マツダ CX-30の性能まとめ [DMFP型|2.0L/179PS|FF/6AT|2020年] X-Proactive


画像はマツダ株式会社より引用
http://www.mazda.co.jp/
投稿:2020/03/03|更新:2021/07/01

マツダ株式会社の5ドア・5人乗りSUV、3AA-DMFP型の初代CX-30は2019/10から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1997cc(179PS/22.8kgm)のHF-VPH型エンジンを搭載する[X-Proactive|2020/01モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4395mm×全幅1795mm×全高1540mm、排気量は1997ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4395mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

DMFP型 CX-30 [1997cc/179PS FF/6AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代CX-30の類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-NA
FF/6AT
239.2万円
DMEP型
[20S]
2019/10モデル
156PS
20.3kgm
15.4km/L
2.0L-NA
4WD/6MT
262.9万円
DMEP型
[20S]
2019/10モデル
156PS
20.3kgm
15.6km/L
1.8L-TB
FF/6AT
288.8万円
DM8P型
[XD-Proactive]
2021/01モデル
130PS
27.5kgm
19.2km/L
1.8L-TB
4WD/6AT
312.4万円
DM8P型
[XD-Proactive]
2019/10モデル
116PS
27.5kgm
18.4km/L
1.8L-TB
FF/6AT
288.8万円
DM8P型
[XD-Proactive]
2019/10モデル
116PS
27.5kgm
19.2km/L
初代CX-30の車両型式・グレード一覧【全16車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MAZDA
車名&
グレード
CX-30
X-Proactive
その他 Xプロアクティブ|ツーリングセレクション|Lパッケージ|モータ型式:MK型(4.8kW/61Nm)/電池容量:10Ah
お値段 3294500円
車両型式 3AA-DMFP
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
6AT(6段変速・自動)
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長4395×幅1795×高1540mm
室内寸法 長1830×幅1490×高1195mm
軸距&
輪距
2655mm
前1565mm/後1565mm
最小半径 5.3m
最低高 175mm
タイヤ 前輪:215/55R18
後輪:215/55R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1490kg
エンジン諸元
原動機型式 HF-VPH
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1997cc
圧縮比15.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 179PS[132kW]/6000rpm
最大トルク 22.8kgm[224Nm]/3000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 16.8km/L(39.5mpg)
100km燃費 6.0L/100km
HF-VPH型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(36000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、CX-30の新車を378.9万円(諸費用として49.4万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷16.8km/L×165円/L 98210円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本18000円×4本÷4年 18000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 252430円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額63150円×12ヶ月 757800円
ローン返済中の年間維持費 1010230円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53440円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円円
自動車重量税(1年分) 12300円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 98210円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 18000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 252430円
名目 金額
車のローン額(1年分) 757800円
ローン返済中の年間維持費 1010230円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53440円
  • 初度登録から1年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年未満」で税額は36000円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額53,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると21,036円(完済前は84,186円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


●CX-30の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、CX-30の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 17080円
ガソリン税(暫定) 14940円
石油税 1670円
消費税(10%) 8930円
合計納税額 42620円

例として年間走行距離を10000km、燃費を16.8km/L、ガソリンを1リットルあたり165円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は595.2Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計17080円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで14940円、石油税が2.8円/Lで1670円になります。

ガソリン車の場合は本体価格93.4円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては8930円となり、これらを合計した税額は42620円、1年間に燃料代として支払う98210円のうち43.4%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で36000円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計90920円がCX-30に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 23%
自動車重量税 1年分 12300円 8%
自賠責保険料 1年分 12920円 8%
燃料代 3000km分 29460円 18%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 8%
任意保険料 80% 52800円 32%
合計
[1万kmとの差額]
159980円
-92450円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 20%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 7%
燃料代 5000km分 49110円 27%
オイル交換 年1回 4500円 2%
タイヤ交換 6年毎 12000円 7%
任意保険料 85% 56160円 30%
合計
[1万kmとの差額]
182990円
-69440円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 17%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 7000km分 68750円 33%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 6%
任意保険料 90% 59400円 29%
合計
[1万kmとの差額]
207670円
-44760円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて92450円安い159980円に、5000km走行では69440円安い182990円に、7000km走行では44760円安い207670円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 11%
自動車重量税 1年分 12300円 4%
自賠責保険料 1年分 12920円 4%
燃料代 15000km分 147320円 45%
オイル交換 年3回 27000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 27000円 8%
任意保険料 100% 66000円 20%
合計
[1万kmとの差額]
328540円
+76110円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 9%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 12920円 3%
燃料代 20000km分 196420円 50%
オイル交換 年4回 36000円 9%
タイヤ交換 2年毎 36000円 9%
任意保険料 100% 66000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
395640円
+143210円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(13.7km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(17.2km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(18.3km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(16.8km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代98210円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル165円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地13.7km/L → 14.1km/L
郊外17.2km/L → 17.7km/L
高速道路18.3km/L → 18.8km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km108390円
[105320円]
郊外500km4800円
[4650円]
高速道路500km4500円
[4390円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
117690円
+19480円
14.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
114360円
-3330円
14.4km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が13.7km/Lでは656.9Lを消費して、燃料代は108390円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が17.2km/Lでは29.1Lを消費して、燃料代は4800円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が18.3km/Lでは27.3Lを消費して、燃料代は4500円になります。

このパターンでは使用した燃料量が713.3L、かかった燃料代が117690円となり、平均燃費は14.0km/L(-2.8km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+19480円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は114360円となり、3330円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で13320円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km60230円
[58510円]
郊外5000km47970円
[46610円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
108200円
+9990円
15.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
105120円
-3080円
15.7km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が13.7km/Lでは365.0Lを消費して、燃料代は60230円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が17.2km/Lでは290.7Lを消費して、燃料代は47970円になります。

このパターンでは使用した燃料量が655.7L、かかった燃料代が108200円となり、平均燃費は15.3km/L(-1.5km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+9990円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が105120円となり、1年間で3080円、4年間で12320円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km40110円
[38970円]
郊外3340km32040円
[31140円]
高速道路3330km30030円
[29220円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
102180円
+3970円
16.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
99330円
-2850円
16.6km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が13.7km/Lでは243.1Lを消費して、燃料代は40110円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が17.2km/Lでは194.2Lを消費して、燃料代は32040円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が18.3km/Lでは182.0Lを消費して、燃料代は30030円になります。

このパターンでは使用した燃料量が619.3L、かかった燃料代が102180円となり、平均燃費は16.1km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+3970円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が99330円となり、1年間で2850円、4年間で11400円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km6020円
[5860円]
郊外9000km86340円
[83900円]
高速道路500km4500円
[4390円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
96860円
-1350円
17.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
94150円
-2710円
17.5km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が13.7km/Lでは36.5Lを消費して、燃料代は6020円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が17.2km/Lでは523.3Lを消費して、燃料代は86340円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が18.3km/Lでは27.3Lを消費して、燃料代は4500円になります。

このパターンでは使用した燃料量が587.1L、かかった燃料代が96860円となり、平均燃費は17.0km/L(+0.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は-1350円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が94150円となり、1年間で2710円、4年間で10840円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(14.0km/L・15.3km/L・16.1km/L・17.0km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(117690円・108200円・102180円・96860円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km100円2200円2.6万円
20km200円4400円5.2万円
30km290円6400円7.5万円
50km490円10800円12.7万円
100km980円21600円25.5万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を165円、燃費を16.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは9.82円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は100円/日となり、20km走行なら200円/日、30km走行なら290円/日、50km走行なら490円/日、100km走行なら980円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は6400円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は7.5万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

HF-VPH型エンジン簡易性能曲線図
HF-VPH型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3000回転時の馬力 96PS
6000回転時の馬力 179PS
各回転域でのトルク
3000回転時のトルク 22.8kgm
6000回転時のトルク 21.4kgm
HF-VPH型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているHF型1997cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力179馬力を、3000回転時に最大トルク22.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3000rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の3000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は50.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
マツダの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
マツダの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.324kg/PS(1490kg/179PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.324kg/PS
車体+1人8.631kg/PS
車体+5人9.860kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg8.659kg/PS
車体+70kg8.715kg/PS
車体+80kg8.771kg/PS
車体+90kg8.827kg/PS
車体+100kg8.883kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.631kg/PS(1545kg/179PS)となり、数値としては0.307kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは9.860kg/PS(1765kg/179PS)となり、1.536kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

CX-30のライバル候補車たち

2020/01

-
CX-30
8.631kg/PS
1545kg/179PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:8.324]
2004/04

車種詳細
スイフト スポーツ
8.565kg/PS
985kg/115PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:8.087]
2009/10

車種詳細
エルグランド
8.646kg/PS
2075kg/240PS|3.5L-NA
[車体のみPWR:8.417]
2014/09

車種詳細
アクセラ スポーツ
8.486kg/PS
1485kg/175PS|2.2L-TB
[車体のみPWR:8.171]
2004/04

車種詳細
ルポ
8.520kg/PS
1065kg/125PS|1.6L-NA
[車体のみPWR:8.080]
2018/07

車種詳細
フォレスター
8.514kg/PS
1575kg/185PS|2.5L-NA
[車体のみPWR:8.216]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.631kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

8.458kg/PSから8.804kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの5人乗りハッチバック「HT81S型 スイフト スポーツ」、日産の8人乗りミニバン「E51型 エルグランド」、マツダの5人乗りハッチバック「BM2FS型 アクセラ スポーツ」、フォルクスワーゲンの4人乗りハッチバック「6EAVY型 ルポ」、スバルの5人乗りSUV「SK9型 フォレスター」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

DMFP型 CX-30 [X-Proactive]とパワーウェイトレシオが近い車種|8.631kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は120.1PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.696
平均ピストンスピード 18.24m/s
トルクウェイトレシオ 65.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段 18405円
排気量1Lあたり馬力 89.63PS/L
排気量1Lあたりトルク 11.42kgm/L
1気筒あたりの馬力 44.8PS
1気筒あたりのトルク 5.7kgm
パワーバンド比率 50.0%
燃費×馬力 3007.2pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.8~2.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは65.3kg/kgm(1490kg/22.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3294500円、最高出力が179馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は18405円、逆に1万円あたりでは0.54馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は144496円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
マツダ編
2000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は89.63PS/L、トルクは11.42kgm/L、1気筒あたりの馬力は44.8馬力、トルクは5.7kgmとなり、このエンジンが179馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.24m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が91.2mmであるHF型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6580回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.696になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が16.8km/L、最高出力が179PSであるこの車の獲得ポイントは3007.2ptになります。
戯れに車両重量1490kgを100kg単位にした14.9で割ってみたところ、その数値は201.83ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)

人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.26m³
1人あたりのスペース 約0.65m³
室内長/全長 41.6%
室内幅/全幅 83.0%
室内高/全高 77.6%
室内容積/車両体積 26.8%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.26m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.65m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は41.6%、同じく室内幅と全幅の比率は83.0%、同じく室内高と全高の比率は77.6%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は26.8%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.54m
期待される荷室の幅 1.39m
対角線の長さ 2.07m
期待される荷室の面積 2.14m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.54m(対角線では2.07m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 16.8km/L
燃料タンク容量 51L
航続距離(カタログ燃費) 856.8km
航続距離(80%燃費) 683.4km
満タンプライス 8415円
1万円でどこまで行ける? 1018.2km
車両価格/航続距離 3845円/km

WLTCモード燃費が16.8km/Lですので、燃料タンクの容量が51リットルですと航続可能距離は856.8kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(15.1km/L)とすると770.1km、80%(13.4km/L)だと683.4km、70%(11.8km/L)では601.8kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン51リットルの給油で8415円、上で計算した航続距離を踏まえると856.8km(80%燃費時683.4km)を走行するのに8415円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1018.2km(往復なら片道509.1km)、カタログ値の80%なら814.5km(片道407.3km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で856.8kmの距離を移動できるDMFP型 CX-30 [X-Proactive]という乗り物を、329.4万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3845円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
16.8km/L
856.8km
市街地燃費
13.7km/L
698.7km
[-158.1km]
郊外燃費
17.2km/L
877.2km
[+20.4km]
高速道路燃費
18.3km/L
933.3km
[+76.5km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を51Lとしたとき、市街地モード燃費13.7km/Lでの航続距離は698.7km(-158.1km)、郊外モード燃費17.2km/Lでの航続距離は877.2km(+20.4km)、高速道路モード燃費18.3km/Lでの航続距離は933.3km(+76.5km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 215/55R18|タイヤ直径 69.4cm|円周長 218.0cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.552 16.58 -
-
51km/h 12680rpm 1089.7kgm
2速 2.022 9.44 0.569 1-2/
3700rpm
90km/h 7220rpm 620.3kgm
3速 1.347 6.29 0.666 2-3/
4330rpm
135km/h 4810rpm 413.2kgm
4速 1.000 4.67 0.742 3-4/
4820rpm
182km/h 3570rpm 306.8kgm
5速 0.745 3.48 0.745 4-5/
4840rpm
244km/h 2660rpm 228.6kgm
6速 0.599 2.80 0.804 5-6/
5230rpm
304km/h 2140rpm 183.8kgm
Final 4.669 レシオカバレッジ(変速比幅)5.930

ギヤの繋がりイメージ
DMFP型CX-306AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.669)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(22.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.669)÷タイヤの有効半径(0.347m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの304km(6000rpmでは280.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ47km/h-
2速ギヤ83km/h3410rpm
3速ギヤ125km/h4000rpm
4速ギヤ168km/h4450rpm
5速ギヤ226km/h4470rpm
6速ギヤ281km/h4820rpm

DMFP型CX-30に搭載されたHF型1997ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると47km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3410rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は83km/h(+36km/h)になります。

3速ギヤでは4000rpmまで落ちて6000rpmで125km/h(+42km/h)に、4速ギヤでは4450rpmまで落ちて6000rpmで168km/h(+43km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4470rpmまで落ちて6000rpmで226km/h(+58km/h)に、6速ギヤでは4820rpmまで落ちて6000rpmで281km/h(+55km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3000回転で最大トルク22.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば65.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(8.324kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1089.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1490kg)を1速ギヤの最大駆動力(1089.7kgm)で割ってみると1.367kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(21.4kgm)からTWRを算出すると1.46kg/kgmとなり、3000-6000回転の回転域では1.367-1.46kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5070 7610 10140 12680 15210 17750 22820
2速 2890 4330 5770 7220 8660 10100 12990
3速 1920 2880 3850 4810 5770 6730 8650
4速 1430 2140 2860 3570 4280 5000 6430
5速 1060 1600 2130 2660 3190 3720 4790
6速 860 1280 1710 2140 2570 2990 3850
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.599)を選択して時速100kmにて走行すると2140回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1280回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1500回転、一般的な高速道路の80km/hでは1710回転、100km/hでは2140回転、制限速度が120km/hになると2570回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3850回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 32 39 47 55 63
2速 14 28 42 55 69 83 97 111
3速 21 42 62 83 104 125 146 166
4速 28 56 84 112 140 168 196 224
5速 38 75 113 150 188 226 263 301
6速 47 94 140 187 234 281 327 374

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの215/55R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/55R18 | 直径 694mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
50
扁平
195/50R18
37.6km/h
直径652mm
径差-42mm
205/50R18
38.2km/h
直径662mm
径差-32mm
215/50R18
38.7km/h
直径672mm
径差-22mm
225/50R18
39.3km/h
直径682mm
径差-12mm
235/50R18
39.9km/h
直径692mm
径差-2mm
0%
55
扁平
195/55R18
38.7km/h
直径672mm
径差-22mm
205/55R18
39.4km/h
直径683mm
径差-11mm
215/55R18
40.0km/h
694mm
0mm
225/55R18
40.6km/h
直径705mm
径差+11mm
235/55R18
41.3km/h
直径716mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
195/60R18
39.8km/h
直径691mm
径差-3mm
205/60R18
40.5km/h
直径703mm
径差+9mm
215/60R18
41.2km/h
直径715mm
径差+21mm
225/60R18
41.9km/h
直径727mm
径差+33mm
235/60R18
42.6km/h
直径739mm
径差+45mm
+10%
65
扁平
195/65R18
41.0km/h
直径711mm
径差+17mm
205/65R18
41.7km/h
直径724mm
径差+30mm
215/65R18
42.5km/h
直径737mm
径差+43mm
225/65R18
43.2km/h
直径750mm
径差+56mm
235/65R18
44.0km/h
直径763mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/55R18、195/60R18 、205/50R18、205/55R18 、215/50R18 、225/50R18 、235/50R18あたりのタイヤがおすすめです。

215/55R18のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/55R18の適応サイズと性能の変化 [DMFP型CX-30編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


DMFP型CX-30[2.0L-NA FF/6AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト8.324kg/ps53.44
1速ギヤ加速性能1.367kg/kgm54.58
1L換算馬力89.63ps/L62.77
1L換算トルク11.42kgm/L73.75
WB/TR比1.69657.89
ワイド&ロー指数0.85851.55
前面の面積2.764m²45.33
最低地上高175mm40.81
スポーツ性能部門の得点440.12

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費16.8km/L50.28
年間維持費252430円41.89
100kmh回転数2140rpm54.99
航続距離856.8km58.79
車の大きさ12.149m³53.34
室内の広さ3.258m³48.85
最小回転半径5.3m47.45
馬力単価18405円53.49
ユーティリティ部門の得点409.08

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した DMFP型CX-30[2.0L-NA FF/6AT] の総合得点は 849.20 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したDMFP型CX-30(FF/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「2000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

16.8

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