日産 パオの性能まとめ [PK10型|1.0L/52PS|FF/5MT|1989年] Pao


画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:2011/11/21|更新:2019/09/26

日産自動車の3ドア・5人乗りハッチバック、PK10型の初代パオは1989/01から生産が開始され、1991/02に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量987cc(52PS/7.6kgm)のMA10S型エンジンを搭載する[Pao|1989/01モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長3740mm×全幅1570mm×全高1475mm、排気量は987ccであることから、大雑把に分類すると1.0リットルクラス(1000cc、自動車税は1.0L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3740mmであるこの車の場合は「スモール」(Small:3500mm超-3850mm以下|Bセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

PK10型 パオ [987cc/52PS FF/5MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代パオの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.0L-NA
FF/3AT
126.9万円
PK10型
[Pao]
(1989/01)
52PS
7.6kgm
14.4km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーNISSAN
車名&
グレード
パオ
Pao
その他パオ キャンパストップ
お値段1221000円
車両型式E-PK10
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
5MT(5段変速・手動)
ドア数&
定員
3ドア
5人
車体寸法長3740×幅1570×高1475mm
室内寸法長1735×幅1265×高1185mm
軸距&
輪距
2300mm
前1355mm/後1355mm
最小半径4.4m
最低高165mm
タイヤ前輪:155/80R12
後輪:155/80R12
ブレーキ前:ディスク
後:ドラム
車両重量720kg
エンジン諸元
原動機型式MA10S
気筒配列直列4気筒
排気量987cc
圧縮比9.5
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力52PS[38kW]/6000rpm
最大トルク7.6kgm[75Nm]/3600rpm
使用燃料レギュラーガソリン
10・15燃費18.4km/L(43.3mpg)
100km燃費5.4L/100km
MA10S型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(33900円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12600円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額4500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1989/01モデルのパオを30年落ちの中古で13.4万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    パオの1989/01モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である12.2万円に諸経費として1.2万円を足した13.4万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1989年式を30年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)1000cc以下13年経過で増税33900
自動車重量税(1年分)1.0トン以下18年経過で増税12600
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷15.6km/L×150円/L96150円
オイル交換(5000km毎)1回3500円×2回7000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本4000円×4本÷3年5330円
任意保険料(月額4500円)月額4500円×12ヶ月54000円
ローン完済後の年間維持費222900円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額11180円×12ヶ月134160円
ローン返済中の年間維持費357060円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度56040円
名目金額
自動車税(1年分)33900
自動車重量税(1年分)12600
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)96150円
オイル交換(5000km毎)7000円
タイヤ交換(3年3万km毎)5330円
任意保険料(月額4500円)54000円
ローン完済後の年間維持費222900円
名目金額
車のローン額(1年分)134160円
ローン返済中の年間維持費357060円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
56040円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「1000cc以下の13年経過で増税」で税額は33900円、重量税の区分は「1.0トン以下の18年経過で増税」で税額は12600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに3500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本4000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額4500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額56,040円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して18,575円(完済前は29,755円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。

パオの中古車をGoo-netで検索!


●パオの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、パオの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)18400円
ガソリン税(暫定)16090円
石油税1790円
消費税(10%)8740円
合計納税額45020円

例として年間走行距離を10000km、燃費を15.6km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は641.0Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計18400円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで16090円、石油税が2.8円/Lで1790円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては8740円となり、これらを合計した税額は45020円、1年間に燃料代として支払う96150円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で33900円、自動車重量税が年換算で12600円ですから、合計91520円がパオに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)33900
自動車重量税(1年分)12600
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)28850円
オイル交換(年1回)3500円
タイヤ交換(3万km/6年)1600円
任意保険料(月額3600円)43200円
合計
[差額]
137570円
[-85330円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)33900
自動車重量税(1年分)12600
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)48080円
オイル交換(年1回)3500円
タイヤ交換(3万km/6年)2670円
任意保険料(月額3830円)45960円
合計
[差額]
160630円
[-62270円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)33900
自動車重量税(1年分)12600
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)67310円
オイル交換(年1回)4900円
タイヤ交換(3万km/4.3年)3730円
任意保険料(月額4050円)48600円
合計
[差額]
184960円
[-37940円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料54000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて85330円安い137570円に、5000km走行では62270円安い160630円に、7000km走行では37940円安い184960円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km80円1800円2.1万円
20km160円3500円4.2万円
30km240円5300円6.2万円
50km410円9000円10.7万円
100km820円18000円21.3万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を18.4km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは8.15円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は80円/日となり、20km走行なら160円/日、30km走行なら240円/日、50km走行なら410円/日、100km走行なら820円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は5300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は6.2万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

MA10S型エンジン簡易性能曲線図
MA10S型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3600回転時の馬力38PS
6000回転時の馬力52PS
各回転域でのトルク
3600回転時のトルク7.6kgm
6000回転時のトルク6.2kgm
MA10S型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているMA10型987cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力52馬力を、3600回転時に最大トルク7.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3600rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の2400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は40.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ13.85kg/PS(720kg/52PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ13.85kg/PS
車体+1人14.90kg/PS
車体+5人19.13kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg15.00kg/PS
車体+70kg15.19kg/PS
車体+80kg15.38kg/PS
車体+90kg15.58kg/PS
車体+100kg15.77kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは14.90kg/PS(775kg/52PS)となり、数値としては1.05kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは19.13kg/PS(995kg/52PS)となり、5.28kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

パオのライバル候補車たち

14.77kg/PS
スペーシア ギア
0.7L/64PS|FF/CVT
14.85kg/PS
カローラ スポーツ
1.8L/98PS|FF/CVT
14.90kg/PS
ミラ トコット
0.7L/52PS|FF/CVT
14.92kg/PS
フレアワゴン カスタムスタイル
0.7L/64PS|FF/CVT
14.92kg/PS
スペーシア カスタム
0.7L/64PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ14.90kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

14.75kg/PSから15.05kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、スズキの4人乗り軽SUV「MK53S型 スペーシア ギア」、トヨタの5人乗りハッチバック「ZWE211H型 カローラ スポーツ」、ダイハツの4人乗り軽ハッチバック「LA550S型 ミラ トコット」、マツダの4人乗り軽ミニバン「MM53S型 フレアワゴン カスタムスタイル」、スズキの4人乗り軽ミニバン「MK53S型 スペーシア カスタム」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

PK10型 パオ [Pao]とパワーウェイトレシオが近い車種|14.90kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.70
平均ピストンスピード13.6m/s
トルクウェイトレシオ94.7kg/kgm
1馬力あたりのお値段23481円
排気量1Lあたり馬力52.7PS/L
排気量1Lあたりトルク7.70kgm/L
1気筒あたりの馬力13.0PS
1気筒あたりのトルク1.9kgm
パワーバンド比率40.0%
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは94.7kg/kgm(720kg/7.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が1221000円、最高出力が52馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は23481円、逆に1万円あたりでは0.43馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は160658円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は52.7PS/L、トルクは7.70kgm/L、1気筒あたりの馬力は13.0馬力、トルクは1.9kgmとなり、このエンジンが52馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは13.6m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が68.0mmであるMA10型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は8820回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.70になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高2.6m³
1人あたりのスペース約0.5m³
室内長/全長46.4%
室内幅/全幅80.6%
室内高/全高80.3%
室内容積/車両体積29.9%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は2.6m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.5m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は46.4%、同じく室内幅と全幅の比率は80.6%、同じく室内高と全高の比率は80.3%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は29.9%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.31m
期待される荷室の幅1.17m
対角線の長さ1.76m
期待される荷室の面積1.53m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.31m(対角線では1.76m)しかないとなると、これはもう常識的に考えてかなり厳しい車中泊を強いられます。運転席あるいは助手席を後ろに倒して寝たほうがまだマシかもしれません。俗に言う体育座りの体勢で横になれば寝られないこともないでしょうが、寝れども寝れども疲れは取れない上に猛烈な腰痛で目を覚ましかねず、実に爽やかな笑顔で「もう二度と車中泊なんてしないよ!」と後日談を語ることになりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費18.4km/L
燃料タンク容量40L
航続距離(カタログ燃費)736.0km
航続距離(80%燃費)588.0km
満タンプライス6000円
1万円でどこまで行ける?1226.7km
車両価格/航続距離1659円/km

10・15モード燃費が18.4km/Lですので、燃料タンクの容量が40リットルですと航続可能距離は736.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(16.6km/L)とすると664.0km、80%(14.7km/L)だと588.0km、70%(12.9km/L)では516.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン40リットルの給油で6000円、上で計算した航続距離を踏まえると736.0km(80%燃費時588.0km)を走行するのに6000円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1226.7km(往復なら片道613.3km)、カタログ値の80%なら981.3km(片道490.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で736.0kmの距離を移動できるPK10型 パオ [Pao]という乗り物を、122.1万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「1659円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


純正装着タイヤの155/80R12と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 155/80R12 | 直径 553mm

-20mm
幅135mm
-10mm
幅145mm
変更なし
幅155mm
+10mm
幅165mm
+20mm
幅175mm
-5%
75
扁平
135/75R12
36.7km/h
直径508mm
径差-45mm
145/75R12
37.8km/h
直径523mm
径差-30mm
155/75R12
38.9km/h
直径538mm
径差-15mm
165/75R12
40.0km/h
直径553mm
径差0mm
175/75R12
41.1km/h
直径568mm
径差+15mm
0%
80
扁平
135/80R12
37.7km/h
直径521mm
径差-32mm
145/80R12
38.8km/h
直径537mm
径差-16mm
155/80R12
40.0km/h
553mm
0mm
165/80R12
41.2km/h
直径569mm
径差+16mm
175/80R12
42.3km/h
直径585mm
径差+32mm
+5%
85
扁平
135/85R12
38.7km/h
直径535mm
径差-18mm
145/85R12
39.9km/h
直径552mm
径差-1mm
155/85R12
41.2km/h
直径569mm
径差+16mm
165/85R12
42.4km/h
直径586mm
径差+33mm
175/85R12
43.6km/h
直径603mm
径差+50mm
+10%
90
扁平
135/90R12
39.6km/h
直径548mm
径差-5mm
145/90R12
40.9km/h
直径566mm
径差+13mm
155/90R12
42.2km/h
直径584mm
径差+31mm
165/90R12
43.5km/h
直径602mm
径差+49mm
175/90R12
44.8km/h
直径620mm
径差+67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、135/85R12 、145/80R12、145/85R12 、155/75R12 、165/75R12 あたりのタイヤがおすすめです。

155/80R12のタイヤ幅を135mmから185mmまで、扁平率を65%から95%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを12インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが155/80R12のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

155/80R12のタイヤ銘柄と通販価格


PK10型パオ[1.0L-NA FF/5MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト13.85kg/ps37.65
1速ギヤ加速性能39.27
1L換算馬力52.7ps/L33.26
1L換算トルク7.70kgm/L27.09
WB/TR比1.7057.50
ワイド&ロー指数0.93945.77
前面の面積2.316m²57.06
最低地上高165mm44.76
スポーツ性能部門の得点342.36

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費18.4km/L61.90
年間維持費222900円59.59
100kmh回転数42.85
航続距離736.0km51.75
車の大きさ8.661m³38.86
室内の広さ2.601m³42.02
最小回転半径4.4m66.38
馬力単価23481円46.29
ユーティリティ部門の得点409.64

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した PK10型パオ[1.0L-NA FF/5MT] の総合得点は 752.00 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したPK10型パオ(FF/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「1000ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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