日産 クエストの性能まとめ [V40型|3.0L/150PS|FF/4AT|1998年] GXE


画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:2011/07/25|更新:2019/09/26

日産自動車の4ドア・7人乗りミニバン、V40型の初代クエストは1996/02から生産が開始され、1998/12に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量2960cc(150PS/24.1kgm)のVG30E型エンジンを搭載する[GXE|1998/03モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4835mm×全幅1870mm×全高1770mm、排気量は2960ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4835mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

V40型 クエスト [2960cc/150PS FF/4AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー NISSAN
車名&
グレード
クエスト
GXE
その他 GXE-1
お値段 3910000円
車両型式 V40
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
4AT(4段変速・自動)
ドア/定員 4ドア/7人
車体寸法 長4835×幅1870×高1770mm
室内寸法 長2600×幅1615×高1200mm
軸距&
輪距
2850mm
前1610mm/後1610mm
最小半径 6.1m
タイヤ 前輪:205/75R15
後輪:205/75R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量 1800kg
エンジン諸元
原動機型式 VG30E
気筒配列 V型6気筒
排気量2960cc
圧縮比9.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 150PS[110kW]/4800rpm
最大トルク 24.1kgm[236Nm]/4400rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
VG30E型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(58600円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(25200円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1998/03モデルのクエストを23年落ちの中古で43万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    クエストの1998/03モデルの場合、2021年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である39.1万円に諸経費として3.9万円を足した43万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1998年式を23年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3000cc以下 13年経過で増税 58600円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 18年経過で増税 25200円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷6.7km/L×150円/L 223880円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本10000円×4本÷4年 10000円
任意保険料(月額6500円) 月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 419600円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額35840円×12ヶ月 430080円
ローン返済中の年間維持費 849680円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 79240円
名目 金額
自動車税(1年分) 58600円
自動車重量税(1年分) 25200円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 223880円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 10000円
任意保険料(月額6500円) 78000円
ローン完済後の年間維持費 419600円
名目 金額
車のローン額(1年分) 430080円
ローン返済中の年間維持費 849680円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
79240円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「3000cc以下の13年経過で増税」で税額は58600円、重量税の区分は「2.0トン以下の18年経過で増税」で税額は25200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額79,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると34,967円(完済前は70,807円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。


●クエストの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、クエストの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 42830円
ガソリン税(暫定) 37460円
石油税 4180円
消費税(10%) 20350円
合計納税額 104820円

例として年間走行距離を10000km、燃費を6.7km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1492.5Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計42830円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで37460円、石油税が2.8円/Lで4180円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては20350円となり、これらを合計した税額は104820円、1年間に燃料代として支払う223880円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で58600円、自動車重量税が年換算で25200円ですから、合計188620円がクエストに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 25%
自動車重量税 1年分 25200円 11%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 3000km分 67160円 28%
オイル交換 年1回 5500円 2%
タイヤ交換 6年毎 6670円 3%
任意保険料 80% 62400円 26%
合計
[1万kmとの差額]
238450円
-181150円
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 20%
自動車重量税 1年分 25200円 9%
自賠責保険料 1年分 12920円 4%
燃料代 5000km分 111940円 39%
オイル交換 年1回 5500円 2%
タイヤ交換 6年毎 6670円 2%
任意保険料 85% 66360円 24%
合計
[1万kmとの差額]
287190円
-132410円
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 17%
自動車重量税 1年分 25200円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 4%
燃料代 7000km分 156720円 46%
オイル交換 年1回 7700円 2%
タイヤ交換 6年毎 6670円 2%
任意保険料 90% 70200円 22%
合計
[1万kmとの差額]
338010円
-81590円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて181150円安い238450円に、5000km走行では132410円安い287190円に、7000km走行では81590円安い338010円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 10%
自動車重量税 1年分 25200円 5%
自賠責保険料 1年分 12920円 2%
燃料代 15000km分 335820円 60%
オイル交換 年3回 33000円 6%
タイヤ交換 2.7年毎 15000円 3%
任意保険料 100% 78000円 14%
合計
[1万kmとの差額]
558540円
+138940円
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 9%
自動車重量税 1年分 25200円 4%
自賠責保険料 1年分 12920円 2%
燃料代 20000km分 447760円 65%
オイル交換 年4回 44000円 6%
タイヤ交換 2年毎 20000円 3%
任意保険料 100% 78000円 11%
合計
[1万kmとの差額]
686480円
+266880円

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km220円4800円5.7万円
20km450円9900円11.7万円
30km670円14700円17.4万円
50km1120円24600円29.1万円
100km2240円49300円58.2万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を6.7km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは22.39円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は220円/日となり、20km走行なら450円/日、30km走行なら670円/日、50km走行なら1120円/日、100km走行なら2240円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は14700円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は17.4万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

VG30E型エンジン簡易性能曲線図
VG30E型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4400回転時の馬力 148PS
4800回転時の馬力 150PS
各回転域でのトルク
4400回転時のトルク 24.1kgm
4800回転時のトルク 22.4kgm
VG30E型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているVG30型2960cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは4800回転時に最高出力150馬力を、4400回転時に最大トルク24.1kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4400rpmから最高出力が発生する4800rpmまで」の400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は8.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ12.000kg/PS(1800kg/150PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ12.000kg/PS
車体+1人12.367kg/PS
車体+7人14.567kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg12.400kg/PS
車体+70kg12.467kg/PS
車体+80kg12.533kg/PS
車体+90kg12.600kg/PS
車体+100kg12.667kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは12.367kg/PS(1855kg/150PS)となり、数値としては0.367kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは14.567kg/PS(2185kg/150PS)となり、2.567kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

クエストのライバル候補車たち

1998/03

クエスト
12.367kg/PS
1855kg/150PS|3.0L-NA
[車体のみPWR:12.000]
2008/05

車種詳細
キューブ キュービック
12.248kg/PS
1335kg/109PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:11.743]
2015/02

車種詳細
CX-3
12.333kg/PS
1295kg/105PS|1.5L-TB
[車体のみPWR:11.810]
2019/05

車種詳細
MAZDA3 ファストバック
12.387kg/PS
1375kg/111PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:11.892]
2009/08

車種詳細
ヴィッツ
12.356kg/PS
1075kg/87PS|1.3L-NA
[車体のみPWR:11.724]
2013/06

車種詳細
ゴルフVII
12.333kg/PS
1295kg/105PS|1.2L-TB
[車体のみPWR:11.810]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ12.367kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

12.243kg/PSから12.491kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、日産の7人乗りミニバン「YGNZ11型 キューブ キュービック」、マツダの5人乗りSUV「DK5FW型 CX-3」、マツダの5人乗りハッチバック「BP5P型 MAZDA3 ファストバック」、トヨタの5人乗りハッチバック「SCP90型 ヴィッツ」、フォルクスワーゲンの5人乗りハッチバック「AUCJZ型 ゴルフVII」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

V40型 クエスト [GXE]とパワーウェイトレシオが近い車種|12.367kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は83.3PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.770
平均ピストンスピード 13.28m/s
トルクウェイトレシオ 74.7kg/kgm
1馬力あたりのお値段 26067円
排気量1Lあたり馬力 50.68PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.14kgm/L
1気筒あたりの馬力 25.0PS
1気筒あたりのトルク 4.0kgm
パワーバンド比率 8.3%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
ミニバン・1BOXのPWR
2.5~3.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは74.7kg/kgm(1800kg/24.1kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3910000円、最高出力が150馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は26067円、逆に1万円あたりでは0.38馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は162241円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
日産編
3000cc以下の車編
7人乗りミニバン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は50.68PS/L、トルクは8.14kgm/L、1気筒あたりの馬力は25.0馬力、トルクは4.0kgmとなり、このエンジンが150馬力を4800回転で発生させているときの平均ピストンスピードは13.28m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が83.0mmであるVG30型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7230回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.770になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 5.04m³
1人あたりのスペース 約0.72m³
室内長/全長 53.8%
室内幅/全幅 86.4%
室内高/全高 67.8%
室内容積/車両体積 31.5%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は5.04m³です。この車の乗車定員は7人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.72m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は53.8%、同じく室内幅と全幅の比率は86.4%、同じく室内高と全高の比率は67.8%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は31.5%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.69m
期待される荷室の幅 1.51m
対角線の長さ 2.27m
期待される荷室の面積 2.55m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.69m(対角線では2.27m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

多くのミニバンや1BOXは室内長の寸法が大きいことから車中泊への期待が高まりますが、2列目、3列目シートの収納がイマイチの場合は車中泊の難易度がセダンよりも跳ね上がりかねません。その場合はシートを前ではなく後に倒してのフルフラットの可否が鍵を握ります。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 6.7km/L
燃料タンク容量 75L
航続距離(カタログ燃費) 502.5km
航続距離(80%燃費) 405.0km
満タンプライス 11250円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので6.7km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が75リットルですと航続可能距離は502.5kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.0km/L)とすると450.0km、80%(5.4km/L)だと405.0km、70%(4.7km/L)では352.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン75リットルの給油で11250円、上で計算した航続距離を踏まえると502.5km(80%燃費時405.0km)を走行するのに11250円かかる計算です。


純正装着タイヤの205/75R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/75R15 | 直径 689mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
70
扁平
185/70R15
37.2km/h
直径640mm
径差-49mm
195/70R15
38.0km/h
直径654mm
径差-35mm
205/70R15
38.8km/h
直径668mm
径差-21mm
215/70R15
39.6km/h
直径682mm
径差-7mm
225/70R15
40.4km/h
直径696mm
径差+7mm
0%
75
扁平
185/75R15
38.3km/h
直径659mm
径差-30mm
195/75R15
39.1km/h
直径674mm
径差-15mm
205/75R15
40.0km/h
689mm
0mm
215/75R15
40.9km/h
直径704mm
径差+15mm
225/75R15
41.7km/h
直径719mm
径差+30mm
+5%
80
扁平
185/80R15
39.3km/h
直径677mm
径差-12mm
195/80R15
40.2km/h
直径693mm
径差+4mm
205/80R15
41.2km/h
直径709mm
径差+20mm
215/80R15
42.1km/h
直径725mm
径差+36mm
225/80R15
43.0km/h
直径741mm
径差+52mm
+10%
85
扁平
185/85R15
40.4km/h
直径696mm
径差+7mm
195/85R15
41.4km/h
直径713mm
径差+24mm
205/85R15
42.4km/h
直径730mm
径差+41mm
215/85R15
43.4km/h
直径747mm
径差+58mm
225/85R15
44.4km/h
直径764mm
径差+75mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/75R15、185/80R15 、195/75R15 、205/70R15 、215/70R15 あたりのタイヤがおすすめです。

205/75R15のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を60%から90%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを15インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが205/75R15のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


V40型クエスト[3.0L-NA FF/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト12.000kg/ps42.94
1速ギヤ加速性能39.59
1L換算馬力50.68ps/L31.98
1L換算トルク8.14kgm/L32.75
WB/TR比1.77050.11
ワイド&ロー指数0.94745.18
前面の面積3.310m²30.56
最低地上高43.50
スポーツ性能部門の得点316.61

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費419600円16.59
100kmh回転数42.97
航続距離25.15
車の大きさ16.003m³69.48
室内の広さ5.039m³67.65
最小回転半径6.1m30.43
馬力単価26067円43.14
ユーティリティ部門の得点336.96

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した V40型クエスト[3.0L-NA FF/4AT] の総合得点は 653.57 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したV40型クエスト(FF/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのミニバン」、「3000ccのミニバン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

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