日産 ティアナの性能まとめ [L33型|2.5L/173PS|FF/CVT|2014年] XE


画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:2014/01/22|更新:2019/09/26

日産自動車の4ドア・5人乗りセダン、L33型の3代目ティアナは2014/02から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量2488cc(173PS/23.9kgm)のQR25DE型エンジンを搭載する[XE|2014/02モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4880mm×全幅1830mm×全高1470mm、排気量は2488ccであることから、大雑把に分類すると2.5リットルクラス(2500cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4880mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

L33型 ティアナ [2488cc/173PS FF/CVT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー NISSAN
車名&
グレード
ティアナ
XE
その他 XL XV
お値段 2429700円
車両型式 DBA-L33
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
CVT(無段変速機・連続可変T/M)
ドア数&
定員
4ドア
5人
車体寸法 長4880×幅1830×高1470mm
室内寸法 長2130×幅1515×高1215mm
軸距&
輪距
2775mm
前1585mm/後1585mm
最小半径 5.5m
最低高 130mm
タイヤ 前輪:215/60R16
後輪:215/60R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1460kg
エンジン諸元
原動機型式 QR25DE
気筒配列 直列4気筒
排気量2488cc
圧縮比10.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 173PS[127kW]/6000rpm
最大トルク 23.9kgm[234Nm]/4000rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
JC08燃費 14.4km/L(33.9mpg)
100km燃費 6.9L/100km
QR25DE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(45000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、ティアナの新車を279.5万円(諸費用として36.5万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2500cc以下 13年未満 45000円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷13.4×130円/L 97010円
オイル交換(5000km毎) 1回5000円×2回 10000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本12000円×4本÷3年 16000円
任意保険料(月額6000円) 月額6000円×12ヶ月 72000円
ローン完済後の年間維持費 266230円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額46580円×12ヶ月 558960円
ローン返済中の年間維持費 825190円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
名目 金額
自動車税(1年分) 45000円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 97010円
オイル交換(5000km毎) 10000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 16000円
任意保険料(月額6000円) 72000円
ローン完済後の年間維持費 266230円
名目 金額
車のローン額(1年分) 558960円
ローン返済中の年間維持費 825190円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から6年経過車の場合、自動車税の区分は「2500cc以下の13年未満」で税額は45000円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると22,186円(完済前は68,766円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

ティアナの中古車をGoo-netで検索!


●ティアナの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、ティアナの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 21420円
ガソリン税(暫定) 18730円
石油税 2090円
消費税(10%) 8820円
合計納税額 51060円

例として年間走行距離を10000km、燃費を13.4km/L、ガソリンを1リットルあたり130円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は746.3Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計21420円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで18730円、石油税が2.8円/Lで2090円になります。

ガソリン車の場合は本体価格61.6円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては8820円となり、これらを合計した税額は51060円、1年間に燃料代として支払う97010円のうち52.6%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で45000円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計108360円がティアナに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 45000円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 29100円
オイル交換(年1回) 5000円
タイヤ交換(3万km/6年) 4800円
任意保険料(月額4800円) 57600円
合計
[差額]
167720円
[-98510円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 45000円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 48510円
オイル交換(年1回) 5000円
タイヤ交換(3万km/6年) 8000円
任意保険料(月額5100円) 61200円
合計
[差額]
193930円
[-72300円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 45000円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 67910円
オイル交換(年1回) 7000円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 11200円
任意保険料(月額5400円) 64800円
合計
[差額]
222130円
[-44100円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて98510円安い167720円に、5000km走行では72300円安い193930円に、7000km走行では44100円安い222130円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km90円2000円2.3万円
20km180円4000円4.7万円
30km270円5900円7.0万円
50km450円9900円11.7万円
100km900円19800円23.4万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を130円、燃費を14.4km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは9.03円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は90円/日となり、20km走行なら180円/日、30km走行なら270円/日、50km走行なら450円/日、100km走行なら900円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は5900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は7.0万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

QR25DE型エンジン簡易性能曲線図
QR25DE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 134PS
6000回転時の馬力 173PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 23.9kgm
6000回転時のトルク 20.7kgm
QR25DE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているQR25型2488cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力173馬力を、4000回転時に最大トルク23.9kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は33.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.440kg/PS(1460kg/173PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.440kg/PS
車体+1人8.76kg/PS
車体+5人10.03kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg8.79kg/PS
車体+70kg8.84kg/PS
車体+80kg8.90kg/PS
車体+90kg8.96kg/PS
車体+100kg9.02kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.76kg/PS(1515kg/173PS)となり、数値としては0.32kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.03kg/PS(1735kg/173PS)となり、1.59kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ティアナのライバル候補車たち

8.708kg/PS
ヤリス
1.5L/120PS|FF/CVT
8.855kg/PS
CX-30
2.0L/179PS|4WD/6MT
8.694kg/PS
MAZDA3 ファストバック
2.0L/180PS|4WD/6AT
8.694kg/PS
MAZDA3 セダン
2.0L/180PS|4WD/6AT
8.868kg/PS
MAZDA6 ワゴン
2.2L/190PS|FF/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.757kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

8.58kg/PSから8.93kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、トヨタの5人乗りハッチバック「MXPA10型 ヤリス」、マツダの5人乗りSUV「DMFP型 CX-30」、マツダの5人乗りセダン「BPEP型 MAZDA3 セダン」、マツダの5人乗りハッチバック「BPEP型 MAZDA3 ファストバック」、マツダの5人乗りセダン「GJ2FP型 MAZDA6 セダン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

L33型 ティアナ [XE]とパワーウェイトレシオが近い車種|8.757kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は118.5PS/tとなっています。


いろいろな数値
WB/TR比 1.751
平均ピストンスピード 20.0m/s
トルクウェイトレシオ 61.1kg/kgm
1馬力あたりのお値段 14045円
排気量1Lあたり馬力 69.5PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.61kgm/L
1気筒あたりの馬力 43.2PS
1気筒あたりのトルク 6.0kgm
パワーバンド比率 33.3%
各種ランキング
セダンのPWR
2.0~2.5LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは61.1kg/kgm(1460kg/23.9kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2429700円、最高出力が173馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は14045円、逆に1万円あたりでは0.71馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は101661円、1万円あたりでは0.10kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は69.5PS/L、トルクは9.61kgm/L、1気筒あたりの馬力は43.2馬力、トルクは6.0kgmとなり、このエンジンが173馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは20.0m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が100.0mmであるQR25型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6000回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.751になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.9m³
1人あたりのスペース 約0.8m³
室内長/全長 43.6%
室内幅/全幅 82.8%
室内高/全高 82.7%
室内容積/車両体積 29.8%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.9m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.8m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は43.6%、同じく室内幅と全幅の比率は82.8%、同じく室内高と全高の比率は82.7%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は29.8%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.71m
期待される荷室の幅 1.42m
対角線の長さ 2.22m
期待される荷室の面積 2.43m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.71m(対角線では2.22m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 14.4km/L
燃料タンク容量 65L
航続距離(カタログ燃費) 936.0km
航続距離(80%燃費) 747.5km
満タンプライス 8450円
1万円でどこまで行ける? 1107.7km
車両価格/航続距離 2596円/km

JC08モード燃費が14.4km/Lですので、燃料タンクの容量が65リットルですと航続可能距離は936.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(13.0km/L)とすると845.0km、80%(11.5km/L)だと747.5km、70%(10.1km/L)では656.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン65リットルの給油で8450円、上で計算した航続距離を踏まえると936.0km(80%燃費時747.5km)を走行するのに8450円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1107.7km(往復なら片道553.8km)、カタログ値の80%なら886.2km(片道443.1km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で936.0kmの距離を移動できるL33型 ティアナ [XE]という乗り物を、243.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「2596円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 215/60R16|タイヤ直径 66.4cm|円周長 208.6cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 2.631 12.70 64km/h 10150rpm 914.4kgm
2速 0.378 1.825 0.144 1-2/940rpm 446km/h 1460rpm 131.4kgm
Final 4.828 レシオカバレッジ(変速比幅)6.960

ギヤの繋がりイメージ
L33型ティアナCVT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.828)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(23.9kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.828)÷タイヤの有効半径(0.332m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は2速ギヤの446km(6000rpmでは411.5km/h)となります。CVTは無段変速機というだけあって、変速比を低速側の2.631から高速側の0.378の間で自由自在に可変できる変速機ですから、実際にはちょうどいい塩梅の妥当な回転数にて妥当な最高速に落ち着くものと思われます。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4000回転で最大トルク23.9kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば61.1kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(8.440kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと914.4kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1460kg)を1速ギヤの最大駆動力(914.4kgm)で割ってみると1.60kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(20.7kgm)からTWRを算出すると1.84kg/kgmとなり、4000-6000回転の回転域では1.60-1.84kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4060 6090 8120 10150 12180 14210 18270
2速 580 870 1170 1460 1750 2040 2620
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。
※CVTの場合はどのようにギヤ比を制御をしているのか想像も付かないので参考値です。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.378)を選択して時速100kmにて走行すると1460回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは870回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1020回転、一般的な高速道路の80km/hでは1170回転、100km/hでは1460回転、制限速度が120km/hになると1750回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2620回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 10 20 30 39 49 59 69 79
2速 69 137 206 274 343 411 480 549

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの215/60R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/60R16 | 直径 664mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
55
扁平
195/55R16
37.4km/h
直径621mm
径差-43mm
205/55R16
38.1km/h
直径632mm
径差-32mm
215/55R16
38.7km/h
直径643mm
径差-21mm
225/55R16
39.4km/h
直径654mm
径差-10mm
235/55R16
40.1km/h
直径665mm
径差+1mm
0%
60
扁平
195/60R16
38.6km/h
直径640mm
径差-24mm
205/60R16
39.3km/h
直径652mm
径差-12mm
215/60R16
40.0km/h
664mm
0mm
225/60R16
40.7km/h
直径676mm
径差+12mm
235/60R16
41.4km/h
直径688mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
195/65R16
39.8km/h
直径660mm
径差-4mm
205/65R16
40.5km/h
直径673mm
径差+9mm
215/65R16
41.3km/h
直径686mm
径差+22mm
225/65R16
42.1km/h
直径699mm
径差+35mm
235/65R16
42.9km/h
直径712mm
径差+48mm
+10%
70
扁平
195/70R16
40.9km/h
直径679mm
径差+15mm
205/70R16
41.7km/h
直径693mm
径差+29mm
215/70R16
42.6km/h
直径707mm
径差+43mm
225/70R16
43.4km/h
直径721mm
径差+57mm
235/70R16
44.3km/h
直径735mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/60R16、195/65R16 、205/55R16、205/60R16 、215/55R16 、225/55R16 あたりのタイヤがおすすめです。

215/60R16のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/60R16の適応サイズと性能の変化 [L33型ティアナ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


L33型ティアナ[2.5L-NA FF/CVT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト8.440kg/ps53.14
1速ギヤ加速性能1.60kg/kgm49.62
1L換算馬力69.5ps/L46.87
1L換算トルク9.61kgm/L51.14
WB/TR比1.75152.21
ワイド&ロー指数0.80355.22
前面の面積2.690m²47.11
最低地上高130mm59.91
スポーツ性能部門の得点415.22

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費14.4km/L45.80
年間維持費266230円53.76
100kmh回転数1460rpm64.93
航続距離936.0km64.01
車の大きさ13.128m³57.65
室内の広さ3.921m³55.94
最小回転半径5.5m42.98
馬力単価14045円59.24
ユーティリティ部門の得点444.31

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した L33型ティアナ[2.5L-NA FF/CVT] の総合得点は 859.53 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したL33型ティアナ(FF/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「2500ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


コメントは停止中です。