マツダ ロードスターの性能まとめ [NB6C型|1.6L/125PS|FR/5MT|2004年] NR-A


 画像はマツダ株式会社より引用
 http://www.mazda.co.jp/

マツダ株式会社の2ドア・2人乗りオープンカー、NB6C型の2代目ロードスターは1998/01から生産が開始され、2005/08に生産(または販売)を終えました。ここでは2004/04モデルにある[NR-A]というグレードのカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説してみます。

ボディサイズが全長3955mm×全幅1680mm×全高1235mm、排気量は1597ccであることから、大雑把に分類すると1.6リットルクラス(1600cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3955mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

NB6C型 ロードスター [1597cc/125PS FR/5MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

2代目ロードスターの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.8L-NA
FR/6MT
257.8万円
NB8C型
[RS-II]
(2004/04)
160PS
17.3kgm
13.0km/L
1.8L-TB
FR/6MT
269.9万円
NB8C型
[Turbo]
(2004/04)
172PS
21.3kgm
12.2km/L
1.6L-NA
FR/4AT
209.3万円
NB6C型
[M]
(2004/04)
120PS
14.2kgm
12.0km/L
1.8L-NA
FR/4AT
257.0万円
NB8C型
[VS Combination-A]
(2004/04)
154PS
17.0kgm
11.4km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーMAZDA
車名&
グレード
ロードスター
NR-A
その他M, SP, SGリミテッド, MVリミテッド, YSリミテッド, 標準車
お値段2152500円
車両型式GH-NB6C
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
5MT(5段変速・手動)
ドア数&
定員
2ドア
2人
車体寸法長3955×幅1680×高1235mm
室内寸法長865×幅1355×高1025mm
軸距&
輪距
2265mm
前1415mm/後1440mm
最小半径4.6m
最低高135mm
タイヤ前輪:195/50R15
後輪:195/50R15
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量1050kg
エンジン諸元
原動機型式B6-ZE
気筒配列直列4気筒
排気量1597cc
圧縮比9.4
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力125PS[92kW]/6500rpm
最大トルク14.5kgm[142Nm]/5000rpm
使用燃料レギュラーガソリン
10・15燃費14.2km/L(33.4mpg)
100km燃費7.0L/100km
B6-ZE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(45400円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(17100円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2004/04モデルのロードスターを15年落ちの中古で23.7万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    ロードスターの2004/04モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である21.5万円に諸経費として2.2万円を足した23.7万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

2004年式を15年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)2000cc以下13年経過で増税45400
自動車重量税(1年分)1.5トン以下13年-17年経過で増税17100円
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷12.1km/L×150円/L123970円
オイル交換(5000km毎)1回4500円×2回9000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本10000円×4本÷3年13330円
任意保険料(月額5500円)月額5500円×12ヶ月66000円
ローン完済後の年間維持費288720円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額19710円×12ヶ月236520円
ローン返済中の年間維持費525240円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度65040円
名目金額
自動車税(1年分)45400
自動車重量税(1年分)17100円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)123970円
オイル交換(5000km毎)9000円
タイヤ交換(3年3万km毎)13330円
任意保険料(月額5500円)66000円
ローン完済後の年間維持費288720円
名目金額
車のローン額(1年分)236520円
ローン返済中の年間維持費525240円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
65040円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年経過で増税」で税額は45400円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年-17年経過で増税」で税額は17100円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額65,040円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると24,060円(完済前は43,770円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)45400
自動車重量税(1年分)17100円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)37190円
オイル交換(年1回)4500円
タイヤ交換(3万km/6年)4000円
任意保険料(月額4400円)52800円
合計
[差額]
174910円
[-113810円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)45400
自動車重量税(1年分)17100円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)61990円
オイル交換(年1回)4500円
タイヤ交換(3万km/6年)6670円
任意保険料(月額4680円)56160円
合計
[差額]
205740円
[-82980円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)45400
自動車重量税(1年分)17100円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)86780円
オイル交換(年1回)6300円
タイヤ交換(3万km/4.3年)9330円
任意保険料(月額4950円)59400円
合計
[差額]
238230円
[-50490円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて113810円安い174910円に、5000km走行では82980円安い205740円に、7000km走行では50490円安い238230円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km110円2400円2.9万円
20km210円4600円5.5万円
30km320円7000円8.3万円
50km530円11700円13.8万円
100km1060円23300円27.6万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を14.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは10.56円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は110円/日となり、20km走行なら210円/日、30km走行なら320円/日、50km走行なら530円/日、100km走行なら1060円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は7000円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は8.3万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

B6-ZE型エンジン簡易性能曲線図
B6-ZE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
5000回転時の馬力101PS
6500回転時の馬力125PS
各回転域でのトルク
5000回転時のトルク14.5kgm
6500回転時のトルク13.8kgm
B6-ZE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているB6型1597cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは6500回転時に最高出力125馬力を、5000回転時に最大トルク14.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する5000rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の1500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は23.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
マツダの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
マツダの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.40kg/PS(1050kg/125PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.40kg/PS
車体+1人8.84kg/PS
車体+2人9.28kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg8.88kg/PS
車体+70kg8.96kg/PS
車体+80kg9.04kg/PS
車体+90kg9.12kg/PS
車体+100kg9.20kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.84kg/PS(1105kg/125PS)となり、数値としては0.44kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは9.28kg/PS(1160kg/125PS)となり、0.88kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ロードスターのライバル候補車たち

8.90kg/PS
ゴルフIV
1.8L/150PS|FF/5MT
8.87kg/PS
ナビゲーター
5.5L/314PS|4WD/6AT
8.78kg/PS
クロスカントリー
2.5L/200PS|4WD/5AT
8.73kg/PS
ランドクルーザー
4.7L/288PS|4WD/5AT
8.82kg/PS
ティアナ
2.4L/173PS|FF/4AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.84kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

8.66kg/PSから9.02kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、フォルクスワーゲンの5人乗りハッチバック「1JAUM型 ゴルフIV」、リンカーンの8人乗りSUV「謎型 ナビゲーター」、ボルボの5人乗りSUV「SB5244AWL型 クロスカントリー」、トヨタの8人乗りSUV「UZJ200W型 ランドクルーザー」、日産の5人乗りセダン「J31型 ティアナ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

NB6C型 ロードスター [NR-A]とパワーウェイトレシオが近い車種|8.84kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.59
平均ピストンスピード18.1m/s
トルクウェイトレシオ72.4kg/kgm
1馬力あたりのお値段17220円
排気量1Lあたり馬力78.3PS/L
排気量1Lあたりトルク9.08kgm/L
1気筒あたりの馬力31.2PS
1気筒あたりのトルク3.6kgm
パワーバンド比率23.1%
各種ランキング
オープンカーのP/Wレシオ
1.5~1.6L以下のP/Wレシオ

トルクウェイトレシオは72.4kg/kgm(1050kg/14.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2152500円、最高出力が125馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は17220円、逆に1万円あたりでは0.58馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は148448円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は78.3PS/L、トルクは9.08kgm/L、1気筒あたりの馬力は31.2馬力、トルクは3.6kgmとなり、このエンジンが125馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.1m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が83.6mmであるB6型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7180回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.59になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、真っ直ぐ進むよりも小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高1.2m³
1人あたりのスペース約0.6m³
室内長/全長21.9%
室内幅/全幅80.7%
室内高/全高83.0%
室内容積/車両体積14.6%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は1.2m³です。この車の乗車定員は2人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.6m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は21.9%、同じく室内幅と全幅の比率は80.7%、同じく室内高と全高の比率は83.0%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は14.6%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費14.2km/L
燃料タンク容量48L
航続距離(カタログ燃費)681.6km
航続距離(80%燃費)547.2km
満タンプライス7200円
1万円でどこまで行ける?946.7km
車両価格/航続距離3158円/km

10・15モード燃費が14.2km/Lですので、燃料タンクの容量が48リットルですと航続可能距離は681.6kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(12.8km/L)とすると614.4km、80%(11.4km/L)だと547.2km、70%(9.9km/L)では475.2kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン48リットルの給油で7200円、上で計算した航続距離を踏まえると681.6km(80%燃費時547.2km)を走行するのに7200円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば946.7km(往復なら片道473.3km)、カタログ値の80%なら757.3km(片道378.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で681.6kmの距離を移動できるNB6C型 ロードスター [NR-A]という乗り物を、215.2万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3158円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7000rpm|タイヤサイズ 195/50R15|タイヤ直径 57.6cm|円周長 181.0cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
7000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速3.13613.4856km/h12420rpm678.9kgm
2速1.8888.1180.6021-2/4210rpm94km/h7480rpm408.7kgm
3速1.3305.7190.7042-3/4930rpm133km/h5270rpm287.9kgm
4速1.0004.3000.7523-4/5260rpm177km/h3960rpm216.5kgm
5速0.8143.5000.8144-5/5700rpm217km/h3220rpm176.2kgm
Final4.300レシオカバレッジ(変速比幅)3.853

ギヤの繋がりイメージ
NB6C型ロードスター5MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数5000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.300)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(14.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.300)÷タイヤの有効半径(0.288m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの217km(6500rpmでは201.7km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6500rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ52km/h
2速ギヤ87km/h3910rpm
3速ギヤ123km/h4580rpm
4速ギヤ164km/h4890rpm
5速ギヤ202km/h5290rpm

NB6C型ロードスターに搭載されたB6型1597ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6500rpmまで引っ張ると52km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6500rpmから3910rpmまで落ち、そこから6500rpmまで加速を続けると速度は87km/h(+35km/h)になります。

3速ギヤでは4580rpmまで落ちて6500rpmで123km/h(+36km/h)に、4速ギヤでは4890rpmまで落ちて6500rpmで164km/h(+41km/h)に、5速ギヤでは5290rpmまで落ちて6500rpmで202km/h(+38km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが5000回転で最大トルク14.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば72.4kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(8.40kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと678.9kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1050kg)を1速ギヤの最大駆動力(678.9kgm)で割ってみると1.55kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6500回転でのトルク(13.8kgm)からTWRを算出すると1.63kg/kgmとなり、5000-6500回転の回転域では1.55-1.63kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速49707450993012420149001738022350
2速299044905980748089701047013460
3速2110316042105270632073709480
4速1580238031703960475055407130
5速1290193025803220387045105800
※赤い数字は暫定レブリミット(7000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.814)を選択して時速100kmにて走行すると3220回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1930回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは2260回転、一般的な高速道路の80km/hでは2580回転、100km/hでは3220回転、制限速度が120km/hになると3870回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは5800回転まで回ります。

時速100kmでの巡航回転数が3000回転を超えるようになってくると、ややパワーが心許ないとか、荷物や人を多く乗せる車であるとか、より鋭い加速を得たい場合のギヤ比ではないかと思います。エンジンのレイアウト(直列3気筒とか)によっては独特の振動が生じたりするので不快感を覚えるようになるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速816243240485664
2速13274054678094107
3速1938577695114133152
4速255176101126152177202
5速316293124155186217248

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの195/50R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 195/50R15 | 直径 576mm

-20mm
幅175mm
-10mm
幅185mm
変更なし
幅195mm
+10mm
幅205mm
+20mm
幅215mm
-5%
45
扁平
175/45R15
37.4km/h
直径539mm
径差-37mm
185/45R15
38.1km/h
直径548mm
径差-28mm
195/45R15
38.7km/h
直径557mm
径差-19mm
205/45R15
39.3km/h
直径566mm
径差-10mm
215/45R15
39.9km/h
直径575mm
径差-1mm
0%
50
扁平
175/50R15
38.6km/h
直径556mm
径差-20mm
185/50R15
39.3km/h
直径566mm
径差-10mm
195/50R15
40.0km/h
576mm
0mm
205/50R15
40.7km/h
直径586mm
径差+10mm
215/50R15
41.4km/h
直径596mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
175/55R15
39.9km/h
直径574mm
径差-2mm
185/55R15
40.6km/h
直径585mm
径差+9mm
195/55R15
41.4km/h
直径596mm
径差+20mm
205/55R15
42.2km/h
直径607mm
径差+31mm
215/55R15
42.9km/h
直径618mm
径差+42mm
+10%
60
扁平
175/60R15
41.0km/h
直径591mm
径差+15mm
185/60R15
41.9km/h
直径603mm
径差+27mm
195/60R15
42.7km/h
直径615mm
径差+39mm
205/60R15
43.5km/h
直径627mm
径差+51mm
215/60R15
44.4km/h
直径639mm
径差+63mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/50R15、175/55R15 、185/45R15、185/50R15 、195/45R15 、205/45R15 、215/45R15あたりのタイヤがおすすめです。

195/50R15のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、195/50R15の適応サイズと性能の変化 [NB6C型ロードスター編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


NB6C型ロードスター[1.6L-NA FR/5MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト8.40kg/ps53.23
1速ギヤ加速性能1.55kg/kgm50.88
1L換算馬力78.3ps/L54.05
1L換算トルク9.08kgm/L44.56
WB/TR比1.5968.96
ワイド&ロー指数0.73561.32
前面の面積2.075m²65.28
最低地上高135mm57.79
スポーツ性能部門の得点456.07

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費14.2km/L52.71
年間維持費288720円53.65
100kmh回転数3220rpm40.19
航続距離681.6km48.45
車の大きさ8.206m³37.00
室内の広さ1.201m³27.29
最小回転半径4.6m62.13
馬力単価17220円54.73
ユーティリティ部門の得点376.15

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した NB6C型ロードスター[1.6L-NA FR/5MT] の総合得点は 832.22 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したNB6C型ロードスター(FR/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「2000ccのオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。投稿日:2011/08/16|更新日:2019/06/05


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