プジョー 208の性能まとめ [P21HN05型|1.2L/100PS|FF/8AT|2020年] Style


画像はプジョーより引用
http://www.peugeot.co.jp/
投稿:2021/01/02|更新:2021/07/01

プジョーの5ドア・5人乗りハッチバック、3BA-P21HN05型の2代目208は2020/07から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1199cc(100PS/20.9kgm)のエンジンを搭載する[Style|2020/07モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4095mm×全幅1745mm×全高1445mm、排気量は1199ccであることから、大雑把に分類すると1.2リットルクラス(1200cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4095mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

P21HN05型 208 [1199cc/100PS FF/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー PEUGEOT
車名&
グレード
208
Style
その他 Allure|GT-Line 205/45R17
お値段 2399000円
車両型式 3BA-P21HN05
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
8AT(8段変速・自動)
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長4095×幅1745×高1445mm
軸距&
輪距
2540mm
前1485mm/後1485mm
最小半径 5.4m
最低高 145mm
タイヤ 前輪:195/55R16
後輪:195/55R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1160kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 直列3気筒
排気量1199cc
圧縮比10.5
吸気方式 ターボ
最高出力 100PS[74kW]/5500rpm
最大トルク 20.9kgm[205Nm]/1750rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 17.0km/L(40.0mpg)
JC08燃費 19.5km/L(45.9mpg)
100km燃費 5.9L/100km

直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。
直列3気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(30500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、208の新車を275.9万円(諸費用として36万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 30500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷17.0km/L×165円/L 97060円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本12000円×4本÷4年 12000円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 233780円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額45980円×12ヶ月 551760円
ローン返済中の年間維持費 785540円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53440円
名目 金額
自動車税(1年分) 30500円円
自動車重量税(1年分) 12300円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 97060円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 12000円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 233780円
名目 金額
車のローン額(1年分) 551760円
ローン返済中の年間維持費 785540円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53440円
  • 初度登録から1年経過車の場合、自動車税の区分は「1500cc以下の13年未満」で税額は30500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額53,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して19,482円(完済前は65,462円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。


●208の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、208の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 16880円
ガソリン税(暫定) 14760円
石油税 1650円
消費税(10%) 8820円
合計納税額 42110円

例として年間走行距離を10000km、燃費を17.0km/L、ガソリンを1リットルあたり165円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は588.2Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計16880円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで14760円、石油税が2.8円/Lで1650円になります。

ガソリン車の場合は本体価格93.4円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては8820円となり、これらを合計した税額は42110円、1年間に燃料代として支払う97060円のうち43.4%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で30500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計84910円が208に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 21%
自動車重量税 1年分 12300円 8%
自賠責保険料 1年分 12920円 9%
燃料代 3000km分 29120円 20%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 6%
任意保険料 80% 48000円 33%
合計
[1万kmとの差額]
145340円
-88440円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 18%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 8%
燃料代 5000km分 48530円 29%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 5%
任意保険料 85% 51000円 30%
合計
[1万kmとの差額]
167750円
-66030円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 16%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 12920円 7%
燃料代 7000km分 67940円 35%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 4%
任意保険料 90% 54000円 29%
合計
[1万kmとの差額]
191960円
-41820円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて88440円安い145340円に、5000km走行では66030円安い167750円に、7000km走行では41820円安い191960円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 10%
自動車重量税 1年分 12300円 4%
自賠責保険料 1年分 12920円 4%
燃料代 15000km分 145590円 48%
オイル交換 年3回 27000円 9%
タイヤ交換 2.7年毎 18000円 6%
任意保険料 100% 60000円 19%
合計
[1万kmとの差額]
306310円
+72530円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 8%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 12920円 3%
燃料代 20000km分 194120円 52%
オイル交換 年4回 36000円 10%
タイヤ交換 2年毎 24000円 6%
任意保険料 100% 60000円 18%
合計
[1万kmとの差額]
369840円
+136060円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(13.0km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(17.3km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(19.3km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(17.0km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代97060円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル165円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地13.0km/L → 13.4km/L
郊外17.3km/L → 17.8km/L
高速道路19.3km/L → 19.9km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km114230円
[110810円]
郊外500km4770円
[4640円]
高速道路500km4270円
[4140円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
123270円
+26210円
13.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
119590円
-3680円
13.8km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が13.0km/Lでは692.3Lを消費して、燃料代は114230円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が17.3km/Lでは28.9Lを消費して、燃料代は4770円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が19.3km/Lでは25.9Lを消費して、燃料代は4270円になります。

このパターンでは使用した燃料量が747.1L、かかった燃料代が123270円となり、平均燃費は13.4km/L(-3.6km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+26210円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は119590円となり、3680円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で14720円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km63460円
[61560円]
郊外5000km47690円
[46350円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
111150円
+14090円
14.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
107910円
-3240円
15.3km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が13.0km/Lでは384.6Lを消費して、燃料代は63460円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が17.3km/Lでは289.0Lを消費して、燃料代は47690円になります。

このパターンでは使用した燃料量が673.6L、かかった燃料代が111150円となり、平均燃費は14.8km/L(-2.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+14090円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が107910円となり、1年間で3240円、4年間で12960円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km42270円
[41000円]
郊外3340km31860円
[30950円]
高速道路3330km28460円
[27600円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
102590円
+5530円
16.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
99550円
-3040円
16.6km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が13.0km/Lでは256.2Lを消費して、燃料代は42270円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が17.3km/Lでは193.1Lを消費して、燃料代は31860円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が19.3km/Lでは172.5Lを消費して、燃料代は28460円になります。

このパターンでは使用した燃料量が621.8L、かかった燃料代が102590円となり、平均燃費は16.1km/L(-0.9km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+5530円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が99550円となり、1年間で3040円、4年間で12160円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km6350円
[6150円]
郊外9000km85830円
[83420円]
高速道路500km4270円
[4140円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
96450円
-610円
17.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
93710円
-2740円
17.6km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が13.0km/Lでは38.5Lを消費して、燃料代は6350円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が17.3km/Lでは520.2Lを消費して、燃料代は85830円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が19.3km/Lでは25.9Lを消費して、燃料代は4270円になります。

このパターンでは使用した燃料量が584.6L、かかった燃料代が96450円となり、平均燃費は17.1km/L(+0.1km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は-610円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が93710円となり、1年間で2740円、4年間で10960円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(13.4km/L・14.8km/L・16.1km/L・17.1km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(123270円・111150円・102590円・96450円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km100円2200円2.6万円
20km190円4200円4.9万円
30km290円6400円7.5万円
50km490円10800円12.7万円
100km970円21300円25.2万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を165円、燃費を17.0km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは9.71円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は100円/日となり、20km走行なら190円/日、30km走行なら290円/日、50km走行なら490円/日、100km走行なら970円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は6400円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は7.5万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1750回転時の馬力 51PS
5500回転時の馬力 100PS
各回転域でのトルク
1750回転時のトルク 20.9kgm
5500回転時のトルク 13.0kgm

まずおさらいとして、搭載している直列3気筒、1199ccのターボエンジンは5500回転時に最高出力100馬力を、1750回転時に最大トルク20.9kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1750rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の3750rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は68.2%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ11.600kg/PS(1160kg/100PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ11.600kg/PS
車体+1人12.150kg/PS
車体+5人14.350kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg12.200kg/PS
車体+70kg12.300kg/PS
車体+80kg12.400kg/PS
車体+90kg12.500kg/PS
車体+100kg12.600kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは12.150kg/PS(1215kg/100PS)となり、数値としては0.550kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは14.350kg/PS(1435kg/100PS)となり、2.750kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

208のライバル候補車たち

2020/07

-
208
12.150kg/PS
1215kg/100PS|1.2L-TB
[車体のみPWR:11.600]
2015/12

車種詳細
アルト ワークス
12.109kg/PS
775kg/64PS|0.7L-TB
[車体のみPWR:11.250]
2015/04

車種詳細
ステップワゴン スパーダ
12.167kg/PS
1825kg/150PS|1.5L-TB
[車体のみPWR:11.800]
2008/05

車種詳細
キューブ キュービック
12.248kg/PS
1335kg/109PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:11.743]
1990/11

車種詳細
シェビー
12.179kg/PS
2375kg/195PS|5.8L-NA
[車体のみPWR:11.897]
2006/07

車種詳細
モビリオ
12.136kg/PS
1335kg/110PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:11.636]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ12.150kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

12.029kg/PSから12.271kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの4人乗り軽ハッチバック「HA36S型 アルト ワークス」、ホンダの7人乗りミニバン「RP4型 ステップワゴン スパーダ」、日産の7人乗りミニバン「YGNZ11型 キューブ キュービック」、シボレーの7人乗りミニバン「謎型 シェビー」、ホンダの7人乗りミニバン「GB1型 モビリオ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

P21HN05型 208 [Style]とパワーウェイトレシオが近い車種|12.150kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は86.2PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.710
平均ピストンスピード 16.59m/s
トルクウェイトレシオ 55.5kg/kgm
1馬力あたりのお値段 23990円
排気量1Lあたり馬力 83.40PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.43kgm/L
1気筒あたりの馬力 33.3PS
1気筒あたりのトルク 7.0kgm
パワーバンド比率 68.2%
燃費×馬力 1700.0pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.0~1.3L以下のPWR

トルクウェイトレシオは55.5kg/kgm(1160kg/20.9kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2399000円、最高出力が100馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は23990円、逆に1万円あたりでは0.42馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は114785円、1万円あたりでは0.09kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
1500cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は83.40PS/L、トルクは17.43kgm/L、1気筒あたりの馬力は33.3馬力、トルクは7.0kgmとなり、このエンジンが100馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.59m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が90.5mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6630回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.710になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が17.0km/L、最高出力が100PSであるこの車の獲得ポイントは1700.0ptになります。
戯れに車両重量1160kgを100kg単位にした11.6で割ってみたところ、その数値は146.55ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.43m
期待される荷室の幅 1.34m
対角線の長さ 1.96m
期待される荷室の面積 1.92m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.43m(対角線では1.96m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 17.0km/L
燃料タンク容量 44L
航続距離(カタログ燃費) 748.0km
航続距離(80%燃費) 598.4km
満タンプライス 7260円
1万円でどこまで行ける? 1030.3km
車両価格/航続距離 3207円/km

WLTCモード燃費が17.0km/Lですので、燃料タンクの容量が44リットルですと航続可能距離は748.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(15.3km/L)とすると673.2km、80%(13.6km/L)だと598.4km、70%(11.9km/L)では523.6kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン44リットルの給油で7260円、上で計算した航続距離を踏まえると748.0km(80%燃費時598.4km)を走行するのに7260円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1030.3km(往復なら片道515.2km)、カタログ値の80%なら824.2km(片道412.1km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で748.0kmの距離を移動できるP21HN05型 208 [Style]という乗り物を、239.9万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3207円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
17.0km/L
748.0km
市街地燃費
13.0km/L
572.0km
[-176.0km]
郊外燃費
17.3km/L
761.2km
[+13.2km]
高速道路燃費
19.3km/L
849.2km
[+101.2km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を44Lとしたとき、市街地モード燃費13.0km/Lでの航続距離は572.0km(-176.0km)、郊外モード燃費17.3km/Lでの航続距離は761.2km(+13.2km)、高速道路モード燃費19.3km/Lでの航続距離は849.2km(+101.2km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6000rpm|タイヤサイズ 195/55R16|タイヤ直径 62.1cm|円周長 195.1cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.070 15.71 -
-
45km/h 13420rpm 1057.2kgm
2速 2.971 9.20 0.586 1-2/
3520rpm
76km/h 7860rpm 619.5kgm
3速 1.950 6.04 0.656 2-3/
3940rpm
116km/h 5160rpm 406.6kgm
4速 1.469 4.55 0.753 3-4/
4520rpm
154km/h 3890rpm 306.3kgm
5速 1.230 3.81 0.837 4-5/
5020rpm
184km/h 3260rpm 256.5kgm
6速 1.000 3.10 0.813 5-6/
4880rpm
227km/h 2650rpm 208.5kgm
7速 0.808 2.50 0.808 6-7/
4850rpm
281km/h 2140rpm 168.5kgm
8速 0.672 2.08 0.832 7-8/
4990rpm
337km/h 1780rpm 140.1kgm
Final 3.098 レシオカバレッジ(変速比幅)7.545

ギヤの繋がりイメージ
P21HN05型2088AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1750rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.098)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(20.9kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.098)÷タイヤの有効半径(0.3105m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの337km(5500rpmでは309.3km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5500rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ41km/h-
2速ギヤ70km/h3220rpm
3速ギヤ107km/h3610rpm
4速ギヤ141km/h4140rpm
5速ギヤ169km/h4600rpm
6速ギヤ208km/h4470rpm
7速ギヤ257km/h4440rpm
8速ギヤ309km/h4580rpm

P21HN05型208に搭載された1199ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5500rpmまで引っ張ると41km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5500rpmから3220rpmまで落ち、そこから5500rpmまで加速を続けると速度は70km/h(+29km/h)になります。

3速ギヤでは3610rpmまで落ちて5500rpmで107km/h(+37km/h)に、4速ギヤでは4140rpmまで落ちて5500rpmで141km/h(+34km/h)に、5速ギヤでは4600rpmまで落ちて5500rpmで169km/h(+28km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4470rpmまで落ちて5500rpmで208km/h(+39km/h)に、7速ギヤでは4440rpmまで落ちて5500rpmで257km/h(+49km/h)に、8速ギヤでは4580rpmまで落ちて5500rpmで309km/h(+52km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1750回転で最大トルク20.9kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば55.5kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(11.600kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1057.2kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1160kg)を1速ギヤの最大駆動力(1057.2kgm)で割ってみると1.097kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5500回転でのトルク(13.0kgm)からTWRを算出すると1.76kg/kgmとなり、1750-5500回転の回転域では1.097-1.76kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5370 8050 10730 13420 16100 18780 24150
2速 3150 4720 6290 7860 9440 11010 14150
3速 2060 3100 4130 5160 6190 7220 9290
4速 1560 2330 3110 3890 4670 5440 7000
5速 1300 1950 2600 3260 3910 4560 5860
6速 1060 1590 2120 2650 3180 3710 4760
7速 860 1280 1710 2140 2570 2990 3850
8速 710 1070 1420 1780 2130 2490 3200
※赤い数字は暫定レブリミット(6000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.672)を選択して時速100kmにて走行すると1780回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1070回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1250回転、一般的な高速道路の80km/hでは1420回転、100km/hでは1780回転、制限速度が120km/hになると2130回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3200回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 7 15 22 30 37 45 52 60
2速 13 25 38 51 64 76 89 102
3速 19 39 58 78 97 116 136 155
4速 26 51 77 103 129 154 180 206
5速 31 61 92 123 154 184 215 246
6速 38 76 113 151 189 227 264 302
7速 47 94 140 187 234 281 327 374
8速 56 112 169 225 281 337 394 450

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの195/55R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 195/55R16 | 直径 621mm

-20mm
幅175mm
-10mm
幅185mm
変更なし
幅195mm
+10mm
幅205mm
+20mm
幅215mm
-5%
50
扁平
175/50R16
37.4km/h
直径581mm
径差-40mm
185/50R16
38.1km/h
直径591mm
径差-30mm
195/50R16
38.7km/h
直径601mm
径差-20mm
205/50R16
39.4km/h
直径611mm
径差-10mm
215/50R16
40.0km/h
直径621mm
径差0mm
0%
55
扁平
175/55R16
38.6km/h
直径599mm
径差-22mm
185/55R16
39.3km/h
直径610mm
径差-11mm
195/55R16
40.0km/h
621mm
0mm
205/55R16
40.7km/h
直径632mm
径差+11mm
215/55R16
41.4km/h
直径643mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
175/60R16
39.7km/h
直径616mm
径差-5mm
185/60R16
40.5km/h
直径628mm
径差+7mm
195/60R16
41.2km/h
直径640mm
径差+19mm
205/60R16
42.0km/h
直径652mm
径差+31mm
215/60R16
42.8km/h
直径664mm
径差+43mm
+10%
65
扁平
175/65R16
40.8km/h
直径634mm
径差+13mm
185/65R16
41.7km/h
直径647mm
径差+26mm
195/65R16
42.5km/h
直径660mm
径差+39mm
205/65R16
43.3km/h
直径673mm
径差+52mm
215/65R16
44.2km/h
直径686mm
径差+65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/55R16、175/60R16 、185/50R16、185/55R16 、195/50R16 、205/50R16 、215/50R16あたりのタイヤがおすすめです。

195/55R16のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、195/55R16の適応サイズと性能の変化 [P21HN05型208編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


P21HN05型208[1.2Lターボ FF/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト11.600kg/ps44.08
1速ギヤ加速性能1.097kg/kgm60.53
1L換算馬力83.40ps/L42.97
1L換算トルク17.43kgm/L56.01
WB/TR比1.71056.42
ワイド&ロー指数0.82853.69
前面の面積2.522m²51.88
最低地上高145mm53.52
スポーツ性能部門の得点419.10

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費17.0km/L50.69
年間維持費233780円44.71
100kmh回転数1780rpm60.06
航続距離748.0km52.22
車の大きさ10.326m³45.71
室内の広さ(仮) 1.872m³34.22
最小回転半径5.4m45.32
馬力単価23990円45.95
ユーティリティ部門の得点378.88

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した P21HN05型208[1.2Lターボ FF/8AT] の総合得点は 797.98 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したP21HN05型208(FF/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「1500ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

17.0

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