日産 スカイラインの性能まとめ [NV35型|2.5L/215PS|4WD/5AT|2005年] 250GT-FOUR


画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:2011/08/03|更新:2019/09/26

日産自動車の4ドア・5人乗りセダン、NV35型の11代目スカイラインは2001/06から生産が開始され、2007/10に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量2495cc(215PS/27.5kgm)のVQ25DD型エンジンを搭載する[250GT-FOUR|2005/11モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4750mm×全幅1750mm×全高1485mm、排気量は2495ccであることから、大雑把に分類すると2.5リットルクラス(2500cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4750mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

NV35型 スカイライン [2495cc/215PS 4WD/5AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

11代目スカイラインの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
3.5L-NA
FR/6MT
361.2万円
CPV35型
[350GT]
(2004/11)
280PS
37.0kgm
9.3km/L
2.5L-NA
FR/4AT
277.2万円
V35型
[250GT]
(2005/11)
215PS
27.5kgm
12.0km/L
3.0L-NA
FR/5AT
325.5万円
HV35型
[300GT]
(2004/04)
260PS
33.0kgm
11.6km/L
3.5L-NA
FR/5AT
346.5万円
CPV35型
[350GT]
(2004/11)
280PS
37.0kgm
8.6km/L
3.5L-NA
FR/5AT
328.6万円
PV35型
[350GT-Premium]
(2005/11)
272PS
36.0kgm
8.6km/L
V35型 11代目スカイラインまとめ (V35/NV35 HV35 PV35/CPV35)【全8件】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーNISSAN
車名&
グレード
スカイライン
250GT-FOUR
その他250GT-FOUR Premium. P-Collection. S-Collection, 250GTm-FOUR
お値段3108000円
車両型式GH-NV35
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
5AT(5段変速・自動)
ドア数&
定員
4ドア
5人
車体寸法長4750×幅1750×高1485mm
室内寸法長2080×幅1470×高1190mm
軸距&
輪距
2850mm
前1510mm/後1515mm
最小半径5.5m
最低高140mm
タイヤ前輪:205/65R16
後輪:205/65R16
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量1580kg
エンジン諸元
原動機型式VQ25DD
気筒配列V型6気筒
排気量2495cc
圧縮比11.0
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力215PS[158kW]/6400rpm
最大トルク27.5kgm[270Nm]/4400rpm
使用燃料ハイオクガソリン
10・15燃費10.2km/L(24.0mpg)
100km燃費9.8L/100km
VQ25DD型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(51700円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(22800円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2005/11モデルのスカイラインを14年落ちの中古で34.2万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    スカイラインの2005/11モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である31.1万円に諸経費として3.1万円を足した34.2万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2005年式を14年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)2500cc以下13年経過で増税51700
自動車重量税(1年分)2.0トン以下13年-17年経過で増税22800円
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷8.7km/L×160円/L183910円
オイル交換(5000km毎)1回5000円×2回10000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本12000円×4本÷3年16000円
任意保険料(月額6000円)月額6000円×12ヶ月72000円
ローン完済後の年間維持費370330円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額28510円×12ヶ月342120円
ローン返済中の年間維持費712450円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度76440円
名目金額
自動車税(1年分)51700
自動車重量税(1年分)22800円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)183910円
オイル交換(5000km毎)10000円
タイヤ交換(3年3万km毎)16000円
任意保険料(月額6000円)72000円
ローン完済後の年間維持費370330円
名目金額
車のローン額(1年分)342120円
ローン返済中の年間維持費712450円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
76440円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「2500cc以下の13年経過で増税」で税額は51700円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年-17年経過で増税」で税額は22800円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額76,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると30,861円(完済前は59,371円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

スカイラインの中古車をGoo-netで検索!


●スカイラインの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、スカイラインの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)32990円
ガソリン税(暫定)28850円
石油税3220円
消費税(10%)16720円
合計納税額81780円

例として年間走行距離を10000km、燃費を8.7km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1149.4Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計32990円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで28850円、石油税が2.8円/Lで3220円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては16720円となり、これらを合計した税額は81780円、1年間に燃料代として支払う183910円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で51700円、自動車重量税が年換算で22800円ですから、合計156280円がスカイラインに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)51700
自動車重量税(1年分)22800円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)55170円
オイル交換(年1回)5000円
タイヤ交換(3万km/6年)4800円
任意保険料(月額4800円)57600円
合計
[差額]
210990円
[-159340円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)51700
自動車重量税(1年分)22800円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)91960円
オイル交換(年1回)5000円
タイヤ交換(3万km/6年)8000円
任意保険料(月額5100円)61200円
合計
[差額]
254580円
[-115750円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)51700
自動車重量税(1年分)22800円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)128740円
オイル交換(年1回)7000円
タイヤ交換(3万km/4.3年)11200円
任意保険料(月額5400円)64800円
合計
[差額]
300160円
[-70170円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて159340円安い210990円に、5000km走行では115750円安い254580円に、7000km走行では70170円安い300160円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km160円3500円4.2万円
20km310円6800円8.1万円
30km470円10300円12.2万円
50km780円17200円20.3万円
100km1570円34500円40.8万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を10.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは15.69円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は160円/日となり、20km走行なら310円/日、30km走行なら470円/日、50km走行なら780円/日、100km走行なら1570円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は10300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は12.2万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

VQ25DD型エンジン簡易性能曲線図
VQ25DD型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4400回転時の馬力169PS
6400回転時の馬力215PS
各回転域でのトルク
4400回転時のトルク27.5kgm
6400回転時のトルク24.1kgm
VQ25DD型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているVQ25型2495cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは6400回転時に最高出力215馬力を、4400回転時に最大トルク27.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4400rpmから最高出力が発生する6400rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は31.2%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.35kg/PS(1580kg/215PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.35kg/PS
車体+1人7.60kg/PS
車体+5人8.63kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.63kg/PS
車体+70kg7.67kg/PS
車体+80kg7.72kg/PS
車体+90kg7.77kg/PS
車体+100kg7.81kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.60kg/PS(1635kg/215PS)となり、数値としては0.25kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは8.63kg/PS(1855kg/215PS)となり、1.28kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

スカイラインのライバル候補車たち

7.44kg/PS
スープラ
2.0L/197PS|FR/8AT
7.54kg/PS
CX-5
2.5L/230PS|4WD/6AT
7.52kg/PS
X4
2.0L/252PS|4WD/8AT
7.49kg/PS
メガーヌ
1.7L/205PS|FF/7AT
7.54kg/PS
XC60
2.0L/254PS|4WD/8AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.60kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

7.37kg/PSから7.83kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、トヨタの2人乗りクーペ「DB82型 スープラ」、マツダの5人乗りSUV「KF5P型 CX-5」、BMWの5人乗りSUV「UJ20型 X4」、ルノーの5人乗りワゴン「KBM5M型 メガーヌ」、レクサスの5人乗りセダン「GVF50型 LS」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

NV35型 スカイライン [250GT-FOUR]とパワーウェイトレシオが近い車種|7.60kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.88
平均ピストンスピード15.6m/s
トルクウェイトレシオ57.5kg/kgm
1馬力あたりのお値段14456円
排気量1Lあたり馬力86.2PS/L
排気量1Lあたりトルク11.02kgm/L
1気筒あたりの馬力35.8PS
1気筒あたりのトルク4.6kgm
パワーバンド比率31.2%
各種ランキング
セダンのPWR
2.0~2.5LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは57.5kg/kgm(1580kg/27.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3108000円、最高出力が215馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は14456円、逆に1万円あたりでは0.69馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は113018円、1万円あたりでは0.09kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は86.2PS/L、トルクは11.02kgm/L、1気筒あたりの馬力は35.8馬力、トルクは4.6kgmとなり、このエンジンが215馬力を6400回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.6m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が73.3mmであるVQ25型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は8190回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.88になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高3.6m³
1人あたりのスペース約0.7m³
室内長/全長43.8%
室内幅/全幅84.0%
室内高/全高80.1%
室内容積/車両体積29.3%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.6m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.7m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は43.8%、同じく室内幅と全幅の比率は84.0%、同じく室内高と全高の比率は80.1%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は29.3%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.66m
期待される荷室の幅1.37m
対角線の長さ2.15m
期待される荷室の面積2.27m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.66m(対角線では2.15m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費10.2km/L
燃料タンク容量80L
航続距離(カタログ燃費)816.0km
航続距離(80%燃費)656.0km
満タンプライス12800円
1万円でどこまで行ける?637.5km
車両価格/航続距離3809円/km

10・15モード燃費が10.2km/Lですので、燃料タンクの容量が80リットルですと航続可能距離は816.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.2km/L)とすると736.0km、80%(8.2km/L)だと656.0km、70%(7.1km/L)では568.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン80リットルの給油で12800円、上で計算した航続距離を踏まえると816.0km(80%燃費時656.0km)を走行するのに12800円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば637.5km(往復なら片道318.8km)、カタログ値の80%なら510.0km(片道255.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で816.0kmの距離を移動できるNV35型 スカイライン [250GT-FOUR]という乗り物を、310.8万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3809円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6400rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6900回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6900rpm|タイヤサイズ 205/65R16|タイヤ直径 67.3cm|円周長 211.4cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
6900rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速3.54012.5370km/h9870rpm1023.5kgm
2速2.2648.0100.6401-2/4420rpm109km/h6320rpm654.6kgm
3速1.4715.2040.6502-3/4490rpm168km/h4100rpm425.3kgm
4速1.0003.5380.6803-4/4690rpm247km/h2790rpm289.1kgm
5速0.8342.9510.8344-5/5750rpm297km/h2330rpm241.1kgm
Final3.538レシオカバレッジ(変速比幅)4.245

ギヤの繋がりイメージ
NV35型スカイライン5AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4400rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.538)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(27.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.538)÷タイヤの有効半径(0.3365m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの297km(6400rpmでは275.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6400rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6400rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ65km/h
2速ギヤ101km/h4100rpm
3速ギヤ156km/h4160rpm
4速ギヤ229km/h4350rpm
5速ギヤ275km/h5340rpm

NV35型スカイラインに搭載されたVQ25型2495ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6400rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6400rpmまで引っ張ると65km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6400rpmから4100rpmまで落ち、そこから6400rpmまで加速を続けると速度は101km/h(+36km/h)になります。

3速ギヤでは4160rpmまで落ちて6400rpmで156km/h(+55km/h)に、4速ギヤでは4350rpmまで落ちて6400rpmで229km/h(+73km/h)に、5速ギヤでは5340rpmまで落ちて6400rpmで275km/h(+46km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4400回転で最大トルク27.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば57.5kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(7.35kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1023.5kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1580kg)を1速ギヤの最大駆動力(1023.5kgm)で割ってみると1.54kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6400回転でのトルク(24.1kgm)からTWRを算出すると1.76kg/kgmとなり、4400-6400回転の回転域では1.54-1.76kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速3950592079009870118501382017770
2速25303790505063207580884011370
3速1640246032804100492057407390
4速1120167022302790335039105020
5速930140018602330279032604190
※赤い数字は暫定レブリミット(6900rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.834)を選択して時速100kmにて走行すると2330回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1400回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1630回転、一般的な高速道路の80km/hでは1860回転、100km/hでは2330回転、制限速度が120km/hになると2790回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4190回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速1020304151617181
2速163248637995111127
3速24497397122146171195
4速3672108143179215251287
5速4386129172215258301344

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6900回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの205/65R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/65R16 | 直径 673mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
60
扁平
185/60R16
37.3km/h
直径628mm
径差-45mm
195/60R16
38.0km/h
直径640mm
径差-33mm
205/60R16
38.8km/h
直径652mm
径差-21mm
215/60R16
39.5km/h
直径664mm
径差-9mm
225/60R16
40.2km/h
直径676mm
径差+3mm
0%
65
扁平
185/65R16
38.5km/h
直径647mm
径差-26mm
195/65R16
39.2km/h
直径660mm
径差-13mm
205/65R16
40.0km/h
673mm
0mm
215/65R16
40.8km/h
直径686mm
径差+13mm
225/65R16
41.5km/h
直径699mm
径差+26mm
+5%
70
扁平
185/70R16
39.5km/h
直径665mm
径差-8mm
195/70R16
40.4km/h
直径679mm
径差+6mm
205/70R16
41.2km/h
直径693mm
径差+20mm
215/70R16
42.0km/h
直径707mm
径差+34mm
225/70R16
42.9km/h
直径721mm
径差+48mm
+10%
75
扁平
185/75R16
40.7km/h
直径684mm
径差+11mm
195/75R16
41.5km/h
直径699mm
径差+26mm
205/75R16
42.4km/h
直径714mm
径差+41mm
215/75R16
43.3km/h
直径729mm
径差+56mm
225/75R16
44.2km/h
直径744mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/65R16、185/70R16 、195/60R16、195/65R16 、205/60R16 、215/60R16 あたりのタイヤがおすすめです。

205/65R16のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、205/65R16の適応サイズと性能の変化 [NV35型スカイライン編]のページをご覧ください。


NV35型スカイライン[2.5L-NA 4WD/5AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.35kg/ps56.24
1速ギヤ加速性能1.54kg/kgm50.99
1L換算馬力86.2ps/L60.43
1L換算トルク11.02kgm/L69.11
WB/TR比1.8838.75
ワイド&ロー指数0.84952.10
前面の面積2.599m²49.52
最低地上高140mm55.58
スポーツ性能部門の得点432.72

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費10.2km/L43.96
年間維持費370330円45.67
100kmh回転数2330rpm52.71
航続距離816.0km56.71
車の大きさ12.344m³54.39
室内の広さ3.639m³53.00
最小回転半径5.5m42.98
馬力単価14456円58.58
ユーティリティ部門の得点408.00

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した NV35型スカイライン[2.5L-NA 4WD/5AT] の総合得点は 840.72 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したNV35型スカイライン(4WD/5AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「2500ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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