マツダ デミオの性能まとめ [DJLFS型|1.5L/110PS|FF/6MT|2018年] 15S


画像はマツダ株式会社より引用
http://www.mazda.co.jp/
投稿:2018/10/04|更新:2021/07/01

マツダ株式会社の5ドア・5人乗りハッチバック、6BA-DJLFS型の4代目デミオは2014/09から生産が開始され、2019/07に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量1496cc(110PS/14.4kgm)のP5-VPS型エンジンを搭載する[15S|2018/08モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4060mm×全幅1695mm×全高1525mm、排気量は1496ccであることから、大雑把に分類すると1.5リットルクラス(1500cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4060mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

DJLFS型 デミオ [1496cc/110PS FF/6MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

4代目デミオの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.5L-TB
FF/6MT
178.2万円
DJ5FS型
[XD]
2014/09モデル
105PS
22.4kgm
30.0km/L
1.5L-NA
FF/6MT
150.1万円
DJLFS型
[15MB]
2015/10モデル
116PS
15.1kgm
19.2km/L
1.5L-TB
FF/6AT
194.4万円
DJ5FS型
[XD-Touring]
2014/09モデル
105PS
25.5kgm
26.4km/L
1.3L-NA
FF/5MT
145.8万円
DJ3FS型
[13S]
2014/09モデル
92PS
12.3kgm
21.8km/L
1.5L-TB
4WD/6AT
213.8万円
DJ5AS型
[XD-Touring]
2014/12モデル
105PS
25.5kgm
22.8km/L
4代目デミオの車両型式・グレード一覧【全10車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MAZDA
車名&
グレード
デミオ
15S
その他 ツーリング|Lパッケージ
お値段 1490400円
車両型式 6BA-DJLFS
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
6MT(6段変速・手動)
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長4060×幅1695×高1525mm
室内寸法 長1805×幅1445×高1210mm
軸距&
輪距
2570mm
前1495mm/後1480mm
最小半径 4.7m
最低高 145mm
タイヤ 前輪:185/65R15
後輪:185/65R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量 1030kg
エンジン諸元
原動機型式 P5-VPS
気筒配列 直列4気筒
排気量1496cc
圧縮比12.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 110PS[81kW]/6000rpm
最大トルク 14.4kgm[141Nm]/4000rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費 19.8km/L(46.6mpg)
100km燃費 5.1L/100km
P5-VPS型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(34500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2018/08モデルのデミオを3年落ちの中古で139.4万円にて購入し、頭金なしで3年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    デミオの2018/08モデルの場合、2021年現在では3年が経過しているため、新車価格の85%である126.7万円に諸経費として12.7万円を足した139.4万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2018年式を3年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 34500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷19.8km/L×24円/L 12120円
オイル交換(5000km毎) 1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本10000円×4本÷4年 10000円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 149840円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額38710円×12ヶ月 464520円
ローン返済中の年間維持費 614360円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53440円
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円円
自動車重量税(1年分) 12300円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 12120円
オイル交換(5000km毎) 8000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 10000円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 149840円
名目 金額
車のローン額(1年分) 464520円
ローン返済中の年間維持費 614360円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53440円
  • 初度登録から3年経過車の場合、自動車税の区分は「1500cc以下の13年未満」で税額は34500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額53,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して12,487円(完済前は51,197円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。


●デミオの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、デミオの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 14500円
ガソリン税(暫定) 12680円
石油税 1410円
消費税(10%) 1100円
合計納税額 29690円

例として年間走行距離を10000km、燃費を19.8km/L、ガソリンを1リットルあたり24円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は505.1Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計14500円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで12680円、石油税が2.8円/Lで1410円になります。

ガソリン車の場合は本体価格-34.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては1100円となり、これらを合計した税額は29690円、1年間に燃料代として支払う12120円のうち245.0%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で34500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計76490円がデミオに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 28%
自動車重量税 1年分 12300円 10%
自賠責保険料 1年分 12920円 11%
燃料代 3000km分 3640円 3%
オイル交換 年1回 4000円 3%
タイヤ交換 6年毎 6670円 5%
任意保険料 80% 48000円 40%
合計
[1万kmとの差額]
122030円
-27810円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 27%
自動車重量税 1年分 12300円 10%
自賠責保険料 1年分 12920円 10%
燃料代 5000km分 6060円 5%
オイル交換 年1回 4000円 3%
タイヤ交換 6年毎 6670円 5%
任意保険料 85% 51000円 40%
合計
[1万kmとの差額]
127450円
-22390円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 26%
自動車重量税 1年分 12300円 9%
自賠責保険料 1年分 12920円 10%
燃料代 7000km分 8480円 6%
オイル交換 年1回 5600円 4%
タイヤ交換 6年毎 6670円 5%
任意保険料 90% 54000円 40%
合計
[1万kmとの差額]
134470円
-15370円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて27810円安い122030円に、5000km走行では22390円安い127450円に、7000km走行では15370円安い134470円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 20%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 7%
燃料代 15000km分 18180円 10%
オイル交換 年3回 24000円 14%
タイヤ交換 2.7年毎 15000円 8%
任意保険料 100% 60000円 34%
合計
[1万kmとの差額]
176900円
+27060円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 18%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 12920円 7%
燃料代 20000km分 24240円 12%
オイル交換 年4回 32000円 16%
タイヤ交換 2年毎 20000円 10%
任意保険料 100% 60000円 31%
合計
[1万kmとの差額]
195960円
+46120円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(15.4km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(20.6km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(22.0km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(19.8km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代12120円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル24円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地15.4km/L → 15.9km/L
郊外20.6km/L → 21.2km/L
高速道路22.0km/L → 22.7km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km14030円
[13580円]
郊外500km580円
[570円]
高速道路500km540円
[530円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
15150円
+3030円
15.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
14680円
-470円
16.4km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が15.4km/Lでは584.4Lを消費して、燃料代は14030円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が20.6km/Lでは24.3Lを消費して、燃料代は580円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が22.0km/Lでは22.7Lを消費して、燃料代は540円になります。

このパターンでは使用した燃料量が631.4L、かかった燃料代が15150円となり、平均燃費は15.8km/L(-4.0km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+3030円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は14680円となり、470円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で1880円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km7790円
[7550円]
郊外5000km5820円
[5660円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
13610円
+1490円
17.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
13210円
-400円
18.2km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が15.4km/Lでは324.7Lを消費して、燃料代は7790円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が20.6km/Lでは242.7Lを消費して、燃料代は5820円になります。

このパターンでは使用した燃料量が567.4L、かかった燃料代が13610円となり、平均燃費は17.6km/L(-2.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+1490円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が13210円となり、1年間で400円、4年間で1600円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km5190円
[5030円]
郊外3340km3890円
[3780円]
高速道路3330km3630円
[3520円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
12710円
+590円
18.9km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
12330円
-380円
19.5km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が15.4km/Lでは216.2Lを消費して、燃料代は5190円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が20.6km/Lでは162.1Lを消費して、燃料代は3890円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が22.0km/Lでは151.4Lを消費して、燃料代は3630円になります。

このパターンでは使用した燃料量が529.7L、かかった燃料代が12710円となり、平均燃費は18.9km/L(-0.9km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+590円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が12330円となり、1年間で380円、4年間で1520円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km780円
[750円]
郊外9000km10490円
[10190円]
高速道路500km540円
[530円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
11810円
-310円
20.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
11470円
-340円
20.9km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が15.4km/Lでは32.5Lを消費して、燃料代は780円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が20.6km/Lでは436.9Lを消費して、燃料代は10490円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が22.0km/Lでは22.7Lを消費して、燃料代は540円になります。

このパターンでは使用した燃料量が492.1L、かかった燃料代が11810円となり、平均燃費は20.3km/L(+0.5km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は-310円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が11470円となり、1年間で340円、4年間で1360円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(15.8km/L・17.6km/L・18.9km/L・20.3km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(15150円・13610円・12710円・11810円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km10円200円0.3万円
20km20円400円0.5万円
30km40円900円1.0万円
50km60円1300円1.6万円
100km120円2600円3.1万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を24円、燃費を19.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは1.21円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は10円/日となり、20km走行なら20円/日、30km走行なら40円/日、50km走行なら60円/日、100km走行なら120円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は1.0万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

P5-VPS型エンジン簡易性能曲線図
P5-VPS型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 80PS
6000回転時の馬力 110PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 14.4kgm
6000回転時のトルク 13.1kgm
P5-VPS型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているP5型1496cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力110馬力を、4000回転時に最大トルク14.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は33.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
マツダの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
マツダの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.364kg/PS(1030kg/110PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.364kg/PS
車体+1人9.864kg/PS
車体+5人11.864kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.909kg/PS
車体+70kg10.000kg/PS
車体+80kg10.091kg/PS
車体+90kg10.182kg/PS
車体+100kg10.273kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.864kg/PS(1085kg/110PS)となり、数値としては0.500kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.864kg/PS(1305kg/110PS)となり、2.500kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

デミオのライバル候補車たち

2018/08

-
デミオ
9.864kg/PS
1085kg/110PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:9.364]
2010/04

車種詳細
ウィッシュ
9.826kg/PS
1415kg/144PS|1.8L-NA
[車体のみPWR:9.444]
2013/12

車種詳細
ヴェゼル
10.038kg/PS
1325kg/132PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:9.621]
2019/04

車種詳細
RAV4
9.854kg/PS
1685kg/171PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:9.532]
2015/04

車種詳細
エクシーガ クロスオーバー7
9.682kg/PS
1675kg/173PS|2.5L-NA
[車体のみPWR:9.364]
2011/10

車種詳細
ヴィッツ
10.000kg/PS
1090kg/109PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:9.495]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.864kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.667kg/PSから10.061kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの7人乗りミニバン「ZGE20W型 ウィッシュ」、ホンダの5人乗りSUV「RU3型 ヴェゼル」、トヨタの5人乗りSUV「MXAA54型 RAV4」、スバルの7人乗りSUV「YAM型 エクシーガ クロスオーバー7」、トヨタの5人乗りハッチバック「NCP131型 ヴィッツ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

DJLFS型 デミオ [15S]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.864kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は106.8PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.727
平均ピストンスピード 17.16m/s
トルクウェイトレシオ 71.5kg/kgm
1馬力あたりのお値段 13549円
排気量1Lあたり馬力 73.53PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.63kgm/L
1気筒あたりの馬力 27.5PS
1気筒あたりのトルク 3.6kgm
パワーバンド比率 33.3%
燃費×馬力 2178.0pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは71.5kg/kgm(1030kg/14.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が1490400円、最高出力が110馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は13549円、逆に1万円あたりでは0.74馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は103500円、1万円あたりでは0.10kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
マツダ編
1500cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は73.53PS/L、トルクは9.63kgm/L、1気筒あたりの馬力は27.5馬力、トルクは3.6kgmとなり、このエンジンが110馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.16m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が85.8mmであるP5型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6990回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.727になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が19.8km/L、最高出力が110PSであるこの車の獲得ポイントは2178.0ptになります。
戯れに車両重量1030kgを100kg単位にした10.3で割ってみたところ、その数値は211.46ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)

人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.16m³
1人あたりのスペース 約0.63m³
室内長/全長 44.5%
室内幅/全幅 85.3%
室内高/全高 79.3%
室内容積/車両体積 30.1%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.16m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.63m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は44.5%、同じく室内幅と全幅の比率は85.3%、同じく室内高と全高の比率は79.3%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は30.1%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.42m
期待される荷室の幅 1.34m
対角線の長さ 1.95m
期待される荷室の面積 1.90m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.42m(対角線では1.95m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 19.8km/L
燃料タンク容量 44L
航続距離(カタログ燃費) 871.2km
航続距離(80%燃費) 695.2km
満タンプライス 1056円
1万円でどこまで行ける? 8250.0km
車両価格/航続距離 1711円/km

WLTCモード燃費が19.8km/Lですので、燃料タンクの容量が44リットルですと航続可能距離は871.2kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(17.8km/L)とすると783.2km、80%(15.8km/L)だと695.2km、70%(13.9km/L)では611.6kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン44リットルの給油で1056円、上で計算した航続距離を踏まえると871.2km(80%燃費時695.2km)を走行するのに1056円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば8250.0km(往復なら片道4125.0km)、カタログ値の80%なら6600.0km(片道3300.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で871.2kmの距離を移動できるDJLFS型 デミオ [15S]という乗り物を、149.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「1711円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
19.8km/L
871.2km
市街地燃費
15.4km/L
677.6km
[-193.6km]
郊外燃費
20.6km/L
906.4km
[+35.2km]
高速道路燃費
22.0km/L
968.0km
[+96.8km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を44Lとしたとき、市街地モード燃費15.4km/Lでの航続距離は677.6km(-193.6km)、郊外モード燃費20.6km/Lでの航続距離は906.4km(+35.2km)、高速道路モード燃費22.0km/Lでの航続距離は968.0km(+96.8km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 185/65R15|タイヤ直径 62.2cm|円周長 195.4cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.583 15.72 -
-
48km/h 13410rpm 728.0kgm
2速 1.904 8.35 0.531 1-2/
3450rpm
91km/h 7130rpm 386.8kgm
3速 1.290 5.66 0.678 2-3/
4410rpm
135km/h 4830rpm 262.1kgm
4速 0.972 4.27 0.753 3-4/
4890rpm
179km/h 3640rpm 197.5kgm
5速 0.795 3.49 0.818 4-5/
5320rpm
218km/h 2980rpm 161.5kgm
6速 0.645 2.83 0.811 5-6/
5270rpm
269km/h 2410rpm 131.0kgm
Final 4.388 レシオカバレッジ(変速比幅)5.555

ギヤの繋がりイメージ
DJLFS型デミオ6MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.388)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(14.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.388)÷タイヤの有効半径(0.311m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの269km(6000rpmでは248.5km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ45km/h-
2速ギヤ84km/h3190rpm
3速ギヤ124km/h4070rpm
4速ギヤ165km/h4520rpm
5速ギヤ202km/h4910rpm
6速ギヤ249km/h4870rpm

DJLFS型デミオに搭載されたP5型1496ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると45km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3190rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は84km/h(+39km/h)になります。

3速ギヤでは4070rpmまで落ちて6000rpmで124km/h(+40km/h)に、4速ギヤでは4520rpmまで落ちて6000rpmで165km/h(+41km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4910rpmまで落ちて6000rpmで202km/h(+37km/h)に、6速ギヤでは4870rpmまで落ちて6000rpmで249km/h(+47km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4000回転で最大トルク14.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば71.5kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.364kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと728.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1030kg)を1速ギヤの最大駆動力(728.0kgm)で割ってみると1.415kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(13.1kgm)からTWRを算出すると1.56kg/kgmとなり、4000-6000回転の回転域では1.415-1.56kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5360 8050 10730 13410 16090 18770 24140
2速 2850 4280 5700 7130 8550 9980 12830
3速 1930 2900 3860 4830 5790 6760 8690
4速 1460 2180 2910 3640 4370 5090 6550
5速 1190 1790 2380 2980 3570 4170 5360
6速 970 1450 1930 2410 2900 3380 4350
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.645)を選択して時速100kmにて走行すると2410回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1450回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1690回転、一般的な高速道路の80km/hでは1930回転、100km/hでは2410回転、制限速度が120km/hになると2900回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4340回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 7 15 22 30 37 45 52 60
2速 14 28 42 56 70 84 98 112
3速 21 41 62 83 104 124 145 166
4速 27 55 82 110 137 165 192 220
5速 34 67 101 134 168 202 235 269
6速 41 83 124 166 207 249 290 331

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの185/65R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 185/65R15 | 直径 622mm

-20mm
幅165mm
-10mm
幅175mm
変更なし
幅185mm
+10mm
幅195mm
+20mm
幅205mm
-5%
60
扁平
165/60R15
37.2km/h
直径579mm
径差-43mm
175/60R15
38.0km/h
直径591mm
径差-31mm
185/60R15
38.8km/h
直径603mm
径差-19mm
195/60R15
39.5km/h
直径615mm
径差-7mm
205/60R15
40.3km/h
直径627mm
径差+5mm
0%
65
扁平
165/65R15
38.3km/h
直径596mm
径差-26mm
175/65R15
39.2km/h
直径609mm
径差-13mm
185/65R15
40.0km/h
622mm
0mm
195/65R15
40.8km/h
直径635mm
径差+13mm
205/65R15
41.7km/h
直径648mm
径差+26mm
+5%
70
扁平
165/70R15
39.4km/h
直径612mm
径差-10mm
175/70R15
40.3km/h
直径626mm
径差+4mm
185/70R15
41.2km/h
直径640mm
径差+18mm
195/70R15
42.1km/h
直径654mm
径差+32mm
205/70R15
43.0km/h
直径668mm
径差+46mm
+10%
75
扁平
165/75R15
40.5km/h
直径629mm
径差+7mm
175/75R15
41.4km/h
直径644mm
径差+22mm
185/75R15
42.4km/h
直径659mm
径差+37mm
195/75R15
43.3km/h
直径674mm
径差+52mm
205/75R15
44.3km/h
直径689mm
径差+67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、165/65R15、165/70R15 、175/60R15、175/65R15 、185/60R15 、195/60R15 あたりのタイヤがおすすめです。

185/65R15のタイヤ幅を165mmから215mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、185/65R15の適応サイズと性能の変化 [DJLFS型デミオ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


DJLFS型デミオ[1.5L-NA FF/6MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.364kg/ps50.47
1速ギヤ加速性能1.415kg/kgm53.52
1L換算馬力73.53ps/L50.05
1L換算トルク9.63kgm/L51.38
WB/TR比1.72754.63
ワイド&ロー指数0.90048.54
前面の面積2.585m²50.17
最低地上高145mm53.52
スポーツ性能部門の得点412.28

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費19.8km/L56.37
年間維持費149840円57.41
100kmh回転数2410rpm51.19
航続距離871.2km59.66
車の大きさ10.495m³46.41
室内の広さ3.156m³47.77
最小回転半径4.7m60.21
馬力単価13549円60.05
ユーティリティ部門の得点439.07

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した DJLFS型デミオ[1.5L-NA FF/6MT] の総合得点は 851.35 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したDJLFS型デミオ(FF/6MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「1500ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

19.8

コメントは停止中です。