オペル オメガの性能まとめ [XF300W型|3.0L/211PS|FR/4AT|1999年] Wagon-MV6


画像はオペルより引用
http://www.opel.com/
投稿:2012/01/20|更新:2019/09/26

オペルの5ドア・5人乗りワゴン、XF300W型の2代目オメガは1994/10から生産が開始され、2003/12に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量2962cc(211PS/27.5kgm)のX30型エンジンを搭載する[Wagon-MV6|1999/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4900mm×全幅1785mm×全高1545mm、排気量は2962ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4900mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

XF300W型 オメガ [2962cc/211PS FR/4AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

2代目オメガの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.6L-NA
FR/4AT
429.0万円
XF260型
[Wagon-Sport]
(2006/06)
180PS
24.5kgm
9.1km/L
2.5L-NA
FR/4AT
409.0万円
XF250W型
[Wagon-CD]
(1999/10)
170PS
23.1kgm
9.9km/L
3.0L-NA
FR/4AT
454.0万円
XF300型
[MV6]
(1999/10)
211PS
27.5kgm
9.7km/L
2代目オメガの車両型式・グレード一覧【全7車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーOPEL
車名&
グレード
オメガ
Wagon-MV6
その他オメガB ワゴンMV6
お値段4640000円
車両型式GF-XF300W
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
4AT(4段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法長4900×幅1785×高1545mm
室内寸法長1865×幅1475×高1200mm
軸距&
輪距
2730mm
前1505mm/後1515mm
最小半径5.3m
タイヤ前輪:255/55R16
後輪:255/55R16
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量1740kg
エンジン諸元
原動機型式X30
気筒配列V型6気筒
排気量2962cc
圧縮比10.8
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力211PS[155kW]/6000rpm
最大トルク27.5kgm[270Nm]/3400rpm
使用燃料ハイオクガソリン
10・15燃費9.7km/L(22.8mpg)
100km燃費10.3L/100km
X30型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(58600円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(25200円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1999/10モデルのオメガを20年落ちの中古で51万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    オメガの1999/10モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である46.4万円に諸経費として4.6万円を足した51万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1999年式を20年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)3000cc以下13年経過で増税58600
自動車重量税(1年分)2.0トン以下18年経過で増税25200
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷8.2km/L×160円/L195120円
オイル交換(5000km毎)1回5500円×2回11000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本12000円×4本÷3年16000円
任意保険料(月額6500円)月額6500円×12ヶ月78000円
ローン完済後の年間維持費397840円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額42530円×12ヶ月510360円
ローン返済中の年間維持費908200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度81240円
名目金額
自動車税(1年分)58600
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)195120円
オイル交換(5000km毎)11000円
タイヤ交換(3年3万km毎)16000円
任意保険料(月額6500円)78000円
ローン完済後の年間維持費397840円
名目金額
車のローン額(1年分)510360円
ローン返済中の年間維持費908200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
81240円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「3000cc以下の13年経過で増税」で税額は58600円、重量税の区分は「2.0トン以下の18年経過で増税」で税額は25200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額81,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると33,153円(完済前は75,683円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●オメガの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、オメガの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)35000円
ガソリン税(暫定)30610円
石油税3410円
消費税(10%)17740円
合計納税額86760円

例として年間走行距離を10000km、燃費を8.2km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1219.5Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計35000円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで30610円、石油税が2.8円/Lで3410円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては17740円となり、これらを合計した税額は86760円、1年間に燃料代として支払う195120円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で58600円、自動車重量税が年換算で25200円ですから、合計170560円がオメガに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)58600
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)58540円
オイル交換(年1回)5500円
タイヤ交換(3万km/6年)4800円
任意保険料(月額5200円)62400円
合計
[差額]
228960円
[-168880円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)58600
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)97560円
オイル交換(年1回)5500円
タイヤ交換(3万km/6年)8000円
任意保険料(月額5530円)66360円
合計
[差額]
275140円
[-122700円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)58600
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)136580円
オイル交換(年1回)7700円
タイヤ交換(3万km/4.3年)11200円
任意保険料(月額5850円)70200円
合計
[差額]
323400円
[-74440円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて168880円安い228960円に、5000km走行では122700円安い275140円に、7000km走行では74440円安い323400円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km160円3500円4.2万円
20km330円7300円8.6万円
30km490円10800円12.7万円
50km820円18000円21.3万円
100km1650円36300円42.9万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を9.7km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは16.49円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は160円/日となり、20km走行なら330円/日、30km走行なら490円/日、50km走行なら820円/日、100km走行なら1650円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は10800円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は12.7万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

X30型エンジン簡易性能曲線図
X30型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3400回転時の馬力131PS
6000回転時の馬力211PS
各回転域でのトルク
3400回転時のトルク27.5kgm
6000回転時のトルク25.2kgm
X30型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているX30型2962cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力211馬力を、3400回転時に最大トルク27.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3400rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の2600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は43.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.25kg/PS(1740kg/211PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.25kg/PS
車体+1人8.51kg/PS
車体+5人9.55kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg8.53kg/PS
車体+70kg8.58kg/PS
車体+80kg8.63kg/PS
車体+90kg8.67kg/PS
車体+100kg8.72kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.51kg/PS(1795kg/211PS)となり、数値としては0.26kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは9.55kg/PS(2015kg/211PS)となり、1.30kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

オメガのライバル候補車たち

8.39kg/PS
MAZDA6 セダン
2.5L/190PS|FF/6AT
8.50kg/PS
MAZDA6 ワゴン
2.5L/190PS|FF/6AT
8.48kg/PS
3008
1.6L/181PS|FF/8AT
8.47kg/PS
X5
3.0L/265PS|4WD/8AT
8.60kg/PS
ロックスター
1.5L/132PS|FR/6MT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.51kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

8.34kg/PSから8.68kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りセダン「GJ5FP型 MAZDA6 セダン」、マツダの5人乗りワゴン「GJ5FW型 MAZDA6 ワゴン」、プジョーの5人乗りSUV「P845G06型 3008」、BMWの5人乗りSUV「CV30S型 X5」、光岡の2人乗りオープンカー「ND5RC改型 ロックスター」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

XF300W型 オメガ [Wagon-MV6]とパワーウェイトレシオが近い車種|8.51kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.81
平均ピストンスピード17.0m/s
トルクウェイトレシオ63.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段21991円
排気量1Lあたり馬力71.2PS/L
排気量1Lあたりトルク9.28kgm/L
1気筒あたりの馬力35.2PS
1気筒あたりのトルク4.6kgm
パワーバンド比率43.3%
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
2.5~3.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは63.3kg/kgm(1740kg/27.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4640000円、最高出力が211馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は21991円、逆に1万円あたりでは0.45馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は168727円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は71.2PS/L、トルクは9.28kgm/L、1気筒あたりの馬力は35.2馬力、トルクは4.6kgmとなり、このエンジンが211馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.0m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が85.0mmであるX30型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7060回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.81になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高3.3m³
1人あたりのスペース約0.7m³
室内長/全長38.1%
室内幅/全幅82.6%
室内高/全高77.7%
室内容積/車両体積24.4%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.3m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.7m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は38.1%、同じく室内幅と全幅の比率は82.6%、同じく室内高と全高の比率は77.7%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は24.4%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.72m
期待される荷室の幅1.38m
対角線の長さ2.21m
期待される荷室の面積2.37m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.72m(対角線では2.21m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費9.7km/L
燃料タンク容量75L
航続距離(カタログ燃費)727.5km
航続距離(80%燃費)585.0km
満タンプライス12000円
1万円でどこまで行ける?606.2km
車両価格/航続距離6378円/km

10・15モード燃費が9.7km/Lですので、燃料タンクの容量が75リットルですと航続可能距離は727.5kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(8.7km/L)とすると652.5km、80%(7.8km/L)だと585.0km、70%(6.8km/L)では510.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン75リットルの給油で12000円、上で計算した航続距離を踏まえると727.5km(80%燃費時585.0km)を走行するのに12000円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば606.2km(往復なら片道303.1km)、カタログ値の80%なら485.0km(片道242.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で727.5kmの距離を移動できるXF300W型 オメガ [Wagon-MV6]という乗り物を、464.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「6378円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 255/55R16|タイヤ直径 68.7cm|円周長 215.8cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速2.4009.3690km/h7230rpm749.3kgm
2速1.4805.7720.6171-2/4010rpm146km/h4460rpm462.1kgm
3速1.0003.9000.6762-3/4390rpm216km/h3010rpm312.2kgm
4速0.7232.8200.7233-4/4700rpm298km/h2180rpm225.7kgm
Final3.900レシオカバレッジ(変速比幅)3.320

ギヤの繋がりイメージ
XF300W型オメガ4AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3400rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.900)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(27.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.900)÷タイヤの有効半径(0.3435m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの298km(6000rpmでは275.5km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ83km/h
2速ギヤ135km/h3700rpm
3速ギヤ199km/h4060rpm
4速ギヤ276km/h4340rpm

XF300W型オメガに搭載されたX30型2962ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると83km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3700rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は135km/h(+52km/h)になります。

3速ギヤでは4060rpmまで落ちて6000rpmで199km/h(+64km/h)に、4速ギヤでは4340rpmまで落ちて6000rpmで276km/h(+77km/h)に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3400回転で最大トルク27.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば63.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(8.25kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと749.3kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1740kg)を1速ギヤの最大駆動力(749.3kgm)で割ってみると2.32kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(25.2kgm)からTWRを算出すると2.53kg/kgmとなり、3400-6000回転の回転域では2.32-2.53kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速289043405780723086701012013010
2速1780267035704460535062408020
3速1200181024103010361042205420
4速870131017402180261030503920
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.723)を選択して時速100kmにて走行すると2180回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1310回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1520回転、一般的な高速道路の80km/hでは1740回転、100km/hでは2180回転、制限速度が120km/hになると2610回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3920回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速14284255698397111
2速22456790112135157179
3速3366100133166199232266
4速4692138184230276321367

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの255/55R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 255/55R16 | 直径 687mm

-20mm
幅235mm
-10mm
幅245mm
変更なし
幅255mm
+10mm
幅265mm
+20mm
幅275mm
-5%
50
扁平
235/50R16
37.3km/h
直径641mm
径差-46mm
245/50R16
37.9km/h
直径651mm
径差-36mm
255/50R16
38.5km/h
直径661mm
径差-26mm
265/50R16
39.1km/h
直径671mm
径差-16mm
275/50R16
39.7km/h
直径681mm
径差-6mm
0%
55
扁平
235/55R16
38.7km/h
直径665mm
径差-22mm
245/55R16
39.4km/h
直径676mm
径差-11mm
255/55R16
40.0km/h
687mm
0mm
265/55R16
40.6km/h
直径698mm
径差+11mm
275/55R16
41.3km/h
直径709mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
235/60R16
40.1km/h
直径688mm
径差+1mm
245/60R16
40.8km/h
直径700mm
径差+13mm
255/60R16
41.5km/h
直径712mm
径差+25mm
265/60R16
42.2km/h
直径724mm
径差+37mm
275/60R16
42.9km/h
直径736mm
径差+49mm
+10%
65
扁平
235/65R16
41.5km/h
直径712mm
径差+25mm
245/65R16
42.2km/h
直径725mm
径差+38mm
255/65R16
43.0km/h
直径738mm
径差+51mm
265/65R16
43.7km/h
直径751mm
径差+64mm
275/65R16
44.5km/h
直径764mm
径差+77mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、235/55R16 、245/55R16 、255/50R16 、265/50R16 、275/50R16あたりのタイヤがおすすめです。

255/55R16のタイヤ幅を235mmから285mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、255/55R16の適応サイズと性能の変化 [XF300W型オメガ編]のページをご覧ください。

255/55R16のタイヤ銘柄と通販価格


XF300W型オメガ[3.0L-NA FR/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト8.25kg/ps53.67
1速ギヤ加速性能2.32kg/kgm33.39
1L換算馬力71.2ps/L48.26
1L換算トルク9.28kgm/L47.09
WB/TR比1.8146.04
ワイド&ロー指数0.86650.91
前面の面積2.758m²45.28
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点368.02

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費9.7km/L42.87
年間維持費397840円43.07
100kmh回転数2180rpm54.84
航続距離727.5km51.23
車の大きさ13.513m³59.32
室内の広さ3.301m³49.43
最小回転半径5.3m47.23
馬力単価21991円48.32
ユーティリティ部門の得点396.31

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した XF300W型オメガ[3.0L-NA FR/4AT] の総合得点は 764.33 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したXF300W型オメガ(FR/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「3000ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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