スマート フォーツー カブリオの性能まとめ [451432型|1.0L/84PS|RR/5AT|2012年] Turbo


画像はスマートより引用
http://www.smart-j.com/
投稿:2012/05/31|更新:2019/09/26

スマートの2ドア・2人乗りオープンカー、451432型の2代目フォーツー カブリオは2007/10から生産が開始され、2015/05に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量999cc(84PS/12.2kgm)の3B21型エンジンを搭載する[Turbo|2012/05モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長2740mm×全幅1560mm×全高1540mm、排気量は999ccであることから、大雑把に分類すると1.0リットルクラス(1000cc、自動車税は1.0L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が2740mmであるこの車の場合は「ミニ」(Mini:3500mm以下|Aセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを後輪の車軸より後に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるRR方式(リヤエンジン/リヤドライブ)を採用しています。ブレーキング時に抜群の安定性を見せ、トラクションの掛かりも絶大とされるものの、乗用車の駆動方式としてはあまり一般的ではないようで、有名どころとしてはポルシェ911と営農サンバーが筆頭に挙げられます。

451432型 フォーツー カブリオ [999cc/84PS RR/5AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

2代目フォーツー カブリオの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.0L-TB
RR/5AT
272.0万円
451333型
[BRABUS-Excrusive]
(2011/07)
102PS
15.0kgm
18.3km/L
1.0L-TB
RR/5AT
195.0万円
451332型
[Turbo]
(2012/05)
84PS
12.2kgm
18.0km/L
1.0L-NA
RR/5AT
199.0万円
451380型
[Black-edition mhd]
(2011/09)
71PS
9.4kgm
23.5km/L
1.0L-TB
RR/5AT
290.0万円
451433型
[BRABUS-Excrusive]
(2011/07)
102PS
15.0kgm
18.2km/L
1.0L-NA
RR/5AT
188.0万円
451331型
[Edition-10]
(2008/10)
71PS
9.4kgm
18.6km/L
2代目フォーツー カブリオの車両型式・グレード一覧【全8車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーSMART
車名&
グレード
フォーツー カブリオ
Turbo
その他ターボ
お値段2190000円
車両型式CBA-451432
駆動方式
変速機
RR・後輪駆動(RWD,2WD)
5AT(5段変速・自動)
ドア数&
定員
2ドア
2人
車体寸法長2740×幅1560×高1540mm
軸距&
輪距
1865mm
前1265mm/後1360mm
最小半径4.2m
最低高130mm
タイヤ前輪:175/55R15
後輪:195/50R15
ブレーキ前:ディスク
後:ドラム
車両重量870kg
エンジン諸元
原動機型式3B21
気筒配列直列3気筒
排気量999cc
圧縮比10.0
吸気方式ターボ
最高出力84PS[62kW]/5250rpm
最大トルク12.2kgm[120Nm]/2000-4750rpm
使用燃料ハイオクガソリン
JC08燃費18.0km/L(42.3mpg)
100km燃費5.6L/100km
3B21型の過給エンジン諸元と性能
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。
直列3気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(29500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(8200円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額4500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2012/05モデルのフォーツー カブリオを7年落ちの中古で144.5万円にて購入し、頭金なしで3年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    フォーツー カブリオの2012/05モデルの場合、2019年現在では7年が経過しているため、新車価格の60%である131.4万円に諸経費として13.1万円を足した144.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2012年式を7年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)1000cc以下13年未満29500円
自動車重量税(1年分)1.0トン以下13年未満8200
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷16.7×160円/L95810円
オイル交換(5000km毎)1回4000円×2回8000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本10000円×4本÷3年13330円
任意保険料(月額4500円)月額4500円×12ヶ月54000円
ローン完済後の年間維持費222760円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額40150円×12ヶ月481800円
ローン返済中の年間維持費704560円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度47240円
名目金額
自動車税(1年分)29500円
自動車重量税(1年分)8200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)95810円
オイル交換(5000km毎)8000円
タイヤ交換(3年3万km毎)13330円
任意保険料(月額4500円)54000円
ローン完済後の年間維持費222760円
名目金額
車のローン額(1年分)481800円
ローン返済中の年間維持費704560円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
47240円
  • 初度登録から7年経過車の場合、自動車税の区分は「1000cc以下の13年未満」で税額は29500円、重量税の区分は「1.0トン以下の13年未満」で税額は8200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額4500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額47,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して18,563円(完済前は58,713円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。

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●フォーツー カブリオの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、フォーツー カブリオの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)17190円
ガソリン税(暫定)15030円
石油税1680円
消費税(10%)8710円
合計納税額42610円

例として年間走行距離を10000km、燃費を16.7km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は598.8Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計17190円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで15030円、石油税が2.8円/Lで1680円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては8710円となり、これらを合計した税額は42610円、1年間に燃料代として支払う95810円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で29500円、自動車重量税が年換算で8200円ですから、合計80310円がフォーツー カブリオに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)29500円
自動車重量税(1年分)8200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)28740円
オイル交換(年1回)4000円
タイヤ交換(3万km/6年)4000円
任意保険料(月額3600円)43200円
合計
[差額]
131560円
[-91200円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)29500円
自動車重量税(1年分)8200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)47910円
オイル交換(年1回)4000円
タイヤ交換(3万km/6年)6670円
任意保険料(月額3830円)45960円
合計
[差額]
156160円
[-66600円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)29500円
自動車重量税(1年分)8200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)67070円
オイル交換(年1回)5600円
タイヤ交換(3万km/4.3年)9330円
任意保険料(月額4050円)48600円
合計
[差額]
182220円
[-40540円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料54000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて91200円安い131560円に、5000km走行では66600円安い156160円に、7000km走行では40540円安い182220円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km90円2000円2.3万円
20km180円4000円4.7万円
30km270円5900円7.0万円
50km440円9700円11.4万円
100km890円19600円23.1万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を18.0km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは8.89円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は90円/日となり、20km走行なら180円/日、30km走行なら270円/日、50km走行なら440円/日、100km走行なら890円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は5900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は7.0万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

3B21型エンジン簡易性能曲線図
3B21型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2000回転時の馬力34PS
4750回転時の馬力81PS
5250回転時の馬力84PS
各回転域でのトルク
2000回転時のトルク12.2kgm
4750回転時のトルク12.2kgm
5250回転時のトルク11.5kgm
3B21型の過給エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している3B21型999cc、直列3気筒のターボエンジンは5250回転時に最高出力84馬力を、2000-4750回転時に最大トルク12.2kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2000rpmから最高出力が発生する5250rpmまで」の3250rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は61.9%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.36kg/PS(870kg/84PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.36kg/PS
車体+1人11.01kg/PS
車体+2人11.67kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.07kg/PS
車体+70kg11.19kg/PS
車体+80kg11.31kg/PS
車体+90kg11.43kg/PS
車体+100kg11.55kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.01kg/PS(925kg/84PS)となり、数値としては0.65kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.67kg/PS(980kg/84PS)となり、1.31kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

フォーツー カブリオのライバル候補車たち

11.05kg/PS
シャラン
2.0L/177PS|FF/6AT
10.97kg/PS
フリード クロスター
1.5L/129PS|FF/CVT
11.10kg/PS
MAZDA2
1.5L/105PS|FF/6MT
10.95kg/PS
MAZDA2
1.5L/110PS|4WD/6AT
10.99kg/PS
Bクラス
1.4L/136PS|FF/7AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.01kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.90kg/PSから11.12kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ホンダの6人乗りSUV「GB5型 フリード クロスター」、フォルクスワーゲンの7人乗りミニバン「7NDLU型 シャラン」、マツダの5人乗りハッチバック「DJLAS型 MAZDA2」、マツダの5人乗りハッチバック「DJ5FS型 MAZDA2」、メルセデスベンツの5人乗りミニバン「247084型 Bクラス」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

451432型 フォーツー カブリオ [Turbo]とパワーウェイトレシオが近い車種|11.01kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.42
平均ピストンスピード14.3m/s
トルクウェイトレシオ71.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段26071円
排気量1Lあたり馬力84.1PS/L
排気量1Lあたりトルク12.21kgm/L
1気筒あたりの馬力28.0PS
1気筒あたりのトルク4.1kgm
パワーバンド比率61.9%
各種ランキング
オープンカーのPWR
1.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは71.3kg/kgm(870kg/12.2kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2190000円、最高出力が84馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は26071円、逆に1万円あたりでは0.38馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は179508円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は84.1PS/L、トルクは12.21kgm/L、1気筒あたりの馬力は28.0馬力、トルクは4.1kgmとなり、このエンジンが84馬力を5250回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.3m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が81.8mmである3B21型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7330回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.42になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、真っ直ぐ進むよりも小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費18.0km/L
燃料タンク容量33L
航続距離(カタログ燃費)594.0km
航続距離(80%燃費)475.2km
満タンプライス5280円
1万円でどこまで行ける?1125.0km
車両価格/航続距離3687円/km

JC08モード燃費が18.0km/Lですので、燃料タンクの容量が33リットルですと航続可能距離は594.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(16.2km/L)とすると534.6km、80%(14.4km/L)だと475.2km、70%(12.6km/L)では415.8kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン33リットルの給油で5280円、上で計算した航続距離を踏まえると594.0km(80%燃費時475.2km)を走行するのに5280円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1125.0km(往復なら片道562.5km)、カタログ値の80%なら900.0km(片道450.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で594.0kmの距離を移動できる451432型 フォーツー カブリオ [Turbo]という乗り物を、219.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3687円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5250rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5750回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5750rpm|タイヤサイズ 195/50R15|タイヤ直径 57.6cm|円周長 181.0cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
5750rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速3.30814.9842km/h13800rpm634.7kgm
2速1.9138.6640.5781-2/3320rpm72km/h7980rpm367.0kgm
3速1.2585.6970.6582-3/3780rpm110km/h5250rpm241.4kgm
4速0.9434.2710.7503-4/4310rpm146km/h3930rpm180.9kgm
5速0.7633.4560.8094-5/4650rpm181km/h3180rpm146.4kgm
Final4.529レシオカバレッジ(変速比幅)4.336

ギヤの繋がりイメージ
451432型フォーツー カブリオ5AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2000-4750rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.529)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(12.2kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.529)÷タイヤの有効半径(0.288m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの181km(5250rpmでは165.0km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5250rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5250rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ38km/h
2速ギヤ66km/h3030rpm
3速ギヤ100km/h3450rpm
4速ギヤ133km/h3940rpm
5速ギヤ165km/h4250rpm

451432型フォーツー カブリオに搭載された3B21型999ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5250rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5250rpmまで引っ張ると38km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5250rpmから3030rpmまで落ち、そこから5250rpmまで加速を続けると速度は66km/h(+28km/h)になります。

3速ギヤでは3450rpmまで落ちて5250rpmで100km/h(+34km/h)に、4速ギヤでは3940rpmまで落ちて5250rpmで133km/h(+33km/h)に、5速ギヤでは4250rpmまで落ちて5250rpmで165km/h(+32km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2000-4750回転で最大トルク12.2kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば71.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(10.36kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと634.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(870kg)を1速ギヤの最大駆動力(634.7kgm)で割ってみると1.37kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5250回転でのトルク(11.5kgm)からTWRを算出すると1.45kg/kgmとなり、2000-5250回転の回転域では1.37-1.45kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速552082801104013800165501931024830
2速319047906380798095701117014360
3速2100315042005250630073409440
4速1570236031503930472055107080
5速1270191025503180382044505730
※赤い数字は暫定レブリミット(5750rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.763)を選択して時速100kmにて走行すると3180回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1910回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは2230回転、一般的な高速道路の80km/hでは2550回転、100km/hでは3180回転、制限速度が120km/hになると3820回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは5730回転まで回ります。

時速100kmでの巡航回転数が3000回転を超えるようになってくると、ややパワーが心許ないとか、荷物や人を多く乗せる車であるとか、より鋭い加速を得たい場合のギヤ比ではないかと思います。エンジンのレイアウト(直列3気筒とか)によっては独特の振動が生じたりするので不快感を覚えるようになるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速714222936435158
2速13253850637588100
3速1938577695114133152
4速255176102127153178203
5速316394126157189220251

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5750回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの195/50R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 195/50R15 | 直径 576mm

-20mm
幅175mm
-10mm
幅185mm
変更なし
幅195mm
+10mm
幅205mm
+20mm
幅215mm
-5%
45
扁平
175/45R15
37.4km/h
直径539mm
径差-37mm
185/45R15
38.1km/h
直径548mm
径差-28mm
195/45R15
38.7km/h
直径557mm
径差-19mm
205/45R15
39.3km/h
直径566mm
径差-10mm
215/45R15
39.9km/h
直径575mm
径差-1mm
0%
50
扁平
175/50R15
38.6km/h
直径556mm
径差-20mm
185/50R15
39.3km/h
直径566mm
径差-10mm
195/50R15
40.0km/h
576mm
0mm
205/50R15
40.7km/h
直径586mm
径差+10mm
215/50R15
41.4km/h
直径596mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
175/55R15
39.9km/h
直径574mm
径差-2mm
185/55R15
40.6km/h
直径585mm
径差+9mm
195/55R15
41.4km/h
直径596mm
径差+20mm
205/55R15
42.2km/h
直径607mm
径差+31mm
215/55R15
42.9km/h
直径618mm
径差+42mm
+10%
60
扁平
175/60R15
41.0km/h
直径591mm
径差+15mm
185/60R15
41.9km/h
直径603mm
径差+27mm
195/60R15
42.7km/h
直径615mm
径差+39mm
205/60R15
43.5km/h
直径627mm
径差+51mm
215/60R15
44.4km/h
直径639mm
径差+63mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/50R15、175/55R15 、185/45R15、185/50R15 、195/45R15 、205/45R15 、215/45R15あたりのタイヤがおすすめです。

195/50R15のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、195/50R15の適応サイズと性能の変化 [451432型フォーツー カブリオ編]のページをご覧ください。

195/50R15のタイヤ銘柄と通販価格


451432型フォーツー カブリオ[1.0Lターボ RR/5AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.36kg/ps47.63
1速ギヤ加速性能1.37kg/kgm54.83
1L換算馬力84.1ps/L43.54
1L換算トルク12.21kgm/L39.18
WB/TR比1.4286.67
ワイド&ロー指数0.98742.40
前面の面積2.402m²54.76
最低地上高130mm59.91
スポーツ性能部門の得点428.92

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費18.0km/L51.58
年間維持費222760円59.61
100kmh回転数3180rpm40.65
航続距離594.0km42.96
車の大きさ6.583m³30.10
室内の広さ(仮) 1.194m³27.14
最小回転半径4.2m70.64
馬力単価26071円42.77
ユーティリティ部門の得点365.45

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 451432型フォーツー カブリオ[1.0Lターボ RR/5AT] の総合得点は 794.37 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した451432型フォーツー カブリオ(RR/5AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「1000ccのオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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