スマート クロスブレードの性能まとめ [MC01X型|0.66L/71PS|RR/6AT|2004年]


画像はスマートより引用
http://www.smart-j.com/
投稿:2011/12/24|更新:2019/09/26

スマートの2人乗りオープンカー、MC01X型の初代クロスブレードは2002/05から生産が開始され、2006/03に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量598cc(71PS/11.0kgm)の13型エンジンを搭載する[BaseGrade|2004/04モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長2630mm×全幅1620mm×全高1510mm、排気量は598ccであることから、大雑把に分類すると0.6リットルクラス(600cc、自動車税は1.0L以下を適用)に属した、いわゆる軽自動車クラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が2630mmであるこの車の場合は「ミニ」(Mini:3500mm以下|Aセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを後輪の車軸より後に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるRR方式(リヤエンジン/リヤドライブ)を採用しています。ブレーキング時に抜群の安定性を見せ、トラクションの掛かりも絶大とされるものの、乗用車の駆動方式としてはあまり一般的ではないようで、有名どころとしてはポルシェ911と営農サンバーが筆頭に挙げられます。

MC01X型 クロスブレード [598cc/71PS RR/6AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代クロスブレードの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
0.66L-TB
RR/6AT
131.0万円
MC01K型
[BaseGrade]
(2002/06)
55PS
8.2kgm
19.0km/L
0.7L-TB
RR/6AT
363.0万円
452337型
[BRABUS-Excrusive]
(2005/06)
101PS
13.3kgm
18.8km/L
0.66L-TB
RR/6AT
137.0万円
MC01M型
[BaseGrade]
(2002/08)
61PS
9.0kgm
19.8km/L
0.7L-TB
RR/6AT
273.9万円
452434型
[Limited]
(2006/03)
82PS
11.2kgm
18.4km/L
0.66L-TB
RR/6AT
143.8万円
450335型
[Limited]
(2004/04)
55PS
8.2kgm
19.0km/L
初代クロスブレードの車両型式・グレード一覧【全12車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーSMART
車名&
グレード
クロスブレード
BaseGrade
その他ベースグレード
お値段2782500円
車両型式GH-MC01X
駆動方式
変速機
RR・後輪駆動(RWD,2WD)
6AT(6段変速・自動)
ドア数&
定員
0ドア
2人
車体寸法長2630×幅1620×高1510mm
軸距&
輪距
1810mm
前1280mm/後1390mm
タイヤ前輪:195/40R16
後輪:215/35R16
ブレーキ前:ディスク
後:ドラム
車両重量760kg
エンジン諸元
原動機型式13
気筒配列直列3気筒
排気量598cc
圧縮比9.5
吸気方式ターボ
最高出力71PS[52kW]/5470rpm
最大トルク11.0kgm[108Nm]/2200-3500rpm
使用燃料ハイオクガソリン
13型エンジンの諸元と性能まとめ
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。
直列3気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(29500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(11400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額4500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2004/04モデルのクロスブレードを15年落ちの中古で30.6万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    クロスブレードの2004/04モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である27.8万円に諸経費として2.8万円を足した30.6万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2004年式を15年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)1000cc以下29500円
自動車重量税(1年分)軽自動車13年-17年経過で増税11400円
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷15.2km/L×160円/L105260円
オイル交換(5000km毎)1回4000円×2回8000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本12000円×4本÷3年16000円
任意保険料(月額4500円)月額4500円×12ヶ月54000円
ローン完済後の年間維持費238080円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額25480円×12ヶ月305760円
ローン返済中の年間維持費543840円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度53640円
名目金額
自動車税(1年分)29500円
自動車重量税(1年分)11400円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)105260円
オイル交換(5000km毎)8000円
タイヤ交換(3年3万km毎)16000円
任意保険料(月額4500円)54000円
ローン完済後の年間維持費238080円
名目金額
車のローン額(1年分)305760円
ローン返済中の年間維持費543840円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53640円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「1000cc以下の」で税額は29500円、重量税の区分は「軽自動車の13年-17年経過で増税」で税額は11400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額4500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額53,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して19,840円(完済前は45,320円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。

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●クロスブレードの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、クロスブレードの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)18880円
ガソリン税(暫定)16510円
石油税1840円
消費税(10%)9570円
合計納税額46800円

例として年間走行距離を10000km、燃費を15.2km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は657.9Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計18880円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで16510円、石油税が2.8円/Lで1840円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては9570円となり、これらを合計した税額は46800円、1年間に燃料代として支払う105260円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で29500円、自動車重量税が年換算で11400円ですから、合計87700円がクロスブレードに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)29500円
自動車重量税(1年分)11400円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)31580円
オイル交換(年1回)4000円
タイヤ交換(3万km/6年)4800円
任意保険料(月額3600円)43200円
合計
[差額]
138400円
[-99680円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)29500円
自動車重量税(1年分)11400円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)52630円
オイル交換(年1回)4000円
タイヤ交換(3万km/6年)8000円
任意保険料(月額3830円)45960円
合計
[差額]
165410円
[-72670円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)29500円
自動車重量税(1年分)11400円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)73680円
オイル交換(年1回)5600円
タイヤ交換(3万km/4.3年)11200円
任意保険料(月額4050円)48600円
合計
[差額]
193900円
[-44180円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料54000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて99680円安い138400円に、5000km走行では72670円安い165410円に、7000km走行では44180円安い193900円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km110円2400円2.9万円
20km210円4600円5.5万円
30km320円7000円8.3万円
50km530円11700円13.8万円
100km1050円23100円27.3万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を15.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは10.53円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は110円/日となり、20km走行なら210円/日、30km走行なら320円/日、50km走行なら530円/日、100km走行なら1050円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は7000円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は8.3万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

13型エンジン簡易性能曲線図
13型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2200回転時の馬力34PS
3500回転時の馬力54PS
5470回転時の馬力71PS
各回転域でのトルク
2200回転時のトルク11.0kgm
3500回転時のトルク11.0kgm
5470回転時のトルク9.3kgm
13型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している13型598cc、直列3気筒のターボエンジンは5470回転時に最高出力71馬力を、2200-3500回転時に最大トルク11.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2200rpmから最高出力が発生する5470rpmまで」の3270rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は59.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.70kg/PS(760kg/71PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.70kg/PS
車体+1人11.48kg/PS
車体+2人12.25kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.55kg/PS
車体+70kg11.69kg/PS
車体+80kg11.83kg/PS
車体+90kg11.97kg/PS
車体+100kg12.11kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.48kg/PS(815kg/71PS)となり、数値としては0.78kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは12.25kg/PS(870kg/71PS)となり、1.55kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

クロスブレードのライバル候補車たち

11.48kg/PS
UX
2.0L/145PS|4WD/CVT
11.48kg/PS
CR-V ハイブリッド
2.0L/145PS|FF/CVT
11.42kg/PS
CX-3
1.8L/116PS|FF/6MT
11.49kg/PS
ジェイド
1.5L/131PS|FF/7AT
11.56kg/PS
GLC
2.2L/170PS|4WD/9AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.48kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

11.37kg/PSから11.59kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、レクサスの5人乗りSUV「MZAH15型 UX」、ホンダの5人乗りSUV「RT5型 CR-V ハイブリッド」、ホンダの5人乗りミニバン「FR4型 ジェイド」、マツダの5人乗りSUV「DK8FW型 CX-3」、メルセデスベンツの5人乗りSUV「253905C型 GLC」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

MC01X型 クロスブレード [BaseGrade]とパワーウェイトレシオが近い車種|11.48kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.36
平均ピストンスピード11.5m/s
トルクウェイトレシオ69.1kg/kgm
1馬力あたりのお値段39190円
排気量1Lあたり馬力118.7PS/L
排気量1Lあたりトルク18.39kgm/L
1気筒あたりの馬力23.7PS
1気筒あたりのトルク3.7kgm
パワーバンド比率59.8%
各種ランキング
オープンカーのPWR
1.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは69.1kg/kgm(760kg/11.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2782500円、最高出力が71馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は39190円、逆に1万円あたりでは0.26馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は252955円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は118.7PS/L、トルクは18.39kgm/L、1気筒あたりの馬力は23.7馬力、トルクは3.7kgmとなり、このエンジンが71馬力を5470回転で発生させているときの平均ピストンスピードは11.5m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が63.0mmである13型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は9520回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.36になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、真っ直ぐ進むよりも小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費15.2km/L
燃料タンク容量33L
航続距離(カタログ燃費)501.6km
航続距離(80%燃費)402.6km
満タンプライス5280円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので15.2km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が33リットルですと航続可能距離は501.6kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(13.7km/L)とすると452.1km、80%(12.2km/L)だと402.6km、70%(10.6km/L)では349.8kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン33リットルの給油で5280円、上で計算した航続距離を踏まえると501.6km(80%燃費時402.6km)を走行するのに5280円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5470rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5970回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5970rpm|タイヤサイズ 215/35R16|タイヤ直径 55.7cm|円周長 175.0cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
5970rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速14.20314.2044km/h13530rpm561.0kgm
2速10.31010.310.7261-2/4330rpm61km/h9820rpm407.2kgm
3速7.4077.4070.7182-3/4290rpm85km/h7050rpm292.6kgm
4速5.6255.6250.7593-4/4530rpm111km/h5360rpm222.2kgm
5速4.0834.0830.7264-5/4330rpm154km/h3890rpm161.3kgm
6速2.9332.9330.7185-6/4290rpm214km/h2790rpm115.8kgm
Final1.000レシオカバレッジ(変速比幅)4.842

ギヤの繋がりイメージ
MC01X型クロスブレード6AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2200-3500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(1.000)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(11.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(1.000)÷タイヤの有効半径(0.2785m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの214km(5470rpmでは195.8km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5470rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5470rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ40km/h
2速ギヤ56km/h3970rpm
3速ギヤ78km/h3930rpm
4速ギヤ102km/h4150rpm
5速ギヤ141km/h3970rpm
6速ギヤ196km/h3930rpm

MC01X型クロスブレードに搭載された13型598ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5470rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5470rpmまで引っ張ると40km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5470rpmから3970rpmまで落ち、そこから5470rpmまで加速を続けると速度は56km/h(+16km/h)になります。

3速ギヤでは3930rpmまで落ちて5470rpmで78km/h(+22km/h)に、4速ギヤでは4150rpmまで落ちて5470rpmで102km/h(+24km/h)になります。

続いて5速ギヤでは3970rpmまで落ちて5470rpmで141km/h(+39km/h)に、6速ギヤでは3930rpmまで落ちて5470rpmで196km/h(+55km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2200-3500回転で最大トルク11.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば69.1kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(10.70kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと561.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(760kg)を1速ギヤの最大駆動力(561.0kgm)で割ってみると1.35kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5470回転でのトルク(9.3kgm)からTWRを算出すると1.60kg/kgmとなり、2200-5470回転の回転域では1.35-1.60kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速541081201082013530162301894024350
2速3930589078609820117801375017670
3速28204230564070508470988012700
4速2140321042905360643075009640
5速1560233031103890467054407000
6速1120168022302790335039105030
※赤い数字は暫定レブリミット(5970rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(2.933)を選択して時速100kmにて走行すると2790回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1680回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1960回転、一般的な高速道路の80km/hでは2230回転、100km/hでは2790回転、制限速度が120km/hになると3350回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは5030回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干高めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも静粛性や燃費よりも加速に重きを置いた設定なので、高速道路やバイパスを走行するとき、ふと「もう1段上のギヤがあったらなあ‥」と呟くことがあるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速715223037445259
2速1020314151617181
3速14284357718599113
4速1937567593112131149
5速265177103129154180206
6速3672107143179215251286

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5970回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの215/35R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/35R16 | 直径 557mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
30
扁平
195/30R16
37.6km/h
直径523mm
径差-34mm
205/30R16
38.0km/h
直径529mm
径差-28mm
215/30R16
38.4km/h
直径535mm
径差-22mm
225/30R16
38.9km/h
直径541mm
径差-16mm
235/30R16
39.3km/h
直径547mm
径差-10mm
0%
35
扁平
195/35R16
39.0km/h
直径543mm
径差-14mm
205/35R16
39.5km/h
直径550mm
径差-7mm
215/35R16
40.0km/h
557mm
0mm
225/35R16
40.5km/h
直径564mm
径差+7mm
235/35R16
41.0km/h
直径571mm
径差+14mm
+5%
40
扁平
195/40R16
40.4km/h
直径562mm
径差+5mm
205/40R16
40.9km/h
直径570mm
径差+13mm
215/40R16
41.5km/h
直径578mm
径差+21mm
225/40R16
42.1km/h
直径586mm
径差+29mm
235/40R16
42.7km/h
直径594mm
径差+37mm
+10%
45
扁平
195/45R16
41.8km/h
直径582mm
径差+25mm
205/45R16
42.4km/h
直径591mm
径差+34mm
215/45R16
43.1km/h
直径600mm
径差+43mm
225/45R16
43.7km/h
直径609mm
径差+52mm
235/45R16
44.4km/h
直径618mm
径差+61mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/35R16 、205/30R16、205/35R16 、215/30R16 、225/30R16 、235/30R16あたりのタイヤがおすすめです。

215/35R16のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を20%から50%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/35R16の適応サイズと性能の変化 [MC01X型クロスブレード編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


MC01X型クロスブレード[0.66Lターボ RR/6AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.70kg/ps46.67
1速ギヤ加速性能1.35kg/kgm55.34
1L換算馬力118.7ps/L57.45
1L換算トルク18.39kgm/L60.52
WB/TR比1.3692.92
ワイド&ロー指数0.93246.26
前面の面積2.446m²53.65
最低地上高44.91
スポーツ性能部門の得点457.72

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費238080円58.21
100kmh回転数2790rpm46.22
航続距離24.67
車の大きさ6.434m³29.50
室内の広さ(仮) 1.167m³26.82
最小回転半径39.00
馬力単価39190円24.74
ユーティリティ部門の得点290.71

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した MC01X型クロスブレード[0.66Lターボ RR/6AT] の総合得点は 748.43 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したクロスブレード(RR/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「1000ccのオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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