日産 ステージアの性能まとめ [WGNC34型|2.6L/280PS|4WD/5MT|1998年] Autech version 260RS


画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:2011/11/06|更新:2019/06/05

日産自動車の5ドア・5人乗りワゴン、WGNC34型の初代ステージアは1996/09から生産が開始され、2001/10に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量2568cc(280PS/37.5kgm)のRB26DETT型エンジンを搭載する[Autech version 260RS|1998/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4880mm×全幅1755mm×全高1510mm、排気量は2568ccであることから、大雑把に分類すると2.6リットルクラス(2600cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4880mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

WGNC34型 ステージア [2568cc/280PS 4WD/5MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代ステージアの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.5L-TB
4WD/5MT
326.0万円
WGNC34型
[25t RS-FOUR S]
(2000/06)
280PS
35.0kgm
9.4km/L
2.5L-TB
FR/4AT
299.5万円
WGC34型
[25t RS-V]
(2000/06)
280PS
34.0kgm
9.2km/L
2.5L-TB
4WD/4AT
326.0万円
WGNC34型
[25t RS-FOUR V]
(2001/04)
280PS
34.0kgm
8.8km/L
WC35型ステージアまとめ【全7件】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーNISSAN
車名&
グレード
ステージア
Autech version 260RS
その他オーテックバージョン260RS
お値段4500000円
車両型式GF-WGNC34
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
5MT(5段変速・手動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法長4880×幅1755×高1510mm
室内寸法長1900×幅1425×高1155mm
軸距&
輪距
2720mm
前1480mm/後1510mm
最小半径5.7m
最低高145mm
タイヤ前輪:225/50R17
後輪:225/50R17
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量1720kg
エンジン諸元
原動機型式RB26DETT
気筒配列直列6気筒
排気量2568cc
圧縮比8.5
吸気方式ツインターボ
最高出力280PS[206kW]/6800rpm
最大トルク37.5kgm[368Nm]/4400rpm
使用燃料ハイオクガソリン
RB26DETT型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
※直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(58600円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(25200円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1998/10モデルのステージアを21年落ちの中古で49.5万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    ステージアの1998/10モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である45万円に諸経費として4.5万円を足した49.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

1998年式を21年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)3000cc以下13年経過で増税58600
自動車重量税(1年分)2.0トン以下18年経過で増税25200
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷7.4km/L×160円/L216220円
オイル交換(5000km毎)1回6500円×2回13000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本15000円×4本÷3年20000円
任意保険料(月額6500円)月額6500円×12ヶ月78000円
ローン完済後の年間維持費424940円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額41250円×12ヶ月495000円
ローン返済中の年間維持費919940円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度81240円
名目金額
自動車税(1年分)58600
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)216220円
オイル交換(5000km毎)13000円
タイヤ交換(3年3万km毎)20000円
任意保険料(月額6500円)78000円
ローン完済後の年間維持費424940円
名目金額
車のローン額(1年分)495000円
ローン返済中の年間維持費919940円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
81240円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「3000cc以下の13年経過で増税」で税額は58600円、重量税の区分は「2.0トン以下の18年経過で増税」で税額は25200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額81,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると35,412円(完済前は76,662円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)58600
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)64870円
オイル交換(年1回)6500円
タイヤ交換(3万km/6年)6000円
任意保険料(月額5200円)62400円
合計
[差額]
237490円
[-187450円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)58600
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)108110円
オイル交換(年1回)6500円
タイヤ交換(3万km/6年)10000円
任意保険料(月額5530円)66360円
合計
[差額]
288690円
[-136250円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)58600
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)151350円
オイル交換(年1回)9100円
タイヤ交換(3万km/4.3年)14000円
任意保険料(月額5850円)70200円
合計
[差額]
342370円
[-82570円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて187450円安い237490円に、5000km走行では136250円安い288690円に、7000km走行では82570円安い342370円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km220円4800円5.7万円
20km430円9500円11.2万円
30km650円14300円16.9万円
50km1080円23800円28.1万円
100km2160円47500円56.2万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を7.4km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは21.62円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は220円/日となり、20km走行なら430円/日、30km走行なら650円/日、50km走行なら1080円/日、100km走行なら2160円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は14300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は16.9万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

RB26DETT型エンジン簡易性能曲線図
RB26DETT型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4400回転時の馬力230PS
6800回転時の馬力280PS
各回転域でのトルク
4400回転時のトルク37.5kgm
6800回転時のトルク29.5kgm
RB26DETT型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているRB26型2568cc、直列6気筒のツインターボエンジンは6800回転時に最高出力280馬力を、4400回転時に最大トルク37.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4400rpmから最高出力が発生する6800rpmまで」の2400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は35.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.14kg/PS(1720kg/280PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.14kg/PS
車体+1人6.34kg/PS
車体+5人7.12kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.36kg/PS
車体+70kg6.39kg/PS
車体+80kg6.43kg/PS
車体+90kg6.46kg/PS
車体+100kg6.50kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.34kg/PS(1775kg/280PS)となり、数値としては0.20kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは7.12kg/PS(1995kg/280PS)となり、0.98kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ステージアのライバル候補車たち

6.46kg/PS
Q8
3.0L/340PS|4WD/8AT
6.16kg/PS
A8
3.0L/340PS|4WD/8AT
6.28kg/PS
ロードスターRF
2.0L/184PS|FR/6MT
6.40kg/PS
クラウン
3.5L/299PS|FR/CVT
6.24kg/PS
ゴルフ
2.0L/230PS|FF/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.34kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.15kg/PSから6.53kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、アウディの5人乗りSUV「F1DCBS型 Q8」、アウディの5人乗りセダン「F8CZSF型 A8」、マツダの2人乗りオープンカー「NDERC型 ロードスターRF」、トヨタの5人乗りセダン「GWS224型 クラウン」、トヨタの5人乗りセダン「UWG60型 センチュリー」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

WGNC34型 ステージア [Autech version 260RS]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.34kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.82
平均ピストンスピード16.7m/s
トルクウェイトレシオ45.9kg/kgm
1馬力あたりのお値段16071円
排気量1Lあたり馬力109.0PS/L
排気量1Lあたりトルク14.60kgm/L
1気筒あたりの馬力46.7PS
1気筒あたりのトルク6.2kgm
パワーバンド比率35.3%
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
2.5~3.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは45.9kg/kgm(1720kg/37.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4500000円、最高出力が280馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は16071円、逆に1万円あたりでは0.62馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は120000円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は109.0PS/L、トルクは14.60kgm/L、1気筒あたりの馬力は46.7馬力、トルクは6.2kgmとなり、このエンジンが280馬力を6800回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.7m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が73.7mmであるRB26型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は8140回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.82になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高3.1m³
1人あたりのスペース約0.6m³
室内長/全長38.9%
室内幅/全幅81.2%
室内高/全高76.5%
室内容積/車両体積24.0%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.1m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.6m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は38.9%、同じく室内幅と全幅の比率は81.2%、同じく室内高と全高の比率は76.5%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は24.0%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.71m
期待される荷室の幅1.32m
対角線の長さ2.16m
期待される荷室の面積2.26m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.71m(対角線では2.16m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費7.4km/L
燃料タンク容量68L
航続距離(カタログ燃費)503.2km
航続距離(80%燃費)401.2km
満タンプライス10880円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので7.4km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が68リットルですと航続可能距離は503.2kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.7km/L)とすると455.6km、80%(5.9km/L)だと401.2km、70%(5.2km/L)では353.6kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン68リットルの給油で10880円、上で計算した航続距離を踏まえると503.2km(80%燃費時401.2km)を走行するのに10880円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6800rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7300回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7300rpm|タイヤサイズ 225/50R17|タイヤ直径 65.7cm|円周長 206.4cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
7300rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速3.21413.2168km/h10670rpm1508.3kgm
2速1.9257.9140.5991-2/4370rpm114km/h6390rpm903.4kgm
3速1.3025.3530.6762-3/4930rpm169km/h4320rpm611.0kgm
4速1.0004.1110.7683-4/5610rpm220km/h3320rpm469.3kgm
5速0.7503.0830.7504-5/5480rpm293km/h2490rpm352.0kgm
Final4.111レシオカバレッジ(変速比幅)4.285

ギヤの繋がりイメージ
WGNC34型ステージア5MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4400rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.111)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(37.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.111)÷タイヤの有効半径(0.3285m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの293km(6800rpmでは273.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6800rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6800rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ64km/h
2速ギヤ106km/h4070rpm
3速ギヤ157km/h4600rpm
4速ギヤ205km/h5220rpm
5速ギヤ273km/h5100rpm

WGNC34型ステージアに搭載されたRB26型2568ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6800rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6800rpmまで引っ張ると64km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6800rpmから4070rpmまで落ち、そこから6800rpmまで加速を続けると速度は106km/h(+42km/h)になります。

3速ギヤでは4600rpmまで落ちて6800rpmで157km/h(+51km/h)に、4速ギヤでは5220rpmまで落ちて6800rpmで205km/h(+48km/h)に、5速ギヤでは5100rpmまで落ちて6800rpmで273km/h(+68km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4400回転で最大トルク37.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば45.9kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(6.14kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1508.3kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1720kg)を1速ギヤの最大駆動力(1508.3kgm)で割ってみると1.14kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6800回転でのトルク(29.5kgm)からTWRを算出すると1.45kg/kgmとなり、4400-6800回転の回転域では1.14-1.45kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速42706400854010670128001494019200
2速25603830511063907670895011500
3速1730259034604320519060507780
4速1330199026603320398046505980
5速1000149019902490299034904480
※赤い数字は暫定レブリミット(7300rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.750)を選択して時速100kmにて走行すると2490回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1490回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1740回転、一般的な高速道路の80km/hでは1990回転、100km/hでは2490回転、制限速度が120km/hになると2990回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4480回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速919283747566675
2速163147637894110125
3速23466993116139162185
4速306090120151181211241
5速4080120161201241281321

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7300回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの225/50R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/50R17 | 直径 657mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
45
扁平
205/45R17
37.6km/h
直径617mm
径差-40mm
215/45R17
38.1km/h
直径626mm
径差-31mm
225/45R17
38.7km/h
直径635mm
径差-22mm
235/45R17
39.2km/h
直径644mm
径差-13mm
245/45R17
39.8km/h
直径653mm
径差-4mm
0%
50
扁平
205/50R17
38.8km/h
直径637mm
径差-20mm
215/50R17
39.4km/h
直径647mm
径差-10mm
225/50R17
40.0km/h
657mm
0mm
235/50R17
40.6km/h
直径667mm
径差+10mm
245/50R17
41.2km/h
直径677mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
205/55R17
40.1km/h
直径658mm
径差+1mm
215/55R17
40.7km/h
直径669mm
径差+12mm
225/55R17
41.4km/h
直径680mm
径差+23mm
235/55R17
42.1km/h
直径691mm
径差+34mm
245/55R17
42.7km/h
直径702mm
径差+45mm
+10%
60
扁平
205/60R17
41.3km/h
直径678mm
径差+21mm
215/60R17
42.0km/h
直径690mm
径差+33mm
225/60R17
42.7km/h
直径702mm
径差+45mm
235/60R17
43.5km/h
直径714mm
径差+57mm
245/60R17
44.2km/h
直径726mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/50R17 、215/45R17、215/50R17 、225/45R17 、235/45R17 、245/45R17あたりのタイヤがおすすめです。

225/50R17のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、225/50R17の適応サイズと性能の変化 [WGNC34型ステージア編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


WGNC34型ステージア[2.6L-TT 4WD/5MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.14kg/ps59.70
1速ギヤ加速性能1.14kg/kgm60.18
1L換算馬力109.0ps/L53.57
1L換算トルク14.60kgm/L47.61
WB/TR比1.8245.00
ワイド&ロー指数0.86051.73
前面の面積2.650m²48.24
最低地上高145mm53.46
スポーツ性能部門の得点419.49

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費424940円40.57
100kmh回転数2490rpm50.56
航続距離24.65
車の大きさ12.932m³56.89
室内の広さ3.127m³47.62
最小回転半径5.7m38.72
馬力単価16071円56.30
ユーティリティ部門の得点356.86

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した WGNC34型ステージア[2.6L-TT 4WD/5MT] の総合得点は 776.35 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したWGNC34型ステージア(4WD/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「3000ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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