日産 サファリの性能まとめ [WRGY61型|4.2L/160PS|PT4WD/5MT|1997年] RX 7人乗り


画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:2011/11/05|更新:2019/06/05

日産自動車の5ドア・7人乗りSUV、WRGY61型の3代目サファリは1997/10から生産が開始され、2007/07に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量4169cc(160PS/33.7kgm)のTD42T型エンジンを搭載する[RX 7人乗り|1997/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4910mm×全幅1840mm×全高1865mm、排気量は4169ccであることから、大雑把に分類すると4.2リットルクラス(4200cc、自動車税は4.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4910mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

WRGY61型 サファリ [4169cc/160PS PT4WD/5MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

3代目サファリの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
4.8L-NA
4WD/5AT
446.2万円
WFGY61型
[Granroad 7人乗り]
(2004/08)
245PS
40.8kgm
5.5km/L
2.8L-TB
4WD/5MT
284.5万円
WYY61型
[Spirit type-II 3D]
(1997/10)
135PS
26.6kgm
3.0L-TB
4WD/4AT
310.2万円
WTY61型
[Super-Spirit 3door]
(1999/09)
170PS
37.0kgm
9.2km/L
4.2L-TB
4WD/4AT
345.8万円
WRGY61型
[RX 7人乗り]
(1997/10)
160PS
33.7kgm
4.2L-TB
4WD/4AT
373.7万円
VRGY61型
[Field-Base Granroad 5人乗り]
(1999/09)
160PS
33.7kgm
Y61型 3代目サファリまとめ (WYY61 WTY61 WRGY61/VRGY61 WGY61 WFGY61)【全10件】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーNISSAN
車名&
グレード
サファリ
RX 7人乗り
その他グランロード リミテッド
お値段3308000円
車両型式KD-WRGY61
駆動方式
変速機
パートタイム4WD・四輪駆動(AWD)
5MT(5段変速・手動)
ドア数&
定員
5ドア
7人
車体寸法長4910×幅1840×高1865mm
室内寸法長2510×幅1520×高1200mm
軸距&
輪距
2970mm
前1555mm/後1575mm
最小半径6.1m
タイヤ前輪:235/80R16
後輪:235/80R16
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量2340kg
エンジン諸元
原動機型式TD42T
気筒配列直列6気筒
排気量4169cc
圧縮比22.8
吸気方式ターボ
最高出力160PS[118kW]/3600rpm
最大トルク33.7kgm[330Nm]/2000rpm
使用燃料軽油(ディーゼル燃料)
TD42T型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
※直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(87900円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(31500円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額8000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1997/10モデルのサファリを22年落ちの中古で36.4万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    サファリの1997/10モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である33.1万円に諸経費として3.3万円を足した36.4万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

1997年式を22年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)4500cc以下11年経過で増税87900
自動車重量税(1年分)2.5トン以下18年経過で増税31500
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷5.3km/L×130円/L245280円
オイル交換(5000km毎)1回8500円×2回17000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本12000円×4本÷3年16000円
任意保険料(月額8000円)月額8000円×12ヶ月96000円
ローン完済後の年間維持費507600円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額30340円×12ヶ月364080円
ローン返済中の年間維持費871680円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度93840円
名目金額
自動車税(1年分)87900
自動車重量税(1年分)31500
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)245280円
オイル交換(5000km毎)17000円
タイヤ交換(3年3万km毎)16000円
任意保険料(月額8000円)96000円
ローン完済後の年間維持費507600円
名目金額
車のローン額(1年分)364080円
ローン返済中の年間維持費871680円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
93840円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「4500cc以下の11年経過で増税」で税額は87900円、重量税の区分は「2.5トン以下の18年経過で増税」で税額は31500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに8500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額93,840円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

ここまで来ると月単位に換算しても42,300円(完済前は72,640円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。ほとんど乗らずに盆栽としてガレージに飾っておくなら、まあ…

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)87900
自動車重量税(1年分)31500
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)73580円
オイル交換(年1回)8500円
タイヤ交換(3万km/6年)4800円
任意保険料(月額6400円)76800円
合計
[差額]
297000円
[-210600円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)87900
自動車重量税(1年分)31500
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)122640円
オイル交換(年1回)8500円
タイヤ交換(3万km/6年)8000円
任意保険料(月額6800円)81600円
合計
[差額]
354060円
[-153540円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)87900
自動車重量税(1年分)31500
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)171700円
オイル交換(年1回)11900円
タイヤ交換(3万km/4.3年)11200円
任意保険料(月額7200円)86400円
合計
[差額]
414520円
[-93080円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料96000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて210600円安い297000円に、5000km走行では153540円安い354060円に、7000km走行では93080円安い414520円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km250円5500円6.5万円
20km490円10800円12.7万円
30km740円16300円19.2万円
50km1230円27100円32.0万円
100km2450円53900円63.7万円

さて、軽油(ディーゼル燃料)1リットルの燃料価格を130円、燃費を5.3km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは24.53円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は250円/日となり、20km走行なら490円/日、30km走行なら740円/日、50km走行なら1230円/日、100km走行なら2450円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は16300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は19.2万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

TD42T型エンジン簡易性能曲線図
TD42T型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2000回転時の馬力94PS
3600回転時の馬力160PS
各回転域でのトルク
2000回転時のトルク33.7kgm
3600回転時のトルク31.8kgm
TD42T型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているTD42型4169cc、直列6気筒のターボエンジンは3600回転時に最高出力160馬力を、2000回転時に最大トルク33.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2000rpmから最高出力が発生する3600rpmまで」の1600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は44.4%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4500cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4500cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ14.63kg/PS(2340kg/160PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ14.63kg/PS
車体+1人14.97kg/PS
車体+7人17.03kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg15.00kg/PS
車体+70kg15.06kg/PS
車体+80kg15.12kg/PS
車体+90kg15.19kg/PS
車体+100kg15.25kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは14.97kg/PS(2395kg/160PS)となり、数値としては0.34kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは17.03kg/PS(2725kg/160PS)となり、2.40kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

サファリのライバル候補車たち

15.08kg/PS
タント
0.7L/64PS|FF/CVT
14.90kg/PS
ミラ トコット
0.7L/52PS|FF/CVT
14.85kg/PS
カローラ スポーツ
1.8L/98PS|FF/CVT
14.92kg/PS
フレアワゴン カスタムスタイル
0.7L/64PS|FF/CVT
14.92kg/PS
スペーシア カスタム
0.7L/64PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ14.97kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

14.82kg/PSから15.12kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ダイハツの4人乗り軽ミニバン「LA650S型 タント」、ダイハツの4人乗り軽ハッチバック「LA550S型 ミラ トコット」、トヨタの5人乗りハッチバック「ZWE211H型 カローラ スポーツ」、マツダの4人乗り軽ミニバン「MM53S型 フレアワゴン カスタムスタイル」、スズキの4人乗り軽ミニバン「MK53S型 スペーシア カスタム」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

WRGY61型 サファリ [RX 7人乗り]とパワーウェイトレシオが近い車種|14.97kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.90
平均ピストンスピード11.5m/s
トルクウェイトレシオ69.4kg/kgm
1馬力あたりのお値段20675円
排気量1Lあたり馬力38.4PS/L
排気量1Lあたりトルク8.08kgm/L
1気筒あたりの馬力26.7PS
1気筒あたりのトルク5.6kgm
パワーバンド比率44.4%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
4.0~4.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは69.4kg/kgm(2340kg/33.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3308000円、最高出力が160馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は20675円、逆に1万円あたりでは0.48馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は98160円、1万円あたりでは0.10kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は38.4PS/L、トルクは8.08kgm/L、1気筒あたりの馬力は26.7馬力、トルクは5.6kgmとなり、このエンジンが160馬力を3600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは11.5m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.90になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高4.6m³
1人あたりのスペース約0.7m³
室内長/全長51.1%
室内幅/全幅82.6%
室内高/全高64.3%
室内容積/車両体積27.4%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は4.6m³です。この車の乗車定員は7人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.7m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は51.1%、同じく室内幅と全幅の比率は82.6%、同じく室内高と全高の比率は64.3%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は27.4%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.72m
期待される荷室の幅1.42m
対角線の長さ2.23m
期待される荷室の面積2.44m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.72m(対角線では2.23m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費5.3km/L
燃料タンク容量95L
航続距離(カタログ燃費)503.5km
航続距離(80%燃費)399.0km
満タンプライス12350円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので5.3km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が95リットルですと航続可能距離は503.5kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(4.8km/L)とすると456.0km、80%(4.2km/L)だと399.0km、70%(3.7km/L)では351.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)95リットルの給油で12350円、上で計算した航続距離を踏まえると503.5km(80%燃費時399.0km)を走行するのに12350円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合3600rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4100回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4100rpm|タイヤサイズ 235/80R16|タイヤ直径 78.2cm|円周長 245.7cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
4100rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速4.26216.6236km/h11280rpm1432.6kgm
2速2.4559.5750.5761-2/2360rpm63km/h6490rpm825.2kgm
3速1.4885.8030.6062-3/2480rpm104km/h3940rpm500.2kgm
4速1.0003.9000.6723-4/2760rpm155km/h2650rpm336.1kgm
5速0.8503.3150.8504-5/3490rpm182km/h2250rpm285.7kgm
Final3.900レシオカバレッジ(変速比幅)5.014

ギヤの繋がりイメージ
WRGY61型サファリ5MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.900)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(33.7kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.900)÷タイヤの有効半径(0.391m)で算出。
  • 副変速機のギヤ比が不明のものはHi側に1.000を代入しているので、実際の回転数とは大きく異なる場合があります。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの182km(3600rpmでは160.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:3600rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

3600rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ32km/h
2速ギヤ55km/h2070rpm
3速ギヤ91km/h2180rpm
4速ギヤ136km/h2420rpm
5速ギヤ160km/h3060rpm

WRGY61型サファリに搭載されたTD42型4169ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する3600rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで3600rpmまで引っ張ると32km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は3600rpmから2070rpmまで落ち、そこから3600rpmまで加速を続けると速度は55km/h(+23km/h)になります。

3速ギヤでは2180rpmまで落ちて3600rpmで91km/h(+36km/h)に、4速ギヤでは2420rpmまで落ちて3600rpmで136km/h(+45km/h)に、5速ギヤでは3060rpmまで落ちて3600rpmで160km/h(+24km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2000回転で最大トルク33.7kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば69.4kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(14.63kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1432.6kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2340kg)を1速ギヤの最大駆動力(1432.6kgm)で割ってみると1.63kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する3600回転でのトルク(31.8kgm)からTWRを算出すると1.73kg/kgmとなり、2000-3600回転の回転域では1.63-1.73kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速45106770902011280135301579020300
2速26003900520064907790909011690
3速1570236031503940472055107090
4速1060159021202650317037004760
5速900135018002250270031504050
※赤い数字は暫定レブリミット(4100rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.850)を選択して時速100kmにて走行すると2250回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1350回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1570回転、一般的な高速道路の80km/hでは1800回転、100km/hでは2250回転、制限速度が120km/hになると2700回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4050回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速918273544536271
2速153146627792108123
3速255176102127152178203
4速3876113151189227265302
5速4489133178222267311356

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4100回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/80R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/80R16 | 直径 782mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
75
扁平
215/75R16
37.3km/h
直径729mm
径差-53mm
225/75R16
38.1km/h
直径744mm
径差-38mm
235/75R16
38.8km/h
直径759mm
径差-23mm
245/75R16
39.6km/h
直径774mm
径差-8mm
255/75R16
40.4km/h
直径789mm
径差+7mm
0%
80
扁平
215/80R16
38.4km/h
直径750mm
径差-32mm
225/80R16
39.2km/h
直径766mm
径差-16mm
235/80R16
40.0km/h
782mm
0mm
245/80R16
40.8km/h
直径798mm
径差+16mm
255/80R16
41.6km/h
直径814mm
径差+32mm
+5%
85
扁平
215/85R16
39.5km/h
直径772mm
径差-10mm
225/85R16
40.4km/h
直径789mm
径差+7mm
235/85R16
41.2km/h
直径806mm
径差+24mm
245/85R16
42.1km/h
直径823mm
径差+41mm
255/85R16
43.0km/h
直径840mm
径差+58mm
+10%
90
扁平
215/90R16
40.6km/h
直径793mm
径差+11mm
225/90R16
41.5km/h
直径811mm
径差+29mm
235/90R16
42.4km/h
直径829mm
径差+47mm
245/90R16
43.3km/h
直径847mm
径差+65mm
255/90R16
44.2km/h
直径865mm
径差+83mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/80R16、215/85R16 、225/75R16、225/80R16 、235/75R16 、245/75R16 あたりのタイヤがおすすめです。

235/80R16のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を65%から95%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/80R16の適応サイズと性能の変化 [WRGY61型サファリ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


WRGY61型サファリ[4.2Lターボ PT4WD/5MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト14.63kg/ps35.42
1速ギヤ加速性能1.63kg/kgm49.07
1L換算馬力38.4ps/L25.39
1L換算トルク8.08kgm/L25.05
WB/TR比1.9036.67
ワイド&ロー指数1.01439.91
前面の面積3.432m²25.06
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点279.95

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費507600円32.64
100kmh回転数2250rpm53.96
航続距離24.65
車の大きさ16.849m³73.38
室内の広さ4.578m³62.94
最小回転半径6.1m30.21
馬力単価20675円50.02
ユーティリティ部門の得点369.35

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した WRGY61型サファリ[4.2Lターボ PT4WD/5MT] の総合得点は 649.30 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したWRGY61型サファリ(PT4WD/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「4500ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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