三菱 ミラージュの性能まとめ [A03A型|1.2L/78PS|FF/CVT|2021年] Black-Edition


画像は三菱自動車より引用
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/
投稿:2021/06/06|更新:2021/07/01

三菱自動車の5ドア・5人乗りハッチバック、5BA-A03A型の6代目ミラージュは2012/08から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1192cc(78PS/10.2kgm)の3A92型エンジンを搭載する[Black-Edition|2021/04モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長3855mm×全幅1665mm×全高1505mm、排気量は1192ccであることから、大雑把に分類すると1.2リットルクラス(1200cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3855mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

A03A型 ミラージュ [1192cc/78PS FF/CVT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

6代目ミラージュの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.0L-NA
FF/CVT
118.8万円
A05A型
[M]
2012/08モデル
69PS
8.8kgm
27.2km/L
1.0L-NA
FF/CVT
99.8万円
A05A型
[E]
2012/08モデル
69PS
8.8kgm
23.2km/L
1.2L-NA
FF/CVT
144.5万円
A03A型
[1.2G]
2014/12モデル
78PS
10.2kgm
25.0km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MITSUBISHI
車名&
グレード
ミラージュ
Black-Edition
その他 5BA-A03A-XTHX | M (XTMX)
お値段 1597200円
車両型式 5BA-A03A
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
CVT(無段変速機・連続可変T/M)
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長3855×幅1665×高1505mm
室内寸法 長1870×幅1390×高1220mm
軸距&
輪距
2450mm
前1430mm/後1415mm
最小半径 4.6m
最低高 150mm
タイヤ 前輪:175/55R15
後輪:175/55R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量 900kg
エンジン諸元
原動機型式 3A92
気筒配列 直列3気筒
排気量1192cc
圧縮比10.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 78PS[57kW]/6000rpm
最大トルク 10.2kgm[100Nm]/4000rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費 20.0km/L(47.0mpg)
JC08燃費 22.8km/L(53.6mpg)
100km燃費 5.0L/100km
3A92型エンジンの諸元と性能まとめ
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。
直列3気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(30500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(8200円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、ミラージュの新車を183.7万円(諸費用として24万円を加算)にて購入し、頭金なしで4年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 30500円
自動車重量税(1年分) 1.0トン以下 13年未満 8200円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷20.0km/L×150円/L 75000円
オイル交換(5000km毎) 1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本10000円×4本÷4年 10000円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 204620円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額38260円×12ヶ月 459120円
ローン返済中の年間維持費 663740円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45240円
名目 金額
自動車税(1年分) 30500円円
自動車重量税(1年分) 8200円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 75000円
オイル交換(5000km毎) 8000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 10000円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 204620円
名目 金額
車のローン額(1年分) 459120円
ローン返済中の年間維持費 663740円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
45240円
  • 初度登録から0年経過車の場合、自動車税の区分は「1500cc以下の13年未満」で税額は30500円、重量税の区分は「1.0トン以下の13年未満」で税額は8200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額45,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して17,052円(完済前は55,312円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。


●ミラージュの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、ミラージュの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 14350円
ガソリン税(暫定) 12550円
石油税 1400円
消費税(10%) 6820円
合計納税額 35120円

例として年間走行距離を10000km、燃費を20.0km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は500.0Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計14350円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで12550円、石油税が2.8円/Lで1400円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては6820円となり、これらを合計した税額は35120円、1年間に燃料代として支払う75000円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で30500円、自動車重量税が年換算で8200円ですから、合計73820円がミラージュに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 23%
自動車重量税 1年分 8200円 6%
自賠責保険料 1年分 12920円 10%
燃料代 3000km分 22500円 17%
オイル交換 年1回 4000円 3%
タイヤ交換 6年毎 6670円 5%
任意保険料 80% 48000円 36%
合計
[1万kmとの差額]
132790円
-71830円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 20%
自動車重量税 1年分 8200円 5%
自賠責保険料 1年分 12920円 9%
燃料代 5000km分 37500円 25%
オイル交換 年1回 4000円 3%
タイヤ交換 6年毎 6670円 4%
任意保険料 85% 51000円 34%
合計
[1万kmとの差額]
150790円
-53830円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 18%
自動車重量税 1年分 8200円 5%
自賠責保険料 1年分 12920円 8%
燃料代 7000km分 52500円 31%
オイル交換 年1回 5600円 3%
タイヤ交換 6年毎 6670円 4%
任意保険料 90% 54000円 31%
合計
[1万kmとの差額]
170390円
-34230円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて71830円安い132790円に、5000km走行では53830円安い150790円に、7000km走行では34230円安い170390円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 12%
自動車重量税 1年分 8200円 3%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 15000km分 112500円 43%
オイル交換 年3回 24000円 9%
タイヤ交換 2.7年毎 15000円 6%
任意保険料 100% 60000円 22%
合計
[1万kmとの差額]
263120円
+58500円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 10%
自動車重量税 1年分 8200円 3%
自賠責保険料 1年分 12920円 4%
燃料代 20000km分 150000円 48%
オイル交換 年4回 32000円 10%
タイヤ交換 2年毎 20000円 6%
任意保険料 100% 60000円 19%
合計
[1万kmとの差額]
313620円
+109000円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(16.1km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(20.3km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(22.1km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(20.0km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代75000円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル150円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地16.1km/L → 16.6km/L
郊外20.3km/L → 20.9km/L
高速道路22.1km/L → 22.8km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km83850円
[81330円]
郊外500km3690円
[3590円]
高速道路500km3390円
[3290円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
90930円
+15930円
16.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
88210円
-2720円
17.0km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が16.1km/Lでは559.0Lを消費して、燃料代は83850円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が20.3km/Lでは24.6Lを消費して、燃料代は3690円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が22.1km/Lでは22.6Lを消費して、燃料代は3390円になります。

このパターンでは使用した燃料量が606.2L、かかった燃料代が90930円となり、平均燃費は16.5km/L(-3.5km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+15930円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は88210円となり、2720円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で10880円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km46590円
[45180円]
郊外5000km36950円
[35880円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
83540円
+8540円
18.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
81060円
-2480円
18.5km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が16.1km/Lでは310.6Lを消費して、燃料代は46590円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が20.3km/Lでは246.3Lを消費して、燃料代は36950円になります。

このパターンでは使用した燃料量が556.9L、かかった燃料代が83540円となり、平均燃費は18.0km/L(-2.0km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+8540円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が81060円となり、1年間で2480円、4年間で9920円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km31020円
[30090円]
郊外3340km24680円
[23970円]
高速道路3330km22610円
[21920円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
78310円
+3310円
19.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
75980円
-2330円
19.7km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が16.1km/Lでは206.8Lを消費して、燃料代は31020円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が20.3km/Lでは164.5Lを消費して、燃料代は24680円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が22.1km/Lでは150.7Lを消費して、燃料代は22610円になります。

このパターンでは使用した燃料量が522.0L、かかった燃料代が78310円となり、平均燃費は19.2km/L(-0.8km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+3310円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が75980円となり、1年間で2330円、4年間で9320円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km4670円
[4520円]
郊外9000km66500円
[64590円]
高速道路500km3390円
[3290円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
74560円
-440円
20.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
72400円
-2160円
20.7km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が16.1km/Lでは31.1Lを消費して、燃料代は4670円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が20.3km/Lでは443.3Lを消費して、燃料代は66500円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が22.1km/Lでは22.6Lを消費して、燃料代は3390円になります。

このパターンでは使用した燃料量が497.0L、かかった燃料代が74560円となり、平均燃費は20.1km/L(+0.1km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は-440円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が72400円となり、1年間で2160円、4年間で8640円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(16.5km/L・18.0km/L・19.2km/L・20.1km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(90930円・83540円・78310円・74560円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km80円1800円2.1万円
20km150円3300円3.9万円
30km230円5100円6.0万円
50km380円8400円9.9万円
100km750円16500円19.5万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を20.0km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは7.50円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は80円/日となり、20km走行なら150円/日、30km走行なら230円/日、50km走行なら380円/日、100km走行なら750円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は5100円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は6.0万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

3A92型エンジン簡易性能曲線図
3A92型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 57PS
6000回転時の馬力 78PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 10.2kgm
6000回転時のトルク 9.3kgm
3A92型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している3A92型1192cc、直列3気筒の自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力78馬力を、4000回転時に最大トルク10.2kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は33.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
三菱の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
三菱の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ11.538kg/PS(900kg/78PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ11.538kg/PS
車体+1人12.244kg/PS
車体+5人15.064kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg12.308kg/PS
車体+70kg12.436kg/PS
車体+80kg12.564kg/PS
車体+90kg12.692kg/PS
車体+100kg12.821kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは12.244kg/PS(955kg/78PS)となり、数値としては0.706kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは15.064kg/PS(1175kg/78PS)となり、3.526kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ミラージュのライバル候補車たち

2021/04

-
ミラージュ
12.244kg/PS
955kg/78PS|1.2L-NA
[車体のみPWR:11.538]
2015/04

車種詳細
ステップワゴン スパーダ
12.167kg/PS
1825kg/150PS|1.5L-TB
[車体のみPWR:11.800]
2008/05

車種詳細
キューブ キュービック
12.248kg/PS
1335kg/109PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:11.743]
2015/02

車種詳細
CX-3
12.333kg/PS
1295kg/105PS|1.5L-TB
[車体のみPWR:11.810]
2009/08

車種詳細
ヴィッツ
12.356kg/PS
1075kg/87PS|1.3L-NA
[車体のみPWR:11.724]
2006/07

車種詳細
モビリオ
12.136kg/PS
1335kg/110PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:11.636]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ12.244kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

12.122kg/PSから12.366kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの7人乗りミニバン「RP4型 ステップワゴン スパーダ」、日産の7人乗りミニバン「YGNZ11型 キューブ キュービック」、マツダの5人乗りSUV「DK5FW型 CX-3」、トヨタの5人乗りハッチバック「SCP90型 ヴィッツ」、ホンダの7人乗りミニバン「GB1型 モビリオ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

A03A型 ミラージュ [Black-Edition]とパワーウェイトレシオが近い車種|12.244kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は86.7PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.722
平均ピストンスピード 18.00m/s
トルクウェイトレシオ 88.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段 20477円
排気量1Lあたり馬力 65.44PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.56kgm/L
1気筒あたりの馬力 26.0PS
1気筒あたりのトルク 3.4kgm
パワーバンド比率 33.3%
燃費×馬力 1560.0pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.0~1.3L以下のPWR

トルクウェイトレシオは88.2kg/kgm(900kg/10.2kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が1597200円、最高出力が78馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は20477円、逆に1万円あたりでは0.49馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は156588円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
三菱編
1500cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は65.44PS/L、トルクは8.56kgm/L、1気筒あたりの馬力は26.0馬力、トルクは3.4kgmとなり、このエンジンが78馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.00m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が90.0mmである3A92型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6670回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.722になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が20.0km/L、最高出力が78PSであるこの車の獲得ポイントは1560.0ptになります。
戯れに車両重量900kgを100kg単位にした9.0で割ってみたところ、その数値は173.33ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)

人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.17m³
1人あたりのスペース 約0.63m³
室内長/全長 48.5%
室内幅/全幅 83.5%
室内高/全高 81.1%
室内容積/車両体積 32.8%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.17m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.63m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は48.5%、同じく室内幅と全幅の比率は83.5%、同じく室内高と全高の比率は81.1%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は32.8%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.35m
期待される荷室の幅 1.29m
対角線の長さ 1.87m
期待される荷室の面積 1.74m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.35m(対角線では1.87m)しかないとなると、これはもう常識的に考えてかなり厳しい車中泊を強いられます。運転席あるいは助手席を後ろに倒して寝たほうがまだマシかもしれません。俗に言う体育座りの体勢で横になれば寝られないこともないでしょうが、寝れども寝れども疲れは取れない上に猛烈な腰痛で目を覚ましかねず、実に爽やかな笑顔で「もう二度と車中泊なんてしないよ!」と後日談を語ることになりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 20.0km/L
燃料タンク容量 35L
航続距離(カタログ燃費) 700.0km
航続距離(80%燃費) 560.0km
満タンプライス 5250円
1万円でどこまで行ける? 1333.3km
車両価格/航続距離 2282円/km

WLTCモード燃費が20.0km/Lですので、燃料タンクの容量が35リットルですと航続可能距離は700.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(18.0km/L)とすると630.0km、80%(16.0km/L)だと560.0km、70%(14.0km/L)では490.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン35リットルの給油で5250円、上で計算した航続距離を踏まえると700.0km(80%燃費時560.0km)を走行するのに5250円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1333.3km(往復なら片道666.7km)、カタログ値の80%なら1066.7km(片道533.3km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で700.0kmの距離を移動できるA03A型 ミラージュ [Black-Edition]という乗り物を、159.7万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「2282円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
20.0km/L
700.0km
市街地燃費
16.1km/L
563.5km
[-136.5km]
郊外燃費
20.3km/L
710.5km
[+10.5km]
高速道路燃費
22.1km/L
773.5km
[+73.5km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を35Lとしたとき、市街地モード燃費16.1km/Lでの航続距離は563.5km(-136.5km)、郊外モード燃費20.3km/Lでの航続距離は710.5km(+10.5km)、高速道路モード燃費22.1km/Lでの航続距離は773.5km(+73.5km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 175/55R15|タイヤ直径 57.4cm|円周長 180.3cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.007 15.05 -
-
47km/h 13920rpm 535.0kgm
2速 0.550 2.07 0.137 1-2/
890rpm
340km/h 1910rpm 73.4kgm
Final 3.757 レシオカバレッジ(変速比幅)7.285

ギヤの繋がりイメージ
A03A型ミラージュCVT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.757)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(10.2kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.757)÷タイヤの有効半径(0.287m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は2速ギヤの340km(6000rpmでは314.1km/h)となります。CVTは無段変速機というだけあって、変速比を低速側の4.007から高速側の0.550の間で自由自在に可変できる変速機ですから、実際にはちょうどいい塩梅の妥当な回転数にて妥当な最高速に落ち着くものと思われます。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4000回転で最大トルク10.2kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば88.2kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(11.538kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと535.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(900kg)を1速ギヤの最大駆動力(535.0kgm)で割ってみると1.682kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(9.3kgm)からTWRを算出すると1.85kg/kgmとなり、4000-6000回転の回転域では1.682-1.85kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5570 8350 11130 13920 16700 19480 25050
2速 760 1150 1530 1910 2290 2670 3440
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。
※CVTの場合はどのようにギヤ比を制御をしているのか想像も付かないので参考値です。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.550)を選択して時速100kmにて走行すると1910回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1150回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1340回転、一般的な高速道路の80km/hでは1530回転、100km/hでは1910回転、制限速度が120km/hになると2290回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3440回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 7 14 22 29 36 43 50 57
2速 52 105 157 209 262 314 366 419

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの175/55R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 175/55R15 | 直径 574mm

-20mm
幅155mm
-10mm
幅165mm
変更なし
幅175mm
+10mm
幅185mm
+20mm
幅195mm
-5%
50
扁平
155/50R15
37.4km/h
直径536mm
径差-38mm
165/50R15
38.0km/h
直径546mm
径差-28mm
175/50R15
38.7km/h
直径556mm
径差-18mm
185/50R15
39.4km/h
直径566mm
径差-8mm
195/50R15
40.1km/h
直径576mm
径差+2mm
0%
55
扁平
155/55R15
38.5km/h
直径552mm
径差-22mm
165/55R15
39.2km/h
直径563mm
径差-11mm
175/55R15
40.0km/h
574mm
0mm
185/55R15
40.8km/h
直径585mm
径差+11mm
195/55R15
41.5km/h
直径596mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
155/60R15
39.5km/h
直径567mm
径差-7mm
165/60R15
40.3km/h
直径579mm
径差+5mm
175/60R15
41.2km/h
直径591mm
径差+17mm
185/60R15
42.0km/h
直径603mm
径差+29mm
195/60R15
42.9km/h
直径615mm
径差+41mm
+10%
65
扁平
155/65R15
40.6km/h
直径583mm
径差+9mm
165/65R15
41.5km/h
直径596mm
径差+22mm
175/65R15
42.4km/h
直径609mm
径差+35mm
185/65R15
43.3km/h
直径622mm
径差+48mm
195/65R15
44.3km/h
直径635mm
径差+61mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、155/55R15、155/60R15 、165/50R15、165/55R15 、175/50R15 、185/50R15 あたりのタイヤがおすすめです。

175/55R15のタイヤ幅を155mmから205mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、175/55R15の適応サイズと性能の変化 [A03A型ミラージュ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


A03A型ミラージュ[1.2L-NA FF/CVT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト11.538kg/ps44.26
1速ギヤ加速性能1.682kg/kgm47.64
1L換算馬力65.44ps/L43.65
1L換算トルク8.56kgm/L38.00
WB/TR比1.72255.16
ワイド&ロー指数0.90448.25
前面の面積2.506m²52.31
最低地上高150mm51.40
スポーツ性能部門の得点380.67

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費20.0km/L56.77
年間維持費204620円49.12
100kmh回転数1910rpm58.23
航続距離700.0km49.32
車の大きさ9.660m³42.92
室内の広さ3.171m³47.93
最小回転半径4.6m62.34
馬力単価20477円50.69
ユーティリティ部門の得点417.32

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した A03A型ミラージュ[1.2L-NA FF/CVT] の総合得点は 797.99 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したA03A型ミラージュ(FF/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「1500ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

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