ロールスロイス ファントムの性能まとめ [6.8L/460PS|FR/6AT|2010年]


画像はロールスロイスより引用
https://www.rolls-roycemotorcars.com/
投稿:2012/03/04|更新:2019/09/26

ロールスロイスの4ドア・5人乗りセダン、謎型の初代ファントムは2003/10から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量6749cc(460PS/73.4kgm)のエンジンを搭載する[BaseGrade|2010/07モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長5835mm×全幅1990mm×全高1655mm、排気量は6749ccであることから、大雑把に分類すると6.8リットルクラス(6800cc、自動車税は6.0L超を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5835mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ファントム [6749cc/460PS FR/6AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代ファントムの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
6.7L-NA
FR/6AT
5544.0万円
型式不明
[EWB]
(2010/07)
460PS
73.4kgm

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー ROLLS_ROYCE
車名&
グレード
ファントム
BaseGrade
その他 ベースグレード
お値段 47775000円
車両型式
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
6AT(6段変速・自動)
ドア数&
定員
4ドア
5人
車体寸法 長5835×幅1990×高1655mm
軸距&
輪距
3570mm
前0mm/後0mm
タイヤ 前輪:255/50R21
後輪:285/45R21
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2600kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型12気筒
排気量6749cc
圧縮比11.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 460PS[338kW]/5350rpm
最大トルク 73.4kgm[720Nm]/3500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン

V型12気筒とは‥シリンダをV字型に交互で12個配置する方式。満足度の高さはピカイチ。
V型12気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(111000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(24600円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額10000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、ファントムの新車を5494.1万円(諸費用として716.6万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc超 13年未満 111000円
自動車重量税(1年分) 3.0トン以下 13年未満 24600
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷5.0km/L×140円/L 280000円
オイル交換(5000km毎) 1回10000円×2回 20000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本28000円×4本÷3年 37330円
任意保険料(月額10000円) 月額10000円×12ヶ月 120000円
ローン完済後の年間維持費 606850円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額915690円×12ヶ月 10988280円
ローン返済中の年間維持費 11595130円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 80040円
名目 金額
自動車税(1年分) 111000円
自動車重量税(1年分) 24600
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 280000円
オイル交換(5000km毎) 20000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 37330円
任意保険料(月額10000円) 120000円
ローン完済後の年間維持費 606850円
名目 金額
車のローン額(1年分) 10988280円
ローン返済中の年間維持費 11595130円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
80040円
  • 初度登録から10年経過車の場合、自動車税の区分は「6000cc超の13年未満」で税額は111000円、重量税の区分は「3.0トン以下の13年未満」で税額は24600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに10000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本28000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額10000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額80,040円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

天に見放された生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。月換算するだけで50,571円(完済前は966,261円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られた貴族の如きお金持ちでもなければ、お給金の大半を車に奪われて泣くハメになりそうです。ということは、この車のステータス性は抜群であると言えます。

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●ファントムの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、ファントムの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 57400円
ガソリン税(暫定) 50200円
石油税 5600円
消費税(10%) 25450円
合計納税額 138650円

例として年間走行距離を10000km、燃費を5.0km/L、ガソリンを1リットルあたり140円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は2000.0Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計57400円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで50200円、石油税が2.8円/Lで5600円になります。

ガソリン車の場合は本体価格70.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては25450円となり、これらを合計した税額は138650円、1年間に燃料代として支払う280000円のうち49.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で111000円、自動車重量税が年換算で24600円ですから、合計274250円がファントムに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 111000円
自動車重量税(1年分) 24600
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 84000円
オイル交換(年1回) 10000円
タイヤ交換(3万km/6年) 11200円
任意保険料(月額8000円) 96000円
合計
[差額]
350720円
[-256130円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 111000円
自動車重量税(1年分) 24600
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 140000円
オイル交換(年1回) 10000円
タイヤ交換(3万km/6年) 18670円
任意保険料(月額8500円) 102000円
合計
[差額]
420190円
[-186660円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 111000円
自動車重量税(1年分) 24600
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 196000円
オイル交換(年1回) 14000円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 26130円
任意保険料(月額9000円) 108000円
合計
[差額]
493650円
[-113200円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料120000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて256130円安い350720円に、5000km走行では186660円安い420190円に、7000km走行では113200円安い493650円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km280円6200円7.3万円
20km560円12300円14.6万円
30km840円18500円21.8万円
50km1400円30800円36.4万円
100km2800円61600円72.8万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を140円、燃費を5.0km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは28.00円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は280円/日となり、20km走行なら560円/日、30km走行なら840円/日、50km走行なら1400円/日、100km走行なら2800円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は18500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は21.8万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3500回転時の馬力 359PS
5350回転時の馬力 460PS
各回転域でのトルク
3500回転時のトルク 73.4kgm
5350回転時のトルク 61.6kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型12気筒、6749ccの自然吸気エンジンは5350回転時に最高出力460馬力を、3500回転時に最大トルク73.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3500rpmから最高出力が発生する5350rpmまで」の1850rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は34.6%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.652kg/PS(2600kg/460PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.652kg/PS
車体+1人5.77kg/PS
車体+5人6.25kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.78kg/PS
車体+70kg5.80kg/PS
車体+80kg5.83kg/PS
車体+90kg5.85kg/PS
車体+100kg5.87kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.77kg/PS(2655kg/460PS)となり、数値としては0.12kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.25kg/PS(2875kg/460PS)となり、0.60kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ファントムのライバル候補車たち

5.662kg/PS
8シリーズ グランクーペ
3.0L/340PS|FR/8AT
5.754kg/PS
スカイライン
3.0L/305PS|FR/7AT
5.833kg/PS
スープラ
2.0L/258PS|FR/8AT
5.691kg/PS
A6 セダン
3.0L/340PS|4WD/7AT
5.838kg/PS
A6 アバント
3.0L/340PS|4WD/7AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.772kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

5.54kg/PSから6.00kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、BMWの5人乗りセダン「GV30型 8シリーズ グランクーペ」、日産の5人乗りセダン「RV37型 スカイライン」、トヨタの2人乗りクーペ「DB22型 スープラ」、アウディの5人乗りワゴン「F2DLZF型 A6 アバント」、アウディの5人乗りセダン「F2DLZF型 A6 セダン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

ファントム [BaseGrade]とパワーウェイトレシオが近い車種|5.772kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は176.9PS/tとなっています。


いろいろな数値
WB/TR比 No data
平均ピストンスピード 16.4m/s
トルクウェイトレシオ 35.4kg/kgm
1馬力あたりのお値段 103859円
排気量1Lあたり馬力 68.2PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.88kgm/L
1気筒あたりの馬力 38.3PS
1気筒あたりのトルク 6.1kgm
パワーバンド比率 34.6%
各種ランキング
セダンのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは35.4kg/kgm(2600kg/73.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が47775000円、最高出力が460馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は103859円、逆に1万円あたりでは0.10馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は650886円、1万円あたりでは0.02kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は68.2PS/L、トルクは10.88kgm/L、1気筒あたりの馬力は38.3馬力、トルクは6.1kgmとなり、このエンジンが460馬力を5350回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.4m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.0mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6520回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 2.04m
期待される荷室の幅 1.59m
対角線の長さ 2.59m
期待される荷室の面積 3.24m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが2.04m(対角線では2.59m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 5.0km/L
燃料タンク容量 100L
航続距離(カタログ燃費) 500.0km
航続距離(80%燃費) 400.0km
満タンプライス 14000円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので5.0km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が100リットルですと航続可能距離は500.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(4.5km/L)とすると450.0km、80%(4.0km/L)だと400.0km、70%(3.5km/L)では350.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン100リットルの給油で14000円、上で計算した航続距離を踏まえると500.0km(80%燃費時400.0km)を走行するのに14000円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5350rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5850回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5850rpm|タイヤサイズ 285/45R21|タイヤ直径 79.0cm|円周長 248.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5850rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.171 14.43 60km/h 9690rpm 2681.7kgm
2速 2.340 8.096 0.561 1-2/3280rpm 108km/h 5440rpm 1504.5kgm
3速 1.521 5.263 0.650 2-3/3800rpm 166km/h 3530rpm 977.9kgm
4速 1.143 3.955 0.751 3-4/4390rpm 220km/h 2660rpm 734.9kgm
5速 0.867 3.000 0.759 4-5/4440rpm 290km/h 2010rpm 557.4kgm
6速 0.691 2.391 0.797 5-6/4660rpm 364km/h 1610rpm 444.3kgm
Final 3.460 レシオカバレッジ(変速比幅)6.036

ギヤの繋がりイメージ
謎型ファントム6AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.460)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(73.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.460)÷タイヤの有効半径(0.395m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの364km(5350rpmでは333.2km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5350rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5350rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ55km/h
2速ギヤ98km/h3000rpm
3速ギヤ151km/h3480rpm
4速ギヤ201km/h4020rpm
5速ギヤ266km/h4060rpm
6速ギヤ333km/h4260rpm

謎型ファントムに搭載された6749ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5350rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5350rpmまで引っ張ると55km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5350rpmから3000rpmまで落ち、そこから5350rpmまで加速を続けると速度は98km/h(+43km/h)になります。

3速ギヤでは3480rpmまで落ちて5350rpmで151km/h(+53km/h)に、4速ギヤでは4020rpmまで落ちて5350rpmで201km/h(+50km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4060rpmまで落ちて5350rpmで266km/h(+65km/h)に、6速ギヤでは4260rpmまで落ちて5350rpmで333km/h(+67km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3500回転で最大トルク73.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば35.4kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(5.652kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2681.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2600kg)を1速ギヤの最大駆動力(2681.7kgm)で割ってみると0.97kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5350回転でのトルク(61.6kgm)からTWRを算出すると1.16kg/kgmとなり、3500-5350回転の回転域では0.97-1.16kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3880 5810 7750 9690 11630 13570 17440
2速 2170 3260 4350 5440 6520 7610 9790
3速 1410 2120 2830 3530 4240 4950 6360
4速 1060 1590 2120 2660 3190 3720 4780
5速 810 1210 1610 2010 2420 2820 3630
6速 640 960 1280 1610 1930 2250 2890
※赤い数字は暫定レブリミット(5850rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.691)を選択して時速100kmにて走行すると1610回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは960回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1120回転、一般的な高速道路の80km/hでは1280回転、100km/hでは1610回転、制限速度が120km/hになると1930回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2890回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 10 21 31 41 52 62 72 83
2速 18 37 55 74 92 110 129 147
3速 28 57 85 113 141 170 198 226
4速 38 75 113 151 188 226 264 301
5速 50 99 149 199 248 298 348 397
6速 62 125 187 249 311 374 436 498

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5850回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの285/45R21と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 285/45R21 | 直径 790mm

-20mm
幅265mm
-10mm
幅275mm
変更なし
幅285mm
+10mm
幅295mm
+20mm
幅305mm
-5%
40
扁平
265/40R21
37.7km/h
直径745mm
径差-45mm
275/40R21
38.1km/h
直径753mm
径差-37mm
285/40R21
38.5km/h
直径761mm
径差-29mm
295/40R21
38.9km/h
直径769mm
径差-21mm
305/40R21
39.3km/h
直径777mm
径差-13mm
0%
45
扁平
265/45R21
39.1km/h
直径772mm
径差-18mm
275/45R21
39.5km/h
直径781mm
径差-9mm
285/45R21
40.0km/h
790mm
0mm
295/45R21
40.5km/h
直径799mm
径差+9mm
305/45R21
40.9km/h
直径808mm
径差+18mm
+5%
50
扁平
265/50R21
40.4km/h
直径798mm
径差+8mm
275/50R21
40.9km/h
直径808mm
径差+18mm
285/50R21
41.4km/h
直径818mm
径差+28mm
295/50R21
41.9km/h
直径828mm
径差+38mm
305/50R21
42.4km/h
直径838mm
径差+48mm
+10%
55
扁平
265/55R21
41.8km/h
直径825mm
径差+35mm
275/55R21
42.3km/h
直径836mm
径差+46mm
285/55R21
42.9km/h
直径847mm
径差+57mm
295/55R21
43.4km/h
直径858mm
径差+68mm
305/55R21
44.0km/h
直径869mm
径差+79mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、265/45R21 、275/40R21、275/45R21 、285/40R21 、295/40R21 、305/40R21あたりのタイヤがおすすめです。

285/45R21のタイヤ幅を265mmから315mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、285/45R21の適応サイズと性能の変化 [ファントム編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


ファントム[6.8L-NA FR/6AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト5.652kg/ps61.10
1速ギヤ加速性能0.97kg/kgm63.86
1L換算馬力68.2ps/L45.83
1L換算トルク10.88kgm/L67.34
WB/TR比31.54
ワイド&ロー指数0.83253.30
前面の面積3.293m²31.02
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点397.37

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費606850円23.34
100kmh回転数1610rpm62.92
航続距離24.75
車の大きさ19.217m³83.37
室内の広さ(仮) 3.485m³51.37
最小回転半径39.00
馬力単価103859円0.01
ユーティリティ部門の得点326.31

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計したファントム[6.8L-NA FR/6AT] の総合得点は 723.68 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したファントム(FR/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「のセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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