ルノー キャプチャーの性能まとめ [2RH5F型|1.2L/120PS|FF/6AT|2014年] Zen


画像はルノーより引用
http://www.renault.jp/
投稿:2014/01/30|更新:2019/09/26

ルノーの5ドア・5人乗りSUV、2RH5F型の初代キャプチャーは2014/01から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1197cc(120PS/19.4kgm)のH5F型エンジンを搭載する[Zen|2014/01モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4125mm×全幅1780mm×全高1565mm、排気量は1197ccであることから、大雑把に分類すると1.2リットルクラス(1200cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4125mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

2RH5F型 キャプチャー [1197cc/120PS FF/6AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代キャプチャーの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.2L-TB
FF/6AT
267.2万円
2RH5F1型
[Intens]
(2016/03)
118PS
20.9kgm
17.2km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー RENAULT
車名&
グレード
キャプチャー
Zen
その他 インテンス 3.950(1-2-5-6)/4.388(5-6)
お値段 2498000円
車両型式 ABA-2RH5F
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
6AT(6段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4125×幅1780×高1565mm
軸距&
輪距
2605mm
前1530mm/後1515mm
最低高 185mm
タイヤ 前輪:205/60R16
後輪:205/60R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量 1270kg
エンジン諸元
原動機型式 H5F
気筒配列 直列4気筒
排気量1197cc
吸気方式 ターボ
最高出力 120PS[88kW]/4900rpm
最大トルク 19.4kgm[190Nm]/2000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
H5F型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(34500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、キャプチャーの新車を287.3万円(諸費用として37.5万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 34500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷11.1km/L×140円/L 126130円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本12000円×4本÷3年 16000円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 271850円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額47880円×12ヶ月 574560円
ローン返済中の年間維持費 846410円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 126130円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 16000円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 271850円
名目 金額
車のローン額(1年分) 574560円
ローン返済中の年間維持費 846410円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から6年経過車の場合、自動車税の区分は「1500cc以下の13年未満」で税額は34500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると22,654円(完済前は70,534円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

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●キャプチャーの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、キャプチャーの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 25860円
ガソリン税(暫定) 22610円
石油税 2520円
消費税(10%) 11470円
合計納税額 62460円

例として年間走行距離を10000km、燃費を11.1km/L、ガソリンを1リットルあたり140円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は900.9Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計25860円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで22610円、石油税が2.8円/Lで2520円になります。

ガソリン車の場合は本体価格70.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては11470円となり、これらを合計した税額は62460円、1年間に燃料代として支払う126130円のうち49.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で34500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計109260円がキャプチャーに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 37840円
オイル交換(年1回) 4500円
タイヤ交換(3万km/6年) 4800円
任意保険料(月額4000円) 48000円
合計
[差額]
155860円
[-115990円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 63070円
オイル交換(年1回) 4500円
タイヤ交換(3万km/6年) 8000円
任意保険料(月額4250円) 51000円
合計
[差額]
187290円
[-84560円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 88290円
オイル交換(年1回) 6300円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 11200円
任意保険料(月額4500円) 54000円
合計
[差額]
220510円
[-51340円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて115990円安い155860円に、5000km走行では84560円安い187290円に、7000km走行では51340円安い220510円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km130円2900円3.4万円
20km250円5500円6.5万円
30km380円8400円9.9万円
50km630円13900円16.4万円
100km1260円27700円32.8万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を140円、燃費を11.1km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは12.61円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は130円/日となり、20km走行なら250円/日、30km走行なら380円/日、50km走行なら630円/日、100km走行なら1260円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は8400円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は9.9万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

H5F型エンジン簡易性能曲線図
H5F型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2000回転時の馬力 54PS
4900回転時の馬力 120PS
各回転域でのトルク
2000回転時のトルク 19.4kgm
4900回転時のトルク 17.5kgm
H5F型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているH5F型1197cc、直列4気筒のターボエンジンは4900回転時に最高出力120馬力を、2000回転時に最大トルク19.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2000rpmから最高出力が発生する4900rpmまで」の2900rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は59.2%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.580kg/PS(1270kg/120PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.580kg/PS
車体+1人11.04kg/PS
車体+5人12.88kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.08kg/PS
車体+70kg11.17kg/PS
車体+80kg11.25kg/PS
車体+90kg11.33kg/PS
車体+100kg11.42kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.04kg/PS(1325kg/120PS)となり、数値としては0.46kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは12.88kg/PS(1545kg/120PS)となり、2.30kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

キャプチャーのライバル候補車たち

11.045kg/PS
シャラン
2.0L/177PS|FF/6AT
10.969kg/PS
フリード クロスター
1.5L/129PS|FF/CVT
11.095kg/PS
MAZDA2
1.5L/105PS|FF/6MT
10.955kg/PS
MAZDA2
1.5L/110PS|4WD/6AT
10.993kg/PS
Bクラス
1.4L/136PS|FF/7AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.042kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.93kg/PSから11.15kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ホンダの6人乗りSUV「GB5型 フリード クロスター」、フォルクスワーゲンの7人乗りミニバン「7NDLU型 シャラン」、マツダの5人乗りハッチバック「DJLAS型 MAZDA2」、マツダの5人乗りハッチバック「DJ5FS型 MAZDA2」、メルセデスベンツの5人乗りミニバン「247084型 Bクラス」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

2RH5F型 キャプチャー [Zen]とパワーウェイトレシオが近い車種|11.042kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.71
平均ピストンスピード 11.9m/s
トルクウェイトレシオ 65.5kg/kgm
1馬力あたりのお値段 20817円
排気量1Lあたり馬力 100.3PS/L
排気量1Lあたりトルク 16.21kgm/L
1気筒あたりの馬力 30.0PS
1気筒あたりのトルク 4.8kgm
パワーバンド比率 59.2%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.0~1.3L以下のPWR

トルクウェイトレシオは65.5kg/kgm(1270kg/19.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2498000円、最高出力が120馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は20817円、逆に1万円あたりでは0.48馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は128763円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は100.3PS/L、トルクは16.21kgm/L、1気筒あたりの馬力は30.0馬力、トルクは4.8kgmとなり、このエンジンが120馬力を4900回転で発生させているときの平均ピストンスピードは11.9m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が73.1mmであるH5F型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は8210回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.71になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.44m
期待される荷室の幅 1.38m
対角線の長さ 1.99m
期待される荷室の面積 1.99m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.44m(対角線では1.99m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 11.1km/L
燃料タンク容量 45L
航続距離(カタログ燃費) 499.5km
航続距離(80%燃費) 400.5km
満タンプライス 6300円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので11.1km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が45リットルですと航続可能距離は499.5kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.0km/L)とすると450.0km、80%(8.9km/L)だと400.5km、70%(7.8km/L)では351.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン45リットルの給油で6300円、上で計算した航続距離を踏まえると499.5km(80%燃費時400.5km)を走行するのに6300円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4900rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5400回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5400rpm|タイヤサイズ 205/60R16|タイヤ直径 65.2cm|円周長 204.8cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5400rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.916 15.47 43km/h 12590rpm 920.5kgm
2速 2.428 9.591 0.620 1-2/3350rpm 69km/h 7800rpm 570.7kgm
3速 1.594 6.296 0.657 2-3/3550rpm 105km/h 5120rpm 374.7kgm
4速 1.134 4.479 0.711 3-4/3840rpm 148km/h 3650rpm 266.6kgm
5速 0.866 3.421 0.764 4-5/4130rpm 194km/h 2780rpm 203.6kgm
6速 0.702 2.773 0.811 5-6/4380rpm 239km/h 2260rpm 165.0kgm
Final 3.950 レシオカバレッジ(変速比幅)5.578

ギヤの繋がりイメージ
2RH5F型キャプチャー6AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.950)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(19.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.950)÷タイヤの有効半径(0.326m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの239km(4900rpmでは217.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4900rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4900rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ39km/h
2速ギヤ63km/h3040rpm
3速ギヤ96km/h3220rpm
4速ギヤ134km/h3480rpm
5速ギヤ176km/h3740rpm
6速ギヤ217km/h3970rpm

2RH5F型キャプチャーに搭載されたH5F型1197ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4900rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4900rpmまで引っ張ると39km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4900rpmから3040rpmまで落ち、そこから4900rpmまで加速を続けると速度は63km/h(+24km/h)になります。

3速ギヤでは3220rpmまで落ちて4900rpmで96km/h(+33km/h)に、4速ギヤでは3480rpmまで落ちて4900rpmで134km/h(+38km/h)になります。

続いて5速ギヤでは3740rpmまで落ちて4900rpmで176km/h(+42km/h)に、6速ギヤでは3970rpmまで落ちて4900rpmで217km/h(+41km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2000回転で最大トルク19.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば65.5kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(10.580kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと920.5kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1270kg)を1速ギヤの最大駆動力(920.5kgm)で割ってみると1.38kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4900回転でのトルク(17.5kgm)からTWRを算出すると1.53kg/kgmとなり、2000-4900回転の回転域では1.38-1.53kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5040 7550 10070 12590 15110 17620 22660
2速 3120 4680 6240 7800 9370 10930 14050
3速 2050 3070 4100 5120 6150 7170 9220
4速 1460 2190 2920 3650 4370 5100 6560
5速 1110 1670 2230 2780 3340 3900 5010
6速 900 1350 1810 2260 2710 3160 4060
※赤い数字は暫定レブリミット(5400rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.702)を選択して時速100kmにて走行すると2260回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1350回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1580回転、一般的な高速道路の80km/hでは1810回転、100km/hでは2260回転、制限速度が120km/hになると2710回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4060回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 32 40 48 56 64
2速 13 26 38 51 64 77 90 103
3速 20 39 59 78 98 117 137 156
4速 27 55 82 110 137 165 192 219
5速 36 72 108 144 180 216 251 287
6速 44 89 133 177 222 266 310 355

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5400回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの205/60R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/60R16 | 直径 652mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
55
扁平
185/55R16
37.4km/h
直径610mm
径差-42mm
195/55R16
38.1km/h
直径621mm
径差-31mm
205/55R16
38.8km/h
直径632mm
径差-20mm
215/55R16
39.4km/h
直径643mm
径差-9mm
225/55R16
40.1km/h
直径654mm
径差+2mm
0%
60
扁平
185/60R16
38.5km/h
直径628mm
径差-24mm
195/60R16
39.3km/h
直径640mm
径差-12mm
205/60R16
40.0km/h
652mm
0mm
215/60R16
40.7km/h
直径664mm
径差+12mm
225/60R16
41.5km/h
直径676mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
185/65R16
39.7km/h
直径647mm
径差-5mm
195/65R16
40.5km/h
直径660mm
径差+8mm
205/65R16
41.3km/h
直径673mm
径差+21mm
215/65R16
42.1km/h
直径686mm
径差+34mm
225/65R16
42.9km/h
直径699mm
径差+47mm
+10%
70
扁平
185/70R16
40.8km/h
直径665mm
径差+13mm
195/70R16
41.7km/h
直径679mm
径差+27mm
205/70R16
42.5km/h
直径693mm
径差+41mm
215/70R16
43.4km/h
直径707mm
径差+55mm
225/70R16
44.2km/h
直径721mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/60R16、185/65R16 、195/55R16、195/60R16 、205/55R16 、215/55R16 あたりのタイヤがおすすめです。

205/60R16のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、205/60R16の適応サイズと性能の変化 [2RH5F型キャプチャー編]のページをご覧ください。

205/60R16のタイヤ銘柄と通販価格


2RH5F型キャプチャー[1.2Lターボ FF/6AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.580kg/ps47.00
1速ギヤ加速性能1.38kg/kgm54.60
1L換算馬力100.3ps/L50.01
1L換算トルク16.21kgm/L52.92
WB/TR比1.7156.46
ワイド&ロー指数0.87949.99
前面の面積2.786m²44.53
最低地上高185mm36.10
スポーツ性能部門の得点391.61

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費271850円54.97
100kmh回転数2260rpm53.70
航続距離24.75
車の大きさ11.491m³50.79
室内の広さ(仮) 2.084m³36.56
最小回転半径39.00
馬力単価20817円49.92
ユーティリティ部門の得点351.24

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 2RH5F型キャプチャー[1.2Lターボ FF/6AT] の総合得点は 742.85 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した2RH5F型キャプチャー(FF/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「1500ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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