ベンツ SLクラスの性能まとめ [R231型|3.5L/306PS|FR/7AT|2012年] SL350 Blue-Efficiency R231


画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:2012/04/05|更新:2019/09/26

メルセデスベンツの2ドア・2人乗りオープンカー、R231型の6代目SLクラスは2012/03から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量3497cc(306PS/37.7kgm)のM276型エンジンを搭載する[SL350 Blue-Efficiency R231|2012/03モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4612mm×全幅1877mm×全高1314mm、排気量は3497ccであることから、大雑把に分類すると3.5リットルクラス(3500cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4612mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

R231型 SLクラス [3497cc/306PS FR/7AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

6代目SLクラスの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
6.0L-TB
FR/7AT
3050.0万円
231474型
[SL65 AMG R231]
2013/08モデル
630PS
102.0kgm
5.5L-TB
FR/7AT
1980.0万円
R231型
[SL63-AMG R231]
2012/03モデル
537PS
81.6kgm
4.7L-TB
FR/7AT
1560.0万円
R231型
[SL550 Blue-Efficiency R231]
2012/03モデル
435PS
71.4kgm
6代目SLクラスの車両型式・グレード一覧【全6車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MERCEDES_BENZ
車名&
グレード
SLクラス
SL350 Blue-Efficiency R231
その他 ブルーエフィシェンシー
お値段 11900000円
車両型式 R231
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
7AT(7段変速・自動)
ドア/定員 2ドア/2人
車体寸法 長4612×幅1877×高1314mm
室内寸法 長1140×幅1490×高1080mm
軸距&
輪距
2585mm
前1610mm/後1635mm
最低高 115mm
タイヤ 前輪:255/40R18
後輪:285/35R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1685kg
エンジン諸元
原動機型式 M276
気筒配列 V型6気筒
排気量3497cc
圧縮比12.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 306PS[225kW]/6500rpm
最大トルク 37.7kgm[370Nm]/3500-5250rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
M276型NAエンジン諸元と性能
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(58000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、SLクラスの新車を1368.5万円(諸費用として178.5万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3500cc以下 13年未満 58000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷6.7km/L×34円/L 50750円
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本18000円×4本÷4年 18000円
任意保険料(月額7000円) 月額7000円×12ヶ月 84000円
ローン完済後の年間維持費 252070円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額228080円×12ヶ月 2736960円
ローン返済中の年間維持費 2989030円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61640円
名目 金額
自動車税(1年分) 58000円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 50750円
オイル交換(5000km毎) 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 18000円
任意保険料(月額7000円) 84000円
ローン完済後の年間維持費 252070円
名目 金額
車のローン額(1年分) 2736960円
ローン返済中の年間維持費 2989030円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
61640円
  • 初度登録から9年経過車の場合、自動車税の区分は「3500cc以下の13年未満」で税額は58000円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額61,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると21,006円(完済前は249,086円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


●SLクラスの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、SLクラスの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 42830円
ガソリン税(暫定) 37460円
石油税 4180円
消費税(10%) 4610円
合計納税額 89080円

例として年間走行距離を10000km、燃費を6.7km/L、ガソリンを1リットルあたり34円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1492.5Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計42830円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで37460円、石油税が2.8円/Lで4180円になります。

ガソリン車の場合は本体価格-25.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては4610円となり、これらを合計した税額は89080円、1年間に燃料代として支払う50750円のうち175.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で58000円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計163480円がSLクラスに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58000円 31%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 12920円 7%
燃料代 3000km分 15230円 8%
オイル交換 年1回 6000円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 6%
任意保険料 80% 67200円 36%
合計
[1万kmとの差額]
187750円
-64320円
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58000円 29%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 5000km分 25380円 13%
オイル交換 年1回 6000円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 6%
任意保険料 85% 71400円 35%
合計
[1万kmとの差額]
202100円
-49970円
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58000円 27%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 7000km分 35530円 16%
オイル交換 年1回 8400円 4%
タイヤ交換 6年毎 12000円 5%
任意保険料 90% 75600円 35%
合計
[1万kmとの差額]
218850円
-33220円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて64320円安い187750円に、5000km走行では49970円安い202100円に、7000km走行では33220円安い218850円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58000円 19%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 12920円 4%
燃料代 15000km分 76130円 25%
オイル交換 年3回 36000円 12%
タイヤ交換 2.7年毎 27000円 9%
任意保険料 100% 84000円 26%
合計
[1万kmとの差額]
310450円
+58380円
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58000円 16%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 12920円 4%
燃料代 20000km分 101500円 28%
オイル交換 年4回 48000円 13%
タイヤ交換 2年毎 36000円 10%
任意保険料 100% 84000円 24%
合計
[1万kmとの差額]
356820円
+104750円

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km50円1100円1.3万円
20km100円2200円2.6万円
30km150円3300円3.9万円
50km250円5500円6.5万円
100km510円11200円13.3万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を34円、燃費を6.7km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは5.07円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は50円/日となり、20km走行なら100円/日、30km走行なら150円/日、50km走行なら250円/日、100km走行なら510円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は3300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は3.9万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

M276型エンジン簡易性能曲線図
M276型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3500回転時の馬力 184PS
5250回転時の馬力 276PS
6500回転時の馬力 306PS
各回転域でのトルク
3500回転時のトルク 37.7kgm
5250回転時のトルク 37.7kgm
6500回転時のトルク 33.7kgm
M276型NAエンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM276型3497cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは6500回転時に最高出力306馬力を、3500-5250回転時に最大トルク37.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3500rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の3000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は46.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.507kg/PS(1685kg/306PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.507kg/PS
車体+1人5.686kg/PS
車体+2人5.866kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.703kg/PS
車体+70kg5.735kg/PS
車体+80kg5.768kg/PS
車体+90kg5.801kg/PS
車体+100kg5.833kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.686kg/PS(1740kg/306PS)となり、数値としては0.179kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.866kg/PS(1795kg/306PS)となり、0.359kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

SLクラスのライバル候補車たち

2012/03

SLクラス
5.686kg/PS
1740kg/306PS|3.5L-NA
[車体のみPWR:5.507]
2012/11

車種詳細
フォレスター
5.875kg/PS
1645kg/280PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:5.679]
2005/10

車種詳細
RX-8
5.460kg/PS
1365kg/250PS|1.4L-NA
[車体のみPWR:5.240]
2008/01

車種詳細
マツダスピード アクセラ
5.473kg/PS
1445kg/264PS|2.3L-TB
[車体のみPWR:5.265]
2012/09

車種詳細
レガシィ ツーリングワゴン
5.517kg/PS
1655kg/300PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:5.333]
2004/09

車種詳細
インテグラ
5.659kg/PS
1245kg/220PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:5.409]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.686kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

5.459kg/PSから5.913kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スバルの5人乗りSUV「SJG型 フォレスター」、マツダの4人乗りクーペ「SE3P型 RX-8」、マツダの5人乗りハッチバック「BK3P型 マツダスピード アクセラ」、スバルの5人乗りワゴン「BRG型 レガシィ ツーリングワゴン」、ホンダの4人乗りクーペ「DC5型 インテグラ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

R231型 SLクラス [SL350 Blue-Efficiency R231]とパワーウェイトレシオが近い車種|5.686kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は181.6PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.593
平均ピストンスピード 18.63m/s
トルクウェイトレシオ 44.7kg/kgm
1馬力あたりのお値段 38889円
排気量1Lあたり馬力 87.50PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.78kgm/L
1気筒あたりの馬力 51.0PS
1気筒あたりのトルク 6.3kgm
パワーバンド比率 46.1%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
オープンカーのPWR
3.0~3.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは44.7kg/kgm(1685kg/37.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が11900000円、最高出力が306馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は38889円、逆に1万円あたりでは0.26馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は315650円、1万円あたりでは0.03kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3500cc以下の車編
オープンカー編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は87.50PS/L、トルクは10.78kgm/L、1気筒あたりの馬力は51.0馬力、トルクは6.3kgmとなり、このエンジンが306馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.63m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が86.0mmであるM276型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6980回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.593になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、真っ直ぐ進むよりも小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 1.83m³
1人あたりのスペース 約0.92m³
室内長/全長 24.7%
室内幅/全幅 79.4%
室内高/全高 82.2%
室内容積/車両体積 16.1%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は1.83m³です。この車の乗車定員は2人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.92m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は24.7%、同じく室内幅と全幅の比率は79.4%、同じく室内高と全高の比率は82.2%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は16.1%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 6.7km/L
燃料タンク容量 75L
航続距離(カタログ燃費) 502.5km
航続距離(80%燃費) 405.0km
満タンプライス 2550円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので6.7km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が75リットルですと航続可能距離は502.5kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.0km/L)とすると450.0km、80%(5.4km/L)だと405.0km、70%(4.7km/L)では352.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン75リットルの給油で2550円、上で計算した航続距離を踏まえると502.5km(80%燃費時405.0km)を走行するのに2550円かかる計算です。


純正装着タイヤの285/35R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 285/35R18 | 直径 657mm

-20mm
幅265mm
-10mm
幅275mm
変更なし
幅285mm
+10mm
幅295mm
+20mm
幅305mm
-5%
30
扁平
265/30R18
37.5km/h
直径616mm
径差-41mm
275/30R18
37.9km/h
直径622mm
径差-35mm
285/30R18
38.2km/h
直径628mm
径差-29mm
295/30R18
38.6km/h
直径634mm
径差-23mm
305/30R18
39.0km/h
直径640mm
径差-17mm
0%
35
扁平
265/35R18
39.1km/h
直径643mm
径差-14mm
275/35R18
39.6km/h
直径650mm
径差-7mm
285/35R18
40.0km/h
657mm
0mm
295/35R18
40.4km/h
直径664mm
径差+7mm
305/35R18
40.9km/h
直径671mm
径差+14mm
+5%
40
扁平
265/40R18
40.7km/h
直径669mm
径差+12mm
275/40R18
41.2km/h
直径677mm
径差+20mm
285/40R18
41.7km/h
直径685mm
径差+28mm
295/40R18
42.2km/h
直径693mm
径差+36mm
305/40R18
42.7km/h
直径701mm
径差+44mm
+10%
45
扁平
265/45R18
42.4km/h
直径696mm
径差+39mm
275/45R18
42.9km/h
直径705mm
径差+48mm
285/45R18
43.5km/h
直径714mm
径差+57mm
295/45R18
44.0km/h
直径723mm
径差+66mm
305/45R18
44.6km/h
直径732mm
径差+75mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、265/35R18 、275/35R18 、285/30R18 、295/30R18 、305/30R18あたりのタイヤがおすすめです。

285/35R18のタイヤ幅を265mmから315mmまで、扁平率を20%から50%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを18インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが285/35R18のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


R231型SLクラス[3.5L-NA FR/7AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト5.507kg/ps61.48
1速ギヤ加速性能39.59
1L換算馬力87.50ps/L61.09
1L換算トルク10.78kgm/L65.75
WB/TR比1.59368.74
ワイド&ロー指数0.70062.86
前面の面積2.466m²53.39
最低地上高115mm66.23
スポーツ性能部門の得点479.13

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費252070円41.94
100kmh回転数42.97
航続距離25.15
車の大きさ11.375m³50.10
室内の広さ1.835m³33.82
最小回転半径38.98
馬力単価38889円25.82
ユーティリティ部門の得点300.33

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した R231型SLクラス[3.5L-NA FR/7AT] の総合得点は 779.46 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したR231型SLクラス(FR/7AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「3500ccのオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

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