マツダ プロシード マービーの性能まとめ [UVL6R型|2.5L/125PS|PT4WD/5MT|1996年]


画像はマツダ株式会社より引用
http://www.mazda.co.jp/
投稿:2011/10/27|更新:2019/09/26

マツダ株式会社の5ドア・7人乗りSUV、UVL6R型の3代目プロシード マービーは1991/01から生産が開始され、1999/01に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量2499cc(125PS/30.0kgm)のWL-T型エンジンを搭載する[BaseGrade|1996/03モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4950mm×全幅1810mm×全高1800mm、排気量は2499ccであることから、大雑把に分類すると2.5リットルクラス(2500cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4950mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

UVL6R型 プロシード マービー [2499cc/125PS PT4WD/5MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

3代目プロシード マービーの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.6L-NA
4WD/4AT
246.0万円
UV66R型
[BaseGrade]
(1994/02)
120PS
20.6kgm
7.2km/L
2.5L-NA
4WD/5MT
240.8万円
UV56R型
[BaseGrade]
(1996/03)
120PS
20.1kgm
8.7km/L
2.5L-NA
4WD/4AT
249.8万円
UV56R型
[BaseGrade]
(1996/03)
120PS
20.1kgm
7.7km/L
3代目プロシード マービーの車両型式・グレード一覧【全6車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MAZDA
車名&
グレード
プロシード マービー
BaseGrade
その他 ベースグレード, Sパック
お値段 2617000円
車両型式 KD-UVL6R
駆動方式
変速機
パートタイム4WD・四輪駆動(AWD)
5MT(5段変速・手動)
ドア数&
定員
5ドア
7人
車体寸法 長4950×幅1810×高1800mm
室内寸法 長2730×幅1400×高1165mm
軸距&
輪距
3000mm
前1480mm/後1470mm
最小半径 6.0m
タイヤ 前輪:265/70R15
後輪:265/70R15
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
車両重量 1780kg
エンジン諸元
原動機型式 WL-T
気筒配列 直列4気筒
排気量2499cc
圧縮比19.8
吸気方式 ターボ
最高出力 125PS[92kW]/4000rpm
最大トルク 30.0kgm[294Nm]/2000rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WL-T型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(51700円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(25200円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1996/03モデルのプロシード マービーを24年落ちの中古で28.8万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    プロシード マービーの1996/03モデルの場合、2020年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である26.2万円に諸経費として2.6万円を足した28.8万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1996年式を24年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2500cc以下 11年経過で増税 51700
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 18年経過で増税 25200
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷7.1km/L×110円/L 154930円
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本10000円×4本÷3年 13330円
任意保険料(月額6000円) 月額6000円×12ヶ月 72000円
ローン完済後の年間維持費 343080円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額24020円×12ヶ月 288240円
ローン返済中の年間維持費 631320円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 81240円
名目 金額
自動車税(1年分) 51700
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 154930円
オイル交換(5000km毎) 12000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 13330円
任意保険料(月額6000円) 72000円
ローン完済後の年間維持費 343080円
名目 金額
車のローン額(1年分) 288240円
ローン返済中の年間維持費 631320円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
81240円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「2500cc以下の11年経過で増税」で税額は51700円、重量税の区分は「2.0トン以下の18年経過で増税」で税額は25200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額81,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると28,590円(完済前は52,610円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

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●プロシード マービーの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、プロシード マービーの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
軽油引取税(本則) 21130円
軽油引取税(暫定) 24090円
石油税 3940円
消費税(10%) 9970円
合計納税額 59130円

例として年間走行距離を10000km、燃費を7.1km/L、軽油を1リットルあたり110円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用する軽油の量は1408.5Lですから、軽油引取税(本則)が15円/Lで合計21130円、軽油引取税(暫定)が17.1円/Lで24090円、石油税が2.8円/Lで3940円になります。

ディーゼル車の場合は軽油引取税に消費税が掛かりません(石油税には課税)ので、消費税額としては9970円となり、これらを合計した税額は59130円、1年間に燃料代として支払う154930円のうち38.2%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で51700円、自動車重量税が年換算で25200円ですから、合計136030円がプロシード マービーに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 51700
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 46480円
オイル交換(年1回) 6000円
タイヤ交換(3万km/6年) 4000円
任意保険料(月額4800円) 57600円
合計
[差額]
204900円
[-138180円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 51700
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 77470円
オイル交換(年1回) 6000円
タイヤ交換(3万km/6年) 6670円
任意保険料(月額5100円) 61200円
合計
[差額]
242160円
[-100920円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 51700
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 108450円
オイル交換(年1回) 8400円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 9330円
任意保険料(月額5400円) 64800円
合計
[差額]
281800円
[-61280円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて138180円安い204900円に、5000km走行では100920円安い242160円に、7000km走行では61280円安い281800円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km150円3300円3.9万円
20km310円6800円8.1万円
30km460円10100円12.0万円
50km770円16900円20.0万円
100km1550円34100円40.3万円

さて、軽油(ディーゼル燃料)1リットルの燃料価格を110円、燃費を7.1km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは15.49円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は150円/日となり、20km走行なら310円/日、30km走行なら460円/日、50km走行なら770円/日、100km走行なら1550円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は10100円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は12.0万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

WL-T型エンジン簡易性能曲線図
WL-T型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2000回転時の馬力 84PS
4000回転時の馬力 125PS
各回転域でのトルク
2000回転時のトルク 30.0kgm
4000回転時のトルク 22.4kgm
WL-T型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているWL型2499cc、直列4気筒のターボエンジンは4000回転時に最高出力125馬力を、2000回転時に最大トルク30.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2000rpmから最高出力が発生する4000rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は50.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
マツダの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
マツダの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ14.240kg/PS(1780kg/125PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ14.240kg/PS
車体+1人14.68kg/PS
車体+7人17.32kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg14.72kg/PS
車体+70kg14.80kg/PS
車体+80kg14.88kg/PS
車体+90kg14.96kg/PS
車体+100kg15.04kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは14.68kg/PS(1835kg/125PS)となり、数値としては0.44kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは17.32kg/PS(2165kg/125PS)となり、3.08kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

プロシード マービーのライバル候補車たち

14.609kg/PS
フレア クロスオーバー
0.7L/64PS|4WD/CVT
14.541kg/PS
カローラ ツーリング
1.8L/98PS|FF/CVT
14.766kg/PS
スペーシア ギア
0.7L/64PS|FF/CVT
14.541kg/PS
カローラ スポーツ
1.8L/98PS|FF/CVT
14.796kg/PS
ピクシス エポック
0.7L/49PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ14.680kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

14.53kg/PSから14.83kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの4人乗り軽SUV「MS52S型 フレア クロスオーバー」、トヨタの5人乗りワゴン「ZWE211W型 カローラ ツーリング」、スズキの4人乗り軽SUV「MK53S型 スペーシア ギア」、トヨタの5人乗りハッチバック「ZWE211H型 カローラ スポーツ」、ダイハツの4人乗り軽ハッチバック「LA350S型 ミラ イース」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

UVL6R型 プロシード マービー [BaseGrade]とパワーウェイトレシオが近い車種|14.680kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 2.03
平均ピストンスピード 12.3m/s
トルクウェイトレシオ 59.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段 20936円
排気量1Lあたり馬力 50.0PS/L
排気量1Lあたりトルク 12.00kgm/L
1気筒あたりの馬力 31.2PS
1気筒あたりのトルク 7.5kgm
パワーバンド比率 50.0%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
2.0~2.5Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは59.3kg/kgm(1780kg/30.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2617000円、最高出力が125馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は20936円、逆に1万円あたりでは0.48馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は87233円、1万円あたりでは0.11kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は50.0PS/L、トルクは12.00kgm/L、1気筒あたりの馬力は31.2馬力、トルクは7.5kgmとなり、このエンジンが125馬力を4000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.3m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は2.03になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、小回りよりも真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 4.5m³
1人あたりのスペース 約0.6m³
室内長/全長 55.2%
室内幅/全幅 77.3%
室内高/全高 64.7%
室内容積/車両体積 28.0%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は4.5m³です。この車の乗車定員は7人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.6m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は55.2%、同じく室内幅と全幅の比率は77.3%、同じく室内高と全高の比率は64.7%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は28.0%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.73m
期待される荷室の幅 1.30m
対角線の長さ 2.16m
期待される荷室の面積 2.25m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.73m(対角線では2.16m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 7.1km/L
燃料タンク容量 70L
航続距離(カタログ燃費) 497.0km
航続距離(80%燃費) 399.0km
満タンプライス 7700円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので7.1km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が70リットルですと航続可能距離は497.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.4km/L)とすると448.0km、80%(5.7km/L)だと399.0km、70%(5.0km/L)では350.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)70リットルの給油で7700円、上で計算した航続距離を踏まえると497.0km(80%燃費時399.0km)を走行するのに7700円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4500rpm|タイヤサイズ 265/70R15|タイヤ直径 75.2cm|円周長 236.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
4500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.250 25.11 25km/h 17720rpm 2003.7kgm
2速 2.356 13.92 0.554 1-2/2490rpm 46km/h 9820rpm 1110.8kgm
3速 1.428 8.438 0.606 2-3/2730rpm 76km/h 5950rpm 673.2kgm
4速 1.000 5.909 0.700 3-4/3150rpm 108km/h 4170rpm 471.5kgm
5速 0.827 4.887 0.827 4-5/3720rpm 131km/h 3450rpm 389.9kgm
Final 5.909 レシオカバレッジ(変速比幅)5.139

ギヤの繋がりイメージ
UVL6R型プロシード マービー5MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(5.909)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(30.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(5.909)÷タイヤの有効半径(0.376m)で算出。
  • 副変速機のギヤ比が不明のものはHi側に1.000を代入しているので、実際の回転数とは大きく異なる場合があります。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの131km(4000rpmでは116.0km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ23km/h
2速ギヤ41km/h2220rpm
3速ギヤ67km/h2420rpm
4速ギヤ96km/h2800rpm
5速ギヤ116km/h3310rpm

UVL6R型プロシード マービーに搭載されたWL型2499ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4000rpmまで引っ張ると23km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4000rpmから2220rpmまで落ち、そこから4000rpmまで加速を続けると速度は41km/h(+18km/h)になります。

3速ギヤでは2420rpmまで落ちて4000rpmで67km/h(+26km/h)に、4速ギヤでは2800rpmまで落ちて4000rpmで96km/h(+29km/h)に、5速ギヤでは3310rpmまで落ちて4000rpmで116km/h(+20km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2000回転で最大トルク30.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば59.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(14.240kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2003.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1780kg)を1速ギヤの最大駆動力(2003.7kgm)で割ってみると0.89kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4000回転でのトルク(22.4kgm)からTWRを算出すると1.19kg/kgmとなり、2000-4000回転の回転域では0.89-1.19kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 7090 10630 14180 17720 21260 24810 31900
2速 3930 5890 7860 9820 11790 13750 17680
3速 2380 3570 4760 5950 7140 8340 10720
4速 1670 2500 3340 4170 5000 5840 7510
5速 1380 2070 2760 3450 4140 4830 6210
※赤い数字は暫定レブリミット(4500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.827)を選択して時速100kmにて走行すると3450回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは2070回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは2410回転、一般的な高速道路の80km/hでは2760回転、100km/hでは3450回転、制限速度が120km/hになると4140回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは6210回転まで回ります。

時速100kmでの巡航回転数が3000回転を超えるようになってくると、ややパワーが心許ないとか、荷物や人を多く乗せる車であるとか、より鋭い加速を得たい場合のギヤ比ではないかと思います。エンジンのレイアウト(直列3気筒とか)によっては独特の振動が生じたりするので不快感を覚えるようになるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 6 11 17 23 28 34 40 45
2速 10 20 31 41 51 61 71 81
3速 17 34 50 67 84 101 118 134
4速 24 48 72 96 120 144 168 192
5速 29 58 87 116 145 174 203 232

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの265/70R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 265/70R15 | 直径 752mm

-20mm
幅245mm
-10mm
幅255mm
変更なし
幅265mm
+10mm
幅275mm
+20mm
幅285mm
-5%
65
扁平
245/65R15
37.2km/h
直径700mm
径差-52mm
255/65R15
37.9km/h
直径713mm
径差-39mm
265/65R15
38.6km/h
直径726mm
径差-26mm
275/65R15
39.3km/h
直径739mm
径差-13mm
285/65R15
40.0km/h
直径752mm
径差0mm
0%
70
扁平
245/70R15
38.5km/h
直径724mm
径差-28mm
255/70R15
39.3km/h
直径738mm
径差-14mm
265/70R15
40.0km/h
752mm
0mm
275/70R15
40.7km/h
直径766mm
径差+14mm
285/70R15
41.5km/h
直径780mm
径差+28mm
+5%
75
扁平
245/75R15
39.8km/h
直径749mm
径差-3mm
255/75R15
40.6km/h
直径764mm
径差+12mm
265/75R15
41.4km/h
直径779mm
径差+27mm
275/75R15
42.2km/h
直径794mm
径差+42mm
285/75R15
43.0km/h
直径809mm
径差+57mm
+10%
80
扁平
245/80R15
41.1km/h
直径773mm
径差+21mm
255/80R15
42.0km/h
直径789mm
径差+37mm
265/80R15
42.8km/h
直径805mm
径差+53mm
275/80R15
43.7km/h
直径821mm
径差+69mm
285/80R15
44.5km/h
直径837mm
径差+85mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、245/70R15、245/75R15 、255/70R15 、265/65R15 、275/65R15 、285/65R15あたりのタイヤがおすすめです。

265/70R15のタイヤ幅を245mmから295mmまで、扁平率を55%から85%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、265/70R15の適応サイズと性能の変化 [UVL6R型プロシード マービー編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


UVL6R型プロシード マービー[2.5Lターボ PT4WD/5MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト14.240kg/ps36.54
1速ギヤ加速性能0.89kg/kgm65.67
1L換算馬力50.0ps/L29.94
1L換算トルク12.00kgm/L38.45
WB/TR比2.0323.13
ワイド&ロー指数0.99441.91
前面の面積3.258m²31.96
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点310.98

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費343080円48.25
100kmh回転数3450rpm36.82
航続距離24.75
車の大きさ16.127m³70.34
室内の広さ4.453m³61.61
最小回転半径6.0m32.34
馬力単価20936円49.76
ユーティリティ部門の得点365.42

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した UVL6R型プロシード マービー[2.5Lターボ PT4WD/5MT] の総合得点は 676.40 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したプロシード マービー(PT4WD/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「2500ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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