プジョー 3008の性能まとめ [P84AH01型|2.0L/177PS|FF/8AT|2018年] GT BlueHDi


画像はプジョーより引用
http://www.peugeot.co.jp/
投稿:2018/08/02|更新:2019/09/26

プジョーの5ドア・5人乗りSUV、P84AH01型の2代目3008は2017/03から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1997cc(177PS/40.8kgm)のエンジンを搭載する[GT BlueHDi|2018/07モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4450mm×全幅1860mm×全高1630mm、排気量は1997ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4450mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

P84AH01型 3008 [1997cc/177PS FF/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

2代目3008の類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.6L-TB
FF/6AT
354.0万円
P845G01型
[Allure]
(2017/03)
165PS
24.5kgm
14.5km/L
2.0L-TB
FF/6AT
429.0万円
P84AH01型
[GT BlueHDi]
(2017/09)
181PS
40.8kgm
18.7km/L
1.6L-TB
FF/8AT
367.0万円
P845G06型
[Allure]
(2019/05)
181PS
25.5kgm
13.4km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー PEUGEOT
車名&
グレード
3008
GT BlueHDi
その他 -
お値段 4480000円
車両型式 LDA-P84AH01
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
8AT(8段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4450×幅1860×高1630mm
軸距&
輪距
2675mm
前1580mm/後1590mm
最小半径 5.6m
最低高 175mm
タイヤ 前輪:225/55R18
後輪:225/55R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1610kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 直列4気筒
排気量1997cc
圧縮比16.7
吸気方式 ターボ
最高出力 177PS[130kW]/3750rpm
最大トルク 40.8kgm[400Nm]/2000rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
JC08燃費 17.8km/L(41.9mpg)
100km燃費 5.6L/100km

直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(39500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、3008の新車を515.2万円(諸費用として67.2万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 11年未満 39500円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷16.6×130円/L 78310円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本18000円×4本÷3年 24000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 249130円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額85870円×12ヶ月 1030440円
ローン返済中の年間維持費 1279570円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 63640円
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 78310円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 24000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 249130円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1030440円
ローン返済中の年間維持費 1279570円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
63640円
  • 初度登録から2年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の11年未満」で税額は39500円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額63,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると20,761円(完済前は106,631円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

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●3008の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、3008の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
軽油引取税(本則) 9040円
軽油引取税(暫定) 10300円
石油税 1690円
消費税(10%) 5360円
合計納税額 26390円

例として年間走行距離を10000km、燃費を16.6km/L、軽油を1リットルあたり130円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用する軽油の量は602.4Lですから、軽油引取税(本則)が15円/Lで合計9040円、軽油引取税(暫定)が17.1円/Lで10300円、石油税が2.8円/Lで1690円になります。

ディーゼル車の場合は軽油引取税に消費税が掛かりません(石油税には課税)ので、消費税額としては5360円となり、これらを合計した税額は26390円、1年間に燃料代として支払う78310円のうち33.7%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で39500円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計82290円が3008に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 23490円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 7200円
任意保険料(月額4400円) 52800円
合計
[差額]
158810円
[-90320円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 39160円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 12000円
任意保険料(月額4680円) 56160円
合計
[差額]
182640円
[-66490円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 54820円
オイル交換(年1回) 7700円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 16800円
任意保険料(月額4950円) 59400円
合計
[差額]
208540円
[-40590円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて90320円安い158810円に、5000km走行では66490円安い182640円に、7000km走行では40590円安い208540円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km70円1500円1.8万円
20km150円3300円3.9万円
30km220円4800円5.7万円
50km370円8100円9.6万円
100km730円16100円19.0万円

さて、軽油(ディーゼル燃料)1リットルの燃料価格を130円、燃費を17.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは7.30円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は70円/日となり、20km走行なら150円/日、30km走行なら220円/日、50km走行なら370円/日、100km走行なら730円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は4800円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は5.7万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2000回転時の馬力 114PS
3750回転時の馬力 177PS
各回転域でのトルク
2000回転時のトルク 40.8kgm
3750回転時のトルク 33.8kgm

まずおさらいとして、搭載している直列4気筒、1997ccのターボエンジンは3750回転時に最高出力177馬力を、2000回転時に最大トルク40.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2000rpmから最高出力が発生する3750rpmまで」の1750rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は46.7%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.096kg/PS(1610kg/177PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.096kg/PS
車体+1人9.41kg/PS
車体+5人10.65kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.44kg/PS
車体+70kg9.49kg/PS
車体+80kg9.55kg/PS
車体+90kg9.60kg/PS
車体+100kg9.66kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.41kg/PS(1665kg/177PS)となり、数値としては0.31kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.65kg/PS(1885kg/177PS)となり、1.55kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

3008のライバル候補車たち

9.327kg/PS
CX-30
2.0L/156PS|FF/6AT
9.321kg/PS
カローラ セダン
1.8L/140PS|FF/CVT
9.353kg/PS
MAZDA2
1.5L/116PS|FF/6MT
9.576kg/PS
C5 エアクロス
2.0L/177PS|FF/8AT
9.410kg/PS
RAV4
2.5L/178PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.407kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.22kg/PSから9.60kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りSUV「DMEP型 CX-30」、マツダの5人乗りハッチバック「DJLFS型 MAZDA2」、トヨタの5人乗りセダン「ZRE212型 カローラ セダン」、シトロエンの5人乗りSUV「C84AH01型 C5 エアクロス」、トヨタの5人乗りSUV「AXAH52型 RAV4」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

P84AH01型 3008 [GT BlueHDi]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.407kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.69
平均ピストンスピード 11.0m/s
トルクウェイトレシオ 39.5kg/kgm
1馬力あたりのお値段 25311円
排気量1Lあたり馬力 88.6PS/L
排気量1Lあたりトルク 20.43kgm/L
1気筒あたりの馬力 44.2PS
1気筒あたりのトルク 10.2kgm
パワーバンド比率 46.7%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは39.5kg/kgm(1610kg/40.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4480000円、最高出力が177馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は25311円、逆に1万円あたりでは0.40馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は109804円、1万円あたりでは0.09kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は88.6PS/L、トルクは20.43kgm/L、1気筒あたりの馬力は44.2馬力、トルクは10.2kgmとなり、このエンジンが177馬力を3750回転で発生させているときの平均ピストンスピードは11.0m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.69になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.56m
期待される荷室の幅 1.46m
対角線の長さ 2.14m
期待される荷室の面積 2.28m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.56m(対角線では2.14m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 17.8km/L
燃料タンク容量 52L
航続距離(カタログ燃費) 925.6km
航続距離(80%燃費) 738.4km
満タンプライス 6760円
1万円でどこまで行ける? 1369.2km
車両価格/航続距離 4840円/km

JC08モード燃費が17.8km/Lですので、燃料タンクの容量が52リットルですと航続可能距離は925.6kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(16.0km/L)とすると832.0km、80%(14.2km/L)だと738.4km、70%(12.5km/L)では650.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)52リットルの給油で6760円、上で計算した航続距離を踏まえると925.6km(80%燃費時738.4km)を走行するのに6760円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1369.2km(往復なら片道684.6km)、カタログ値の80%なら1095.4km(片道547.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で925.6kmの距離を移動できるP84AH01型 3008 [GT BlueHDi]という乗り物を、448.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「4840円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合3750rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4250回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4250rpm|タイヤサイズ 225/55R18|タイヤ直径 70.5cm|円周長 221.5cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
4250rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.518 16.30 - - 35km/h 12260rpm 1886.0kgm
2速 3.183 9.399 0.577 1-2/2450rpm 60km/h 7070rpm 1087.9kgm
3速 2.050 6.054 0.644 2-3/2740rpm 93km/h 4560rpm 700.7kgm
4速 1.492 4.406 0.728 3-4/3090rpm 128km/h 3320rpm 510.0kgm
5速 1.234 3.644 0.827 4-5/3510rpm 155km/h 2740rpm 421.8kgm
6速 1.000 2.953 0.810 5-6/3440rpm 191km/h 2220rpm 341.8kgm
7速 0.800 2.362 0.800 6-7/3400rpm 239km/h 1780rpm 273.4kgm
8速 0.673 1.987 0.841 7-8/3570rpm 284km/h 1500rpm 230.0kgm
Final 2.953 レシオカバレッジ(変速比幅)8.199

ギヤの繋がりイメージ
P84AH01型30088AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.953)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(40.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.953)÷タイヤの有効半径(0.3525m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの284km(3750rpmでは250.8km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:3750rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

3750rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ31km/h-
2速ギヤ53km/h2160rpm
3速ギヤ82km/h2420rpm
4速ギヤ113km/h2730rpm
5速ギヤ137km/h3100rpm
6速ギヤ169km/h3040rpm
7速ギヤ211km/h3000rpm
8速ギヤ251km/h3150rpm

P84AH01型3008に搭載された1997ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する3750rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで3750rpmまで引っ張ると31km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は3750rpmから2160rpmまで落ち、そこから3750rpmまで加速を続けると速度は53km/h(+22km/h)になります。

3速ギヤでは2420rpmまで落ちて3750rpmで82km/h(+29km/h)に、4速ギヤでは2730rpmまで落ちて3750rpmで113km/h(+31km/h)に、5速ギヤでは3100rpmまで落ちて3750rpmで137km/h(+24km/h)になります。

続いて6速ギヤでは3040rpmまで落ちて3750rpmで169km/h(+32km/h)に、7速ギヤでは3000rpmまで落ちて3750rpmで211km/h(+42km/h)に、8速ギヤでは3150rpmまで落ちて3750rpmで251km/h(+40km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2000回転で最大トルク40.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば39.5kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.096kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1886.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1610kg)を1速ギヤの最大駆動力(1886.0kgm)で割ってみると0.85kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する3750回転でのトルク(33.8kgm)からTWRを算出すると1.03kg/kgmとなり、2000-3750回転の回転域では0.85-1.03kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4900 7360 9810 12260 14710 17170 22070
2速 2830 4240 5660 7070 8490 9900 12730
3速 1820 2730 3640 4560 5470 6380 8200
4速 1330 1990 2650 3320 3980 4640 5970
5速 1100 1650 2190 2740 3290 3840 4940
6速 890 1330 1780 2220 2670 3110 4000
7速 710 1070 1420 1780 2130 2490 3200
8速 600 900 1200 1500 1790 2090 2690
※赤い数字は暫定レブリミット(4250rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.673)を選択して時速100kmにて走行すると1500回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは900回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1050回転、一般的な高速道路の80km/hでは1200回転、100km/hでは1500回転、制限速度が120km/hになると1790回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2690回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 33 41 49 57 65
2速 14 28 42 57 71 85 99 113
3速 22 44 66 88 110 132 154 176
4速 30 60 90 121 151 181 211 241
5速 36 73 109 146 182 219 255 292
6速 45 90 135 180 225 270 315 360
7速 56 113 169 225 281 338 394 450
8速 67 134 201 267 334 401 468 535

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4250回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの225/55R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/55R18 | 直径 705mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
50
扁平
205/50R18
37.6km/h
直径662mm
径差-43mm
215/50R18
38.1km/h
直径672mm
径差-33mm
225/50R18
38.7km/h
直径682mm
径差-23mm
235/50R18
39.3km/h
直径692mm
径差-13mm
245/50R18
39.8km/h
直径702mm
径差-3mm
0%
55
扁平
205/55R18
38.8km/h
直径683mm
径差-22mm
215/55R18
39.4km/h
直径694mm
径差-11mm
225/55R18
40.0km/h
705mm
0mm
235/55R18
40.6km/h
直径716mm
径差+11mm
245/55R18
41.2km/h
直径727mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
205/60R18
39.9km/h
直径703mm
径差-2mm
215/60R18
40.6km/h
直径715mm
径差+10mm
225/60R18
41.2km/h
直径727mm
径差+22mm
235/60R18
41.9km/h
直径739mm
径差+34mm
245/60R18
42.6km/h
直径751mm
径差+46mm
+10%
65
扁平
205/65R18
41.1km/h
直径724mm
径差+19mm
215/65R18
41.8km/h
直径737mm
径差+32mm
225/65R18
42.6km/h
直径750mm
径差+45mm
235/65R18
43.3km/h
直径763mm
径差+58mm
245/65R18
44.0km/h
直径776mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/55R18、205/60R18 、215/50R18、215/55R18 、225/50R18 、235/50R18 、245/50R18あたりのタイヤがおすすめです。

225/55R18のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、225/55R18の適応サイズと性能の変化 [P84AH01型3008編]のページをご覧ください。

225/55R18のタイヤ銘柄と通販価格


P84AH01型3008[2.0Lターボ FF/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.096kg/ps51.25
1速ギヤ加速性能0.85kg/kgm66.57
1L換算馬力88.6ps/L45.34
1L換算トルク20.43kgm/L67.42
WB/TR比1.6958.54
ワイド&ロー指数0.87650.20
前面の面積3.032m²37.98
最低地上高175mm40.43
スポーツ性能部門の得点417.73

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費17.8km/L51.27
年間維持費249130円57.12
100kmh回転数1500rpm64.48
航続距離925.6km63.50
車の大きさ13.492m³59.23
室内の広さ(仮) 2.446m³40.39
最小回転半径5.6m40.85
馬力単価25311円43.80
ユーティリティ部門の得点420.64

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した P84AH01型3008[2.0Lターボ FF/8AT] の総合得点は 838.37 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したP84AH01型3008(FF/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「2000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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