プジョー 307の性能まとめ [T5RFJ型|2.0L/140PS|FF/4AT|2006年] Feline-2.0S


画像はプジョーより引用
http://www.peugeot.co.jp/
投稿:2011/12/06|更新:2019/09/26

プジョーの5ドア・5人乗りハッチバック、T5RFJ型の初代307は2001/10から生産が開始され、2008/11に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量1997cc(140PS/20.4kgm)のエンジンを搭載する[Feline-2.0S|2006/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4210mm×全幅1760mm×全高1530mm、排気量は1997ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4210mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

T5RFJ型 307 [1997cc/140PS FF/4AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代307の類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-NA
FF/4AT
309.0万円
3EHRFJ型
[SW-2.0]
(2007/09)
140PS
20.4kgm
10.4km/L
2.0L-NA
FF/5MT
441.0万円
M307CC型
[CC-Sport]
(2006/10)
177PS
20.6kgm
10.0km/L
1.6L-NA
FF/4AT
269.0万円
3EHNFU型
[SW-1.6]
(2006/05)
108PS
15.0kgm
10.6km/L
1.6L-NA
FF/5MT
261.0万円
T5NFU型
[Feline]
(2007/07)
108PS
15.0kgm
12.2km/L
2.0L-NA
FF/5MT
323.0万円
T5RFK型
[Feline-Sport]
(2006/10)
177PS
20.6kgm
11.0km/L
初代307の車両型式・グレード一覧【全8車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー PEUGEOT
車名&
グレード
307
Feline-2.0S
その他 グリフ, フェリーヌ 2.0S, XS, XSi, XT ナビ, 3ドアあり
お値段 2950000円
車両型式 GH-T5RFJ
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
4AT(4段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4210×幅1760×高1530mm
軸距&
輪距
2610mm
前1495mm/後1500mm
最小半径 5.4m
タイヤ 前輪:205/50R17
後輪:205/50R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1300kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 直列4気筒
排気量1997cc
圧縮比11.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 140PS[103kW]/6000rpm
最大トルク 20.4kgm[200Nm]/4000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費 10.2km/L(24.0mpg)
100km燃費 9.8L/100km

直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(45400円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(17100円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2006/10モデルの307を14年落ちの中古で32.5万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    307の2006/10モデルの場合、2020年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である29.5万円に諸経費として3万円を足した32.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2006年式を14年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年経過で増税 45400
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年-17年経過で増税 17100円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷8.7km/L×140円/L 160920円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本15000円×4本÷3年 20000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 332340円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額27040円×12ヶ月 324480円
ローン返済中の年間維持費 656820円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 65040円
名目 金額
自動車税(1年分) 45400
自動車重量税(1年分) 17100円
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 160920円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 20000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 332340円
名目 金額
車のローン額(1年分) 324480円
ローン返済中の年間維持費 656820円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
65040円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年経過で増税」で税額は45400円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年-17年経過で増税」で税額は17100円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額65,040円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると27,695円(完済前は54,735円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

307の中古車をGoo-netで検索!


●307の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、307の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 32990円
ガソリン税(暫定) 28850円
石油税 3220円
消費税(10%) 14630円
合計納税額 79690円

例として年間走行距離を10000km、燃費を8.7km/L、ガソリンを1リットルあたり140円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1149.4Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計32990円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで28850円、石油税が2.8円/Lで3220円になります。

ガソリン車の場合は本体価格70.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては14630円となり、これらを合計した税額は79690円、1年間に燃料代として支払う160920円のうち49.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で45400円、自動車重量税が年換算で17100円ですから、合計142190円が307に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 45400
自動車重量税(1年分) 17100円
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 48280円
オイル交換(年1回) 4500円
タイヤ交換(3万km/6年) 6000円
任意保険料(月額4400円) 52800円
合計
[差額]
188000円
[-144340円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 45400
自動車重量税(1年分) 17100円
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 80460円
オイル交換(年1回) 4500円
タイヤ交換(3万km/6年) 10000円
任意保険料(月額4680円) 56160円
合計
[差額]
227540円
[-104800円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 45400
自動車重量税(1年分) 17100円
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 112640円
オイル交換(年1回) 6300円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 14000円
任意保険料(月額4950円) 59400円
合計
[差額]
268760円
[-63580円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて144340円安い188000円に、5000km走行では104800円安い227540円に、7000km走行では63580円安い268760円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km140円3100円3.6万円
20km270円5900円7.0万円
30km410円9000円10.7万円
50km690円15200円17.9万円
100km1370円30100円35.6万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を140円、燃費を10.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは13.73円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は140円/日となり、20km走行なら270円/日、30km走行なら410円/日、50km走行なら690円/日、100km走行なら1370円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は9000円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は10.7万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 114PS
6000回転時の馬力 140PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 20.4kgm
6000回転時のトルク 16.7kgm

まずおさらいとして、搭載している直列4気筒、1997ccの自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力140馬力を、4000回転時に最大トルク20.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は33.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.290kg/PS(1300kg/140PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.290kg/PS
車体+1人9.68kg/PS
車体+5人11.25kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.71kg/PS
車体+70kg9.79kg/PS
車体+80kg9.86kg/PS
車体+90kg9.93kg/PS
車体+100kg10.00kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.68kg/PS(1355kg/140PS)となり、数値としては0.39kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.25kg/PS(1575kg/140PS)となり、1.96kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

307のライバル候補車たち

9.625kg/PS
ヤリス
1.5L/120PS|4WD/CVT
9.840kg/PS
CX-30
2.0L/156PS|4WD/6AT
9.607kg/PS
カローラ ツーリング
1.8L/140PS|FF/CVT
9.746kg/PS
508 SW
2.0L/177PS|FF/8AT
9.576kg/PS
C5 エアクロス
2.0L/177PS|FF/8AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.679kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.49kg/PSから9.87kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、トヨタの5人乗りハッチバック「MXPA15型 ヤリス」、マツダの5人乗りSUV「DMEP型 CX-30」、トヨタの5人乗りワゴン「ZRE212W型 カローラ ツーリング」、プジョーの5人乗りワゴン「R8AH01型 508 SW」、JEEPの5人乗りSUV「BU13型 レネゲード」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

T5RFJ型 307 [Feline-2.0S]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.679kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.74
平均ピストンスピード 17.6m/s
トルクウェイトレシオ 63.7kg/kgm
1馬力あたりのお値段 21071円
排気量1Lあたり馬力 70.1PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.22kgm/L
1気筒あたりの馬力 35.0PS
1気筒あたりのトルク 5.1kgm
パワーバンド比率 33.3%
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.8~2.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは63.7kg/kgm(1300kg/20.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2950000円、最高出力が140馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は21071円、逆に1万円あたりでは0.47馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は144608円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は70.1PS/L、トルクは10.22kgm/L、1気筒あたりの馬力は35.0馬力、トルクは5.1kgmとなり、このエンジンが140馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.6m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.0mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6820回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.74になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.47m
期待される荷室の幅 1.36m
対角線の長さ 2.00m
期待される荷室の面積 2.00m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.47m(対角線では2.00m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 10.2km/L
燃料タンク容量 60L
航続距離(カタログ燃費) 612.0km
航続距離(80%燃費) 492.0km
満タンプライス 8400円
1万円でどこまで行ける? 728.6km
車両価格/航続距離 4820円/km

10・15モード燃費が10.2km/Lですので、燃料タンクの容量が60リットルですと航続可能距離は612.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.2km/L)とすると552.0km、80%(8.2km/L)だと492.0km、70%(7.1km/L)では426.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン60リットルの給油で8400円、上で計算した航続距離を踏まえると612.0km(80%燃費時492.0km)を走行するのに8400円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば728.6km(往復なら片道364.3km)、カタログ値の80%なら582.9km(片道291.4km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で612.0kmの距離を移動できるT5RFJ型 307 [Feline-2.0S]という乗り物を、295.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「4820円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 205/50R17|タイヤ直径 63.7cm|円周長 200.1cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.510 12.20 64km/h 10160rpm 781.5kgm
2速 1.931 6.712 0.550 1-2/3580rpm 116km/h 5590rpm 429.9kgm
3速 1.288 4.477 0.667 2-3/4340rpm 174km/h 3730rpm 286.8kgm
4速 0.915 3.181 0.710 3-4/4620rpm 245km/h 2650rpm 203.7kgm
Final 3.476 レシオカバレッジ(変速比幅)3.836

ギヤの繋がりイメージ
T5RFJ型3074AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.476)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(20.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.476)÷タイヤの有効半径(0.3185m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの245km(6000rpmでは226.5km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ59km/h
2速ギヤ107km/h3300rpm
3速ギヤ161km/h4000rpm
4速ギヤ226km/h4260rpm

T5RFJ型307に搭載された1997ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると59km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3300rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は107km/h(+48km/h)になります。

3速ギヤでは4000rpmまで落ちて6000rpmで161km/h(+54km/h)に、4速ギヤでは4260rpmまで落ちて6000rpmで226km/h(+65km/h)に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4000回転で最大トルク20.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば63.7kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.290kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと781.5kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1300kg)を1速ギヤの最大駆動力(781.5kgm)で割ってみると1.66kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(16.7kgm)からTWRを算出すると2.03kg/kgmとなり、4000-6000回転の回転域では1.66-2.03kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4060 6100 8130 10160 12190 14230 18290
2速 2240 3350 4470 5590 6710 7830 10060
3速 1490 2240 2980 3730 4470 5220 6710
4速 1060 1590 2120 2650 3180 3710 4770
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.915)を選択して時速100kmにて走行すると2650回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1590回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1850回転、一般的な高速道路の80km/hでは2120回転、100km/hでは2650回転、制限速度が120km/hになると3180回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4770回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干高めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも静粛性や燃費よりも加速に重きを置いた設定なので、高速道路やバイパスを走行するとき、ふと「もう1段上のギヤがあったらなあ‥」と呟くことがあるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 10 20 30 39 49 59 69 79
2速 18 36 54 72 89 107 125 143
3速 27 54 80 107 134 161 188 215
4速 38 75 113 151 189 226 264 302

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの205/50R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/50R17 | 直径 637mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
45
扁平
185/45R17
37.6km/h
直径599mm
径差-38mm
195/45R17
38.2km/h
直径608mm
径差-29mm
205/45R17
38.7km/h
直径617mm
径差-20mm
215/45R17
39.3km/h
直径626mm
径差-11mm
225/45R17
39.9km/h
直径635mm
径差-2mm
0%
50
扁平
185/50R17
38.7km/h
直径617mm
径差-20mm
195/50R17
39.4km/h
直径627mm
径差-10mm
205/50R17
40.0km/h
637mm
0mm
215/50R17
40.6km/h
直径647mm
径差+10mm
225/50R17
41.3km/h
直径657mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
185/55R17
39.9km/h
直径636mm
径差-1mm
195/55R17
40.6km/h
直径647mm
径差+10mm
205/55R17
41.3km/h
直径658mm
径差+21mm
215/55R17
42.0km/h
直径669mm
径差+32mm
225/55R17
42.7km/h
直径680mm
径差+43mm
+10%
60
扁平
185/60R17
41.1km/h
直径654mm
径差+17mm
195/60R17
41.8km/h
直径666mm
径差+29mm
205/60R17
42.6km/h
直径678mm
径差+41mm
215/60R17
43.3km/h
直径690mm
径差+53mm
225/60R17
44.1km/h
直径702mm
径差+65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/50R17、185/55R17 、195/45R17、195/50R17 、205/45R17 、215/45R17 、225/45R17あたりのタイヤがおすすめです。

205/50R17のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、205/50R17の適応サイズと性能の変化 [T5RFJ型307編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


T5RFJ型307[2.0L-NA FF/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.290kg/ps50.69
1速ギヤ加速性能1.66kg/kgm48.28
1L換算馬力70.1ps/L47.37
1L換算トルク10.22kgm/L58.99
WB/TR比1.7453.33
ワイド&ロー指数0.86950.70
前面の面積2.693m²47.01
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点399.75

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費10.2km/L43.96
年間維持費332340円49.26
100kmh回転数2650rpm48.17
航続距離612.0km44.07
車の大きさ11.337m³50.14
室内の広さ(仮) 2.056m³36.26
最小回転半径5.4m45.11
馬力単価21071円49.57
ユーティリティ部門の得点366.54

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した T5RFJ型307[2.0L-NA FF/4AT] の総合得点は 766.29 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したT5RFJ型307(FF/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「2000ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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