2AP型 MAZDA6 セダン」、マツダの5人乗りワゴン「GJ2FW型 MAZDA6 ワゴン」、マツダの5人乗りワゴン「GJ2AW型 MAZDA6 ワゴン」、プジョーの5人乗りワゴン「R85G06型 508 SW」、マツダの5人乗りセダン「BPFP型 MAZDA3 セダン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

451333型 フォーツー クーペ [BRABUS-Excrusive]とパワーウェイトレシオが近い車種|8.97kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.42
平均ピストンスピード16.4m/s
トルクウェイトレシオ57.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段26667円
排気量1Lあたり馬力102.1PS/L
排気量1Lあたりトルク15.02kgm/L
1気筒あたりの馬力34.0PS
1気筒あたりのトルク5.0kgm
パワーバンド比率58.3%
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは57.3kg/kgm(860kg/15.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2720000円、最高出力が102馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は26667円、逆に1万円あたりでは0.38馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は181333円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は102.1PS/L、トルクは15.02kgm/L、1気筒あたりの馬力は34.0馬力、トルクは5.0kgmとなり、このエンジンが102馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.4m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が81.8mmである3B21型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7330回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.42になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、真っ直ぐ進むよりも小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高1.5m³
1人あたりのスペース約0.8m³
室内長/全長38.7%
室内幅/全幅80.4%
室内高/全高71.9%
室内容積/車両体積22.7%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は1.5m³です。この車の乗車定員は2人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.8m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は38.7%、同じく室内幅と全幅の比率は80.4%、同じく室内高と全高の比率は71.9%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は22.7%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費18.3km/L
燃料タンク容量33L
航続距離(カタログ燃費)603.9km
航続距離(80%燃費)481.8km
満タンプライス5280円
1万円でどこまで行ける?1143.8km
車両価格/航続距離4504円/km

10・15モード燃費が18.3km/Lですので、燃料タンクの容量が33リットルですと航続可能距離は603.9kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(16.5km/L)とすると544.5km、80%(14.6km/L)だと481.8km、70%(12.8km/L)では422.4kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン33リットルの給油で5280円、上で計算した航続距離を踏まえると603.9km(80%燃費時481.8km)を走行するのに5280円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1143.8km(往復なら片道571.9km)、カタログ値の80%なら915.0km(片道457.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で603.9kmの距離を移動できる451333型 フォーツー クーペ [BRABUS-Excrusive]という乗り物を、272.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「4504円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 225/35R17|タイヤ直径 58.9cm|円周長 185.0cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速3.30814.9848km/h13500rpm763.1kgm
2速1.9138.6640.5781-2/3760rpm83km/h7810rpm441.3kgm
3速1.2585.6970.6582-3/4280rpm127km/h5130rpm290.2kgm
4速0.9434.2710.7503-4/4880rpm169km/h3850rpm217.5kgm
5速0.7633.4560.8094-5/5260rpm209km/h3110rpm176.0kgm
Final4.529レシオカバレッジ(変速比幅)4.336

ギヤの繋がりイメージ
451333型フォーツー クーペ5AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2500-3600rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.529)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(15.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.529)÷タイヤの有効半径(0.2945m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの209km(6000rpmでは192.7km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ44km/h
2速ギヤ77km/h3470rpm
3速ギヤ117km/h3950rpm
4速ギヤ156km/h4500rpm
5速ギヤ193km/h4850rpm

451333型フォーツー クーペに搭載された3B21型999ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると44km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3470rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は77km/h(+33km/h)になります。

3速ギヤでは3950rpmまで落ちて6000rpmで117km/h(+40km/h)に、4速ギヤでは4500rpmまで落ちて6000rpmで156km/h(+39km/h)に、5速ギヤでは4850rpmまで落ちて6000rpmで193km/h(+37km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2500-3600回転で最大トルク15.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば57.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(8.43kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと763.1kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(860kg)を1速ギヤの最大駆動力(763.1kgm)で割ってみると1.13kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(12.2kgm)からTWRを算出すると1.39kg/kgmとなり、2500-6000回転の回転域では1.13-1.39kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速540081001080013500162001890024300
2速312046806240781093701093014050
3速2050308041105130616071909240
4速1540231030803850462053906930
5速1250187024903110374043605600
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.763)を選択して時速100kmにて走行すると3110回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1870回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは2180回転、一般的な高速道路の80km/hでは2490回転、100km/hでは3110回転、制限速度が120km/hになると3740回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは5600回転まで回ります。

時速100kmでの巡航回転数が3000回転を超えるようになってくると、ややパワーが心許ないとか、荷物や人を多く乗せる車であるとか、より鋭い加速を得たい場合のギヤ比ではないかと思います。エンジンのレイアウト(直列3気筒とか)によっては独特の振動が生じたりするので不快感を覚えるようになるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速715223037445259
2速13263851647790102
3速1939587897117136156
4速265278104130156182208
5速326496128161193225257

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの225/35R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/35R17 | 直径 589mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
30
扁平
205/30R17
37.7km/h
直径555mm
径差-34mm
215/30R17
38.1km/h
直径561mm
径差-28mm
225/30R17
38.5km/h
直径567mm
径差-22mm
235/30R17
38.9km/h
直径573mm
径差-16mm
245/30R17
39.3km/h
直径579mm
径差-10mm
0%
35
扁平
205/35R17
39.1km/h
直径576mm
径差-13mm
215/35R17
39.6km/h
直径583mm
径差-6mm
225/35R17
40.0km/h
589mm
0mm
235/35R17
40.5km/h
直径597mm
径差+8mm
245/35R17
41.0km/h
直径604mm
径差+15mm
+5%
40
扁平
205/40R17
40.5km/h
直径596mm
径差+7mm
215/40R17
41.0km/h
直径604mm
径差+15mm
225/40R17
41.6km/h
直径612mm
径差+23mm
235/40R17
42.1km/h
直径620mm
径差+31mm
245/40R17
42.6km/h
直径628mm
径差+39mm
+10%
45
扁平
205/45R17
41.9km/h
直径617mm
径差+28mm
215/45R17
42.5km/h
直径626mm
径差+37mm
225/45R17
43.1km/h
直径635mm
径差+46mm
235/45R17
43.7km/h
直径644mm
径差+55mm
245/45R17
44.3km/h
直径653mm
径差+64mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/35R17 、215/30R17、215/35R17 、225/30R17 、235/30R17 、245/30R17あたりのタイヤがおすすめです。

225/35R17のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を20%から50%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、225/35R17の適応サイズと性能の変化 [451333型フォーツー クーペ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


451333型フォーツー クーペ[1.0Lターボ RR/5AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト8.43kg/ps53.15
1速ギヤ加速性能1.13kg/kgm60.41
1L換算馬力102.1ps/L50.81
1L換算トルク15.02kgm/L49.07
WB/TR比1.4286.67
ワイド&ロー指数0.96843.44
前面の面積2.417m²55.14
最低地上高120mm64.29
スポーツ性能部門の得点462.98

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費18.3km/L61.68
年間維持費236180円58.69
100kmh回転数3110rpm41.75
航続距離603.9km43.60
車の大きさ6.648m³30.44
室内の広さ1.488m³30.32
最小回転半径4.2m70.64
馬力単価26667円41.84
ユーティリティ部門の得点378.96

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 451333型フォーツー クーペ[1.0Lターボ RR/5AT] の総合得点は 841.94 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した451333型フォーツー クーペ(RR/5AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「1000ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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