マセラティ クアトロポルテの性能まとめ [MQP38A型|3.8L/530PS|FR/8AT|2013年] GT-S


画像はマセラティより引用
http://www.maserati.co.jp/
投稿:2013/04/04|更新:2019/09/26

マセラティの4ドア・5人乗りセダン、ABA-MQP38A型の6代目クアトロポルテは2013/04から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量3799cc(530PS/72.4kgm)のエンジンを搭載する[GT-S|2013/04モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長5262mm×全幅1950mm×全高1481mm、排気量は3799ccであることから、大雑把に分類すると3.8リットルクラス(3800cc、自動車税は4.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5262mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

MQP38A型 クアトロポルテ [3799cc/530PS FR/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

6代目クアトロポルテの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
3.0L-TB
FR/8AT
1371.0万円
MQP30A型
[S]
2015/12モデル
410PS
56.0kgm
3.0L-TB
4WD/8AT
1473.0万円
MQP30AA型
[S-Q4]
2015/12モデル
410PS
56.0kgm

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MASERATI
車名&
グレード
クアトロポルテ
GT-S
その他 燃費(市街地17.4L/100km 郊外8.5L/100km 複合11.8L/100km)
お値段 16900000円
車両型式 ABA-MQP38A
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
8AT(8段変速・自動)
ドア/定員 4ドア/5人
車体寸法 長5262×幅1950×高1481mm
軸距&
輪距
3171mm
前1635mm/後1645mm
最小半径 5.9m
タイヤ 前輪:245/40R20
後輪:285/35R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1900kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型8気筒
排気量3799cc
圧縮比9.5
吸気方式 ツインターボ
最高出力 530PS[390kW]/6500rpm
最大トルク 72.4kgm[710Nm]/2250rpm
使用燃料 ハイオクガソリン

V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(66500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額7500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、クアトロポルテの新車を1943.5万円(諸費用として253.5万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 4000cc以下 13年未満 66500円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷6.2km/L×34円/L 54840円
オイル交換(5000km毎) 1回8000円×2回 16000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本24000円×4本÷4年 24000円
任意保険料(月額7500円) 月額7500円×12ヶ月 90000円
ローン完済後の年間維持費 280660円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額323920円×12ヶ月 3887040円
ローン返済中の年間維持費 4167700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61640円
名目 金額
自動車税(1年分) 66500円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 54840円
オイル交換(5000km毎) 16000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 24000円
任意保険料(月額7500円) 90000円
ローン完済後の年間維持費 280660円
名目 金額
車のローン額(1年分) 3887040円
ローン返済中の年間維持費 4167700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
61640円
  • 初度登録から8年経過車の場合、自動車税の区分は「4000cc以下の13年未満」で税額は66500円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに8000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額61,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると23,388円(完済前は347,308円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


●クアトロポルテの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、クアトロポルテの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 46290円
ガソリン税(暫定) 40480円
石油税 4520円
消費税(10%) 4990円
合計納税額 96280円

例として年間走行距離を10000km、燃費を6.2km/L、ガソリンを1リットルあたり34円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1612.9Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計46290円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで40480円、石油税が2.8円/Lで4520円になります。

ガソリン車の場合は本体価格-25.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては4990円となり、これらを合計した税額は96280円、1年間に燃料代として支払う54840円のうち175.6%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で66500円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計179180円がクアトロポルテに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66500円 32%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 3000km分 16450円 8%
オイル交換 年1回 8000円 4%
タイヤ交換 6年毎 16000円 8%
任意保険料 80% 72000円 34%
合計
[1万kmとの差額]
208270円
-72390円
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66500円 30%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 5000km分 27420円 12%
オイル交換 年1回 8000円 4%
タイヤ交換 6年毎 16000円 7%
任意保険料 85% 76560円 34%
合計
[1万kmとの差額]
223800円
-56860円
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66500円 27%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 7000km分 38390円 16%
オイル交換 年1回 11200円 5%
タイヤ交換 6年毎 16000円 7%
任意保険料 90% 81000円 33%
合計
[1万kmとの差額]
242410円
-38250円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料90000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて72390円安い208270円に、5000km走行では56860円安い223800円に、7000km走行では38250円安い242410円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66500円 19%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 12920円 4%
燃料代 15000km分 82260円 23%
オイル交換 年3回 48000円 14%
タイヤ交換 2.7年毎 36000円 10%
任意保険料 100% 90000円 25%
合計
[1万kmとの差額]
352080円
+71420円
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66500円 16%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 12920円 3%
燃料代 20000km分 109680円 27%
オイル交換 年4回 64000円 16%
タイヤ交換 2年毎 48000円 12%
任意保険料 100% 90000円 22%
合計
[1万kmとの差額]
407500円
+126840円

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km50円1100円1.3万円
20km110円2400円2.9万円
30km160円3500円4.2万円
50km270円5900円7.0万円
100km550円12100円14.3万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を34円、燃費を6.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは5.48円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は50円/日となり、20km走行なら110円/日、30km走行なら160円/日、50km走行なら270円/日、100km走行なら550円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は3500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は4.2万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2250回転時の馬力 227PS
6500回転時の馬力 530PS
各回転域でのトルク
2250回転時のトルク 72.4kgm
6500回転時のトルク 58.4kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型8気筒、3799ccのツインターボエンジンは6500回転時に最高出力530馬力を、2250回転時に最大トルク72.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2250rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の4250rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は65.4%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ3.585kg/PS(1900kg/530PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ3.585kg/PS
車体+1人3.689kg/PS
車体+5人4.104kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg3.698kg/PS
車体+70kg3.717kg/PS
車体+80kg3.736kg/PS
車体+90kg3.755kg/PS
車体+100kg3.774kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは3.689kg/PS(1955kg/530PS)となり、数値としては0.104kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは4.104kg/PS(2175kg/530PS)となり、0.519kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

クアトロポルテのライバル候補車たち

2013/04

クアトロポルテ
3.689kg/PS
1955kg/530PS|3.8L-TT
[車体のみPWR:3.585]
2015/01

車種詳細
RC-F
3.847kg/PS
1835kg/477PS|5.0L-NA
[車体のみPWR:3.732]
2015/11

車種詳細
GS-F
3.952kg/PS
1885kg/477PS|5.0L-NA
[車体のみPWR:3.836]
2016/08

車種詳細
NSX
3.619kg/PS
1835kg/507PS|3.5L-TT
[車体のみPWR:3.511]
2001/01

車種詳細
340R
3.567kg/PS
635kg/178PS|1.8L-NA
[車体のみPWR:3.258]
1996/01

車種詳細
スカイライン クーペ
4.013kg/PS
1605kg/400PS|2.8L-TT
[車体のみPWR:3.875]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ3.689kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

3.320kg/PSから4.058kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、レクサスの4人乗りクーペ「USC10型 RC-F」、レクサスの5人乗りセダン「URL10型 GS-F」、ホンダの2人乗りクーペ「NC1型 NSX」、ロータスの2人乗りオープンカー「謎型 340R」、日産の4人乗りクーペ「BCNR33型 スカイライン クーペ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

MQP38A型 クアトロポルテ [GT-S]とパワーウェイトレシオが近い車種|3.689kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は278.9PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.934
平均ピストンスピード 17.51m/s
トルクウェイトレシオ 26.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段 31887円
排気量1Lあたり馬力 139.51PS/L
排気量1Lあたりトルク 19.06kgm/L
1気筒あたりの馬力 66.2PS
1気筒あたりのトルク 9.1kgm
パワーバンド比率 65.4%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
セダンのPWR
3.5~4.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは26.2kg/kgm(1900kg/72.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が16900000円、最高出力が530馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は31887円、逆に1万円あたりでは0.31馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は233425円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
4000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は139.51PS/L、トルクは19.06kgm/L、1気筒あたりの馬力は66.2馬力、トルクは9.1kgmとなり、このエンジンが530馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.51m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が80.8mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7430回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.934になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、小回りよりも真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.84m
期待される荷室の幅 1.55m
対角線の長さ 2.41m
期待される荷室の面積 2.85m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.84m(対角線では2.41m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 6.2km/L
燃料タンク容量 80L
航続距離(カタログ燃費) 496.0km
航続距離(80%燃費) 400.0km
満タンプライス 2720円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので6.2km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が80リットルですと航続可能距離は496.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.6km/L)とすると448.0km、80%(5.0km/L)だと400.0km、70%(4.3km/L)では344.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン80リットルの給油で2720円、上で計算した航続距離を踏まえると496.0km(80%燃費時400.0km)を走行するのに2720円かかる計算です。


純正装着タイヤの285/35R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 285/35R20 | 直径 708mm

-20mm
幅265mm
-10mm
幅275mm
変更なし
幅285mm
+10mm
幅295mm
+20mm
幅305mm
-5%
30
扁平
265/30R20
37.7km/h
直径667mm
径差-41mm
275/30R20
38.0km/h
直径673mm
径差-35mm
285/30R20
38.4km/h
直径679mm
径差-29mm
295/30R20
38.7km/h
直径685mm
径差-23mm
305/30R20
39.0km/h
直径691mm
径差-17mm
0%
35
扁平
265/35R20
39.2km/h
直径694mm
径差-14mm
275/35R20
39.6km/h
直径701mm
径差-7mm
285/35R20
40.0km/h
708mm
0mm
295/35R20
40.4km/h
直径715mm
径差+7mm
305/35R20
40.8km/h
直径722mm
径差+14mm
+5%
40
扁平
265/40R20
40.7km/h
直径720mm
径差+12mm
275/40R20
41.1km/h
直径728mm
径差+20mm
285/40R20
41.6km/h
直径736mm
径差+28mm
295/40R20
42.0km/h
直径744mm
径差+36mm
305/40R20
42.5km/h
直径752mm
径差+44mm
+10%
45
扁平
265/45R20
42.2km/h
直径747mm
径差+39mm
275/45R20
42.7km/h
直径756mm
径差+48mm
285/45R20
43.2km/h
直径765mm
径差+57mm
295/45R20
43.7km/h
直径774mm
径差+66mm
305/45R20
44.2km/h
直径783mm
径差+75mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、265/35R20 、275/30R20、275/35R20 、285/30R20 、295/30R20 、305/30R20あたりのタイヤがおすすめです。

285/35R20のタイヤ幅を265mmから315mmまで、扁平率を20%から50%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを20インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが285/35R20のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


MQP38A型クアトロポルテ[3.8L-TT FR/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト3.585kg/ps66.97
1速ギヤ加速性能39.59
1L換算馬力139.51ps/L64.66
1L換算トルク19.06kgm/L61.43
WB/TR比1.93432.84
ワイド&ロー指数0.75958.63
前面の面積2.888m²41.98
最低地上高43.50
スポーツ性能部門の得点409.60

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費280660円37.61
100kmh回転数42.97
航続距離25.15
車の大きさ15.196m³66.10
室内の広さ(仮) 2.756m³43.55
最小回転半径5.9m34.68
馬力単価31887円35.28
ユーティリティ部門の得点326.89

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した MQP38A型クアトロポルテ[3.8L-TT FR/8AT] の総合得点は 736.49 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したMQP38A型クアトロポルテ(FR/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「4000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

0

コメントは停止中です。