マツダ マツダスピード アクセラの性能まとめ [BK3P型|2.3L/264PS|FF/6MT|2008年]


 画像はマツダ株式会社より引用
 http://www.mazda.co.jp/

マツダ株式会社の5ドア・5人乗りハッチバック、BK3P型の初代マツダスピード アクセラは2006/06から生産が開始され、2009/06に生産(または販売)を終えました。ここでは2008/01モデルにある[BaseGrade]というグレードのカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説してみます。

ボディサイズが全長4435mm×全幅1765mm×全高1465mm、排気量は2260ccであることから、大雑把に分類すると2.3リットルクラス(2300cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4435mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium 4300mm超-4650mm以下 Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン-フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

BK3P型 マツダスピード アクセラ [2260cc/264PS FF/6MT] お品書き

ページが長大でどうにもならないため、ページ下部の項目にジャンプできるようなものを作りました。

エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代マツダスピード アクセラの類型&他グレード

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • ※燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.3L-NA
FF/5AT
222.6万円
BK3P型
[23S]
(2008/01)
171PS
21.8kgm
12.2km/L
2.3L-NA
FF/5MT
215.8万円
BK3P型
[23H]
(2006/06)
171PS
21.8kgm
12.2km/L
2.3L-NA
FF/4AT
210.0万円
BK3P型
[23S]
(2005/11)
171PS
21.8kgm
12.2km/L
2.3L-NA
FF/5MT
201.1万円
BK3P型
[23S]
(2005/11)
171PS
21.8kgm
12.8km/L
2.0L-NA
FF/5AT
228.0万円
BKEP型
[20HS]
(2008/01)
150PS
18.7kgm
13.6km/L
初代マツダスピード アクセラの車両型式・グレード一覧【全14車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MAZDA
車名&
グレード
マツダスピード アクセラ
BaseGrade
その他
お値段 2410000円
車両型式 DBA-BK3P
駆動&
変速機
FF(FWD,2WD,前輪駆動)&
6MT(6速MT,6段MT,6速マニュアル)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4435×幅1765×高1465mm
室内寸法 長1825×幅1435×高1210mm
軸距&
輪距
2640mm
前1535mm/後1525mm
最小半径 5.5m
最低高 145mm
タイヤ 前215/45R18 後215/45R18
ブレーキ 前ベンチレーテッドディスク
後ディスク
車両重量 1390kg
エンジン諸元
原動機型式 L3-VDT
気筒配列 直列4気筒
排気量 2260cc
圧縮比 9.5
吸気方式 ターボ
最高出力 264PS(194kW 260HP)/5500rpm
最大トルク 38.7kgm(380Nm)/3000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費 11.2km/L (26.3mpg)
100km燃費 8.9L/100km
※直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
L3-VDT型エンジンの諸元と性能まとめ
※直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(45000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2008/01モデルのマツダスピード アクセラを11年落ちの中古で53万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    マツダスピード アクセラの2008/01モデルの場合、2019年現在では11年が経過しているため、新車価格の20%である48.2万円に諸経費として4.8万円を足した53万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

2008年式を11年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2500cc以下 13年未満 45000円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷9.0km/L×160円/L 177780円
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本18000円×4本÷3年 24000円
任意保険料(月額6000円) 月額6000円×12ヶ月 72000円
ローン完済後の年間維持費 357000円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額44180円×12ヶ月 530160円
ローン返済中の年間維持費 887160円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のものはWLTCモード燃費、青文字のものはJC08モード燃費、赤文字のものは10・15モード燃費に0.8を掛けたもの。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると29,750円(完済前は73,930円)になります。口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km140円3100円3.6万円
20km290円6400円7.5万円
30km430円9500円11.2万円
50km710円15600円18.5万円
100km1430円31500円37.2万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を11.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは14.29円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は140円/日となり、20km走行なら290円/日、30km走行なら430円/日、50km走行なら710円/日、100km走行なら1430円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が10kmなら月間の走行距離は220kmで燃料代は3100円/月、20kmなら440kmで6400円/月、30kmなら660kmで9500円/月、50kmなら1100kmで15600円/月、100kmなら2200kmで31500円/月かかります。

1年間の労働日数を260日とすると、通勤距離が10kmなら年間の走行距離は2600kmで燃料代は3.6万円/年、20kmなら5200kmで7.5万円/年、30kmなら7800kmで11.2万円/年、50kmなら13000kmで18.5万円/年、100kmなら26000kmで37.2万円/年となります。

1年間のランニングコスト(年間維持費) ランキング
2500cc以下のターボ/SC マツダ編(普)ハッチバック限定


カタログスペックから見えてくる要素

L3-VDT型エンジン簡易性能曲線図
L3-VDT型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3000回転時の馬力 162PS
5500回転時の馬力 264PS
各回転域でのトルク
3000回転時のトルク 38.7kgm
5500回転時のトルク 34.4kgm
L3-VDT型エンジンの諸元と性能まとめ

まずおさらいとして、搭載しているL3型2260cc、直列4気筒のターボエンジンは5500回転時に最高出力264馬力を、3000回転時に最大トルク38.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3000rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の2500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は45.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.27kg/PS(1390kg/264PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.27kg/PS
車体+1人5.47kg/PS
車体+5人6.31kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.49kg/PS
車体+70kg5.53kg/PS
車体+80kg5.57kg/PS
車体+90kg5.61kg/PS
車体+100kg5.64kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.47kg/PS(1445kg/264PS)となり、数値としては0.20kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.31kg/PS(1665kg/264PS)となり、1.04kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

いろいろな数値
WB/TR比 1.73
平均ピストンスピード 17.2m/s
トルクウェイトレシオ 35.9kg/kgm
1馬力あたりのお値段 9129円
排気量1Lあたり馬力 116.8PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.12kgm/L
1気筒あたりの馬力 66.0PS
1気筒あたりのトルク 9.7kgm
パワーバンド比率 45.5%
各種ランキング
ハッチバックのP/Wレシオ
2.0~2.5L以下のP/Wレシオ(ターボ)

トルクウェイトレシオは35.9kg/kgm(1390kg/38.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2410000円、最高出力が264馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は9129円、逆に1万円あたりでは1.10馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は62274円、1万円あたりでは0.16kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は116.8PS/L、トルクは17.12kgm/L、1気筒あたりの馬力は66.0馬力、トルクは9.7kgmとなり、このエンジンが264馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.2m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が94.0mmであるL3型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6380回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.73になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


速度と車両重量と運動エネルギー

「スピードを出して事故をすると大変なことになる…!」あるいは「重いとブレーキをかけてもなかなか止まらない…」と感覚的には知っていても、なぜ大変なことになるのか、なぜ止まらないのかは今ひとつピンと来なかったりします。

そこで取り出しましたのが運動エネルギーなるもので、これはある重量の物体がある速度で移動しているとき、どれだけのエネルギーを有しているのかを数値的に知ることができるという代物です。

というわけで、マツダスピード アクセラの車両重量1390kgに1人ぶんの体重55kgを加えた1445kgと、5名フル乗車時の1665kgという2つの重量を用意して、40km/hから180km/hまでの速度域で運動エネルギーがどのように変化するのかを調べてみました。

速度1名乗車
1445kg
5名乗車
1665kg
40km/h89kJ103kJ+14kJ
60km/h201kJ231kJ+30kJ
80km/h357kJ411kJ+54kJ
100km/h557kJ642kJ+85kJ
120km/h803kJ925kJ+122kJ
140km/h1093kJ1259kJ+166kJ
180km/h1806kJ2081kJ+275kJ

たとえば1名乗車で40km/h走行しているときの運動エネルギーは89kJ、5名乗車では103kJとなり、その差は14kJ、倍率にすれば1.2倍ほどの増加でびっくりするほどではありません。

が、速度が倍の80km/hになると1名乗車でも357kJ、5名乗車では54kJ増加して411kJにもなり、重量から見れば1.2倍のままなれど、40km/hでの運動エネルギーと比べると4.0倍も増加しています。

これが180km/hになると1名乗車で1806kJ、5名乗車では275kJ増加して2081kJにもなり、80km/hと比べても5.1倍、40km/hと比べると20.3倍ものとんでもない運動エネルギーを有していることがわかります。

さて、速度が同じなら重いほうが運動エネルギーは大きくなることがわかりましたので、続いては運動エネルギーを557000Jとした場合に、重量の異なる自動車では時速何kmに相当するのかを調べてみます。

重量557kJ
速度
100キロ
[kJ]
600kg155km/h231kJ-326kJ
800kg134km/h309kJ-248kJ
1000kg120km/h386kJ-171kJ
1445kg100km/h557kJ
2000kg85km/h772kJ+215kJ
2500kg76km/h965kJ+408kJ
3000kg69km/h1157kJ+600kJ
※100km/h[kJ]は各重量の車両が100km/h走行しているときの運動エネルギー

ここでは車両重量+体重55kgの1445kgを基準として、600kg、800kg、1000kg、2000kg、2500kg、3000kgで計算してみました。

考えたくもないことですが、たとえば同じ100km/hで走行する相手と正面衝突する場合、相手が600kgであれば当たり負けすることはなく、その相手が155km/hのとき互角の勝負になります。

逆に相手が3000kgで重い場合、双方が100km/hでは当たり負けして弾き飛ばされますが、相手が69km/hであれば互いに引かぬ真っ向勝負に持ち込める、というような雰囲気です。

いずれにせよ超スピードで事故をすれば衝突安全ボディもなんのその、車は雲散霧消の勢いで大変なことになり、ブレーキローターとブレーキパッドが身を削り、身を粉にして車を止めようにも一筋縄ではいかないことがわかる…ような気がしてきます。


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.2m³
1人あたりのスペース 約0.6m³
室内長/全長 41.1%
室内幅/全幅 81.3%
室内高/全高 82.6%
室内容積/車両体積 27.8%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.2m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.6m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は41.1%、同じく室内幅と全幅の比率は81.3%、同じく室内高と全高の比率は82.6%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は27.8%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.55m
期待される荷室の幅 1.33m
対角線の長さ 2.04m
期待される荷室の面積 2.06m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.55m(対角線では2.04m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 11.2km/L
燃料タンク容量 55L
航続距離(カタログ燃費) 616.0km
航続距離(80%燃費) 495.0km
満タンプライス 8800円
1万円でどこまで行ける? 700.0km
車両価格/航続距離 3912円/km

10・15モード燃費が11.2km/Lですので、燃料タンクの容量が55リットルですと航続可能距離は616.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.1km/L)とすると555.5km、80%(9.0km/L)だと495.0km、70%(7.8km/L)では429.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン55リットルの給油で8800円、上で計算した航続距離を踏まえると616.0km(80%燃費時495.0km)を走行するのに8800円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば700.0km(往復なら片道350.0km)、カタログ値の80%なら560.0km(片道280.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で616.0kmの距離を移動できるBK3P型 マツダスピード アクセラ [BaseGrade]という乗り物を、241.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3912円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6000rpm|タイヤサイズ 215/45R18|タイヤ直径 65.1cm|円周長 204.5cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.538 13.94 52.8kmh 11360rpm 1657.8kgm
2速 2.238 8.820 0.633 1-2/3800rpm 83.5kmh 7190rpm 1048.6kgm
3速 1.535 6.049 0.686 2-3/4120rpm 121.7kmh 4930rpm 719.2kgm
4速 1.171 4.615 0.763 3-4/4580rpm 159.5kmh 3760rpm 548.7kgm
5速 0.923 3.638 0.788 4-5/4730rpm 202.4kmh 2960rpm 432.5kgm
6速 0.725 2.857 0.785 5-6/4710rpm 257.7kmh 2330rpm 339.7kgm
Final 3.941 レシオカバレッジ(変速比幅)4.880
ギヤの繋がりイメージ
BK3P型マツダスピード アクセラ6MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
    シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
    赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.941)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(38.7kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.941)÷タイヤの有効半径(0.3255m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの257.7km(5500rpmでは236.2km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5500rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ48km/h
2速ギヤ77km/h3480rpm
3速ギヤ112km/h3770rpm
4速ギヤ146km/h4200rpm
5速ギヤ186km/h4330rpm
6速ギヤ236km/h4320rpm

BK3P型マツダスピード アクセラに搭載されたL3型2260ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5500rpmまで引っ張ると48km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5500rpmから3480rpmまで落ち、そこから5500rpmまで加速を続けると速度は77km/h(+29km/h)になります。

3速ギヤでは3770rpmまで落ちて5500rpmで112km/h(+35km/h)に、4速ギヤでは4200rpmまで落ちて5500rpmで146km/h(+34km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4330rpmまで落ちて5500rpmで186km/h(+40km/h)に、6速ギヤでは4320rpmまで落ちて5500rpmで236km/h(+50km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3000回転で最大トルク38.7kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば35.9kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(5.27kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1657.8kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1390kg)を1速ギヤの最大駆動力(1657.8kgm)で割ってみると0.84kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5500回転でのトルク(34.4kgm)からTWRを算出すると0.94kg/kgmとなり、3000-5500回転の回転域では0.84-0.94kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4550 6820 9090 11360 13640 15910 20450
2速 2880 4310 5750 7190 8630 10060 12940
3速 1970 2960 3940 4930 5920 6900 8870
4速 1500 2260 3010 3760 4510 5270 6770
5速 1190 1780 2370 2960 3560 4150 5340
6速 930 1400 1860 2330 2790 3260 4190
※赤い数字は暫定レブリミット(6000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.725)を選択して時速100kmにて走行すると2330回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1400回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1630回転、一般的な高速道路の80km/hでは1860回転、100km/hでは2330回転、制限速度が120km/hになると2790回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4190回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 18 26 35 44 53 62 70
2速 14 28 42 56 70 83 97 111
3速 20 41 61 81 101 122 142 162
4速 27 53 80 106 133 160 186 213
5速 34 67 101 135 169 202 236 270
6速 43 86 129 172 215 258 301 344

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの215/45R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/45R18 | 直径 651mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
40
扁平
195/40R18
37.7km/h
直径613mm
径差-38mm
205/40R18
38.2km/h
直径621mm
径差-30mm
215/40R18
38.6km/h
直径629mm
径差-22mm
225/40R18
39.1km/h
直径637mm
径差-14mm
235/40R18
39.6km/h
直径645mm
径差-6mm
0%
45
扁平
195/45R18
38.9km/h
直径633mm
径差-18mm
205/45R18
39.4km/h
直径642mm
径差-9mm
215/45R18
40.0km/h
651mm
0mm
225/45R18
40.6km/h
直径660mm
径差+9mm
235/45R18
41.1km/h
直径669mm
径差+18mm
+5%
50
扁平
195/50R18
40.1km/h
直径652mm
径差+1mm
205/50R18
40.7km/h
直径662mm
径差+11mm
215/50R18
41.3km/h
直径672mm
径差+21mm
225/50R18
41.9km/h
直径682mm
径差+31mm
235/50R18
42.5km/h
直径692mm
径差+41mm
+10%
55
扁平
195/55R18
41.3km/h
直径672mm
径差+21mm
205/55R18
42.0km/h
直径683mm
径差+32mm
215/55R18
42.6km/h
直径694mm
径差+43mm
225/55R18
43.3km/h
直径705mm
径差+54mm
235/55R18
44.0km/h
直径716mm
径差+65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/45R18 、205/40R18、205/45R18 、215/40R18 、225/40R18 、235/40R18あたりのタイヤがおすすめです。

215/45R18のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/45R18の適応サイズと性能の変化 [BK3P型マツダスピード アクセラ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


BK3P型マツダスピード アクセラ[2.3Lターボ FF/6MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト5.27kg/ps62.18
1速ギヤ加速性能0.84kg/kgm67.05
1L換算馬力116.8ps/L56.70
1L換算トルク17.12kgm/L56.46
WB/TR比1.7354.38
ワイド&ロー指数0.83053.72
前面の面積2.586m²49.94
最低地上高145mm53.48
スポーツ性能部門の得点453.91

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費11.2km/L46.15
年間維持費357000円47.52
100kmh回転数2330rpm52.88
航続距離616.0km44.54
車の大きさ11.468m³50.73
室内の広さ3.169m³48.06
最小回転半径5.5m42.98
馬力単価9129円65.73
ユーティリティ部門の得点398.59

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した BK3P型マツダスピード アクセラ[2.3Lターボ FF/6MT] の総合得点は 852.50 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したマツダスピード アクセラ(FF/6MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「2500ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。投稿日:2011/08/16|更新日:2018/02/09


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