ベンツ Sクラスの性能まとめ [221057型|3.5L/306PS|FR/7AT|2011年] S350 Blue-Efficiency W221


画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:2011/12/20|更新:2021/07/01

メルセデスベンツの4ドア・5人乗りセダン、RBA-221057型の5代目Sクラスは2005/10から生産が開始され、2013/10に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量3497cc(306PS/37.7kgm)のM276型エンジンを搭載する[S350 Blue-Efficiency W221|2011/11モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長5100mm×全幅1870mm×全高1485mm、排気量は3497ccであることから、大雑把に分類すると3.5リットルクラス(3500cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5100mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

221057型 Sクラス [3497cc/306PS FR/7AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

5代目Sクラスの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
5.5L-TB
FR/7AT
2302.0万円
221174型
[S63 AMG Long W221]
2011/11モデル
544PS
81.6kgm
8.4km/L
6.0L-TB
FR/5AT
3050.0万円
221179型
[S65 AMG Long W221]
2011/11モデル
629PS
102.0kgm
5.8km/L
4.7L-TB
FR/7AT
1535.0万円
221173型
[S550 Blue-Efficiency Long W221]
2011/11モデル
435PS
71.4kgm
9.3km/L
6.2L-NA
FR/7AT
2230.0万円
221177型
[S63 AMG Long W221]
2009/09モデル
525PS
64.2kgm
5.4km/L
3.5L-NA
FR/7AT
1405.0万円
221195型
[Hybrid Long W221]
2011/11モデル
279PS
35.7kgm
11.2km/L
W221型 5代目Sクラス&3代目CLクラスまとめ (W221/C216)【全10件】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MERCEDES_BENZ
車名&
グレード
Sクラス
S350 Blue-Efficiency W221
その他 ブルーエフィシェンシー
お値段 10750000円
車両型式 RBA-221057
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
7AT(7段変速・自動)
ドア/定員 4ドア/5人
車体寸法 長5100×幅1870×高1485mm
軸距&
輪距
3035mm
前1605mm/後1605mm
最小半径 5.8m
タイヤ 前輪:255/45R18
後輪:255/45R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1900kg
エンジン諸元
原動機型式 M276
気筒配列 V型6気筒
排気量3497cc
圧縮比12.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 306PS[225kW]/6500rpm
最大トルク 37.7kgm[370Nm]/3500-5250rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
JC08燃費 12.4km/L(29.2mpg)
10・15燃費 13.0km/L(30.6mpg)
100km燃費 8.1L/100km
M276型NAエンジン諸元と性能
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(58000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2011/11モデルのSクラスを10年落ちの中古で354.8万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    Sクラスの2011/11モデルの場合、2021年現在では10年が経過しているため、新車価格の30%である322.5万円に諸経費として32.3万円を足した354.8万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2011年式を10年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3500cc以下 13年未満 58000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷11.5×165円/L 143480円
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本18000円×4本÷4年 18000円
任意保険料(月額7000円) 月額7000円×12ヶ月 84000円
ローン完済後の年間維持費 344800円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額59130円×12ヶ月 709560円
ローン返済中の年間維持費 1054360円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61640円
名目 金額
自動車税(1年分) 58000円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 143480円
オイル交換(5000km毎) 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 18000円
任意保険料(月額7000円) 84000円
ローン完済後の年間維持費 344800円
名目 金額
車のローン額(1年分) 709560円
ローン返済中の年間維持費 1054360円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
61640円
  • 初度登録から10年経過車の場合、自動車税の区分は「3500cc以下の13年未満」で税額は58000円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額61,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると28,733円(完済前は87,863円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


●Sクラスの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、Sクラスの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 24960円
ガソリン税(暫定) 21830円
石油税 2430円
消費税(10%) 13040円
合計納税額 62260円

例として年間走行距離を10000km、燃費を11.5km/L、ガソリンを1リットルあたり165円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は869.6Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計24960円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで21830円、石油税が2.8円/Lで2430円になります。

ガソリン車の場合は本体価格93.4円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては13040円となり、これらを合計した税額は62260円、1年間に燃料代として支払う143480円のうち43.4%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で58000円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計136660円がSクラスに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58000円 27%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 3000km分 43040円 20%
オイル交換 年1回 6000円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 6%
任意保険料 80% 67200円 30%
合計
[1万kmとの差額]
215560円
-129240円
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58000円 23%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 5000km分 71740円 29%
オイル交換 年1回 6000円 2%
タイヤ交換 6年毎 12000円 5%
任意保険料 85% 71400円 29%
合計
[1万kmとの差額]
248460円
-96340円
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58000円 20%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 7000km分 100440円 35%
オイル交換 年1回 8400円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 4%
任意保険料 90% 75600円 27%
合計
[1万kmとの差額]
283760円
-61040円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて129240円安い215560円に、5000km走行では96340円安い248460円に、7000km走行では61040円安い283760円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58000円 13%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 12920円 3%
燃料代 15000km分 215220円 48%
オイル交換 年3回 36000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 27000円 6%
任意保険料 100% 84000円 18%
合計
[1万kmとの差額]
449540円
+104740円
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58000円 11%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 12920円 2%
燃料代 20000km分 286960円 53%
オイル交換 年4回 48000円 9%
タイヤ交換 2年毎 36000円 7%
任意保険料 100% 84000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
542280円
+197480円

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km130円2900円3.4万円
20km270円5900円7.0万円
30km400円8800円10.4万円
50km670円14700円17.4万円
100km1330円29300円34.6万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を165円、燃費を12.4km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは13.31円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は130円/日となり、20km走行なら270円/日、30km走行なら400円/日、50km走行なら670円/日、100km走行なら1330円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は8800円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は10.4万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

M276型エンジン簡易性能曲線図
M276型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3500回転時の馬力 184PS
5250回転時の馬力 276PS
6500回転時の馬力 306PS
各回転域でのトルク
3500回転時のトルク 37.7kgm
5250回転時のトルク 37.7kgm
6500回転時のトルク 33.7kgm
M276型NAエンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM276型3497cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは6500回転時に最高出力306馬力を、3500-5250回転時に最大トルク37.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3500rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の3000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は46.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.209kg/PS(1900kg/306PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.209kg/PS
車体+1人6.389kg/PS
車体+5人7.108kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.405kg/PS
車体+70kg6.438kg/PS
車体+80kg6.471kg/PS
車体+90kg6.503kg/PS
車体+100kg6.536kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.389kg/PS(1955kg/306PS)となり、数値としては0.180kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは7.108kg/PS(2175kg/306PS)となり、0.899kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

Sクラスのライバル候補車たち

2011/11

Sクラス
6.389kg/PS
1955kg/306PS|3.5L-NA
[車体のみPWR:6.209]
2010/02

車種詳細
クラウン ハイブリッド
6.368kg/PS
1885kg/296PS|3.5L-NA
[車体のみPWR:6.182]
2001/05

車種詳細
アコード
6.295kg/PS
1385kg/220PS|2.2L-NA
[車体のみPWR:6.045]
2015/01

車種詳細
レジェンド
6.481kg/PS
2035kg/314PS|3.5L-NA
[車体のみPWR:6.306]
2009/08

車種詳細
SC
6.411kg/PS
1795kg/280PS|4.3L-NA
[車体のみPWR:6.214]
2009/12

車種詳細
エスティマ
6.518kg/PS
1825kg/280PS|3.5L-NA
[車体のみPWR:6.321]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.389kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.197kg/PSから6.581kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの5人乗りセダン「GWS204型 クラウン ハイブリッド」、ホンダの5人乗りセダン「CL1型 アコード」、ホンダの5人乗りセダン「KC2型 レジェンド」、レクサスの4人乗りオープンカー「UZZ40型 SC」、トヨタの8人乗りミニバン「GSR50W型 エスティマ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

221057型 Sクラス [S350 Blue-Efficiency W221]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.389kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は161.1PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.891
平均ピストンスピード 18.63m/s
トルクウェイトレシオ 50.4kg/kgm
1馬力あたりのお値段 35131円
排気量1Lあたり馬力 87.50PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.78kgm/L
1気筒あたりの馬力 51.0PS
1気筒あたりのトルク 6.3kgm
パワーバンド比率 46.1%
燃費×馬力 3528.2pt
各種ランキング
セダンのPWR
3.0~3.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは50.4kg/kgm(1900kg/37.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が10750000円、最高出力が306馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は35131円、逆に1万円あたりでは0.28馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は285146円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3500cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は87.50PS/L、トルクは10.78kgm/L、1気筒あたりの馬力は51.0馬力、トルクは6.3kgmとなり、このエンジンが306馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.63m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が86.0mmであるM276型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6980回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.891になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が11.53km/L、最高出力が306PSであるこの車の獲得ポイントは3528.2ptになります。
戯れに車両重量1900kgを100kg単位にした19.0で割ってみたところ、その数値は185.69ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.78m
期待される荷室の幅 1.47m
対角線の長さ 2.31m
期待される荷室の面積 2.62m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.78m(対角線では2.31m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 12.4km/L
燃料タンク容量 90L
航続距離(カタログ燃費) 1116.0km
航続距離(80%燃費) 891.0km
満タンプライス 14850円
1万円でどこまで行ける? 751.5km
車両価格/航続距離 9633円/km

JC08モード燃費が12.4km/Lですので、燃料タンクの容量が90リットルですと航続可能距離は1116.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(11.2km/L)とすると1008.0km、80%(9.9km/L)だと891.0km、70%(8.7km/L)では783.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン90リットルの給油で14850円、上で計算した航続距離を踏まえると1116.0km(80%燃費時891.0km)を走行するのに14850円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば751.5km(往復なら片道375.8km)、カタログ値の80%なら601.2km(片道300.6km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で1116.0kmの距離を移動できる221057型 Sクラス [S350 Blue-Efficiency W221]という乗り物を、1075.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「9633円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


純正装着タイヤの255/45R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 255/45R18 | 直径 687mm

-20mm
幅235mm
-10mm
幅245mm
変更なし
幅255mm
+10mm
幅265mm
+20mm
幅275mm
-5%
40
扁平
235/40R18
37.6km/h
直径645mm
径差-42mm
245/40R18
38.0km/h
直径653mm
径差-34mm
255/40R18
38.5km/h
直径661mm
径差-26mm
265/40R18
39.0km/h
直径669mm
径差-18mm
275/40R18
39.4km/h
直径677mm
径差-10mm
0%
45
扁平
235/45R18
39.0km/h
直径669mm
径差-18mm
245/45R18
39.5km/h
直径678mm
径差-9mm
255/45R18
40.0km/h
687mm
0mm
265/45R18
40.5km/h
直径696mm
径差+9mm
275/45R18
41.0km/h
直径705mm
径差+18mm
+5%
50
扁平
235/50R18
40.3km/h
直径692mm
径差+5mm
245/50R18
40.9km/h
直径702mm
径差+15mm
255/50R18
41.5km/h
直径712mm
径差+25mm
265/50R18
42.0km/h
直径722mm
径差+35mm
275/50R18
42.6km/h
直径732mm
径差+45mm
+10%
55
扁平
235/55R18
41.7km/h
直径716mm
径差+29mm
245/55R18
42.3km/h
直径727mm
径差+40mm
255/55R18
43.0km/h
直径738mm
径差+51mm
265/55R18
43.6km/h
直径749mm
径差+62mm
275/55R18
44.3km/h
直径760mm
径差+73mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、235/45R18 、245/40R18、245/45R18 、255/40R18 、265/40R18 、275/40R18あたりのタイヤがおすすめです。

255/45R18のタイヤ幅を235mmから285mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを18インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが255/45R18のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


221057型Sクラス[3.5L-NA FR/7AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.209kg/ps59.48
1速ギヤ加速性能39.59
1L換算馬力87.50ps/L61.09
1L換算トルク10.78kgm/L65.75
WB/TR比1.89137.37
ワイド&ロー指数0.79456.13
前面の面積2.777m²44.98
最低地上高43.50
スポーツ性能部門の得点407.89

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費12.4km/L42.58
年間維持費344800円27.91
100kmh回転数42.97
航続距離1116.0km74.45
車の大きさ14.162m³61.77
室内の広さ(仮) 2.568m³41.57
最小回転半径5.8m36.81
馬力単価35131円30.90
ユーティリティ部門の得点358.96

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 221057型Sクラス[3.5L-NA FR/7AT] の総合得点は 766.85 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した221057型Sクラス(FR/7AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「3500ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

12.4

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