プジョー 307の性能まとめ [M307CC型|2.0L/177PS|FF/5MT|2006年] CC-Sport


画像はプジョーより引用
http://www.peugeot.co.jp/
投稿:2011/12/06|更新:2019/06/05

プジョーの2ドア・4人乗りオープンカー、M307CC型の初代307は2001/10から生産が開始され、2008/11に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量1997cc(177PS/20.6kgm)のエンジンを搭載する[CC-Sport|2006/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4380mm×全幅1760mm×全高1435mm、排気量は1997ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4380mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

M307CC型 307 [1997cc/177PS FF/5MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代307の類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-NA
FF/4AT
309.0万円
3EHRFJ型
[SW-2.0]
(2007/09)
140PS
20.4kgm
10.4km/L
1.6L-NA
FF/4AT
269.0万円
3EHNFU型
[SW-1.6]
(2006/05)
108PS
15.0kgm
10.6km/L
2.0L-NA
FF/4AT
295.0万円
T5RFJ型
[Feline-2.0S]
(2006/10)
140PS
20.4kgm
10.2km/L
1.6L-NA
FF/5MT
261.0万円
T5NFU型
[Feline]
(2007/07)
108PS
15.0kgm
12.2km/L
2.0L-NA
FF/5MT
323.0万円
T5RFK型
[Feline-Sport]
(2006/10)
177PS
20.6kgm
11.0km/L
初代307の車両型式・グレード一覧【全8車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーPEUGEOT
車名&
グレード
307
CC-Sport
その他CC スポーツ. S16
お値段4410000円
車両型式GH-M307CC
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
5MT(5段変速・手動)
ドア数&
定員
2ドア
4人
車体寸法長4380×幅1760×高1435mm
軸距&
輪距
2610mm
前1500mm/後1510mm
最小半径5.4m
タイヤ前輪:205/50R17
後輪:205/50R17
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量1490kg
エンジン諸元
原動機型式不明
気筒配列直列4気筒
排気量1997cc
圧縮比11.0
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力177PS[130kW]/7000rpm
最大トルク20.6kgm[202Nm]/4750rpm
使用燃料ハイオクガソリン
10・15燃費10.0km/L(23.5mpg)
100km燃費10.0L/100km

直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(45400円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(17100円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2006/10モデルの307を13年落ちの中古で48.5万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    307の2006/10モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である44.1万円に諸経費として4.4万円を足した48.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

2006年式を13年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)2000cc以下13年経過で増税45400
自動車重量税(1年分)1.5トン以下13年-17年経過で増税17100円
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷8.5km/L×160円/L188240円
オイル交換(5000km毎)1回4500円×2回9000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本15000円×4本÷3年20000円
任意保険料(月額5500円)月額5500円×12ヶ月66000円
ローン完済後の年間維持費359660円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額40430円×12ヶ月485160円
ローン返済中の年間維持費844820円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度65040円
名目金額
自動車税(1年分)45400
自動車重量税(1年分)17100円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)188240円
オイル交換(5000km毎)9000円
タイヤ交換(3年3万km毎)20000円
任意保険料(月額5500円)66000円
ローン完済後の年間維持費359660円
名目金額
車のローン額(1年分)485160円
ローン返済中の年間維持費844820円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
65040円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年経過で増税」で税額は45400円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年-17年経過で増税」で税額は17100円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額65,040円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると29,972円(完済前は70,402円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

307の中古車をGoo-netで検索!


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)45400
自動車重量税(1年分)17100円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)56470円
オイル交換(年1回)4500円
タイヤ交換(3万km/6年)6000円
任意保険料(月額4400円)52800円
合計
[差額]
196190円
[-163470円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)45400
自動車重量税(1年分)17100円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)94120円
オイル交換(年1回)4500円
タイヤ交換(3万km/6年)10000円
任意保険料(月額4680円)56160円
合計
[差額]
241200円
[-118460円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)45400
自動車重量税(1年分)17100円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)131770円
オイル交換(年1回)6300円
タイヤ交換(3万km/4.3年)14000円
任意保険料(月額4950円)59400円
合計
[差額]
287890円
[-71770円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて163470円安い196190円に、5000km走行では118460円安い241200円に、7000km走行では71770円安い287890円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km160円3500円4.2万円
20km320円7000円8.3万円
30km480円10600円12.5万円
50km800円17600円20.8万円
100km1600円35200円41.6万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を10.0km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは16.00円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は160円/日となり、20km走行なら320円/日、30km走行なら480円/日、50km走行なら800円/日、100km走行なら1600円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は10600円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は12.5万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4750回転時の馬力137PS
7000回転時の馬力177PS
各回転域でのトルク
4750回転時のトルク20.6kgm
7000回転時のトルク18.1kgm

まずおさらいとして、搭載している直列4気筒、1997ccの自然吸気エンジンは7000回転時に最高出力177馬力を、4750回転時に最大トルク20.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4750rpmから最高出力が発生する7000rpmまで」の2250rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は32.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.42kg/PS(1490kg/177PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.42kg/PS
車体+1人8.73kg/PS
車体+4人9.66kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg8.76kg/PS
車体+70kg8.81kg/PS
車体+80kg8.87kg/PS
車体+90kg8.93kg/PS
車体+100kg8.98kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.73kg/PS(1545kg/177PS)となり、数値としては0.31kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは9.66kg/PS(1710kg/177PS)となり、1.24kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

307のライバル候補車たち

8.76kg/PS
MAZDA6 セダン
2.2L/190PS|FF/6AT
8.87kg/PS
MAZDA6 ワゴン
2.2L/190PS|FF/6AT
8.81kg/PS
508 SW
1.6L/181PS|FF/8AT
8.71kg/PS
ジュリア
2.2L/190PS|FR/8AT
8.60kg/PS
ロックスター
1.5L/132PS|FR/6MT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.73kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

8.56kg/PSから8.90kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りセダン「GJ2FP型 MAZDA6 セダン」、マツダの5人乗りワゴン「GJ2FW型 MAZDA6 ワゴン」、プジョーの5人乗りワゴン「R85G06型 508 SW」、アルファロメオの5人乗りセダン「95222型 ジュリア」、光岡の2人乗りオープンカー「ND5RC改型 ロックスター」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

M307CC型 307 [CC-Sport]とパワーウェイトレシオが近い車種|8.73kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.73
平均ピストンスピード20.5m/s
トルクウェイトレシオ72.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段24915円
排気量1Lあたり馬力88.6PS/L
排気量1Lあたりトルク10.32kgm/L
1気筒あたりの馬力44.2PS
1気筒あたりのトルク5.2kgm
パワーバンド比率32.1%
各種ランキング
オープンカーのPWR
1.8~2.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは72.3kg/kgm(1490kg/20.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4410000円、最高出力が177馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は24915円、逆に1万円あたりでは0.40馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は214078円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は88.6PS/L、トルクは10.32kgm/L、1気筒あたりの馬力は44.2馬力、トルクは5.2kgmとなり、このエンジンが177馬力を7000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは20.5m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.0mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6820回転です。最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.73になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費10.0km/L
燃料タンク容量60L
航続距離(カタログ燃費)600.0km
航続距離(80%燃費)480.0km
満タンプライス9600円
1万円でどこまで行ける?625.0km
車両価格/航続距離7350円/km

10・15モード燃費が10.0km/Lですので、燃料タンクの容量が60リットルですと航続可能距離は600.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.0km/L)とすると540.0km、80%(8.0km/L)だと480.0km、70%(7.0km/L)では420.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン60リットルの給油で9600円、上で計算した航続距離を踏まえると600.0km(80%燃費時480.0km)を走行するのに9600円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば625.0km(往復なら片道312.5km)、カタログ値の80%なら500.0km(片道250.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で600.0kmの距離を移動できるM307CC型 307 [CC-Sport]という乗り物を、441.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「7350円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合7000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7500rpm|タイヤサイズ 205/50R17|タイヤ直径 63.7cm|円周長 200.1cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
7500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速2.92312.5572km/h10450rpm811.8kgm
2速1.8668.0130.6381-2/4790rpm112km/h6670rpm518.2kgm
3速1.3665.8660.7322-3/5490rpm154km/h4890rpm379.4kgm
4速1.0514.5130.7693-4/5770rpm200km/h3760rpm291.9kgm
5速0.8603.6930.8184-5/6140rpm244km/h3080rpm238.8kgm
Final4.294レシオカバレッジ(変速比幅)3.399

ギヤの繋がりイメージ
M307CC型3075MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4750rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.294)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(20.6kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.294)÷タイヤの有効半径(0.3185m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの244km(7000rpmでは227.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:7000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

7000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ67km/h
2速ギヤ105km/h4470rpm
3速ギヤ143km/h5120rpm
4速ギヤ186km/h5380rpm
5速ギヤ228km/h5730rpm

M307CC型307に搭載された1997ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する7000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで7000rpmまで引っ張ると67km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は7000rpmから4470rpmまで落ち、そこから7000rpmまで加速を続けると速度は105km/h(+38km/h)になります。

3速ギヤでは5120rpmまで落ちて7000rpmで143km/h(+38km/h)に、4速ギヤでは5380rpmまで落ちて7000rpmで186km/h(+43km/h)に、5速ギヤでは5730rpmまで落ちて7000rpmで228km/h(+42km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4750回転で最大トルク20.6kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば72.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(8.42kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと811.8kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1490kg)を1速ギヤの最大駆動力(811.8kgm)で割ってみると1.84kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する7000回転でのトルク(18.1kgm)からTWRを算出すると2.09kg/kgmとなり、4750-7000回転の回転域では1.84-2.09kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速41806270836010450125501464018820
2速26704000534066708010934012010
3速1950293039104890586068408790
4速1500226030103760451052606770
5速1230185024603080369043105540
※赤い数字は暫定レブリミット(7500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.860)を選択して時速100kmにて走行すると3080回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1850回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは2150回転、一般的な高速道路の80km/hでは2460回転、100km/hでは3080回転、制限速度が120km/hになると3690回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは5540回転まで回ります。

時速100kmでの巡航回転数が3000回転を超えるようになってくると、ややパワーが心許ないとか、荷物や人を多く乗せる車であるとか、より鋭い加速を得たい場合のギヤ比ではないかと思います。エンジンのレイアウト(直列3気筒とか)によっては独特の振動が生じたりするので不快感を覚えるようになるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速1019293848576777
2速153045607590105120
3速20416182102123143164
4速275380106133160186213
5速336598130163195228260

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの205/50R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/50R17 | 直径 637mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
45
扁平
185/45R17
37.6km/h
直径599mm
径差-38mm
195/45R17
38.2km/h
直径608mm
径差-29mm
205/45R17
38.7km/h
直径617mm
径差-20mm
215/45R17
39.3km/h
直径626mm
径差-11mm
225/45R17
39.9km/h
直径635mm
径差-2mm
0%
50
扁平
185/50R17
38.7km/h
直径617mm
径差-20mm
195/50R17
39.4km/h
直径627mm
径差-10mm
205/50R17
40.0km/h
637mm
0mm
215/50R17
40.6km/h
直径647mm
径差+10mm
225/50R17
41.3km/h
直径657mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
185/55R17
39.9km/h
直径636mm
径差-1mm
195/55R17
40.6km/h
直径647mm
径差+10mm
205/55R17
41.3km/h
直径658mm
径差+21mm
215/55R17
42.0km/h
直径669mm
径差+32mm
225/55R17
42.7km/h
直径680mm
径差+43mm
+10%
60
扁平
185/60R17
41.1km/h
直径654mm
径差+17mm
195/60R17
41.8km/h
直径666mm
径差+29mm
205/60R17
42.6km/h
直径678mm
径差+41mm
215/60R17
43.3km/h
直径690mm
径差+53mm
225/60R17
44.1km/h
直径702mm
径差+65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/50R17、185/55R17 、195/45R17、195/50R17 、205/45R17 、215/45R17 、225/45R17あたりのタイヤがおすすめです。

205/50R17のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、205/50R17の適応サイズと性能の変化 [M307CC型307編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


M307CC型307[2.0L-NA FF/5MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト8.42kg/ps53.18
1速ギヤ加速性能1.84kg/kgm44.31
1L換算馬力88.6ps/L62.42
1L換算トルク10.32kgm/L60.25
WB/TR比1.7354.38
ワイド&ロー指数0.81555.18
前面の面積2.526m²51.91
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点425.01

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費10.0km/L43.52
年間維持費359660円46.84
100kmh回転数3080rpm42.18
航続距離600.0km43.36
車の大きさ11.062m³49.02
室内の広さ(仮) 2.006m³35.79
最小回転半径5.4m45.11
馬力単価24915円44.23
ユーティリティ部門の得点350.05

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した M307CC型307[2.0L-NA FF/5MT] の総合得点は 775.06 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したM307CC型307(FF/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「2000ccのオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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