ルノー メガーヌの性能まとめ [DZF4R型|2.0L/273PS|FF/6MT|2015年] R.S.TROPHY-R


画像はルノーより引用
http://www.renault.jp/
投稿:2015/05/27|更新:2019/09/26

ルノーの3ドア・2人乗りハッチバック、DZF4R型の3代目メガーヌは2011/02から生産が開始され、2017/11に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量1998cc(273PS/36.7kgm)のF4R型エンジンを搭載する[R.S.TROPHY-R|2015/01モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4320mm×全幅1850mm×全高1435mm、排気量は1998ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4320mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

DZF4R型 メガーヌ [1998cc/273PS FF/6MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

3代目メガーヌの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-TB
FF/6MT
319.0万円
KZF4R型
[GT220]
(2013/05)
220PS
34.7kgm
13.0km/L
2.0L-TB
FF/6MT
385.0万円
DZF4R型
[Renault-Sport]
(2012/07)
265PS
36.7kgm
2.0L-TB
FF/6MT
426.0万円
DZF4R型
[R.S.TROPHY]
(2015/01)
273PS
36.7kgm
2.0L-TB
FF/6MT
385.0万円
DZF4R型
[Renault-Sport]
(2011/02)
250PS
34.7kgm
2.0L-NA
FF/6MT
278.0万円
KZM4R型
[GT-Line]
(2012/12)
140PS
19.9kgm
3代目メガーヌの車両型式・グレード一覧【全10車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー RENAULT
車名&
グレード
メガーヌ
R.S.TROPHY-R
その他 トロフィーR 60台限定
お値段 4990000円
車両型式 ABA-DZF4R
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
6MT(6段変速・手動)
ドア数&
定員
3ドア
2人
車体寸法 長4320×幅1850×高1435mm
軸距&
輪距
2640mm
前1590mm/後1545mm
最低高 135mm
タイヤ 前輪:235/35R19
後輪:235/35R19
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1310kg
エンジン諸元
原動機型式 F4R
気筒配列 直列4気筒
排気量1998cc
吸気方式 ターボ
最高出力 273PS[201kW]/5500rpm
最大トルク 36.7kgm[360Nm]/3000-5000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
F4R型の過給エンジン諸元と性能
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(39500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2015/01モデルのメガーヌを5年落ちの中古で411.7万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    メガーヌの2015/01モデルの場合、2020年現在では5年が経過しているため、新車価格の75%である374.3万円に諸経費として37.4万円を足した411.7万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2015年式を5年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 39500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷8.3km/L×160円/L 192770円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本21000円×4本÷3年 28000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 363490円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額68620円×12ヶ月 823440円
ローン返済中の年間維持費 1186930円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 192770円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 28000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 363490円
名目 金額
車のローン額(1年分) 823440円
ローン返済中の年間維持費 1186930円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から5年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年未満」で税額は39500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると30,291円(完済前は98,911円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●メガーヌの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、メガーヌの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 34580円
ガソリン税(暫定) 30240円
石油税 3370円
消費税(10%) 17520円
合計納税額 85710円

例として年間走行距離を10000km、燃費を8.3km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1204.8Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計34580円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで30240円、石油税が2.8円/Lで3370円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては17520円となり、これらを合計した税額は85710円、1年間に燃料代として支払う192770円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で39500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計137510円がメガーヌに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 57830円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 8400円
任意保険料(月額4400円) 52800円
合計
[差額]
190250円
[-173240円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 96390円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 14000円
任意保険料(月額4680円) 56160円
合計
[差額]
237770円
[-125720円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 134940円
オイル交換(年1回) 7700円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 19600円
任意保険料(月額4950円) 59400円
合計
[差額]
287360円
[-76130円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて173240円安い190250円に、5000km走行では125720円安い237770円に、7000km走行では76130円安い287360円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km190円4200円4.9万円
20km390円8600円10.1万円
30km580円12800円15.1万円
50km960円21100円25.0万円
100km1930円42500円50.2万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を8.3km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは19.28円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は190円/日となり、20km走行なら390円/日、30km走行なら580円/日、50km走行なら960円/日、100km走行なら1930円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は12800円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は15.1万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

F4R型エンジン簡易性能曲線図
F4R型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3000回転時の馬力 154PS
5000回転時の馬力 256PS
5500回転時の馬力 273PS
各回転域でのトルク
3000回転時のトルク 36.7kgm
5000回転時のトルク 36.7kgm
5500回転時のトルク 35.6kgm
F4R型の過給エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているF4R型1998cc、直列4気筒のターボエンジンは5500回転時に最高出力273馬力を、3000-5000回転時に最大トルク36.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3000rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の2500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は45.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.80kg/PS(1310kg/273PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.80kg/PS
車体+1人5.00kg/PS
車体+2人5.20kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.02kg/PS
車体+70kg5.05kg/PS
車体+80kg5.09kg/PS
車体+90kg5.13kg/PS
車体+100kg5.16kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.00kg/PS(1365kg/273PS)となり、数値としては0.20kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.20kg/PS(1420kg/273PS)となり、0.40kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

メガーヌのライバル候補車たち

5.09kg/PS
ゴルフGTI
2.0L/290PS|FF/7AT
4.84kg/PS
Eクラス ステーションワゴン
3.0L/435PS|4WD/9AT
5.02kg/PS
メガーヌ R.S.
1.8L/300PS|FF/6MT
4.86kg/PS
A8
4.0L/460PS|4WD/8AT
5.24kg/PS
LS
3.5L/421PS|FR/10AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.00kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

4.75kg/PSから5.25kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ルノーの5人乗りハッチバック「BBM5P型 メガーヌ R.S.」、フォルクスワーゲンの5人乗りハッチバック「AUDNU型 ゴルフGTI」、メルセデスベンツの5人乗りワゴン「213261型 Eクラス ステーションワゴン」、アウディの5人乗りセダン「F8CXYL型 A8」、レクサスの5人乗りセダン「VXFA50型 LS」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

DZF4R型 メガーヌ [R.S.TROPHY-R]とパワーウェイトレシオが近い車種|5.00kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.68
平均ピストンスピード 17.1m/s
トルクウェイトレシオ 35.7kg/kgm
1馬力あたりのお値段 18278円
排気量1Lあたり馬力 136.6PS/L
排気量1Lあたりトルク 18.37kgm/L
1気筒あたりの馬力 68.2PS
1気筒あたりのトルク 9.2kgm
パワーバンド比率 45.5%
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは35.7kg/kgm(1310kg/36.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4990000円、最高出力が273馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は18278円、逆に1万円あたりでは0.55馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は135967円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は136.6PS/L、トルクは18.37kgm/L、1気筒あたりの馬力は68.2馬力、トルクは9.2kgmとなり、このエンジンが273馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.1m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が93.0mmであるF4R型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6450回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.68になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 8.3km/L
燃料タンク容量 60L
航続距離(カタログ燃費) 498.0km
航続距離(80%燃費) 396.0km
満タンプライス 9600円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので8.3km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が60リットルですと航続可能距離は498.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(7.5km/L)とすると450.0km、80%(6.6km/L)だと396.0km、70%(5.8km/L)では348.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン60リットルの給油で9600円、上で計算した航続距離を踏まえると498.0km(80%燃費時396.0km)を走行するのに9600円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6000rpm|タイヤサイズ 235/35R19|タイヤ直径 64.7cm|円周長 203.3cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.077 12.88 57km/h 10560rpm 1461.6kgm
2速 1.947 8.152 0.633 1-2/3800rpm 90km/h 6680rpm 924.8kgm
3速 1.387 5.807 0.712 2-3/4270rpm 126km/h 4760rpm 658.8kgm
4速 1.026 4.296 0.740 3-4/4440rpm 170km/h 3520rpm 487.4kgm
5速 0.816 3.417 0.795 4-5/4770rpm 214km/h 2800rpm 387.6kgm
6速 0.647 2.709 0.793 5-6/4760rpm 270km/h 2220rpm 307.3kgm
Final 4.187 レシオカバレッジ(変速比幅)4.756

ギヤの繋がりイメージ
DZF4R型メガーヌ6MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3000-5000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.187)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(36.7kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.187)÷タイヤの有効半径(0.3235m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの270km(5500rpmでは247.7km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5500rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ52km/h
2速ギヤ82km/h3480rpm
3速ギヤ116km/h3920rpm
4速ギヤ156km/h4070rpm
5速ギヤ196km/h4370rpm
6速ギヤ248km/h4360rpm

DZF4R型メガーヌに搭載されたF4R型1998ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5500rpmまで引っ張ると52km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5500rpmから3480rpmまで落ち、そこから5500rpmまで加速を続けると速度は82km/h(+30km/h)になります。

3速ギヤでは3920rpmまで落ちて5500rpmで116km/h(+34km/h)に、4速ギヤでは4070rpmまで落ちて5500rpmで156km/h(+40km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4370rpmまで落ちて5500rpmで196km/h(+40km/h)に、6速ギヤでは4360rpmまで落ちて5500rpmで248km/h(+52km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3000-5000回転で最大トルク36.7kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば35.7kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(4.80kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1461.6kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1310kg)を1速ギヤの最大駆動力(1461.6kgm)で割ってみると0.90kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5500回転でのトルク(35.6kgm)からTWRを算出すると0.92kg/kgmとなり、3000-5500回転の回転域では0.90-0.92kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4220 6340 8450 10560 12670 14790 19010
2速 2670 4010 5350 6680 8020 9360 12030
3速 1900 2860 3810 4760 5710 6670 8570
4速 1410 2110 2820 3520 4230 4930 6340
5速 1120 1680 2240 2800 3360 3920 5040
6速 890 1330 1780 2220 2670 3110 4000
※赤い数字は暫定レブリミット(6000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.647)を選択して時速100kmにて走行すると2220回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1330回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1550回転、一般的な高速道路の80km/hでは1780回転、100km/hでは2220回転、制限速度が120km/hになると2670回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4000回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 19 28 38 47 57 66 76
2速 15 30 45 60 75 90 105 120
3速 21 42 63 84 105 126 147 168
4速 28 57 85 114 142 170 199 227
5速 36 71 107 143 179 214 250 286
6速 45 90 135 180 225 270 315 360

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/35R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/35R19 | 直径 647mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
30
扁平
215/30R19
37.8km/h
直径612mm
径差-35mm
225/30R19
38.2km/h
直径618mm
径差-29mm
235/30R19
38.6km/h
直径624mm
径差-23mm
245/30R19
38.9km/h
直径630mm
径差-17mm
255/30R19
39.3km/h
直径636mm
径差-11mm
0%
35
扁平
215/35R19
39.2km/h
直径634mm
径差-13mm
225/35R19
39.6km/h
直径641mm
径差-6mm
235/35R19
40.0km/h
647mm
0mm
245/35R19
40.5km/h
直径655mm
径差+8mm
255/35R19
40.9km/h
直径662mm
径差+15mm
+5%
40
扁平
215/40R19
40.5km/h
直径655mm
径差+8mm
225/40R19
41.0km/h
直径663mm
径差+16mm
235/40R19
41.5km/h
直径671mm
径差+24mm
245/40R19
42.0km/h
直径679mm
径差+32mm
255/40R19
42.5km/h
直径687mm
径差+40mm
+10%
45
扁平
215/45R19
41.9km/h
直径677mm
径差+30mm
225/45R19
42.4km/h
直径686mm
径差+39mm
235/45R19
43.0km/h
直径695mm
径差+48mm
245/45R19
43.5km/h
直径704mm
径差+57mm
255/45R19
44.1km/h
直径713mm
径差+66mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/35R19 、225/30R19、225/35R19 、235/30R19 、245/30R19 、255/30R19あたりのタイヤがおすすめです。

235/35R19のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を20%から50%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/35R19の適応サイズと性能の変化 [DZF4R型メガーヌ編]のページをご覧ください。

235/35R19のタイヤ銘柄と通販価格


DZF4R型メガーヌ[2.0Lターボ FF/6MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト4.80kg/ps63.53
1速ギヤ加速性能0.90kg/kgm65.44
1L換算馬力136.6ps/L64.49
1L換算トルク18.37kgm/L60.34
WB/TR比1.6859.58
ワイド&ロー指数0.77657.24
前面の面積2.655m²48.02
最低地上高135mm57.75
スポーツ性能部門の得点476.39

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費363490円46.32
100kmh回転数2220rpm54.27
航続距離24.75
車の大きさ11.469m³50.70
室内の広さ(仮) 2.080m³36.51
最小回転半径39.00
馬力単価18278円53.37
ユーティリティ部門の得点346.47

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した DZF4R型メガーヌ[2.0Lターボ FF/6MT] の総合得点は 822.86 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したDZF4R型メガーヌ(FF/6MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「2000ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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