ルノー ルーテシアの性能まとめ [RH4B型|0.9L/90PS|FF/5MT|2015年] Zen


画像はルノーより引用
http://www.renault.jp/
投稿:2014/12/26|更新:2019/09/26

ルノーの5ドア・5人乗りハッチバック、RH4B型の4代目ルーテシアは2013/09から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量897cc(90PS/13.8kgm)のH4B型エンジンを搭載する[Zen|2015/01モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4095mm×全幅1750mm×全高1445mm、排気量は897ccであることから、大雑把に分類すると0.9リットルクラス(900cc、自動車税は1.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4095mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

RH4B型 ルーテシア [897cc/90PS FF/5MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

4代目ルーテシアの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.2L-TB
FF/6AT
199.8万円
RH5F型
[Actif]
(2013/09)
120PS
19.4kgm
1.6L-TB
FF/6AT
329.5万円
RM5M1型
[Renault Sport Trophy]
(2015/11)
220PS
26.5kgm
1.6L-TB
FF/6AT
299.0万円
RM5M型
[Renault Sport]
(2013/11)
200PS
24.5kgm

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー RENAULT
車名&
グレード
ルーテシア
Zen
その他
お値段 2080000円
車両型式 ABA-RH4B
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
5MT(5段変速・手動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4095×幅1750×高1445mm
軸距&
輪距
2600mm
前1505mm/後1505mm
最低高 115mm
タイヤ 前輪:195/55R16
後輪:195/55R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量 1130kg
エンジン諸元
原動機型式 H4B
気筒配列 直列3気筒
排気量897cc
吸気方式 ターボ
最高出力 90PS[66kW]/5250rpm
最大トルク 13.8kgm[135Nm]/2500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
H4B型エンジンの諸元と性能まとめ
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。
直列3気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(29500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額4500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、ルーテシアの新車を239.2万円(諸費用として31.2万円を加算)にて購入し、頭金なしで4年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1000cc以下 13年未満 29500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷11.1km/L×160円/L 144140円
オイル交換(5000km毎) 1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本12000円×4本÷3年 16000円
任意保険料(月額4500円) 月額4500円×12ヶ月 54000円
ローン完済後の年間維持費 277860円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額49830円×12ヶ月 597960円
ローン返済中の年間維持費 875820円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
名目 金額
自動車税(1年分) 29500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 144140円
オイル交換(5000km毎) 8000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 16000円
任意保険料(月額4500円) 54000円
ローン完済後の年間維持費 277860円
名目 金額
車のローン額(1年分) 597960円
ローン返済中の年間維持費 875820円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から5年経過車の場合、自動車税の区分は「1000cc以下の13年未満」で税額は29500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額4500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると23,155円(完済前は72,985円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

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●ルーテシアの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、ルーテシアの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 25860円
ガソリン税(暫定) 22610円
石油税 2520円
消費税(10%) 13100円
合計納税額 64090円

例として年間走行距離を10000km、燃費を11.1km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は900.9Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計25860円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで22610円、石油税が2.8円/Lで2520円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては13100円となり、これらを合計した税額は64090円、1年間に燃料代として支払う144140円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で29500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計105890円がルーテシアに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 29500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 43240円
オイル交換(年1回) 4000円
タイヤ交換(3万km/6年) 4800円
任意保険料(月額3600円) 43200円
合計
[差額]
150960円
[-126900円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 29500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 72070円
オイル交換(年1回) 4000円
タイヤ交換(3万km/6年) 8000円
任意保険料(月額3830円) 45960円
合計
[差額]
185750円
[-92110円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 29500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 100900円
オイル交換(年1回) 5600円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 11200円
任意保険料(月額4050円) 48600円
合計
[差額]
222020円
[-55840円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料54000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて126900円安い150960円に、5000km走行では92110円安い185750円に、7000km走行では55840円安い222020円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km140円3100円3.6万円
20km290円6400円7.5万円
30km430円9500円11.2万円
50km720円15800円18.7万円
100km1440円31700円37.4万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を11.1km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは14.41円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は140円/日となり、20km走行なら290円/日、30km走行なら430円/日、50km走行なら720円/日、100km走行なら1440円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は9500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は11.2万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

H4B型エンジン簡易性能曲線図
H4B型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2500回転時の馬力 48PS
5250回転時の馬力 90PS
各回転域でのトルク
2500回転時のトルク 13.8kgm
5250回転時のトルク 12.3kgm
H4B型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているH4B型897cc、直列3気筒のターボエンジンは5250回転時に最高出力90馬力を、2500回転時に最大トルク13.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2500rpmから最高出力が発生する5250rpmまで」の2750rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は52.4%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ12.556kg/PS(1130kg/90PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ12.556kg/PS
車体+1人13.17kg/PS
車体+5人15.61kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg13.22kg/PS
車体+70kg13.33kg/PS
車体+80kg13.44kg/PS
車体+90kg13.56kg/PS
車体+100kg13.67kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは13.17kg/PS(1185kg/90PS)となり、数値としては0.61kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは15.61kg/PS(1405kg/90PS)となり、3.05kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ルーテシアのライバル候補車たち

13.060kg/PS
CX-30
1.8L/116PS|FF/6AT
13.060kg/PS
MAZDA3 セダン
1.8L/116PS|4WD/6AT
13.147kg/PS
MAZDA3 ファストバック
1.8L/116PS|4WD/6AT
13.108kg/PS
MAZDA3 ファストバック
1.5L/111PS|4WD/6AT
13.257kg/PS
インサイト
1.5L/109PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ13.167kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

13.04kg/PSから13.30kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りSUV「DM8P型 CX-30」、マツダの5人乗りセダン「BP8P型 MAZDA3 セダン」、マツダの5人乗りハッチバック「BP5P型 MAZDA3 ファストバック」、マツダの5人乗りハッチバック「BP8P型 MAZDA3 ファストバック」、ホンダの5人乗りセダン「ZE4型 インサイト」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

RH4B型 ルーテシア [Zen]とパワーウェイトレシオが近い車種|13.167kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.73
平均ピストンスピード 12.8m/s
トルクウェイトレシオ 81.9kg/kgm
1馬力あたりのお値段 23111円
排気量1Lあたり馬力 100.3PS/L
排気量1Lあたりトルク 15.38kgm/L
1気筒あたりの馬力 30.0PS
1気筒あたりのトルク 4.6kgm
パワーバンド比率 52.4%
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは81.9kg/kgm(1130kg/13.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2080000円、最高出力が90馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は23111円、逆に1万円あたりでは0.43馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は150725円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は100.3PS/L、トルクは15.38kgm/L、1気筒あたりの馬力は30.0馬力、トルクは4.6kgmとなり、このエンジンが90馬力を5250回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.8m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が73.1mmであるH4B型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は8210回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.73になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.43m
期待される荷室の幅 1.35m
対角線の長さ 1.97m
期待される荷室の面積 1.93m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.43m(対角線では1.97m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 11.1km/L
燃料タンク容量 45L
航続距離(カタログ燃費) 499.5km
航続距離(80%燃費) 400.5km
満タンプライス 7200円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので11.1km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が45リットルですと航続可能距離は499.5kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.0km/L)とすると450.0km、80%(8.9km/L)だと400.5km、70%(7.8km/L)では351.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン45リットルの給油で7200円、上で計算した航続距離を踏まえると499.5km(80%燃費時400.5km)を走行するのに7200円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5250rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5750回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5750rpm|タイヤサイズ 195/55R16|タイヤ直径 62.1cm|円周長 195.1cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5750rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.727 16.77 40km/h 14330rpm 745.4kgm
2速 1.956 8.802 0.525 1-2/3020rpm 76km/h 7520rpm 391.2kgm
3速 1.233 5.549 0.630 2-3/3620rpm 121km/h 4740rpm 246.6kgm
4速 0.903 4.064 0.732 3-4/4210rpm 166km/h 3470rpm 180.6kgm
5速 0.659 2.966 0.730 4-5/4200rpm 227km/h 2530rpm 131.8kgm
Final 4.500 レシオカバレッジ(変速比幅)5.656

ギヤの繋がりイメージ
RH4B型ルーテシア5MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.500)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(13.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.500)÷タイヤの有効半径(0.3105m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの227km(5250rpmでは207.2km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5250rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5250rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ37km/h
2速ギヤ70km/h2760rpm
3速ギヤ111km/h3310rpm
4速ギヤ151km/h3840rpm
5速ギヤ207km/h3830rpm

RH4B型ルーテシアに搭載されたH4B型897ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5250rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5250rpmまで引っ張ると37km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5250rpmから2760rpmまで落ち、そこから5250rpmまで加速を続けると速度は70km/h(+33km/h)になります。

3速ギヤでは3310rpmまで落ちて5250rpmで111km/h(+41km/h)に、4速ギヤでは3840rpmまで落ちて5250rpmで151km/h(+40km/h)に、5速ギヤでは3830rpmまで落ちて5250rpmで207km/h(+56km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2500回転で最大トルク13.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば81.9kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(12.556kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと745.4kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1130kg)を1速ギヤの最大駆動力(745.4kgm)で割ってみると1.52kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5250回転でのトルク(12.3kgm)からTWRを算出すると1.70kg/kgmとなり、2500-5250回転の回転域では1.52-1.70kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5730 8600 11460 14330 17190 20060 25790
2速 3010 4510 6020 7520 9020 10530 13530
3速 1900 2840 3790 4740 5690 6640 8530
4速 1390 2080 2780 3470 4170 4860 6250
5速 1010 1520 2030 2530 3040 3550 4560
※赤い数字は暫定レブリミット(5750rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.659)を選択して時速100kmにて走行すると2530回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1520回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1770回転、一般的な高速道路の80km/hでは2030回転、100km/hでは2530回転、制限速度が120km/hになると3040回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4560回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干高めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも静粛性や燃費よりも加速に重きを置いた設定なので、高速道路やバイパスを走行するとき、ふと「もう1段上のギヤがあったらなあ‥」と呟くことがあるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 7 14 21 28 35 42 49 56
2速 13 27 40 53 66 80 93 106
3速 21 42 63 84 105 127 148 169
4速 29 58 86 115 144 173 202 230
5速 39 79 118 158 197 237 276 316

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5750回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの195/55R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 195/55R16 | 直径 621mm

-20mm
幅175mm
-10mm
幅185mm
変更なし
幅195mm
+10mm
幅205mm
+20mm
幅215mm
-5%
50
扁平
175/50R16
37.4km/h
直径581mm
径差-40mm
185/50R16
38.1km/h
直径591mm
径差-30mm
195/50R16
38.7km/h
直径601mm
径差-20mm
205/50R16
39.4km/h
直径611mm
径差-10mm
215/50R16
40.0km/h
直径621mm
径差0mm
0%
55
扁平
175/55R16
38.6km/h
直径599mm
径差-22mm
185/55R16
39.3km/h
直径610mm
径差-11mm
195/55R16
40.0km/h
621mm
0mm
205/55R16
40.7km/h
直径632mm
径差+11mm
215/55R16
41.4km/h
直径643mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
175/60R16
39.7km/h
直径616mm
径差-5mm
185/60R16
40.5km/h
直径628mm
径差+7mm
195/60R16
41.2km/h
直径640mm
径差+19mm
205/60R16
42.0km/h
直径652mm
径差+31mm
215/60R16
42.8km/h
直径664mm
径差+43mm
+10%
65
扁平
175/65R16
40.8km/h
直径634mm
径差+13mm
185/65R16
41.7km/h
直径647mm
径差+26mm
195/65R16
42.5km/h
直径660mm
径差+39mm
205/65R16
43.3km/h
直径673mm
径差+52mm
215/65R16
44.2km/h
直径686mm
径差+65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/55R16、175/60R16 、185/50R16、185/55R16 、195/50R16 、205/50R16 、215/50R16あたりのタイヤがおすすめです。

195/55R16のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、195/55R16の適応サイズと性能の変化 [RH4B型ルーテシア編]のページをご覧ください。

195/55R16のタイヤ銘柄と通販価格


RH4B型ルーテシア[0.9Lターボ FF/5MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト12.556kg/ps41.35
1速ギヤ加速性能1.52kg/kgm51.44
1L換算馬力100.3ps/L50.01
1L換算トルク15.38kgm/L50.07
WB/TR比1.7354.38
ワイド&ロー指数0.82653.72
前面の面積2.529m²51.38
最低地上高115mm66.41
スポーツ性能部門の得点418.76

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費277860円54.40
100kmh回転数2530rpm49.87
航続距離24.75
車の大きさ10.355m³46.00
室内の広さ(仮) 1.878m³34.38
最小回転半径39.00
馬力単価23111円46.80
ユーティリティ部門の得点336.75

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した RH4B型ルーテシア[0.9Lターボ FF/5MT] の総合得点は 755.51 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したRH4B型ルーテシア(FF/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「1000ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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